このブログを開設したのは、2005年3月21日でした。先日投稿した記事が3月22日、ちょうど15周年(+1日)です。43歳の時にこのブログを開設した僕は今58歳、間もなく59歳になります。サラリーマン人生もそろそろ終わりが見えてきたこのタイミングで
最近よくこの種のビジネス書に手を出すためか、Amazonはこの本を僕に勧めてきました。それにあっさり乗りました。「教養」や「リーダーシップ」、そんなことばが心に響きます。人生後半戦を生き抜くために必要な・・・そんなことばも納得のいく、いい本でした。taste:★
必ずしも「社長」に限らず、経営陣を始めあらゆるリーダーを考えるビジネス書です。著者は伊藤忠商事の元社長・会長、リーダ-の仕事を広く捉えるのに十分です。第一章のタイトルが『孤独と覚悟』。目次を見て、いきなり引き込まれました。taste:★★★★★社長って何
いわゆる「GAFA」の一角を担うAmazon。その躍進を題材にしたビジネス書です。表題の通り、決してAmazonのドキュメントではなく、ケーススタディのような構成です。翻訳特有の読みづらさが否めないながらも、中身の濃い、納得のいく本でした。taste:★★★☆☆アマゾン
「リーダー」にも、職場長や係長級から社長クラスまで、いろんな階層があることでしょう。おそらくどんな層のリーダーでも、読んで考えさせられることがある本だと思います。それくらい「リーダー」を広く捉えた本です。裏返せば、ごく一般的な内容とも言えますが。ta
以前から気になっていた小説です。文庫になってから5年、ようやく読みました。おもしろかったです。笑いあり、涙もあり。浅田さんの時代ものの手腕が全開です。結論的には、行列に携わる人々の力を束ねた「一所懸命」な姿に、感動でした。taste:★★★★★一路(上)
書店の平積みを見て、年末年始の休日に読もうと上・中・下の3巻を購入しました。宮部さん得意の江戸時代ものサスペンスで、やや奇譚がかったところも特徴的です。残念ながら、僕はこの長~いお話が、なんだか無駄に長いように感じました・・・。taste:★★☆☆☆この世の
書店で見つけてどうしても読みたくなり、えいっ!と力を込めて上下二巻を購入しました。あくまでもフィクションながら、遣欧使節団と俵屋宗達を絡めた壮大な物語は圧巻です。読んでよかったです。それにしても、消費税10%となると単行本はますます高い・・・。taste:★★
これは垣谷美雨の作品の中でも古い方で、もう10年以上前に書かれた作品です。『あなたの人生、片づけます』から入って、この数か月で垣谷さんの本を6冊。この『リセット』もおもしろかったけど、およそいくつかのパターンが見えたかな・・・。taste:★★★☆☆リセ
久々の森見登美彦は、ますます想像力豊かで可視的。鮮烈なイメージでした。それだけに、コミックとしても刊行されている小説であることにも頷けます。この種の奇譚、もしくはファンタジーは頭が混乱して、僕はちょっと苦手かな・・・。taste:★★★☆☆夜行 (小学館文
旅が大好きなマハさんが、小説のネタ探しや取材の旅を綴った痛快エッセイです。芸術小説もさることながら、僕はマハさんのこんな機知に富んだ文章が好きです。マハさん、この種の笑える小説をもっと書いてくれないかな・・・。taste:★★★★☆フーテンのマハ (集英社
英国人の陶芸家、バーナード・リーチの足跡をたどった、マハさんの「芸術小説」です。助手として長く生活を共にした、沖亀之介の目を通じてリーチ先生を描きます。芸術はマハさんの得意分野ながら、この作品は少し趣が異なるようで新鮮でした。taste:★★★★★リーチ
時間をつぶづために書店に立ち寄った時、タイトルに引かれて衝動買いしました。朝ごはんが大事であることは、今どき否定する意見はほとんどないでしょう。そのいつもの朝ごはんに「おはようソース」をプラスすれば・・・。早速やってみました!taste:★★★★★医者が考
垣谷美雨さんの小説をもっとたくさん読んでみたくなり、この本も買いました。不思議な聴診器で心が読める。人生のやり直しを疑似体験させることができる・・・。そんな道具立てで人生を語るヒューマンドラマです。心打たれる物語です。taste:★★★☆☆後悔病棟 (小学
書店で目に付いたので、久しぶりに東野圭吾を読んでみたくなり購入しました。今ではこの文庫、書店の書棚の一角を占領するほど平積みになっています。映画やドラマなど、映像化の期待もあるようです。はい、おもしろかったです。taste:★★★★☆危険なビーナス (講談
住宅ローンに追われる家族と、そこへ突如現れた救世主のような資産家の男―。売却も建替えもままならない分譲団地で、様々な人間模様が展開されます。垣屋さん、こんな人生の紆余曲折を描くのが上手です。のめり込みました。taste:★★★☆☆ニュータウンは黄昏れ
