2024.3.17 JR八高線 明覚-小川町 ソメイヨシノの開花予想が発表されて 気温が20℃を超えて日が出てくると 今年も春が近づいて来た感じがします。 梅の花が終わった里山の山裾にも ピンク色の桜の花が咲き 沿線の景色も華やかさが増してきました。 まだまだ寒い日もある3月ですが 暖かくなる日が増えて行くと 豊かな自然を感じられる季節がやってきます。...
2024.3.17 JR八高線 明覚-小川町 ソメイヨシノの開花予想が発表されて 気温が20℃を超えて日が出てくると 今年も春が近づいて来た感じがします。 梅の花が終わった里山の山裾にも ピンク色の桜の花が咲き 沿線の景色も華やかさが増してきました。 まだまだ寒い日もある3月ですが 暖かくなる日が増えて行くと 豊かな自然を感じられる季節がやってきます。...
2024.3.11 JR八高線 明覚-小川町 景色は少しずつ春っぽくなってきましたが ことしの冬は記録的な暖冬だったせいでしょうか 梅が咲く時期のばらつきが大きい気がします。 普段は花期が長い梅の花でも 既にすっかり花が終わっている樹もあれば 今が盛りの樹も見かけます。 ともあれ、春は確実に近づいてきています これから咲くソメイヨシノの花を 今しばらく待つことにいたしましょう。...
2023.1.17 湘南モノレール 目白山下-片瀬山 片瀬山駅で下車して西へ歩いて行くと 江の島へと下る坂道の途中に 遠くに相模湾を望む場所があります。 支柱にぶら下がってやって来るモノレールは まるで海の上を走っている様で、 普段とは違う鉄道風景が広がっていました。 不思議な景色を見ることができるのも 湘南モノレールの楽しみのひとつです。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 花弁が大きめで濃いピンク色をした河津桜は、 濃く明るい紅色をしたカンヒザクラと 一重咲きで大きな花を咲かすオオシマザクラとの 自然交配種と考えられています。 花期も長く、約1カ月に渡って見頃が続く河津桜ですが、 今年の開花は例年より早かった為でしょうか、 既に葉桜へと変わってしまいました。 また来年、美しい花達に会いに来たいと思います。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 気候が温暖な南伊豆の河津町では 2月になると河津桜と菜の花を 同時に愛でることができます。 線路沿いのガード付近で見つけた 桜と菜の花が一緒に咲いている場所に 赤いキンメ列車がやってきました。 ピンクの桜と黄色い菜の花、 それと赤い車両を照らす柔らかな陽ざしは 穏やかな早春の1日を約束するようでした。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 2020年3月14日のダイヤ改正で 東京―伊豆急下田間に登場した 観光特急の「サフィール踊り子」号 プレミアムグリーン車を含む 全車両グリーン席の編成は まるでホテルのような快適さで 河津桜の観光にも最適な列車です。 東京から2時間20分の道のりを駆けた 紺碧色のサフィール踊り子号を 河津川両岸の河津桜が迎えてくれました。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 一足早く春の訪れを告げる河津町の河津桜ですが、 今年の冬は暖かな日が多かった為でしょうか 例年より少し早めに見頃を迎えているようです。 2月1日から29日まで開催される「河津桜まつり」では、 コロナ禍以前の約8割に当たる 70万人の人出を見込んでいます。 今週末には満開になると予想される河津桜 河津川沿いに咲き誇る850本の桜を 多くの観光客に愛でてもらいたいです。...
2023.1.17 湘南モノレール 大船駅 大船と江の島を結ぶ湘南モノレールには 車体を軌道の下に吊り下げて走行する 「懸垂型」が採用されています。 車体を支える軌道が車両上部にある為、 車体の下にはレールがなく すのこ状の路面が広がっているだけです。 通常の鉄道とはかなり異なる懸垂型モノレール、 宇宙船を格納するかような駅の構内は まるでSFの世界を見ているようでした。...
2023.1.17 江ノ島電鉄 稲村ヶ崎-七里ヶ浜 稲村ケ崎駅を出発した藤沢行きの電車は 七里ガ浜の海岸に出て来ると、 正面に富士山を望むことができます。 空気が澄んでいる冬の夕暮れは オレンジ色の空に優麗なシルエットを 浮かび上がらせてくれました。 暮れゆく冬の残照を車体に映して 電車が目の前を通り過ぎていきます。...
2023.1.17 江ノ島電鉄 腰越-鎌倉高校前 江ノ島電鉄の腰越駅から徒歩約5分の場所にある満福寺は、 源義経が頼朝への和解を願って「腰越状」と呼ばれる手紙を書き、 頼朝の元に届けようとした寺として知られています。 境内には弁慶の腰掛け石や手玉石など、 義経・弁慶ゆかりの品々が残っていますが 訪れて見ると思いの外、小さな古刹で驚きました。 歴史の舞台となった腰越の満福寺 冬の夕陽を浴びて静かに佇む古刹の門...
