エンジェルズアイ さん プロフィール

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エンジェルズアイさん: ファンタジーガーデン
ハンドル名エンジェルズアイ さん
ブログタイトルファンタジーガーデン
ブログURLhttp://petoraangelica.blog.fc2.com
サイト紹介文ディズニーが好きで、軽めのファンタジー小説を書いています。4〜5分で読める短編も随時更新しています。
自由文 ディズニー作品に敬意を表し、作品はおおむねハッピーエンドになるよう心がけて書いています。
「大人も楽しめる童話」をテーマに書いている連載作品と、短時間で読めるファンタジーを信条に書いているシリーズがあります。ご興味のある方、是非お立ち寄り下さい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2012/10/17 15:41

エンジェルズアイ さんのブログ記事

  • 月夜物語 20
  • 西の塔の広間に集う騎士の一人に声をかけ、リカルドは彼を屋敷の中庭へと誘った。「お話とは何ですか?」周囲を気にかけながら、リカルドがこたえた。「あなたさまを見込んでお願いしたいことがございます。武術大会に出る前の腕ならしのつもりで、一つ仕事を請け負ってはもらえませんか」「腕ならしということは、剣の試合ということですか」青生地に金糸の縫い込まれた立派な身なりのその騎士は、人好きのする明るい表情をうかべ [続きを読む]
  • 電子書籍デビュー
  • 本日は皆様へのお知らせ記事になります。近々電子書籍デビューしようと、電子書籍向け新作の構想に着手致しました。このブログに書いてきた作品とは少し系統の違う、娯楽性の高いエンターテインメント作品に仕上げたいと、いろいろアイデアを練っているところです。といっても、ジャンルはやはりファンタジーで。主人公は20歳前後の青年。恋愛要素も若干は含めたいと思っていますが、基本は青年の体験する衝撃的な事件を追う作品 [続きを読む]
  • 月夜物語 19
  • その時、一陣の風が渦を巻くように枯葉を吹きあげ、噴水前の台座に腰をおろしたロディウスの前を通り過ぎていった。ロディウスの脳裏に、アレクの虚ろな表情がうかぶ。まるで魂が抜け落ちてしまったかのように無気力な目、哀しみをこらえた寂しげな横顔。どう思い巡らしても、裏切られたのはアレクの方としか思いようがない。ロディウスは心を奮いたたせた。とにかく、真実を確かめることだ。ロディウスの耳に、遠くの森でさえずる [続きを読む]
  • 月夜物語 18
  • それにしても、少年を決闘の場に立たそうとしたその卑劣なやり口には激しい憤りを覚える。アレクの人柄を知っての企てなら、命を落とさせようとの目論見があったとも考えられる。森で出会った娘にひと目で恋し、さらにその娘にふられて今は失意の念に駆られているアレクの事情に通じていることを考えると、あの神秘の湖に土地勘のある者であろうとの推察もたつ。アレクの命を狙った理由は何なのか。娘がアレクに恨みを抱いていると [続きを読む]
  • 月夜物語 17
  • 「リカルドか。武術大会に参加する騎士たちの中で、アレクに年恰好が似ている者たちを集めてくれないか。ただし、決闘の件でわたしに話しかけてきた例の二人の騎士には知られないように注意してくれ。彼らに知られると少々まずい」年老いた使用人リカルドは、思慮深い眼差しで若き主を見つめた。「仰せのとおりに致します。ほかにご用はございますか?」「わたしがアレクの偽者を決闘の場に立たせたと分かれば、兄上は決してお許し [続きを読む]
  • 月夜物語 16
  • 無言のまま背を向け、ロディウスは兄レビアント卿の居室を辞した。武術大会は二日後。審判であるサムウェルを立ち合い人として決闘を行うなら、明日中には友を呼び戻さねばならない。ロディウスは別邸に滞在する友アレクにあてる手紙をしたためようと、一人自室に籠った。しかし、筆を取るロディウスの胸に不安が渦巻く。アレクは心優しい男だ。決闘を申し出たあの少年を前にした時、彼がどれほど動揺するか、ロディウスには容易に [続きを読む]
  • 我が家のワンコ
  • 今日は我が家のワンコの話題をば、少し。我が家には現在、3頭のワンコがいます。まず長女の真子。6歳3か月のキャバリアです。続いて次女のノア。2歳3か月のラブラドールレトリバー。そして最後が三女のショコ。1歳9か月の小型ビーグルです。私はブログ更新がもっぱら夜派なのですが、三女のショコがパソコンに向かうとすぐに膝の上に乗って来て、どんなに拒否してもしつこくいすわります。そのため、パソコンを打つのに邪魔 [続きを読む]
