saya さん プロフィール

  •  
sayaさん: 私の性長記録
ハンドル名saya さん
ブログタイトル私の性長記録
ブログURLhttp://ameblo.jp/y287/
サイト紹介文私が出会ったのは1人の風俗嬢でした
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供345回 / 365日(平均6.6回/週) - 参加 2012/09/02 16:05

saya さんのブログ記事

  • 壇香梅20
  • 頭の中がハテナでいっぱいになる。『しょ、翔平さん?』倒れた込んだ彼の髪や首筋から微かに良い香りがした。…なんだか私、変態みたいだ。けど、この香りが私を落ち着かせていく。なんの香水だろう。いい匂い。思わず彼のことを抱きしめる。ふと、私の首筋に顔を埋めていた彼が小さな声で囁いた。「美優」彼の言葉はそれきりで何も言わなくなった。今の名前は私の名前を呼んだの?それとも…私は何も言わずに翔平さんの背中に回 [続きを読む]
  • 壇香梅19
  • 『………れ、練習って?』何の練習?「俺に慣れる練習」『お、お、俺!?』ひっくり返った声で挙動不審にも目を左右に動かし返事をした。握られた手には汗が滲んで彼が今、私のことを気持ち悪いとか思っていないか怖くなった。「俺がいつ触れても赤くならないように」翔平さんはそう言って私の髪を梳くように撫でた。『いつ触れてもって…』「どこを触れても」囁くように彼が言った。握った手を引き寄せると自分の体に反動をつけ [続きを読む]
  • 壇香梅18
  • こんな仕事をしていたら昨日のようなリスクも当然なのかもしれない。他の店よりもハードプレイが少ないとは言え全裸になることに変わりはない。『でも、本番行為はしてないよ。昨日のは驚いたけど、自分からなんて絶対に誘ったりしない』なぜかムキになって翔平さんに言った。思わずベッドから起き上がり彼の顔を覗き込む。翔平さんはキョトンとした顔のあとニッコリと笑って言った。「わかってるよ。それくらい」彼はそう言うと [続きを読む]
  • 壇香梅17
  • 『寂しい?』天井を向いたまま彼に尋ねた。「寂しい」切ない声で彼は言った。「でも、慣れた」『…嘘つき』慣れたなんて嘘。こんなところに住んでいる理由だって寂しさが怖いから。音がないと不安なのはそれだけ心に開いた穴が大きいから。「そう思わないと、ダメになる」『大丈夫』「何が?」『翔平さんはきっと』「どうして?」『根拠はないけど』「安いね」『安い?』「言葉はタダだからね」『そんなつもりじゃないんだけど』 [続きを読む]
  • 壇香梅16
  • 無言の隣を見ると翔平さんはまた目を瞑っていた。何か聞いてはいけないことを聞いたかと思い不安だったが寝ている彼を見て私はまた天井に視線を向けた。するともぞもぞと布団の中が動き突然、彼が私の手を握った。声に出せないほど驚いてすぐに横を向いた。翔平さんは左手で私の手を握り右手で目を覆っていた。「いい?」『……』声など出なかった。心臓の音が聞こえるほどドキドキする。なぜこうなったのか説明ができない。握ら [続きを読む]
  • 壇香梅15
  • 翔平さんは戸惑いながらも私が捲った布団の中へと足を踏み入れた。「ここでいいよ」ベッドの端の方に身を寄せて彼は苦笑いをした。捲った布団を掛けてあげると私もまだ熱気のある体を横にして布団の中へと入った。翔平さんは私に背を向けていた。寝ているのだろうか。彼に声をかけることもせず気付けば自分も寝入っていた。しばらく経った頃再び目を覚ました。体から熱は引いていて風邪特有のダルさもない。眠気はまだありつつも [続きを読む]
  • 壇香梅14
  • 目を覚ますと電気のついていない真っ暗な部屋の中にいた。見慣れない天井に見慣れない布団。何よりいつもと違う部屋の香りに急速に目が覚めていった。あれ・・・どこだっけ。モゾモゾと体勢を変えると窓の外に光る夜の街のネオンが輝いているのが見えた。あぁ。そっか…翔平さんの部屋に来たんだ。・・・あれ。翔平さんは・・・。ゆっくりと起き上がると月明かりなのか看板の照明なのか明るい光に照らされた翔平さんがベッドの下に横たわっ [続きを読む]
  • 壇香梅13
  • 体温計の鳴る音で我に返る。それと同時に翔平さんが手にカップを2つ持って台所から戻ってきた。「何度?」確認すると『…37.8』まさか。熱があるとは思わなかった。「ほら、やっぱり。」体が熱かったのはこのせいだろうか。井上友奈のことで興奮していたわけではないらしい。案外、冷静なのだと思った。『なんでだろ…』熱があるとわかると急に体がダルくなる。「寝な。それ飲んで」カップの中身は温かいレモネードだった。『おい [続きを読む]