2023.1.17 江ノ島電鉄 鎌倉高校前-七里ガ浜 昨今、聖地巡礼という言葉は、マンガやアニメ、 映画などの舞台やモデルとなった場所に、 ファンが訪れることを差すようになりました。 人気アニメ「スラムダンク」で有名になった 「鎌倉高校前1号踏切」には、平日にも関わらず 若者を中心とした多くの観光客が集まり、 さまざまな国の言葉が飛び交っています。 日本が世界に誇るアニメ文化ですが、 その影響力の強さを、ま...
2023.1.17 江ノ島電鉄 江の島-腰越 鎌倉と藤沢の間を結ぶ江ノ島電鉄ですが 途中の江ノ島駅と腰越駅の間は 併用軌道となっており、道路上を走行しています。 江ノ島電鉄は全区間が鉄道事業法に基づく 正真正銘の鉄道路線ですので、 併用軌道は電車が道路を走っているというよりも 自動車が線路に入らせてもらっていると言えます。 商店が続く狭い道路に自動車を待たせて 江ノ電は今日も安全運転と定時運行で走ります。...
2012.05.03 のと鉄道 西岸-能登鹿島 集落の手前に広がる入江と、線路の奥に作られた棚田。 のと鉄道沿線には里山と里海が入り混じる 能登らしい風景が展開されています。 穏やかな表情を見せていた のと鉄道沿線も 地震の影響で停電や断水が続いており ライフラインの復旧が喫緊の課題となっています。 水道の復旧には数カ月かかる可能性もあるようですが、 安全を確保しながら、早期の復旧が望まれます。...
2012.05.03 のと鉄道 田鶴浜-和倉温泉 元日の能登地震発生から、11日が経ちました。 1月9日から和倉温泉~穴水間で、 鉄道災害調査隊などの専門家チームが現地に入り、 被災状況の調査が実施されたようです。 その結果、各所で線路の湾曲や土砂流入、 各駅施設の損壊などの大きな被害が確認されています。 今後は復旧への方法や技術的な助言を受ける予定で 運行再開までには、かなりの時間が掛かりそうです。...
2024.1.05 秩父鉄道 武州中川-武州日野 柔らかな新春の陽光を浴びて 華やかな花模様のラッピング車両 「彩色兼備」が長瀞駅に入線してきます。 列車の到着を待つホームでは 宝登山神社の初詣客や長瀞観光の人々で いつもより賑わっていました。 正月の松の内も本日7日までです 三連休の中日ではありますが そろそろ平常モードへ切り替えるころですね。...
2021.12.13 JR東海道新幹線 新富士-静岡 新年明けましておめでとうございます。 年始より、想像もしていないような 災害や事故が立て続けに発生しております。 毎日を何気なく無事に過ごしていることに 感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。 本年もよろしくお願い申し上げます。...
この度、能登地方を震源とした地震により、 被害を受けられた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、 一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。...
2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島 鉄道に係わる趣味にはいくつか種類がありますが その一つに模型の制作があります。 中でも電車や機関車などの鉄道車両は元より、 駅舎やホームなどの鉄道関連の建造物や 周辺の風景や街並みまでも作り込む 鉄道ジオラマはその代表的なものでしょう。 市内電車とJR指宿枕崎線が隣接している 南鹿児島駅周辺はジオラマの絶好の題材、 ミニチュアの世界が目の前に広がっていました。...
2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島-涙橋 涙橋電停から谷山へ向かう市内電車が 専用軌道へと入って行くと 周辺に緑が増えてきます。 線路沿いにある大きな柿の木は 11月の中旬にもかかわらず、 まだ青々と葉が茂り 柿の実は色付き始めたところでした。 一年の平均気温が18.8℃と 東京より約3℃も高い鹿児島市 そこかしこで南国の風情を感じます。...
2023.11.11 鹿児島市電 加治屋町 昨今、都市部における問題のひとつとして 夏場のヒートアイランド現象が上げられますが その対策として市街地の緑化事業が注目を浴びています。 鹿児島市内を走る路面電車の道路併用区間となる 総延長約9kmの軌道敷内全面に対して、 耐環境性が高く、冬場に枯れない芝生を植栽する事で 路面温度の抑制や騒音低減などの効果を上げているそうです。 電停の付近には草花の花壇も設けられて...
2023.11.11 鹿児島市電 加治屋町 明治維新に重要な役割を果たした薩摩藩 鹿児島市街には近代日本に影響を与えた偉人達の像と その解説板を「時標(ときしるべ)」として 市内の7か所に設置されています。 加治屋町電停がある交差点には、 薩英戦争に際に急ぎ鹿児島湾へと駆け付ける 若き大山巌・西郷従道・山本権兵衛の 3名の姿を見ることができます。 緊張感のある中にもどこかユーモラスな姿から 幕末の歴史の一端...