垣谷美雨さんの小説は、無理のありそうなお話でも奥が深くておもしろいです。この小説も、子供のかわりに親同士が「親婚活」をするという、かなり不可解な設定。それでも、親の心理や子の立場など、様々に「人間」を考えさせる題材でした。taste:★★★☆☆うちの子が
会社の関係者からいただいたビジネス書です。おもしろそうだったので読んでみました。ブランディングの考え方ややり方を掘り下げた内容で、大いに参考になる本でした。ただ、もう少し具体例があった方がより実践的かな。でも、読んでよかったです。taste:★★★
これまでに読んだことのない作家ながら、書店で見て読んでみたくなりました。期待した通り、笑いあり、涙もありの、ぐいぐい引き込まれるような小説でした。自ら人生を切り拓く久美子さんに、そして周囲の人情にも、大いに感動ありです。taste:★★★★☆農ガール
この作家の『農ガール、農ライフ』という小説を書店で見つけ、興味を持ちました。それと共に購入した、この『あなたの人生、・・・』。これから先に読んでみました。コミカル仕立てながら、奥の深い小説です。急速に垣屋さんのファンになりました。taste:★★★★★あ
卑弥呼、天照・・・そんなタイトルの文庫を書店で見つけ、ムラムラっときて購入しました。アマテラスの天岩戸伝説の真実、そしてそれに絡んだ現代における殺人事件。邪馬台国論争は興味深いとはいえ、サスペンスとしてはあまりに無理があるかな・・・。taste:★★☆☆☆
『ツバキ文具店』でブレークした感のある小川糸さんの、日記風のエッセイです。夫「ペンギン」や愛犬「ゆりね」との暮らし、そして定期的に訪れるドイツの様子。淡々と綴られる中に、小川さんのやさしい心が滲む、明るいエッセイ集でした。taste:★★★★☆洋食 小川
三枝匡さんのビジネス小説シリーズ、これが最も古い作品のようです。共通しているのは、主人公が企業を再生するすばらしい能力を持つこと。どれも実在の企業がモデルです。勉強になりました。ありがとうございます。taste:★★★★☆戦略プロフェッショナル―シェ
以前読んだ『ひとり飲む、京都』と同様、関西で飲めるお店を紹介したエッセイです。今回は、居酒屋、割烹、そしてバーで、いろんな種類の料理とお酒を楽しむ太田さん。楽しくてしかたがない・・・。著者のそんな気持ちが伝わってきます。こんなの、好きです。taste:★★★
三枝匡さんのビジネス小説の最新刊です。モデルの会社は実在のものです。そして、「会社改造」を進めた三枝さん自身も、社長として実名で登場します。「改革」よりスケールの大きな「改造」のプロセスに、納得の要素がぎっしりでした。taste:★★★★☆ザ・会社改
どうやら今、三枝匡さんの経営危機小説三部作を新しい順に読んでいるようです。先月の『V時回復の経営』が最新の三作目、この『経営パワーの危機』が二作目です。一作目の『戦略プロフェッショナル』も既に入手しています。楽しみです。taste:★★★★★経営パワ
昨年読んだ『戦略参謀』他と同じく、ケーススタディを小説にしたようなビジネス書です。大企業に埋もれる巨大赤字の部門を、2年で立て直すべく送り込まれた経営者。事実に基づいた組織再編や人心掌握の手法に、多くを学びました。秀作です。taste:★★★★★V字回
前著の『鉄客商売』や『本気になって何が悪い』で、唐池さんのファンになりました。なので、僕はこの本の内容はおよそ推測できました。でも、やっぱり買いました。これまでよりずっと、幅が広がったように思いました。唐池さん、ますます元気です。taste:★★★★☆
この宮下さんの作品にも興味があって、『田舎の紳士服店・・・』と一緒に買いました。同じタイミングでレストランを訪れた、それぞれに事情を持つ6組の客の物語です。2012年、本屋大賞ノミネート作。僕は少し、6編の出来にバラツキを感じましたが・・・。taste:★★★☆
『羊と鋼の森』で触れた、宮下さんの淡々とした作風に再び出会いたくて手にしました。はい、どこにでもいそうな主婦の日常を描いた、期待通りの静かな作品です。平凡な家族の成長をしっとりと描きつつ、生き方を問うような重みもありました。taste:★★★★★田舎の紳
『日日是好日』ですっかりハマった森下さんのこのエッセイ集を、書店で見つけました。おいしい食べ物にまつわるいろんなエピソード、そしてそこからにじみ出るような思い。ほのぼのと、そして時にほろりとさせられます。「愛すべき作品」だと思いました。taste:★★★★
2014年、第151回直木賞受賞作です。気になっていたこの小説が文庫になりました。以前読んだ『さくら』同様、崩壊した家庭とその再生がテーマで、物語はシリアスです。紆余曲折の後、ハッピーエンドと言えるラストがさわやかです。のめり込みました。taste:★★★★☆
