chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
TOKIO探究 https://blog.goo.ne.jp/tokio_2010

経済や社会のお勉強blogです。本紹介が多いです。視点はユニークかネジレテますw。

バブルやデフレやグローバルや知りたいことを自分で本読み考えて書いてます。

TOKIO
フォロー
住所
中野区
出身
武蔵野市
ブログ村参加

2012/09/24

arrow_drop_down
  • ロシア勝利は確定している。オバマ時代からの全米ベストセラー。

    リツイートすると必ずリツイートが外されるという不思議な本『コールダー・ウォードル覇権を崩壊させるプーチンの資源戦略』。(それだけ知られたくない真実とでもいう理由?がどこかにあるのでしょうか?)話題?のプーチンの名が出ていますが、政治本では無く、純粋なエネルギー資源とその支払いに充てられるドルの情況を詳細に分析した本です。著者は資源エネルギーのシンクタンク研究員で投資ファンドの顧問。必然的に現実の経済には詳しく、またその将来に関しても確度の高い分析を行っています。政治本ではありませんが、プーチンのオリガルヒとの闘いぶりや仕事ぶりが分かりやすく書かれています。少なくないプーチン本と比べても、その特徴や見解がよく分かる内容になっています。現行のウクライナ紛争に対してはいろいろな立場の人がいると思われますが、どの...ロシア勝利は確定している。オバマ時代からの全米ベストセラー。

  • アメリカの覇権が終わり始めた第三次世界大戦。すでに「破綻国家」だったウクライナ。

    ウクライナ紛争のために緊急出版されたエマニュエル・トッドの『第三次世界大戦はもう始まっている』。その後の紛争を巡る世界の展開を踏まえて出版されたのが本書『トッド人類史入門西洋の没落』。サブタイトルの「西洋の没落」は現況の世界の混乱をソ連邦崩壊直後から予期したもう一人の世界的な論者パトリック・J.ブキャナンの著作名を想起させます。彼はソ連崩壊直後から米国の崩壊をも予期しています。2015年パリで週間新聞社シャルリ・エブドが襲撃された事件で、大規模な抗議デモが行われ、それが特定の宗教を批判するものであるためにトッドは『シャルリとは誰か?』を出版し、強く批判しました。そのためにトッドはすべての友人を失いましたが、逆に、それこそが自分の正しさを証明するものだと判断し主張を曲げることはありませんでした。2022年2...アメリカの覇権が終わり始めた第三次世界大戦。すでに「破綻国家」だったウクライナ。

  • 「第三次世界大戦はもう始まっている」国家を形成したことのないウクライナに可能性はあるのか?

    ウクライナ紛争のために緊急出版されたエマニュエル・トッドの「第三次世界大戦はもう始まっている」先入観に囚われないで思索するトッドならではの分析がユニークで新鮮です。ソファに寝転がっていて…「外婚制共同体家族の分布図」と「共産国の地図」が、突然重なって見えた…のがエマニュエル・トッドの発見でした。この後トッドはパリの人類博物館に閉じ籠もり、世界中の家族構造を分類し、自らの仮説が正しいことを確信します。トッドの家族形態論はロシアに革命が起こった原因とプーチンが登場した理由を説明しますが、ロシア革命前に同じような説明をしたアナトール・ルロワー=ポーリューという歴史家がいます。その著書の「ロシア皇帝の帝国とロシア人」では「家父長制の大家族、ミール〔自治集会〕の形成もとになる村落共同体」が説明されています。同時に、...「第三次世界大戦はもう始まっている」国家を形成したことのないウクライナに可能性はあるのか?

  • 「第三次世界大戦はもう始まっている」ソ連の崩壊を予測したエマニュエル・トッドは、ウクライナ紛争をどう考えるのか?

    本書はウクライナ紛争のために緊急出版されたもの。エマニュエル・トッドは自国であるフランスでの取材を全て断って、自分の見解を初めて本書で公にしました。〝冷酷な歴史家〟として話しますとスタートする本書はそれだけ確信に満ちたもののようです。<iframestyle="width:120px;height:240px;"src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tyosky-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=4166613677&linkId=f74...「第三次世界大戦はもう始まっている」ソ連の崩壊を予測したエマニュエル・トッドは、ウクライナ紛争をどう考えるのか?