2023.11.11 鹿児島市電 武之橋-新屋敷 鹿児島市街の東方約4Kmの 鹿児島湾に浮かぶ標高1117mの桜島 今も活動を続ける活火山で 噴煙を上げる勇壮な姿は 市内の各所から眺める事ができます。 風向きによっては火山灰を市街地に降らせる 厄介な存在ではありますが、 その火を噴く姿は間違いなく鹿児島のシンボルです。...
2023.11.19 秩父鉄道 武州中川-武州日野 列車の先頭に掲げられるヘッドマーク 昔は列車の愛称名に因んだデザインのものが多く 寝台特急などに掲げられるヘッドマークは 鉄道少年たちの憧れの的でした。 昨今ではイベント等に係る列車に対し それに関連したヘッドマークが数多く制作され、 一種の広告としての役割を持つ様になりました。 この日のパレオエクスプレスに掲げられたのは 埼玉を題材にした話題の映画「翔ん...
2023.11.12 南阿蘇鉄道 白水高原-中松 高原の様な爽やかなイメージがある阿蘇地方ですが、 実は年間降水量が2000㎜以上にもなる 雨が多い地域でもあります。 山々に降り注いだ雨は地下水となり あちこちから湧き出す水源になっていますが、 その中でも寺坂水源は鉄道橋の下にある 珍しい水源になります。 滾々と湧き出す湧水の上を走る列車と 黄色に染まった銀杏との共演を見られるのは、 熊本地震が発生して以来7年...
2023.11.12 南阿蘇鉄道 立野-長陽 昨今の気候変動の影響でしょうか 毎年のように各地で水害が発生していますが 数ある対策のひとつとして、 ダムによる治水事業が進められています。 阿蘇外輪山の切れ目、白川に建設された立野ダムは 洪水調節を目的とした流水型の治水専用ダムで 今年5月にダム本体の工事が完了し、 来年度からの本運用を目指しています。 コンクリートの武骨な姿ではありますが 色付き始めた峡谷や...
2023.11.12 南阿蘇鉄道 立野-長陽 南阿蘇鉄道の立野駅と長陽駅間には 白川が造り出した深い渓谷を跨ぐ 第一白川橋梁があります。 この橋梁は2016年4月の熊本地震によって 甚大な被害を受けた事で架け替え工事が行われ、 2023年7月15日に列車の運行が再開されました。 阿蘇五岳の南に広がる南郷谷と 熊本平野の入り口を繋ぐ美しいアーチ橋は 地域の架け橋とてしての役割を再び担います。...
2023.11.03 秩父鉄道 武州中川-浦山口 華やかな花模様に彩られた7500系電車の ラッピングトレイン「彩色兼備」 この「彩色兼備」という愛称は、 秩父鉄道沿線の美しい景色や 美味しい食べ物を表現しているそうです。 ラッピングにも負けず劣らず 鮮やかに色付いた樹々たちが 秩父路に秋の深まりを告げています。...
2023.11.03 秩父鉄道 武州中川-武州日野 暦の上では冬が始まるこの頃は 各地で樹々が色付き、紅葉が見頃になります。 安谷川橋梁が架かる谷でも紅葉が進み、 逆光に映えた樹々の葉が 季節の進みを知らせてくれました。 暖かい日が続いた今年の秋も いよいよ冬の準備に取り掛かります。...
2023.10.24 東武東上線 男衾-みなみ寄居 日本の秋を代表する風景として 田圃の彼岸花や群生するススキの他に、 たわわに実った柿の木が思い浮かびます。 線路際で見つけた柿の木には 傾き始めた夕陽に照らされた柿が 美味しそうな橙色に輝いていました。 例年になく暖かな日が続いく今年の秋ですが 季節は少しづつ晩秋へと進んで行きます。...
2023.10.23 秩父鉄道 武川-永田 秩父鉄道の武川駅と永田駅の中間付近に 一面のコスモス畑があります。 毎年秋には定番の撮影場所になっていますが この畑は地主の方のご厚意で 毎年花を咲かせているそうです。 秋風に揺れる満開のコスモスを眺めながら 花と列車の撮影を楽しんで来ました。...
2023.10.12 東武東上線 大山駅 東武東上線大山駅に隣接した形で 560mの長いアーケードを有する ハッピーロード大山商店街 1日に約25,000人もの買い物客が訪れる商店街は、 中小企業庁が2006年に選定した 「がんばる商店街77選」にも選ばれました。 東上線の高架化事業に伴い 大山駅周辺の再開発も予定されていますが、 いつまでも活気ある商店街であって貰いたいです。...
2023.10.12 東武東上線 大山駅 池袋駅から東武東上線の普通電車に乗車すると 2つ目の駅が大山駅になります。 同駅を含むエリアでは連続立体交差事業が予定され、 2030年度には駅の高架化と共に 8か所の踏切がなくなります。 駅北側のハッピーロード大山商店街と 遊座大山商店街を横切る第15号踏切もその一つ 商店街の間を電車が通り抜ける風景が見れるのも 今のうちかもしれません。...
