kootaroo11 さん プロフィール

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kootaroo11さん: 映画と車が紡ぐ世界
ハンドル名kootaroo11 さん
ブログタイトル映画と車が紡ぐ世界
ブログURLhttp://kootaroo11.blog.fc2.com/
サイト紹介文映画や車を通して聴こえてくるHeart Warmな想いをShort storyで
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2012/09/08 15:17

kootaroo11 さんのブログ記事

  • 恋人までの距離 ~ ランエボⅦ ~
  • 気が付くと肩の力を抜くことができないほどの寒さを感じなくなっていたそれはホームに立つ君の笑顔が 僕の心を暖めてくれたから・・・そう言いたかったが 本当のところは君のひとことで 致命傷を負った 僕のハートが 脳内麻薬βーエンドルフィンによって痛みを感じなくなっただけのこと「さようなら・・・」微笑みながらいう君の瞳には もう僕の姿は 映っていないのだろうそうでなければ「やっぱり 行くのかい・・・」の  [続きを読む]
  • 思い出のマーニー ~ AE86 トレノ ~
  • 湖の対岸にある教会の鐘がなった扉が開き雪の結晶のようなドレスを纏ったカノジョがニコリと微笑んで 手を振っている”サヨナラ”の意味を込めて500m離れた ブナの木の上から眺めている 僕には 白と黒の点の動きが そんなふうにクローズアップして見えた樹の下にはトレノが停まっているカノジョと話し合って決めたAE86の助手席は カノジョの指定席・・・ これからは ずっと 空席だ・・・カノジョは物心がついた頃から い [続きを読む]
  • 荒野の七人 ~ WRX 2016 ~
  • 「なんか・・・  思ったより 普通なのね」カノジョの何気ない一言で僕の網膜には ニコニコ動画のように 無数のテキストが流れ初めたFin・・・ The end ・・・ おわり・・・・・・終わった・・・ 残念・・・ 終末・・・カノジョの一言で 機能停止に陥った頭のなかをPoppo Poppo と鳴く鳩時計・・・なんとか セーフモードを発動した僕は カノジョの膝の上で あたかも無関係を装う ロシアンブルーのクリスの 後頭部を [続きを読む]
  • ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 ~ H-van ~
  • シトロエンHバンの広大な車内は僕のハートを 具現化したかのように寒冷低気圧が充満していたHyuuuuuuuuuuuuuu原因は 僕のため息だ120秒に一度僕の口から生産された 小さな風神が行き場を失い 車内で急速に成長したのだGataaaaaaaaaaaaan車内寒冷低気圧が Hバンの中で暴れた結果荷室に 置かれていた トランクケースが勢い良く リアハッチにぶつかった勢いで パタリと開いたバックからはカノジョと一緒に集めた 沢山の 人 [続きを読む]
  • タイピスト ~ RX-7 1990 ~
  • ミッキーローク主演のエンゼルハートに出てくる悪魔”ルイス・サイファ−”に似た体躯の上席が予告なしにやってくるときはもちろん いい話であるはずがないしかし その日 彼の横には 天を照らすほど 陽気な女性がいた中途採用で入社したカノジョは帰国子女らしく垢抜けていた「よろしくっ お願いしま−す!!」という第一声はこの会社の音量ボリュームを遥かに超えていた「・・・あとは よろしく」上席は 私の肩をポンと叩 [続きを読む]
  • ハドソン川の奇跡 ~ エクスプローラー2016 ~
  • 最近の天気予報はよく当たるそれはマルコフ課程を使っているからロシア人数学者が見出した 未来の状態が過去の状態によらず 現在の状態のみで決まるような確率過程今では インターネットの基礎にもなっているそれを教えてくれたのは大型のタブレットを抱えた姿がトレードマークの理系女子のカノジョ「あなたが明日遅刻する確率は 70%!」大切な君とのデートだよ 遅刻なんてするはず無いさそう思って 迎えた翌日・・・僕は  [続きを読む]
  • 市民ケーン ~ ハコスカ 1971 GT-R ~
  • 「Hiroshiさんですね」ジャッキアップしたマスタングの下からガレージには似合わない エドワードグリーンの ウイングチップが見たときHiroshiは 胸騒ぎを覚えた「大河内氏の遺言をお持ちしました」「オオゴウチ・・・」全く記憶にない名前に 戸惑いながら反芻するとウイングチップの男が言った「大変 失礼しました・・・ 旦那様は ここでは箱須賀と名乗っておりました」Hiroshiの脳裏にカーネルサンダースのような好々爺が [続きを読む]
  • シンゴジラ ~ E31 850 ~
