soramimi さん プロフィール

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soramimiさん: 空耳soramimi
ハンドル名soramimi さん
ブログタイトル空耳soramimi
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/m3353
サイト紹介文あの日どんな日 日記風時間旅行で misako
自由文読書の感想(主にミステリ)
本格的なミステリが好きなのですが、最近評判の良かったものを読んでいます。一覧法も作っています。

写真(花や風景)
花のマクロ写真や、風景・旅の想い出など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供92回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2012/10/21 10:27

soramimi さんのブログ記事

  • 「キリンヤガ」 マイク・レズニック 内田昌之訳 早川書房
  • アフリカ・ケニアは欧米の進んだ文化文明が浸透し、ビルと工業の町に変えていた。2123年当時、欧米文化はアフリカも席巻し工業化で空気汚染はひどく青空が見えなくなっていた。サバンナでのびのびと生きる動物やかつての暮らしはもう見られない。それを残すためには、同じ思いでいるキクユ族を連れてユートピア小惑星にキリンヤガという名をつけ、そこに移住するほかはないと考えたコリバという一人の老人の話である。 彼はヨーロ [続きを読む]
  • 「さぶ」 山本周五郎 新潮文庫
  • 小雨が靄のようにけぶる夕方、両国橋を西から東へ、さぶが泣きながら渡っていた。双子縞の着物に、小倉の細い角帯、色の褪せた黒の前掛けをしめ、頭から濡れていた。雨と涙でぐしょぐしょになった顔を、ときどき手の甲でこするため、眼のまわりや頬が黒く斑になっている。ずんぐりとした軀つきに、顔もまるく、頭が尖っていた。――― 彼が橋を渡りきったとき、うしろから栄二が追って来た。こっちは痩せたすばしっこそうな軀つき [続きを読む]
  • 「死の泉」 皆川博子 早川書房
  • 第二次大戦下のドイツでは、オーバーザルツベルグに高官の山荘があり麓に「レーベンスボルン」という名の母子保護施設があった、あたりにはこのような施設が数多く作られていた。まだドイツの士気が高揚し、未来に向かって多くの子供を育てて国力の増進を図っていた時代。同じように妊婦も保護という名のもとに集められてきた。施設の所長クラウス・ヴェッセルマンはSSの上級将校で「レーベンスボルン」の責任者だった。ドイツは人 [続きを読む]
  • 「世阿弥殺人事件」 皆川博子 徳間書店
  • かつて世阿弥が佐渡に流された、最初はその跡を辿ってみようという計画だった。その上研究者たちは、文献を比べてみた結果、「金島書」は世阿弥が著したものかという疑いがあって、疑問の箇所を再調査しようということも含まれていた。ツアーには中世芸能の研究者の教授、助教授夫妻、研究所助手(講師)、能画家の女性、面打師の男、能画家の兄は能装束師だが都合により不参加、ビデオ撮影を頼まれた若者、同級生の姉、総勢7人が [続きを読む]
  • 「赫眼」 三津田信三 光文社
  • ホラーはどうしてもよみたいとは思わないが、嫌いでもない。三津田さんの刀城言耶シリーズは、本格ミステリの背後に風習や土俗的な匂いを絡ませてとても面白い出来になっている。興味もあって、検索した中から「赫眼」を読んでみた。短編8編が入っていたが、短いためか、軽い怪談噺のような印象だった。表題の「赫眼」転校生の女の子は色白で美しさで群を抜いていた。左目の虹彩の色が濃く妖しい魅力があった。僕はそれを少し奇異 [続きを読む]
  • 今年の花が咲き始めた<蝋梅>
  • 新年早々から蝋梅と日本水仙が咲く。今年も花の季節が始まったなと思う。公園ではもう紅梅のピンクが遠目にカスミのように見える。万作が咲き、藪椿の花が地面を染めていると、また一年、季節ごとの花を見ることができる幸せを思う。いつもご訪問ありがとうございます。   ↓↓↓応援 をお願い致します/(*^^*)ポッ人気ブログランキングへ [続きを読む]
