生物さん さん プロフィール

  •  
生物さんさん: 生物学を切開する
ハンドル名生物さん さん
ブログタイトル生物学を切開する
ブログURLhttp://bioban.doorblog.jp/
サイト紹介文生物学ってどうなん?柔軟な頭で、様々な角度から見つめ直してみよう!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供93回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2012/08/27 15:27

生物さん さんのブログ記事

  • 柳生新陰流か…、その1
  • 斎藤さん、「機械的な知」「生物的な知」 ですね。清水博の本は私もとても興味をもって読んでいます。『生命知としての場の論理』(中公新書)からの関連するところを少し紹介します。そこから、問題性というか相違点について触れながら、情報の階層についてまた考察したいと思います。 「絶えず判断を迫られるという状況、これは動物だけでなく人間も一般的にもつ状況なのです。知識のない状況を判断するためには外的な基準に頼る『 [続きを読む]
  • 情報の階層について、その5(場の転換)
  • 前回の続きです。>…それでは、場が変動(情報が変動、あるいは階層が寸断)すれば、その拘束条件を受けていた生命体(集団)は一体どうなると捉えればよいのでしょうか。大きな変動であれば、おそらく絶滅したでしょう。しかし明らかに、生命体は進化適応してきたわけで、場の変動に適応的なわずかなものだけが存続してきたのだと思います。<(12499)場という考えで情報を捉えなおしてみます。まず一つは、場は情報の階層を包摂した [続きを読む]
  • 情報の階層について、その4(場の規制)
  • 生命体に働く外部環境(外圧)を考える時、大きく自然・種間・個間の三つの圧力が想定されます。前回msgで情報の階層を捉える時、個体間の情報は一つの階層(情報ループ)と見なす方が分かりやすいと述べましたので、その生命体を取り巻く環境として、自然環境(非生命体の醸し出す物理的・化学的な条件)や他の生命体(集団)が問題になります。生命体(集団)を取り巻く無限定な外部情報。>「無限定」な情報をどのように捉えるのか…。<( [続きを読む]
  • 狂牛病その3>山本さん、後藤さん
  • 山本さん、後藤さんこんにちは。狂牛病については、私も大変関心があります。千葉県での発見後、「感染牛は焼却処分した(はず)」から、一転して「骨紛として飼料化し既に出荷済み」と発表した農水省の対応は杜撰そのもので、これはこれで問題ですが、生物・進化に係わる問題も別にあります。狂牛病は、別名蛋白質プリオン病とも言われいる。(以下簡単な引用をします。)「プリオン病の主なものとして羊のスクレイピー、人のクロ [続きを読む]
  • 生物進化と外圧状況
  • > 生物を進化させる条件としての「ぎりぎりの生存圧力」とは、単に「欠乏」のことではなく、嫌気性生物にとっての酸素の様に、生命の危機に晒されるような「不全状況」ではなかったかと思うのです。たぶん大進化と呼ばれる進化は、そういう状況ではないかと思います。それまで蓄積された、変異した遺伝子を働かす危険を冒してでも、新たな機能の獲得という適応の可能性を模索する。可能性は低くても、うまくいけば新たな環境に適応 [続きを読む]
  • 欠乏と進化
  • 大串さん、こんにちは。廃棄物の問題。現代社会の(といっても、本によると日本では江戸時代の大都市江戸においても頭の痛い)厄介な問題ですね。この廃棄物利用の進化ですか、おもしろい視点ですね。マイナス進化、弱者の進化の範疇で捉えたらよいでしょうか。その意味では、ありうる話であると思いますが、ただ、もうちょっと突っ込んで考えてもおもしろいと思います。>欠乏からはたいした知恵も進化も生じないということです。<(10081 [続きを読む]
  • 豊かさか欠乏か>大串さん
  • レスありがとうございます。なるほど。既存の生態系において多量の「廃棄物」も、それを利用できる生物にとっては「豊かさ」になりますね。しかし、私も山田さんが言われるように、進化の条件とその背景とを区分する必要があるのではないかと思います。それまで多数派だった嫌気性生物にとって、酸素は単なる「廃棄物」ではなく否応も無い「有毒物質」だったわけです。彼ら嫌気性生物にとって、大気組成の酸素比率が増していくことを [続きを読む]
  • 廃棄物が富に変身
  • 村上さん、はじめまして。<ここでの豊かさとは、それまでの生物にとって猛毒であった酸素がたまった状況のことでしょうか?何が豊かさなのか?わかりにくっかったので教えてください。>酸素の場合、たしかに嫌気性生物にとっては猛毒なのですが、その一方で糖との反応で大きなエネルギーを生み出す可能性をもっていたわけですね。そこで、なんとか酸素の毒に耐えるだけでなく、酸素の秘めるエネルギーを利用できる生物にとって、 [続きを読む]
  • 過剰適応による不適応のプロセス
  • 蘆原さん、「過剰適応」ですか?>逆に、ある特殊な状況に過剰適応してしまうと、状況変化があったときに対応できず、存在ができなくなるのではないか、というの先の投稿で言いたかった趣旨です。<(8955、蘆原さん)これって、「奢れる者久しからず」っていうことでしょうか。「過剰適応」という言葉が適切とは思いませんが、言わんとすることはなんとなくわかります。過剰というイメージから類推するに、長期にわたって安定的(→恒常的 [続きを読む]
  • 進化の結果はやはり偶然?