2023.9.22 JR京浜東北線 浜松町駅 収穫の感謝と翌年の豊作を祈願する秋祭り。 その形は山車が町を練り歩いたり、 踊りなどを奉納したりと様々です。 秋祭りに因んでの事でしょうか 浜松町の駅に設置されている小便小僧は 祭装束のハッピ姿に変身していました。 ホームに響く発車ベルや列車の通過音も 賑やかな祭囃子に聞こえてきます。...
2023.9.25 JR八高線 小川町-明覚 秋を彩る花のひとつに秋桜がありますが 白やピンク、赤色、黄色など さまざな色があることも、その魅力のひとつです。 それぞれの色によって花言葉は異なり 白は「優美」、ピンクは「純潔」、 赤は「調和」、黄色は「自然美」など、 優しい響きのものが続きます。 優雅な秋桜が咲き、吹く風が涼しくなると 線路沿いにも本格的な秋がやって来ます。 ...
2023.9.25 JR八高線 小川町-明覚 初秋の柔らかな陽ざしの中、 秋桜が敷き詰められた絨毯の上を 普通列車が駆けてきました。 秋分の日も過ぎて涼しくなり、 沿線ではピンクや白の秋桜が 秋らしい情景を醸し出しています。 暑かった夏が過ぎ去ろうとする頃、 八高線沿線の景色も ようやく秋色に変わり始めました。...
2023.9.28 東武東上線 男衾-みなみ寄居 9月になっても残暑に辟易する日が続きますが、 東京では今年の真夏日が90日を超えたそうで 1年の1/4は「真夏」になった計算になります。 記録的な暑さの初秋になっていますが 夏から秋へと季節を繋ぐ彼岸花は いつもと同じように紅い花を咲かせていました。 この花の盛りが過ぎるころには 本格的な秋がやって来て 過ごしやすくなること期待したいですね。...
2023.9.24 JR八高線 松久-児玉 暑かった夏も終わり、9月も下旬になると、 あちこちの田圃で稲刈りが始まります。 最近は刈取りから脱穀までを コンバインを使うことが多い様ですが、 昔ながらの稲刈りとハゼ掛けの作業を 人手でを行っている光景に出会いました。 賑やかな田圃は秋の風物詩のひとつ 忙しく働く農家の方々の向こうを 普通列車が通過して行きます。...
2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形 「百日紅」は初夏から秋までの長い期間、 花を咲かせる花木です。 「100日間、紅の花を咲かせる」事が その名前の由来となりますが、 実際には、一度咲いた枝先から 再度芽が出て花をつけるため、 長い間咲いているように見えるそうです。 道端に鮮やかに咲く百日紅は 遠くを駆けてゆく電車を 今日も見送っていました。...
2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形 電車から外を眺めていると 大きな百日紅の樹を見つけました。 近くまで来てみると、 樹高が10mはあろうかという立派な樹に 赤い花がたくさん咲いています。 まだまだ暑さが続く9月の上旬 湧き上がる夏の雲と共に 夏の延長戦が続きます。...
2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 9月に入っても厳しい残暑が続く日々 武州中川駅では改札口からホームの間には、 キバナコスモスが咲いていました。 この花の花言葉は「野生美」 やせた土地でも育ち、花期が長く、害虫にも強いので、 手入れをせずに放任してもよく咲き続けます。 力強さと可憐さ兼ね備えたキバナコスモス 改札口へと向かう乗客の目も楽しませてくれるでしょう。...
2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 オレンジ色の絨毯の向こう側から 普通列車がやって来ました。 残暑の中で訪れた武州中川駅の構内には たくさんのキバナコスモスの花が風に揺られ 美しく咲き誇っていました。 吹く風は熱気を帯びた南風 秩父路に秋がやって来るのは もう少し先になりそうです。...
2016.8.26 しなの鉄道 信濃追分-御代田 今年の夏は、お盆が過ぎてもなかなか涼しくならず、 日中は厳しい暑さが続いていますが、 それでも夕方は心なしか、涼しくなってきたようにも感じます。 気付かぬうちに、いつの間にか日暮れの時間は短くなり 陽の光の力強さも、幾分柔らかくなってきました。 まだまだ残暑厳しき日々が続きますが 元気に夏を乗り切って行きたいですね。...