  • 壇香梅12
  • 真っ白な煙が一気に窓の外へと流れて冷たい風が部屋の中に充満していた悪いものを持ち去ってくれた。暖房がききすぎていたせいか頬が熱い。冬の風が体を冷ましてくれるようで心地よかった。「顔」『え?』「赤いよ」『部屋が暑かったから…ですかね?』翔平さんは無表情のままゆっくりと私に近づき私の隣に腰を下ろした。窓は開いているというのに体は未だに熱い。それも頭がボーっとするほどに…彼は無言のまま私の額に手をあて [続きを読む]
  • 壇香梅11
  • 外へ出ると2階にいる翔平さんのことが気になった。壇香梅の意味がわかったら教えてほしいと言っていた。これが本当に意味なのかまだわからないけど情報として教えておこう。階段を上り撮影部屋のドアをノックした。…返事はない。出かけているのだろうか。『鍵かかってるかな…』ドアノブに手をかけると施錠されていなかった。ゆっくりと扉を開けると古びた金属の擦れるような音が響いた。部屋の中は煙草の煙が充満していた。窓を [続きを読む]
  • 壇香梅10
  • 「井上友奈?」七海は不思議そうな顔をして私を見つめた。『うん』「あぁ。あの人?美優が気になってる」『そうそう』「えーっと…いや、見てないよ」『え?』「出勤じゃなかったんじゃない?」『いや、昨日出勤してたみたい…』「そうなんだ。じゃぁ私と入れ替わりだったのかな」『そっか…そうかもね』待機場所はここしかないはず。来ていれば誰かと会っているはずだが七海とは会っていないようだ。「お疲れ」ボーイッシュない [続きを読む]
  • 壇香梅9
  • 井上友奈の名前を聞いて一瞬にして目が覚めたような気になった。秘部の痛みも痛む心も今は井上友奈という魔法によって消えている。『ぇえ!どこで!?』まるでレアな生物でも見つけたかのように興奮した面持ちで翔平さんに詰め寄った。「ここで。昨日は撮影日」やはり出勤していたのか・・・。『そ、それで?』「聞いたよ。源氏名の由来」『本当!?由来は?』「壇香梅・・・って言ってた」『ダンコウバイ?』「うん」・・・なんだそりゃ。 [続きを読む]
  • 壇香梅8
  • 呆然としたまま待機室へと向かった。使った道具を片付け忘れるほど私の気持ちはどこかへ飛んでいた。「美優ちゃん」待機部屋のドアノブに手を伸ばしかけたとき後ろからスタッフに呼ばれた。虚ろな目のまま振り返る。「大丈夫?」心配そうに私の顔を覗き込む彼の顔から視線を落として問いかけた。大丈夫なのは心?体?『・・・ちょっと休みたいです』「うん。いいよ。今日は上がってもいいから」『・・・はい』自分自身に問いかけてみた [続きを読む]
  • 壇香梅7
  • 気が付くとタイマーは鳴り終わっていた。ヤマダさんは風呂場で私は放心状態のままベットに取り残されていた。下半身が痛い。自分が何をされたのか思い返すと秘部に感触が蘇りそうで気持ち悪くなった。自分の掌を見つめながら何かを問いかけようと無意識に口が開く。すると部屋の電話が鳴った。開いた口をしっかりと閉じて急いで電話を取る。『はい…』「あ、美優ちゃん?もう時間終わってんだけど延長かな?」『あ…いえ…もうす [続きを読む]
  • 壇香梅6
  • 長いこと同じ体勢でいたはずだがタイマーは中々進まない。時間が長く感じた。ヤマダさんは深い呼吸を繰り返しながらゆっくりと腰を動かしていく。秘部に当たるたびに私の体がピクリと動くと彼は嬉しそうに囁いた。「気持ちい?」『…うん』感じているわけではないが不快でもない。くすぐったさの中に快楽の要素が少しだけ入っている。触れているのか触れていないのかわからないときはもどかしさが残る。何にせよいつもの接客に比 [続きを読む]
  • 壇香梅5
  • 近くに置いてあったタイマーに目をやるともう30分を切っていた。どうするのだろう。ずっとこのまま私がマッサージをされるだけなのだろうか。だったらこの人何をしに来たんだろう…。うつ伏せになりながらヤマダさんの目的を考えていると彼が話しかけた。「ねぇ、ここに挟んでもいい?」そう言って私の股をさすった。『…なにを?』キョトンとした顔をして彼の方へと振り返った。「ん?もう大きくなってるから」ヤマダさんはニヤ [続きを読む]
  • 壇香梅4