  • 蘆原さん、こんばんは。生物(とりわけ人間)が、これほど複雑化・高度化してきたのは、その進化系統樹上に存在した生物にかかる生存圧力が高かったから、という主旨だと理解しました。(もっとも、適応していない生物の大多数が絶滅したのは事実だと思いますが…。)しかし、もっとも適応した生物が「進化の袋小路」に入り込んでしまうのであれば、生物はあまり適応しすぎず、ほどほどが良い、ということになってしまう。進化に関 [続きを読む]
  • もっとも外圧を受けた生物がもっとも進化した
  • NHKの「生命の進化40億年」を見て、強く印象に残ったことがあります。それは、投稿の題にあるとおり「その時点で最も適応できていない、周囲に比べて著しく立ち後れた生物ほど新たな次元の形質を獲得することにより複雑化・高度化してきた」という事実です。番組の想像も含まれていますが、例えばこんなことです。その環境に適応している生物は基本的に表現型を変える必然性がないため、長期にわたってほとんど変化しません(古細 [続きを読む]
  • 生存圧力が低いことはポジティブな条件でもありえます
  • > ぎりぎりの生存圧力が、生物が進化するためには不可欠、ということをおっしゃりたいのはわかりました。楽チン志向で生きていける今の世の中は本当にヤバイということですね。 今人間に起きているのは「放散」でしょう。多少遺伝的に不利な条件を背負った人でも社会がサポートして生存が可能になっています。こういう状態を「遺伝子が弱くなる」と危惧する人もいますが(優生学的見方)、進化という点からみるとむしろ遺伝 [続きを読む]
  • 精子と卵細胞、そして母体
  • レスありがとうございます。2つの質問について、調査中ですので、暫定のレスです。先ず、1つ目の受精での精子細胞質の融合の件です。確かに、精子には最小限の細胞質しかなく、精子発のミトコンドリアは消滅し、卵子系譜しか残らないというのが定説ですね。そこから、精子の細胞質は全て分解されて受精卵には継承されないと言うことですか。しかし、2点ほど疑問が残ります。先ず、第1点目は、精子の先端部分(主に膜と先端の細胞 [続きを読む]
  • 生物の環境応答
  • こんにちは、芦原さん。> 問題は、急激な環境変化が起こったときです。 > このとき、あるエコロジカルニッチに適応的であった生物も、環境変化により新たな関係性を環境との間に構築しなければ存在できなくなります(要するに、本能で対応できなくなる)。その時、生物は、新たな関係性を構築するために(擬人的に言えば)あらゆる可能性を試すだろう。場合によってはそれまで読まれなかった遺伝子のある部分を呼び起 [続きを読む]
  • バッタの話
  • レミングに似たような話で思い出すのは、バッタの話です。普段は緑色をしているのに、増殖しすぎて水が少なくなり食べ物が無くなってくると、褐色に変色し、羽が2倍にもなり、長距離を飛べるように変身するイナゴがいます。通常と褐色時はまるで別の種の生物のように見えます。褐色に変身した彼らもレミング同様、新天地を求めて大規模な集団で大移動を行います。適応困難な環境では、通常読まれていない遺伝子が活性化すると考え [続きを読む]
  • HLA分子
  • 斉藤さん、吉国さん、横レス失礼いたします。免疫の話、突然変異の話、面白く読ませていただいています。免疫学者の多田富雄の『生命の意味論』の中に、関連する面白い記述がありましたので、紹介させていただきます。臓器や皮膚を移植した時の拒絶反応に関係しているといわれるのが、主要組織適合抗原ですが、略語でMHCと呼ばれています。このうち、例えばネズミではH-2、サルではRLA、人間ではHLAという略称です。実は、人間の60 [続きを読む]
  • なかなか難しいことになりましたね>斎藤さん>個体の突然変異
  • 突然変異に対する疑問ですね、斎藤さん。 >遺伝子に全てを還元しなくても、全ての突然変異が進化に結びつかなくても、進化の原因が突然変異=偶然にある個体の遺伝子に変異が起こること、にあるとしているように思います。< (5726、斎藤さん)進化の原因を遺伝子に求めるきらいがある(遺伝子にすべて換言されることの危険性)というのはそのとおりだと思います。それは、私も5666で述べたように多いに同意します。ただ、DNAは進化 [続きを読む]