2023.8.04 しなの鉄道 上田駅 長野駅を出発した「ろくもん」車内での食事が終わる頃、 列車は上田駅に到着し、後続の普通列車に道を譲ります。 窓辺には置かれたスタンドライトで淡く照らされた室内は、 いつもと違う特別な「ハレ(晴れ)」の世界に対して、 窓の外の景色は、いつもの日常の「ケ(褻)」の世界です。 普段では味わえない特別な雰囲気を楽しみながら 終着の軽井沢まで、列車の旅は続きます。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 3両編成の観光列車「ろくもん」ですが、 2号車にあるサービスカウンターの前には 長野県産のワインや地酒がディスプレイされています。 車内でこれらのワインや地酒を注文し、 千曲川や浅間山など沿線の景色を楽しみながら グラスを傾けることができます。 列車の揺れに合わせて、飲むワインはまた格別 ほろ酔い加減も旅情を高めてくれます。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 長野駅に入線してきた観光列車「ろくもん」 ホームではアテンダントの方が法螺貝を吹いて 列車の到着を知らせてくれます。 これは沿線の上田市を居城とした戦国大名の真田氏が 出陣の際に、法螺貝を吹いたとされる事にちなんで 行っているそうです。 法螺貝の音に、これから乗車する乗客達も スマホやカメラを取り出して写真をパシャリ、 粋な演出に旅行気分も盛り上がります。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 軽井沢と長野の間を走る しなの鉄道の観光列車「ろくもん」では 地元の食材をふんだんに使った 洋食や和食が提供されています。 美味しい食事の他にも「旅」の楽しむ為に 車内設備は素敵なものが設えられ、 鉄道の旅の楽しさを演出してくれます。 新幹線の車内販売も廃止になる昨今ですが、 ゆっくりと食事をしながら 列車に揺られてみるのもいいですね。...
2022.8.10 しなの鉄道 御代田-平原 真夏を代表する花と言えば 大輪の黄色い花を咲かせる 向日葵(ひまわり)が挙げられます。 太陽の動きにつれて花が回ることから 名付けられた名前ではありますが、 太陽を追って動くのは 生長が盛んな若い時期だけだそうです。 鮮やかな向日葵の花が咲く夏の日々ですが 暑さ厳しき折、ご自愛の上お過ごし下さい。...
2022.8.08 JR小海線 野辺山-信濃川上 土・日曜・祝日を中心に運転されている 小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」 天空に一番近い列車というコンセプトの下 JR線の標高最高地点「1375m」にちなんで 名付けられた「HIGH RAIL 1375」は この夏も元気に運行されています。 乗って楽しい夏の観光列車 夏休みの子供たちの笑顔が見られそうです。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の銭洗弁天の門をくぐると すぐ左手に立派な龍の手水舎があります。 龍の口から水が流れ出る手水舎は、 龍が水を司る神様として崇められていたことが 由来とされています。 ここのご祭神は水を治める神様の瀬織津姫之大神 境内に響く手水の水の音が 列車の発車ベルにも聞こえました。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の上りホームに面したところに 弁才天を祀る「深沢銭洗弁天」があります。 大正15年に小さな社を建ててお祀りしたのが始まりで 境内に用意されているひしゃくとザルでお金を洗うと 金運向上のご利益がある言われています。 静かな森の中、境内に響く池の水の音によって 心も体も洗われる感じがしました。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 2つのトンネルに挟まれた塔ノ沢駅は 辺りを深い緑に囲まれていて 駅の周辺には人家はありません。 駅へ通じる道も歩行者専用路しかなく、 1993年にトンネルを拡幅する際には、 重機などの機材搬入が不可能だったため 手掘りで作業が行われたそうです。 賑やかな箱根湯本の次の駅とは思えない 静かな佇まいの塔ノ沢駅は まさに「秘境駅」と言ってもよいでしょう。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 大平台駅 箱根登山鉄道には、列車の進行方向が変わる スイッチバックが3か所ありますが、 ここ大平台駅だけ乗客が乗降可能な駅になっています。 列車が駅に到着すると、車掌はドアを開け、 最後尾から先頭車両まで急いで移動し、 ドアを閉めて運転士に出発合図を送ります。 ホームの紫陽花が見守る中、 繰り返される一連のルーティーンによって 今日も列車の安全な運行が確保されています。...
2023.6.26 箱根登山鉄道 上大平台信号場-大平台 紫陽花の色には赤、青、紫などがありますが、 その色は土のPH度によって変化して 酸性の場合は青色、中性は紫色、 アルカリ性だと赤色の花になります。 日本では酸性の土壌が多いため、 紫陽花も青色のものが多いのですが 落ち着いた紫色もまた素敵です。 急カーブの先から現れた列車が 線路際に咲く紫陽花を揺らしながら ゆっくりと通過していきました。...
2023.6.26 箱根登山鉄道 出山信号場-大平台 箱根の山を登る箱根登山鉄道ですが 箱根湯本から強羅までの沿線には 1万株以上の紫陽花が植えられています。 元は線路沿いの土止めの目的で植えられたものですが、 今では箱根登山鉄道の社員皆様の手入れによって 車窓からその美しい姿を見ることができます。 シーズン中の夜にはライトアップも行われ 乗客の目を楽しませてくれる登山電車、 咲き誇る紫陽花が箱根の山道を飾...
2023.6.04 秩父鉄道 武州日野-白久 真上から降り注ぐ強い日差しを受けて 黒い蒸気機関車がやってきました。 梅雨入りを直前に控えた6月初旬 木々の間から望む青空には 夏を思わせる雲が湧いています。 緑と白い雲のコントラストは やがて到来する夏の気配を感じさせました。...