  • 月夜物語 15
  •  だがレビアント卿は、厳格な態度を崩そうとはしなかった。「いずれにせよ、決闘を申し込まれたのなら受けるのが騎士の誇り。そなたの友は臆病者などではあるまい?」「無論です。ただ、何か陰謀めいた匂いがするのが、気に入らぬと申し上げたかったのです」苛立つ弟を遮るように、レビアント卿は首を振った。「そのことなら心配は要らぬ。決闘の立会人に、腕がたち信頼のおける然るべき人物を立てればよいのだ」「兄上には心当た [続きを読む]
  • 月夜物語 14
  • 部屋の中央には、重厚な石造りの暖炉がすえられ、炎が煌々と燃え盛っている。。その暖炉の前に置かれた安楽椅子に深く腰かけ、レビアント卿は老眼鏡ごしに書物を読み耽っていた。白い顎鬚をたくわえた矍鑠たる英雄レビアント卿の傍らには、いかつい風貌の一頭の大きな犬がぴたりと足下に寄り添うように寝そべっている。「兄上。少しよろしいですか」突然声がしたことに反応し、卿の傍らにいた犬が咄嗟に頭を持ち上げ、一声大きく吠 [続きを読む]
  • 去りゆく君へ
  •    去りゆく君へその扉の向こうに、愛しい君がいると感じることができるのに僕はその扉を開くことはできないでも扉の向こうの君はたしかに僕を見つめていてその麗しい瞳の輝きがすべてを伝えているのさこの世のすべてがうつろい、輝きを失っても君への想いは真実で永遠に愛は翳りはしないいつか自由の翼が与えられたら君のもとへ行こうこの扉を開いてそのときまで愛は変わらぬと誓うよ去りゆく君へ天使の歌を歌おう高らかに天へ [続きを読む]
  • 月夜物語 13
  • 決闘を申し込まれて、受けぬは騎士の恥。探す理由が決闘であるならば、若い騎士も助力を惜しまぬだろうというのが少年の言い分だった。「ご安心ください。剣術はたしなみませんが、決闘の作法ぐらいは知っています。探し当てた後の決闘の場所は、あの湖ということに致しましょう。そうすれば、あの騎士をすんなりと森におびきだすことができます」少年に言われ、精霊はいささか不本意ではあったものの、最終的には彼の考えに同意し [続きを読む]
  • 月夜物語 12
  • 赤ら顔の騎士は人に聞かれるのをはばかるように柱の陰に行き、精霊と小声で相談を始めた。しばらくすると精霊は少年のもとに戻って来たが、いささか剣呑な表情を浮かべており、問うように見上げる少年の耳元でこう囁いた。「若い方の騎士が、人探しの理由にこだわっているらしい。彼に承諾させるには、一芝居うつ必要がありそうだ。そなたを妖精の弟ということにしよう。自分の姉が恋人である騎士に会いたがっているのだと彼を説得 [続きを読む]
  • 月夜物語 11
  • 老騎士の姿に化けた精霊は、二人の騎士が腕試し目的で武術大会に参加しているとは思っていなかった。それゆえ彼らに礼金を与えれば、こちらの思い通りに動かせるであろうと踏んだのである。とくにエルメック出身という若い騎士は、他の騎士にくらべてずいぶん貧相な身なりをしていた。さぞ金を工面するのに、難渋しているに違いない。そもそもエルメックは貧しい辺境の地であった。土地はやせていて作物はほとんど実らない。しかも [続きを読む]
  • 月夜物語 10
  • 若い騎士は、皮袋が老騎士から少年に手渡されるのを確認しながら言った。「弟君のご友人がこの屋敷内にいらしたとして、わたしたちに会う手筈をつけて欲しいとおっしゃるのはどのような理由からですか? 武術大会に参加されるのなら、滞在客同士の交流を推奨されるレビアント卿の意向にもそうはず。直接お会いになることも可能でしょう」たしかに、武術大会に参加する目的で逗留する者たちの交流ならば、直接会うことも可能なはず [続きを読む]
  • 月夜物語 9
  • 若い騎士は席をたち、使用人に案内されるまま、老騎士たちの方へと進んでいった。赤ら顔の騎士の方は、いぶかしむように老騎士と少年を眺めたまま、事のなりゆきを見守る構えである。「わたしたちに用とのことですが、誰かと人違いをしてはおられませんか。わたしは、貴殿とお会いするのは今日が初めてです」若い騎士はそう言って赤ら顔の騎士の方を振り向き、問いかけるような視線を送った。それを受けて、ようやく赤ら顔の騎士も [続きを読む]
  • 月夜物語 8
  • さらに座っていた椅子を踏み台がわりにして立ち、ぐるりと周囲を見回すと、酒に酔いしれ笑い騒ぐ騎士たちにも聞こえるような大声をはりあげて言った。「おい、諸君! こちらの若き騎士殿は、今年の武術大会での優勝を狙う有力候補の一人だ。みな、顔を良く覚えておくがいいぞ」赤ら顔の騎士にそう言われて若い騎士は慌てたが、なにぶん酒宴でのこと。明日にはみな忘れてしまうだろうと、深く気に留めることはせず、席に運ばれてき [続きを読む]