  • リーマンショックとソ連崩壊は同じ理由で起きた…経済学に欠如したポスモダな認識

    リーマンショックとソ連崩壊は同じ理由で起きた…理論経済学者の松尾匡氏はこのことを経済学的に仔細に証明してみせます。新自由主義の大失敗とされる世界レベルの経済的な大事件と、地球の半分を支配した不自由な独裁国家の破たんが同じ原理であることが説明されています。この論考はシノドスに連載時から注目されました。それは…   一言で言えば、「リスク・決定・責任の一致が必要だ」ということであり、   これとかかわって、「予想は大事」ということです。    『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼          巨人たちは経済政策の混迷を解く鍵をすでに知っていた』(松尾匡・PHP選書) 『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(松尾匡・PHP選書) ケインズとハイエクという両極をタイトルにしている著者ですが、ご本人はマルクスのオタクで有名...リーマンショックとソ連崩壊は同じ理由で起きた…経済学に欠如したポスモダな認識

  • 資本が自己増殖しないゼロ金利で資本主義はオワル…ケインズと利子革命

    ケインズといえばニュートンやアインシュタインのように有名。また日本ではケインズ理論に沿って政府が政策を行ったといわれるバブル期が世界レベルの経済現象でもあり、良くも悪くも歴史に残る事象としてケインズの名とともに語り継がれていくかもしれません。資本主義と経済が抽象度を上げるにしたがってケインズはマルクスの墓地のあるハイゲートを散歩しながら考え抜いたとも…。そのケインズがさりげなく、しかし確実に資本主義のオワリを予期していたことを、水野和夫氏はフルに援用しながら日本と世界のポスト資本主義を探究していきます。閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済(集英社新書)著:水野和夫参考価格:¥842価格:¥842OFF:()宇沢弘文が『ケインズ『一般理論』を読む』のなかでこう記しています。「ケインズは、資本主義における利子生活者階...資本が自己増殖しないゼロ金利で資本主義はオワル…ケインズと利子革命

  • いちばんラジカルで大きな問題は「信仰システムの崩壊」…エマニュエル・トッド

    このわかりにくくなった世界とその混沌をトッドはシンプルにまとめて説明しています。いちばんラジカルで大きな問題を、トッドは「信仰システムの崩壊」だといいます。歴史的にキリスト教圏のひとつの中心といってもいいフランスの人間としては、大変思い切った重要な指摘になります。フランス現代思想に代表されるイデオローグや文化人の発言であれば、多くがマルクスの洗礼を受けており、こういった発言があるかもしれません。しかし、トッドはそのフランス現代思想の面々でさえ言い出しはしなかった信仰の崩壊を、世界の問題の根源にあるものとして指摘しています。簡単にいえば社会の包摂性でいちばん大きなものといえる宗教と、それを支える信仰が崩壊しつつあるという、ある意味とてつもなく重要な問題だということになります。たとえばISの問題が注目され始めたとき...いちばんラジカルで大きな問題は「信仰システムの崩壊」…エマニュエル・トッド

  • ソビエト連邦崩壊を予期したトッドが指摘する…エリート層による崩壊

    ソ連の崩壊を予期して注目されたエマニュエル・トッド。彼はいま、ISやEUの崩壊などグローバルな危機とトランプの登場、日本の可能性などへの発言で再び注目されています。ソ連の崩壊を予想した時と同じで、トッドは現在の世界の危機にも出生率の低下などを見出し、基本的な判断の基礎にしています。人類学者あるいは歴史学や社会学的なアプローチからさまざまな事象をサンプリングしエビデンスとしていくトッドの指摘は、読みやすく、興味が持てる内容になっています。アナール学派であるトッドは歴史を生み育んできた多くの普通の人々=大衆にフォーカスしてきました。あらゆるものについて、その時代にマスになったものを把握しなければ意味はないので当然のスタンスでしょう。しかし、グローバリズムのなかで顕在化したトラブル…IS、難民、EUなどの問題は大衆を...ソビエト連邦崩壊を予期したトッドが指摘する…エリート層による崩壊

  • 資本主義とグローバリズムの大前提は<アメリカ>を知ること…2

    個人以外には個人を規定する中間共同体はアメリカにはありません。家族以外はすべてアソーシエイションであり、それらは特定の目的のための中間集団にすぎず、日本の中間共同体のような個人を束縛する共同体はアメリカにはないのです。イタリア系やドイツ系、ユダヤ系…そういった出身国や民族ごとのコミュニティがありますが、個人の属性を規定するものは宗教を除けばほかには原則としてなし。個人が所属する集団は特定の目的のためのアソーシエイションであって参加者は離脱が自由であり、集団そのものの存続が目的となるような共同体ではなく、共同体が継続することを自己目的にしているような日本の社会とは大きく違ます。アメリカの行動原理(PHP新書)著:橋爪大三郎参考価格:¥756価格:¥756OFF:()アメリカは、自由を重んじます。自由を少し言い換え...資本主義とグローバリズムの大前提は<アメリカ>を知ること…2