2023.6.04 秩父鉄道 親鼻駅 秩父鉄道の親鼻駅の裏手には 小さなポピー畑があります。 この親鼻駅と隣の皆野駅は ポピーの名所として有名な 秩父高原牧場の「天空のポピー」の最寄り駅 列車の発車に合わせるように 可憐な花が初夏の風に揺れていました。...
2023.5.17 小湊鉄道 上総大久保-養老渓谷 温暖なイメージがある房総半島ですが 内陸部になると寒暖の差があって 様々な種類の樹木が生育しています。 線路に沿った細い道路を歩いて行くと 針葉樹の杉が天に向かって伸びていました。 真っすぐに育った杉の隙間から ローカル色溢れる列車が通過して行きます。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-月崎 5月の爽やかな風が吹き抜ける中 涼しい木陰で列車を待ちました。 大きな樹の下では若葉が初夏の陽に透けて 美しい緑のコントラストを見せてくれます。 のんびりと撮影を楽しむには良い季節 カメラのシャッターを切りつつ 去りゆく列車を見送りました。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保駅 林の中に静かに佇む上総大久保駅に レトロなディーゼルカーが入線してきました。 春になると駅の周辺には桜や菜の花が咲き、 華やかなで美しい姿を見せてくれますが 眩い新緑に囲まれた景色もまた素敵です。 四季折々の姿を見せる小さな駅に 違う季節にも来訪したくなりました。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-養老渓谷 その昔、国鉄時代のローカル線を クリームと朱色に塗り分けたディーゼルカーが 全国各地を駆け巡っていました。 このクリームと朱色の色合いは 多くの地方私鉄の車両にも採用され、 小湊鉄道ではキハ200形が 今も現役で運行されています。 初夏の陽が降り注ぐ午後に 懐かしさを誘う車体の色が 深い緑の中へと消えて行きました。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-月崎 線路を覆い尽くさんばかりの緑のトンネルから 赤い列車が顔を出しました。 ローカル線ではよく見かける風景ですが 実際に乗車してみると列車の窓に小枝が当り カサカサと音が立てながら通過します。 これもローカル線ならではの風情でしょうか 木々の葉を揺らしながら列車がやって来ました。...
2023.5.16 小湊鉄道 月崎-上総大久保 月崎駅近くの小さな踏切で、 「きしゃにちゅうい」と書かれた標識を見つけました。 昨今あまり聞かなくなった「きしゃ(汽車)」という言葉に なんだか懐かしさを感じます。 最近では、鉄道車両はなんでも 「電車」と呼ぶ人が増えていますが なんとなく違和感があるのは、古い人間だからでしょうか。 苔生す踏切で、そんな事を考えていました。...
2023.5.16 小湊鉄道 月崎駅 首都圏近郊の房総半島を走る小湊鉄道は まるで昭和の時代に戻ったような 車両と沿線風景が人気の路線です。 五月の爽やかな風が吹きぬける午後 レトロな駅舎の月崎駅に現れたのは 秋田からやって来たJRのキハ40でした。 小さな花の出迎える温暖な房総半島で 古き新鋭が令和の時代に活躍します。 ...
2023.5.04 秩父鉄道 武州日野駅 風薫る五月に入ると、秩父鉄道の武州日野駅では 植栽されているツツジの花が見頃を迎えます。 よく手入れされたツツジの所へやって来たのは コスモスの花をあしらったラッピング車両。 ツツジとコスモスとの花のコラボが実現しました。 直前のSLパレオエキスプレスの通過時に居た たくさんのカメラマンやギャラリーもいなくなり 静かになった構内で、花も列車も楽しめました。...
2023.4.08 鹿児島本線 門司港駅 門司港駅の改札を抜けて左側に進むと 木造の洗面所の前に設置されている 真鍮製の蛇口が目に留まります。 終戦後に門司港へ降り立った復員や引揚の人達が、 この蛇口から出る水を飲んで 安堵したため、 いつしか「帰り水」と呼ばれるようになったそうです。 今では観光スポットとしても有名になり 多くの外国人観光客も訪れる門司港駅ですが、 様々な逸話と共に、これからも歴史を刻んで...
2023.4.08 鹿児島本線 門司港駅 九州の鉄道の起点である門司港駅は 始発駅でもあり、終着駅でもあります。 明治24年に開設された後、 現在の場所に移転開業したのは大正3年。 頭端式の広いプラットホームと 重厚な上屋は歴史の重みを感じさせます。 本州と九州を結ぶ連絡中継駅として たくさんの乗客を迎え、見送ってきたホームは 当時の栄華を今に伝えてくれました。...