  • 遺伝子決定論のような>斎藤さん
  • 進化の主体を種とするという点は、同意ですよ斎藤さん。言われるとおり実験で検証することは、そもそも無理があると思いますが…。>種は単に個体の総和でなく、各個体の協同作業・相互依存する関係により成立しているものであるならば、自ずと個体だけを対象とすることには限界があります。確かに、種を主体とした進化を考える場合、実験での検証は困難かも知れません。しかし、実験で検証可能な範囲に留まり個体差を出発点にして [続きを読む]
  • 突然変異・個体差・自然選択について
  • > 「ある個体に生ずる変異」という出発点も、進化を考える際に普遍的なものというより、今後検証が必要な内容でしょう。同感です。主流の進化論では、「ある個体に生ずる変異」を出発点とするために、個体に生じる変異の原因が必要となり、そこで「突然変異」が登場します。突然変異は以前の種の枠を越えた、個体差を持つ個体の登場を意味しますから、この個体が自然淘汰において生き残るなら、長い年月を経て次第に突然変異 [続きを読む]
  • マクロファージからの『仲間』考・『超越存在』考
  •  丁寧な解説、ありがとうございます、吉国さん。>直接的には例えば菌が侵入すると、菌の外壁から出される糖分と血液中のタンパク質と反応して補体タンパク質が形成され、一部が走化性ホルモンとなってそれにマクロファージが反応ということのようです。だから厳密には、侵入してきた敵を直接認識して、というよりも敵(他人・非自己)と内部(自己)との反応(情報交換)を通して認識しているということでしょうか。<(Msg5389 [続きを読む]
  • 根源的認識の理解、免疫系に見る…その2
  • 石野さんや土山さんが上げておられるカイメン。異種のカイメン細胞をまぜ合わせておくと、同種細胞どうしが別々に集合し異種細胞どうしは集合しません。この免疫系には、マクロファージだけでなく既にリンパ球の出現を感じます。動物の進化にともない、「近い非自己」を検知して排除し、その結果として体内に自己だけの存在を許すような役割を専門に分業する細胞、すなわちリンパ球が出現してくる…。リンパ球といえば、ミミズ(環 [続きを読む]
  • 外圧と内圧>吉国さん
  • 生物と環境の関係についてですね。>【環境とは何か】 環境というときには、生物の認識機能との関連が先にあるのでしょうが、ここは人類的な視点から捉えていくものとします。有意味・無意味という価値論的な判断(認識)に関わらず、生物のもつ機能を刺激あるいは影響を与える可能性のある外部情報すべてを指します。(内部の情報は内部環境という)。(外部情報に対して有意味なものを特に外圧という。それは内圧を生み出すものと [続きを読む]
  • 全てを個体に還元することはできない
  • こんにちは、芦原さん。> そういう意味で、全ての条件を個体間競争に還元してしまう、総合説やネオダーウィニズムなどの現在主流と言われている進化観は、誤っているのではないかという気がします。 主流の進化論に関してもう少し正確に言えば、個体間競争に還元しているのではなく、「自然環境」「他種(集団外)環境 」「同類(集団内)環境」、これらの外圧を全て“個体の適応度”に還元しているということでしょうか。総合説では種 [続きを読む]
  • 横レス:自然環境について
  • 横レス失礼します。>竹村さん、長谷川さん、吉国さん>環境は大きく次の3つに分類できるでしょう。 >1.自然環境 >2.他種(集団外)環境 >3.同類(集団内)環境<(吉国さん)なるほど。これをもとに、私なりに考えてみました。まず、1.の「自然環境」ですが、これは、厳密に言うと純物理的な環境要素(重力や気圧・水圧、太陽光や温度など)ということになるのでしょうか。例えば、何年か前、スペースシャトルで、鶏の卵の発生 [続きを読む]