  • 「蝶」 皆川博子 文春文庫
  • 今年の読み始めはこれだったがレビューが遅くなった。 皆川さんの世界は、新年の休日で、昼夜なく過ぎていった三が日の祝いの日に似ている。どこか非現実で、非日常的な新年という日に似ている。あわあわとした中に生きている実感が、幻想的につかず離れずそこにあるというような、短編集だった。それぞれの話の中には象徴的な俳句や詩が挿入されている。 「風の色さえ」     風の色さえ陽気です    ときは楽しい五月です [続きを読む]
  • 「悪女は自殺しない」 ネレ・ノイハウス 酒寄進一訳 創元推理文庫
  • 「深い疵」の評判がいいので読んでみたいと思ったが、一作目のこの本から読むのがいいだろうと思った。作者が自費出版して人気が出たそうだ。ただ、2,4作が先に翻訳出版されていてこの作本が後回しになったそうでどうかなとは思ったが、シリーズならストーリー的には一作目からが順序だろうと思った、売れる作品が先に出たというのは、ちょっとこの作品の評価について不安があった。探偵役は、城を持つ貴族の出身で主席警部のオ [続きを読む]
  • 「海に住む少女」 シュベルヴィエル 永田千奈訳 光文社古典新訳文庫
  • シュベルヴィエルはウルグァイで生まれたが、1歳前に両親が相次いでなくなり、フランスの祖母に預けられる。その後ウルグアイにいた伯父夫婦にわが子のように育てられるが、また養父母と一緒にフランスに帰る。 何度もフランスとウルグァイを行き来して、彼の人となりは二つの国と帰る場所を持つことになった。それを知ってみると解説にあるように、作品にいつもにじみ出てくる裏の顔に気づく。 美しい幻想的な風景の中に深い孤独 [続きを読む]
  • 「つむじ風食堂と僕」 吉田篤弘 ちくまプリマー新書
  • 新年明けましておめでとうございます。今年もエンタメ、文芸書その他もろもろとり混ぜて、楽しみながら読んでいこうと思います。下手な写真も続けますので、よろしくお願い致します。皆様にとっても穏やかで、希望が叶うよい年でありますよう。****新しい年にふさわしい本でした。人々の暖かさと一緒に12歳になる主人公のリツ君が、私にもあった昔を思い出させてくれました。 市電に乗れるようになったリツ君は、二駅先にあ [続きを読む]
  • 「罪の終わり」 東山彰良 新潮社
  • 2173年、6月16日、小惑星がNASAの予測どおり、地球に向かってきた。核ミサイルで粉砕した余波で、世界は飛来した惑星のかけらで燃え、ビルは倒れ、灰が降り積もり、北米を中心に世界は崩壊した。残った一部はキャンディー線と呼ばれる塀で囲い込まれ、そこはまだ残っている世界の物資で擁護され生き残っていた。外に住む人たちは残った物資や食料を奪い合い、それも尽きかけていた。彼(ナサニエル・ヘイレン)は双子の [続きを読む]
  • 眼くらましの道」 ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳 創元推理文庫
  • ゴールドダガー賞受賞作読もう思ったときは、並んでいた初期のものも面白そうだったが順不同、これはシリーズの5作目だった、初めて読むには内部の人間関係の話が少しついていけなくて残念だった。これはもう少し読んでみないといけないと積読山の頂を見下ろしてみたが、まぁいいか、気合も気が抜けていたが これは大正解、面白かった。「ミレニアム」で難しかったVの多い名前と、登場人物も多くて頭も目もぐるぐる(笑)しかし [続きを読む]
  • 「不思議を売る男」 ジェラルディンマコーリアン 金原瑞人訳 偕成社
  • エイルサは心ならずも課外レポートで図書館見学をすることになった。いい子なので真面目に図書館の仕事をしていたが、そこで、汚れて擦り切れた緑の服を着た、髭面でおまけにとっても賢そうな男と知り合った。そこから来たの?と聞くと本の国からといった。 行くところがないらしく、つい家に連れてきてしまった。お母さんは古道具の店を構えている。男は心から嬉しそうに店を見回していたが、そうしているうちにおかあさんもつい [続きを読む]