2023.4.04 阿武隈急行線 横倉-角田 車体に当たるのではないかと思うほどの 線路脇に咲く桜並木のすぐ横を 列車が通過していきました。 沿線の桜が綺麗だと言われる阿武隈急行線では 4月1日(土)~5月7日(日)までの期間で 「櫻めぐり切符」というフリー切符を販売しています。 今回はクルマでの訪問になりましたが 次は「櫻めぐり切符」を使って のんびりと旅をしてみたいと思います。...
2023.4.04 阿武隈急行線 横倉-岡 福島県の福島駅から宮城県の槻木駅を結んでいる 第三センターの阿武隈急行線ですが、 もんたけの世代では「丸森線」と言った方が 馴染みがあったりします。 路線北部の国鉄丸森線として開業していた区間は 長閑な田園地帯の中を走り、 春には残雪を頂いた蔵王連峰が望めます。 田植えの準備にはまだ早い冬姿の田圃の中を 2両編成の電車が颯爽と駆けて行きました。...
2023.4.03 JR東北本線 船岡-大河原 白石川沿いに咲き誇る 1200本のソメイヨシノの間から 普通列車を狙ってみました。 傾きかけた春の陽を浴びる桜の花弁は 昼間とは少し違った趣を醸し出してくれます。 例年より早く満開となった「一目千本桜」で 春の一日を存分に楽しむことができました。...
2023.4.03 JR東北本線 船岡-大河原 白石川の堤に約8kmに渡って咲き誇る 「白石川堤一目千本桜」。 大正12年に千本余りの桜が植樹されて 今年で100年目を迎えるそうです。 この区間を平行して走る東北本線では、 乗客に桜を楽しんでもらえる様にと、 一部の列車で速度を落として運転します。 列車の中からもお花見を楽しめる粋な計らいに 多くのお客さんが喜んでいる事でしょう。...
2023.4.04 JR東北本線 大河原-船岡 宮城県南部の大河原町と隣の柴田町に連なる 桜の名所「一目千本桜」も、 例年より1週間程度早く満開になりました。 満開の桜が彩る線路の先には 残雪頂く蔵王連峰を望むことができます。 まるで絵葉書の様な風景の中を 颯爽と走る貨物列車と出会う事ができました。...
2023.2.17 富山地方鉄道 富山港線 岩瀬浜-競輪場前 古い町並みが美しい富山市北部の街「岩瀬浜」 江戸時代には北前船の交易で栄えたこの街には 1940年に開削した岩瀬運河があります。 運河上に架かる岩瀬橋からは、 近くに運河とトラム、遠くには化学工場と立山連峰と 富山を代表するものが揃った景色を楽しめます。 かつては貿易で、今は観光で人々を集める岩瀬浜 ゆっくりと訪れてみたい場所でした。...
2023.2.15 富山地方鉄道 富山軌道線 オークスカナルパークホテル富山-富山駅 富山駅の北口を出て正面の信号を渡ると 「Lovers - 恋人たち」という彫刻が目に飛び込んできます。 富山駅南北を走る路面電車の開通を記念して設置されたこの像は、 富山出身のアーチスト吉野美奈子氏による大理石の作品で 日本神話のイザナギ・イザナミを題材とした 愛と平和のシンボル・モニュメントになります。 ライトに照らされて白く浮...
2023.2.15 富山地方鉄道 富山軌道線 富山駅停留場 JR西日本と「あいの風とやま鉄道」が乗り入れている富山駅 その高架下には富山地方鉄道富山軌道線の 富山駅停留場が設けられています。 2020年3月に駅南北の相互直通運転が開始されると 6つの運転系統すべてが発着する富山駅停留場は 富山軌道線のターミナル機能を持つことになりました。 近未来的な洒落たデザインの停留所には かつての「路面電車」のイメージはあり...
2023.2.15 万葉線 越ノ潟駅 高岡駅と越ノ潟を結んでいる万葉線ですが 1930年に開業した越中鉄道から始まり、 富山地方鉄道、加越能鉄道を経て、2002年から 第三セクターの万葉線株式会社によって運営されています。 鉄道の運営が変わっていく過程で、 富山新港の建設によって路線が分断され、 中間駅であった越ノ潟駅が現在の終着駅になりました。 小さな終着駅に設置された簡素な車止めにも 路線の変遷と歴史が詰まっ...
2023.2.15 万葉線 中新湊-東新湊 海へと繋がる運河となっている内川に 路面電車がシルエット姿でやって来ました。 青空が現われて陽が差したか思うと 急に雪が降る不安定な天候の一日 むくむくを湧き上がる雲と白煙が 冬の北陸にやってきた実感が湧きます。...
2023.2.17 富山地方鉄道 越中三郷-越中荏原 市街地から3000m級の山々を 間近に望むことができる富山市 ここ常願寺川に架かる橋梁からは 立山連峰の美しい姿を眺める事ができます。 白々と明けてきた峰々の背景が金色に変わり 冬の太陽が姿を現す5分前 2両編成の列車が鉄橋を渡って行きます。...