  • 「お前! ゴジラだろう!」ひょろりとした彼を 五人組が囲んだ「お前が クラス会に来るとは思わなかったよ」Donn! 全身に響くような勢いで 彼の肩を叩いたのは いじめっ子グループの中心だったHiroshiだ数年前に 工務店の跡取り社長になった彼には 相変わらず 取り巻きがついていた「やぁ・・・久しぶり」か細い声で答える彼・・・引っ込み思案で いじめられっ子だった彼もまた 20年前と変わっていないようだった「おい [続きを読む]
  • ブリッジ・オブ・スパイ ~ インテグラType R 2000 ~
  • ヨットハーバーに隣接する洋食屋 ”East Of Eden”心の吹き溜まりとなるこの店の駐車場に今日はインテグラType Rが停った無骨なラガーマンタイプの男は店に入るなり テキーラを注文する 〜 この店・・・夜はバーになるのです・・・ 〜困った顔のマスターが 私に目配せする店の常連である私は マスターの依頼で客の相手をする・・・「夕食を奢るよ」私は 男の横に座ると彼の注文した テキーラを横取り ぐいと飲みほした「 [続きを読む]
  • 白鯨 ~ アルシオーネ ~
  • 内装デザイナーは常に 挑戦し続けるべきだ懐古的な デザインを使えば誰でも 完成形をイメージすることができクライアントとの意思疎通も簡単だしかし そんなオートメーションのような作業は 僕の仕事ではないコンクリートや鉄骨といった建築素材を際立たせたカフェや紺碧のタイルで覆われたバー・・・僕は 自分の右脳を信じた 前例の無いスタイルに拘った 夜霧が冷たく頬を撫でる・・・あのガス灯を曲がると そろそろ 看 [続きを読む]
  • 偶然の旅行者 ~ クロスポロ ~
  • 女は 南へ向かうオレンジ色のクロスポロを駆って・・・カノジョの頬の色と同じ薄紅色のもみじの葉が舞う道の向こう側にぼんやりと ”あの日”が見える「君と 僕の見ている未来は 違うようだ」プロジェクトが成功したお祝いに カノジョが プレゼントしたシルバーの眼鏡を キラリと輝かせて彼が言ったいつの間にか インテリ学者のようになっていた彼はその一言だけを残して 私のライフサイクルから外れていった引きずってな [続きを読む]
  • シシリアン ~ Citroen ID20 ~
  • キラキラ輝く海面には今年最後のになるであろう 真夏の太陽が照り注いでいる蒼い空と青い海 ・・・最近は 気温が30度を超えるとすぐに オーバーヒートしてしまう ID20も この絶景に酔いしれているのか 今日のエンジンは快調だった 遠い昔 漁師だった祖父が ”うみねこたちの遊び場”と呼んだ白砂のビーチは 都会の喧騒の中で 自分でも気づかぬうちに 真っ黒になった 僕の心を浄化する少し遅い夏休み・・・相棒は ミ [続きを読む]
  • インデペンデンス・デイ ~ トルネオ ユーロR ~
  • 満月が恥ずかしそうに霞雲から顔を出す今宵は十五夜同僚のKaoriに誘われて Cafe Bar Casablancaにやってくると店の前には二人の男性が立っていた陽気で普段でも人の2倍の声量を誇るアントニオ・バンデラス風な男性は・・・「おまたせ!」Kaoriがハイタッチを決めた そう彼は 彼女の恋人だったそしてもう一人・・・バンデラスの同僚として紹介された彼はふわりと風になびいてしまうほど 線の細いそう・・・満月によく似合うス [続きを読む]
  • 勝手にしやがれ ~ デ・トマソ・パンテーラ ~
  • 風海鳥(かざみどり)町は南側の海岸線から北に向かって ゆっくりと上り坂が続く渡り鳥たちと季節風が行き交うターミナルそして 街に流れる風は行先不明の想いを 集めてくる最北端の丘の上には街全体を見渡すような喫茶店があった純白の日除けテントと白壁が 特徴的な喫茶店Le Select(ル・セレクト)の中には想いが封じ込められた品物で埋め尽くされているその一つに デ・トマソ・パンテーラのリアビューを描いた一枚の絵画 [続きを読む]
  • イン トゥー ザ ワイルド ~ エコスポーツ ~
  • カレンダーを見てふと 故郷を思い出した30年間 都会の喧騒の中を ブレスすることなく必死に 泳ぎ回っているうちに青と緑の2色だけで表現できる故郷を思い出すことは 一度もなかったそれなのに 不思議と 街のスナップが 頭の中に浮かんでは消えた次の日も・・・ その次の日も・・・何故だろう・・・カノジョは 愛車のエコスポーツを駆って故郷の街に戻ってきた親友だった美津子の家パン屋の”ジャポネ”は大きなマンショ [続きを読む]
  • グレイストーク・ターザンの伝説 ~ S800 ~
  • 僕の家は 交差点の西側にある北には時計台 東に公園 そして 南にはStarshipというパン屋があったこのパン屋は無口で仏頂面な兄が職人で よく笑う妹が接客係をしていた街の朝は田舎町に溶け込んだ古民家風のパン屋から 仄かに流れ出る 焼きたてのパンの香りと”おっはようございまーす! おまたせーっ!!”明るい元気な 看板娘の挨拶で始まった交差点に差し掛かると 決まって ウィンドウを5cm下げてパンの香りを楽し [続きを読む]