この本、数年前に手に入れた後、なぜか書棚に眠ったままになっていました。先日これを見つけて読みたくなり、ようやく日の目を見ることになった次第です。ユーモアと涙が同居したような短編が8編。藤沢周平さん、さすがです。taste:★★★★☆たそがれ清兵衛 (新
正月休み中に読んだ『全員経営』で、稲盛和夫さんの経営マインドに感銘を受けました。早速この本を手に入れて、稲盛さんの経営哲学を直接吸収してみることを試みました。経営者へのわかりやすいアドバイスが刺激になります。大いに参考になりました。taste:★★★★★
またもこれを読んだのは、この本を若手社員にプレゼントしたのがきっかけです。医師として立派に成長していく保本登の姿は、何度読んでも心に沁みます。仕事とは何か。何を考えて仕事に取り組むのか。そんな教えを散りばめた名作です。taste:★★★★★赤ひげ診療
昨年のピリッとしない状況からのV字回復と、将来の経営基盤強化を目論むわが社。何らかの参考になればと、書店で見つけたこの本を、正月休み中に読んでみました。はい、大いに参考になりました。とりわけ、最初に出てくるJALの再建、見事です。taste:★★★★★
難しいことは抜きにして、新聞広告で見たこの本、ゆったり読んでみたくなりました。なるほど。知っていれば、音楽をもっと楽しく聴けそうな歴史的背景を教えてくれます。「ビジネスに効く」っていうのは取って付けたような感じもありますが・・・。taste:★★★★☆クラ
ちょうど10年前、文庫が刊行された直後に読んだこの本、再び読みたくなりました。あの時、これはまたいつか読もうと思い、単身の北海道に持ってきていたんです。季節の移ろいとそれを五感で感じ取る歓び・・・。やっぱりこの本、名著です。taste:★★★★★日日是好日
『ツバキ文具店』の続編です。やっぱり、文庫になるのを待ちきれませんでした。ミツローさんと結婚した鳩子さんの、ささやかながら幸せな日々が描かれます。ほのぼのとした空気に包まれるような作風に、すっかりハマりました。taste:★★★★★キラキラ共和国 [単
久々の浅田次郎は、書店で単行本を見て読みたいと思っていた小説です。アメリカ人の目を通じて、日本の文化や伝統、心を伝えるいいお話です。ラストの釧路湿原の場面は、じ~んと涙が滲みます。不足なしです。taste:★★★★★わが心のジェニファー (小学館文庫) [文
先日読んだ『戦略参謀』の続編で、同じく企業小説の形をしたケーススタディです。大手紳士服チェーンを退職した高山昇は、今度は婦人服大手の再生を手掛けます。「見える化」と「PDCA」がより深く議論されます。これも前作以上にいい小説でした。taste:★★★★★
かつては「夕日ビール」と揶揄され、シェアを落とし続けていたアサヒビール。その再生に尽力した社長、樋口廣太郎氏を主役とするノンフィクションです。「スーパードライ」の大ヒットを支えた手腕が見ものです。納得のビジネス書でした。taste:★★★★☆最強の経
先般読んだ同じ著者の『戦略参謀の仕事』を、具体的なケースで小説にしたような本です。やはり主眼は「PDCA」と「見える化」。それに、人事制度や企業の「憑き物」が加わります。小説の形態でケーススタディとしてわかりやすく、たっぷり考えさせてくれました。taste
この作家の小説は初めてです。書店で内容紹介を見て、読んでみたくなりました。文具店のサイドビジネスのように、手紙の代書を請け負う店主の鳩子。そこにいろんな人生が見え、笑いあり涙あり。文句なしのいい小説でした。taste:★★★★★ツバキ文具店 (幻冬舎文
たままた目にした無名の画家の作品に心を奪われた菜穂。ところがその画家は・・・。菜穂がその絵に惹きつけられる様子は、ある種の迫力をもって伝わってきました。結末で明かされるどろどろした人間関係が、やや陳腐に感じられたのが残念です。taste:★★★★☆異邦人
最近ハマっている原田マハ。彼女の作品は、絵画をモチーフにしたものが主流です。これもその一つで、あのピカソの「ゲルニカ」の所有をめぐる、一種のサスペンスです。過去と現在を巧みに織り交ぜながらも、やや単調な印象を残すのが気になりました。taste:★★★☆☆
余計なこと、ささせていただけますか?/【番外】気になる日本語(16)
今年の冬、平昌オリンピックで銅メダルを獲得した女子カーリング。あのLS北見の快進撃は、カーリングという競技そのものの人気を大きく高めたようである。そしてご承知の通り、思いがけずカーリング人気を支えることになったのは、彼女たちが作戦会議で発する北海道ことば
文庫で10~15ページほどの短篇小説21篇が収められた、川上さんの短篇集です。現実的な小説あり、そして夢の中でのお話のような、難解で抽象的な非現実もあり。夢でも現でも、心を覗いて見ているような川上ワールドです。う~ん、不思議・・・。taste:★★★☆☆猫を拾
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