  • 嬉しさ半分これでいいのかと不安半分でうつ伏せになるとヤマダさんは慣れた手つきでマッサージを始めた。「背骨の近くにはたくさんツボがあるんだよ」そういいながら丁寧に触っていく。『なんか気持ちい!』エステ店ではあるけれど講習は最初の1回のみであとはマニュアルと客の反応をみながらこれまでやってきた。向上心がある方ではないので特にマッサージを習ったり独学をしてきたわけではない。最初のうちはマッサージが上手く [続きを読む]
  • 壇香梅3
  • 凜さんの接客を意識しながらドアを閉めてスタッフからもらった紙を見る。ヤマダ60フリーOPあり60分か。お試しで来たのだろうか。タイマーをセットしてスタッフに声をかけた。『いいですよ』私の合図にスタッフ営業スマイルを浮かべて客を中に入れた。『こんにちは』「どうも」『本日はご指名ありがとうございます!』そう言った後でこの人がフリーだったことに気づいた。『あ…』「ハハハ。いいよ。君を指名するよ」『あ、あり [続きを読む]
  • 壇香梅2
  • 「美優ちゃん、おはようございます。」店内に入るとスタッフがすぐに声をかけてきた。『あ、おはようございます。』「さっそくだけど、準備してくれる?」『指名ですか?』「いや、フリーなんだけど。もう来てるから」『あ、はい』他の子は既に予約が入っているのだろうか。急いで待機室へと行くと「おはよう」と、だいたいいつものメンバー。七海に愛華さん、ユリアさん。今日は久々に凜さんもいる。井上友奈の姿はなかった。今 [続きを読む]
  • 壇香梅
  • 土曜日。 私はcherryに向かう道を トボトボと歩いていた。 昨日の出来事を思い出しながら真由が誰を探し友奈は何に苦しんだのか考えていた。真由が去った後 私はその場を動けずにいた。 友奈の自殺の原因が 失恋。予想外の答えに言葉がでなかった。我に返ったのは理沙子からの電話だった。居場所を教えると彼女は数分もかからずに駆けつけた。「真由美は?」『帰った』「それでどうだった?」真由から聞いたことをそのまま理沙子 [続きを読む]
  • 指輪10
  • 「場所変えよ」真由はやはり小さな声でそういうとクルリと向きを変え歩き始めた。フワリと漂う彼女の香水の匂いに心を奪われている間に真由はかなり先を歩いていた。足の長さが違うせいかいつまでたっても真由に追いつけない。私は小走りで後を追い真由の後ろについた。繁華街とは反対の方向へ歩くとカフェの中に入った。適当に飲み物を選んで隅の席に2人で座った。真由はコーヒーを一口飲むとサングラスを外した。そのとき彼女の [続きを読む]
  • 指輪9
  • 午後4時。私たちは新宿に着いた。『ねぇ、あれ、真由じゃない?』偶然にも真由らしき人物と遭遇した。昨日とは打って変わってストレートな髪型にサングラススキニーデニムと黒いツイードのジャケット。鞄はブランド品だった。「行こう」走り出そうとした理沙子の手首を掴んで私は言った。『今日は、私1人で行く』「え?なんで?」『真由は理沙子が殺したと思い込んでるからきっとまた、感情的になっちゃうと思うから』「…そっか [続きを読む]
  • 指輪8
  • 翌日の金曜日。私は店に欠勤の連絡を入れた。井上友奈に会えるかもしれない日だったがそれよりも真由の方が大事だった。昨日、理沙子の家で真由の店の出勤情報を確認したところほぼ毎日が出勤日となっていた。昨日の今日で不安になったが早い方がいいと理沙子が言ったので今日行くことにした。理沙子は付け睫毛を貼り付けながら今日の作戦を話していた。真由の店に行くだけだからそんなに化粧する必要もないと思ったが「客にバッ [続きを読む]
  • 指輪7
  • 理沙子の家に着き崩れ落ちるように腰を下ろした。緊張のせいなのか予想していた展開と違うせいか腰を下ろすと疲れが押し寄せた。ふと、理沙子を見ると絶望と決意が混じったかのような複雑な表情だった。『理沙子…』私の呼びかけをさえぎるかのように「志保、ごめんね」と、理沙子が言った。『なんで謝るの?』「なんか、巻き込んじゃったね」『別に、大丈夫だよ。巻き込むもなにも、真由の居場所は私も探してたわけだし』「でも [続きを読む]
  • 指輪6
  • 「人殺し」真由の叫びに一瞬にして場が凍りついた。「人…ころし…?」「そうよ!友奈を殺したのはアンタじゃない!もう二度とこないで。私の邪魔をしないで!」そう言って足早に真由はその場を立ち去った。残された私と理沙子は呆然とその場に立ち尽くした。足も手も震えて止まらなかった。どういうこと?なんで理沙子が友奈を殺した犯人なの?友奈は自殺だったのに。遠い記憶が蘇る。確かに彼女は自殺だった。自殺で処理された [続きを読む]