  • バグダッドカフェ ~ 306 ~
  • 306の先頭に立つベルフォールのライオンが見つめる先には 南風の神ノトス の気まぐれで うねりを見せる砥粉色の砂丘が続いているその中にぽつりと立つ一軒の朱塗りの建物は 間違いなくラスヴェガス近郊 モハーヴェ砂漠のうらぶれた ブレンダの店(Bagdad Café)を意識していた”Kari Corori ”と 鳴く 扉を開けるとほのかにココナツの香りが絡みつく昼時で 飲食店としてはゴールデンタイムといえる時間であるが店内に 生 [続きを読む]
  • トッツィー ~ MPV 2012 ~
  • 努力もしなくせに 人一倍強くなりたい奴らそんな奴らが嘘をつく弱い奴ほど よく吠える 嘘を勢いで装飾するどこまでも中身の無い人間・・・ そんな奴にだけはなるなよ! 警察官だった父の口癖を 毎日聴いてきたはずの僕だったが大学に通いはじめると  小さな劇団に入っていた芝居は 嘘の塊だストーリーも 人物も 街の風景もすべてがフェイクそんな 虚像の中で毎日を過ごした僕はいつの間にか 舞台に上がらなくても指を [続きを読む]
  • クレイマークレイマー ~2015 ATS ~
  • 2015年式 キャデラック ATSにはBOSEのノイズキャンセリングが備わっている重厚なボディと この装置によってスポーツカーのようなシルエット都とは裏腹に車内は 大原三千院の苔むした庭を背に写経をしているような 空間が広がる今年80になる父は助手席ですやすやと眠っている「お前の運転する車など 怖くて乗れん!」50年間 タクシードライバーとしてハンドルを握り続けた 父の口癖だパチンコに麻雀 そして競馬とあらゆるギ [続きを読む]
  • サブウェイ123 激突 ~ ギャランVR-4 ~
  • 強者は保護され 弱者は虐げられる時代弱肉強食は自然の摂理と習ったのは中学の生物の授業だったしかし 強者もまた 骸になれば弱者の糧となるのではなかったか現代社会は 強者を殺さないだから 弱者は ただ虐げられるだけ・・・親会社の不正が世に公表されて1年社会への影響が大きすぎるという理由で親会社は 国からのバックアップを受け再生に向かっている公的関与にあれだけ ヒートアップしていた世論やマスコミも時間と [続きを読む]
  • 幻影師アイゼンハイム ~ Amazon 120 ~
  • Doga Doga Gazunnn!ボルボアマゾンの助手席に転がるサインボール・・・やばい!!にげろ!!遠くに聞こえる 子供たちの声・・・赤ヘルで有名なプロ野球チームの本拠地に隣接する公園でストリートマジックを始めて20年ランチタイムは しっかり3時間 愛車の中で 鳥のさえずりを聴きながら転寝するのが彼の日課だった美女を生き返らせる大マジック・・・純白のドレスを着た美女が突如 何もなかった舞台の上空に現れる聴衆の眼 [続きを読む]
  • 華麗なるギャッツビー ~ カマロ-1974 ~
  • Cafébar Casablancaに男が二人・・・絵描きの男は ギムレットを飲みながら華麗なるギャッツビーのポスターをスケッチしている※ ギムレットのカクテル言葉・・・遠い人を想うジェイ・ギャツビー(Robert Redford)とデイジー・ブキャナン(Mia Farrow)お互いに左を向く男女の構図決して向き合うことのない二人デイジーの顔を書くとき絵描きの記憶には 笑顔いっぱいの女性が浮かんだもえぎ色のフレアのロングスカートそして  [続きを読む]
  • Ted ~ ジェッタ ~
  • 9回裏 ツーアウト ランナー1塁あと一人で優勝が決まる名門チームのピッチャーは ネクストバッターズサークルを見て にやりと笑った一点差で迎えた最終バッターは 萬年控えの背番号13番・・・ そう 僕だ緊張してバットと脚が小刻みに震えたZubaaaaN ”ストラーイク”目の前を通過した速球より 主審の 大きなコールに 腰を抜かしそうになったレッドゾーンに振りきれたままの僕の二気筒エンジンアクセルを緩める間もなく  [続きを読む]
  • ファイトクラブ ~ AE86レビン ~
  • 高校 大学 そして就職・・・いつも 只管 無難に歩んできた人生怠けることもなく与えられた 仕事をきっちりとこなしたしかし 求めらる以上のことはしないそんな 僕でも管理職になれたがそれは 廻りが 勝手に沈み込んだ結果であり僕自身の成果ではなかった    自分自身が 自分の存在を自覚できないほどに あっても なくてもよいもの・・・それが僕だったただ こうして Roberto Tarenzi Trioを聴きRoberto Tarenzi [続きを読む]