  • 月夜物語 7
  • レビアント家は代々武勇に秀でた家系で、毎年冬の訪れ間近い季節になると、腕に覚えのある騎士たちを集めて武術大会を行うのを恒例としていた。今年も武術大会への参加者が国の内外に募られ、レビアント家にはぞくぞくと多くの騎士たちが訪れ屋敷に逗留していた。そして大会もいよいよ数日後に迫った今夜、屋敷では逗留している客人たちをもてなすため広い応接間に宴席が設けられ、盛大な晩さん会が開かれていた。まず宴の余興に、 [続きを読む]
  • 月夜物語 6
  • 精霊は、その深淵な光を放つ目で少年を見つめた。よく日焼けした血色の良い顔。やや小柄だが、敏捷そうな身のこなしといい、辺りへの目配りの鋭いところといい、獣を追う狩人のそれを思わせた。「そなたは狩人か」精霊の洞察力にはっとして、少年は畏敬の念で背の高い森の住人を見上げた。「わたしはまだ、獣を狩ったことはございません。ただわたしの父は狩人で、これまで幾度も父の狩りに同行しております」精霊は肯き、金色に光 [続きを読む]
  • 月夜物語 5
  • だが次の瞬間。少年はいきなり何者かに背後から羽交い締めにされ、地面へとひきずり倒された。抵抗する暇もなく頭から皮袋をかぶされ、視界が完全に遮られる。「声をたてるな。命が惜しくば口を開かぬことだ」少年をとらえたのは、精霊であった。レビアント卿の屋敷へと向かっていた精霊は、途中で湖の方へと急ぐ少年の姿を見かけ、もしやと思い後をつけてきたのであった。湖からは妖精の歌声が聞こえていた。もしもその歌声にひか [続きを読む]
  • 月夜物語 4
  • 森の奥へと分け入っていく少年の胸に、父の言葉が去来した。「夜の森には魔物がいる」そう少年に語った時の父の顔が思い出される。その目は恐怖におののき、唇は固くひき結ばれていた。狩人である父は、森で多くの屍を目にしてきた。ある者は獣の餌食となり、ある者は闇に食われて死者の国へ入れず、あてどなく地上をさまよう哀れな霊と化す。いずれの場合も、その屍は実に無残なものだ。それゆえ縁者に知らせる前に、狩人たちは屍 [続きを読む]
  • 月夜物語 3
  • さて、森の守護者と精霊との間にこのようなやりとりがあったことなどつゆ知らぬエレンは、湖のほとりに座り、物思いにふけっていた。今夜も騎士は、ここに現れなかった。その現実が、彼女の心を重く塞ぎこませる。エレンは傍らの柔らかな草の上に、夜露に濡れた体をゆったりと横たえ、はかなげな声で歌をくちずさみはじめた。それはかつて、愛しい人が彼女の耳元でささやいた言葉の数々。忘れ得ぬ思い出の一つ一つを、妖精が歌にか [続きを読む]
  • 月夜物語 2
  • この様子に、森の守護者に忠実な精霊は、あの騎士が森の領主であるレビアント卿の屋敷に出入りしていたことを話し、自分がレビアント卿の屋敷に出向き、騎士を森に誘い出しましょうと申し出た。精霊もまた、悲しみにくれる一途な妖精の姿に、かねてから深い同情を寄せていたのである。「領主のレビアントとは、どのような人物か」ユニコーンは精霊の身を案じて問うた。元来、精霊は賢く人の世の事情にも通じているが、善良なるがゆ [続きを読む]
  • 月夜物語 1
  • 夜の湖面に揺れる青く輝く月を見つめながら、エレンは美しくも憂いに満ちたその面差しを月光のもとにさらしていた。なんと不用心なことだろう。うっかり人の子にその姿を見られでもしたら、妖精としての彼女の力は失われてしまうというのに。今夜のように月が明るい晩は、妖精たちはむやみに人里近い場所になど行ったりはしないもの。それでもエレンがここまで来たのには訳があった。あの騎士に、もう一度会いたい!それはエレンに [続きを読む]
  • 一年ぶりの更新です
  • 前回の更新からほぼ一年ぶりの更新です(^^;ブログを書く気持ちの余裕が全くなくなってしまって・・・。ブログを楽しみとして書いていた頃は良かったのですが、いつの間にか負担に感じるようになり・・・。そうなると、どうして続けているのだろうと自問自答する日々となってしまいました。そして、ブログを書くことが自分にとって楽しみといえるようでありたい。そう願って、更新を中断していました。ブログの中身について、以前は [続きを読む]
  • 嵐のような4月
  • 今日からゴールデンウィークですね(^^)みなさま、どうお過ごしでしょうか。私は忙しかった仕事がようやくひと段落して、ほっと一息ついているところです。ブログをずっと放置していましたが、またぼちぼち更新していこうと思います。4月はまさに嵐のような忙しさでした(-_-;)ほんとに、死にそうなくらい・・・。でも、まあ何とか終わったし。いろいろ反省点はありましたが、これも「成長の糧」と思い、日々精進していきたいと思っ [続きを読む]