  • 資本主義とグローバリズムの大前提は<アメリカ>を知ること…1

    アメリカの大学で教えているアメリカ外交史の学者(日本人)が「アメリカはワカラナイ」といいます。以前、防衛大臣就任直前の人がTV出演で「アメリカはキチガイ」といっていました。しかし、2人とも「アメリカについていかなければならない」と強調します。「ワカラナイ」のに「キチガイ」についていけとは無責任な発言だと思いますが…。問題はそれよりこれらの日本の専門家のレベル。日本ではありがちな…だからこそ自分たちで考えていかないといけないワケです。アメリカはオカシイがいちばん自由で可能性があると指摘しているのが、資本主義を探究し続けたマルクス。シカゴ・トリュビューンの記者でもあったマルクスの、なかなかスルドイ指摘です。アメリカの行動原理(PHP新書)著:橋爪大三郎参考価格:¥756価格:¥756OFF:()資本主義とグローバリ...資本主義とグローバリズムの大前提は<アメリカ>を知ること…1

  • 金融経済では通用しない…需要と供給が価格を決めるという命題

    価格はどうやって決定されているのか…この基本的な疑問が解けないと資本主義経済そのものが理解不能になります。もちろん理解できないのであればコントロールなどできるはずがありません。それが世界の現状である可能性は高いのではないでしょうか。需要と供給から価格が形成されるのはセオリーでした。価格形成の場である市場では、経済合理性と完全情報が前提になり、需要と供給から価格は形成されます。逆にいえば、<経済合理性>と<完全情報>がない場所では、価格の形成過程は不明であり、価格そのものを推量することも不可能です。その不確実性、不確定性は大きな不安定要因となって、経済主体である個人から国家までを揺さぶります。不安定な事態に対する不安ゆえのせき立てられた行動は不安定さを指数関数的に沸騰させます。これがバブル崩壊や恐慌にみられる典型...金融経済では通用しない…需要と供給が価格を決めるという命題

  • ホントは4分の3あるいは半分まで縮小しても生活水準を落とす必要がない日本の経済

    先進国とはなにか?バブルとはなにか?という日常的な問いに対する解答はあるのでしょうか?Wikipediaをみると先進国について“OECD加盟国で一人当たりGDPが1万米ドル以上の国”といったアバウトな定義がされています。OECD加盟国は欧米がメインであり、英語とフランス語を公用語とするところなどからも普遍的ではありません。何より経済学的な、構造の差異を示すような数理的なボーダーを示唆する定義があるわけでもなくアイマイです。現実には、いかにも先進国であることを示しているといえる経済社会の状態があります。経済構造の歴史的な進展に基づいた定義で、G7と呼ばれる各国の基本的な経済動向がそれです。良くも悪くも、資本主義の先進国の特徴といえば、<バブル経済>と<過剰な消費>になります。アメリカを典型的な先端とするこれらの属...ホントは4分の3あるいは半分まで縮小しても生活水準を落とす必要がない日本の経済

  • 岡村靖幸「ぶーしゃかLOOP」LIVE

    岡村靖幸「ぶーしゃかLOOP」LIVE岡村靖幸「ぶーしゃかLOOP」LIVE

  • 経済学的認識の限界<合成の誤謬>を超える可能性は…

    経済学の限界に<合成の誤謬>という問題があります。経済物理学はこの合成の誤謬やインフレ・デフレといった経済現象の普遍的な問題の理論的な解となる数少ない方法だと考えられます。いわゆるニューアカとかポストモダンといわれる言説の中では<ダブルバインド>などとしてフォーカスされたものと同じ問題です。哲学や論理学では“クレタ島人の嘘つき”などとしてギリシャ哲学の昔から最もラジカルな難問として取り上げられてきました。ニューアカでは“パラドキシカル・ジャンプ”などという解が提出されましたが…。自然現象の多くはフラクタルなのですから、それらに対して平均や標準偏差を考えることには、そもそも意味がないのです。(3章市場原理ベキ分布を考える)経済物理学の発見(光文社新書)著:高安秀樹,他参考価格:¥821価格:¥821本書の指摘以外...経済学的認識の限界<合成の誤謬>を超える可能性は…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、TOKIOさんをフォローしませんか?

ハンドル名
TOKIOさん
ブログタイトル
TOKIO探究
フォロー
TOKIO探究

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用