2023.2.16 富山地方鉄道 有峰口-千垣 世界でも有数の急流河川である常願寺川 その中流域に架かる全長117mの千垣橋梁は、 昭和12年に完成した美しいアーチを描く鉄道橋です。 下流域の富山平野ではすっかり雪も消えていましたが この付近では、まだ冬の装いのまま。 時より木の枝から落下する雪の音と共に 静々と列車が鉄橋を渡っていきました。 ...
2023.2.15 JR氷見線 雨晴-越中国分 富山湾は西側を能登半島に守られた内海で、 もっとも深いところは水深1,200m以上もある 日本有数の深い湾です。 湾内は冬の日本海の中でも比較的穏やかで、 ブリやホタルイカなどの暖流系の生物とともに、 白エビや紅ズワイガニなどの深海に棲む冷水系の生物も数多く、 さながら「海の幸の宝庫」となっています。 この日は少し波立っていた富山湾ですが、 それを横目に1両編成の...
2023.2.15 JR氷見線 越中国分-雨晴 越中国分駅を出た氷見線の列車は 岩崎ノ鼻の短いトンネルを抜けると 富山湾の海岸に顔を出します。 湾の奥には富山を支えるプラントの 巨大な煙突が林立 久しぶりに冷え込んだ冬の朝、 煙突から水蒸気が立ち上ります。...
2023.2.11 JR八高線 折原-竹沢 昨日の雪が止んだ翌日の朝 大気中のチリやホコリが雪で取り除かれて すっきりとした快晴になりました。 この日に限らず埼玉県は晴天率が高く、 都道府県別の年間快晴日数は64日間と 断トツの全国1位です。 ※全国平均は28日間。 雪がもたらしてくれた澄んだ青空の下、 颯爽と列車がやってきました。...
2023.2.10 JR八高線 明覚-小川町 本州の南岸近くを通る低気圧の影響で 関東地方の平野部にも雪が降りました。 ロウ細工のような黄色い花を咲かせた蝋梅も 突然の雪と寒気に驚いている事でしょう。 「きさらぎ」の2月は、まだまだ冬の季節 時より訪れる寒波を乗り切りながら 少しづつ本格的な春に近づいていきます。...
2023.2.06 JR八高線 寄居-折原 埼玉県を水源として東京湾に注ぐ荒川 その荒川を渡る鉄道の橋梁は 全部で20箇所もあるそうです。 上流から2番目の八高線の橋梁は オーバートラスとガーター橋の複合タイプ 夕暮れ迫る早春の夕刻に 普通列車がガタゴトと渡っていきます。...
2023.1.31 JR八高線 児玉-松久 群馬県の赤城山、榛名山と共に 上毛三山の一つに数えられる妙義山を背にして 普通列車がやってきました。 上州と武蔵を結んでいる八高線北部の沿線では 冬になると上州名物の「からっ風」が吹き荒れます。 今が寒さの底の1月末 冷たい風が線路脇の枯草を揺らしていました。...
2021.1.08 弘南鉄道弘南線 弘前東高前駅 雪と強風の影響で、運転を見合わせていた弘南線も お昼過ぎにやっと動き出しました。 しかし、やって来た始発電車に乗り降りする乗客はなく 雪のホームに足跡が付くことはありません。 次の駅を目指して走り去る電車を 綿帽子を被ったホーム上屋が静かに見送っていました。...
2021.1.08 弘南鉄道大鰐線 石川-石川プール前 昨夜来の暴風雪で運休となっていた大鰐線も 午後になって運転再開となりました。 降り積もった雪は田圃を白く覆い隠し 背後の小山も銀色に彩色しています。 青い空が広がる白と銀色の世界 ステンレス車体の7000系電車が その中に溶け込むようにやって来ました。...
2022.1.14 JR紀勢本線 南部-岩代 四方を海に囲まれている日本、 海岸線の総延長はおよそ34,000Kmにも渡り、 様々な形の奇岩に出会うことができます。 その中で、荒々しい海岸沿いを走る紀勢本線沿線で スフィンクスの様な岩を見つけました。 波の浸食だけで偶然作り出された造形ですが なかなか上手くできていると思います。...
2022.1.14 JR紀勢本線 南部-岩代 冬季でも海水温が20℃近くになることがあるという 和歌山県沖の太平洋を流れる黒潮 真っ青で穏やかな冬の海には 日本海のような厳しさは感じられません。 温暖な気候の紀州和歌山 遠く四国を望む海岸線を 普通列車が通り過ぎて行きました。...
2023.1.1 秩父鉄道 明戸-大麻生 林立する電線と電柱の中を 「EL新春みつみね号」がやって来ました。 新春の柔らかな夕陽を浴びた 茶色い機関車が牽く客車列車は、 古き良き昭和の気配を漂わせます。 昭和の終わりから34年目の令和5年 今年も良い年になります様に。 ...
2023.1.01 秩父鉄道 樋口-野上 新年、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 さて、令和五年の初撮りは、 秩父鉄道の臨時列車「快速EL新春みつみね号」 ヘッドマークと正月飾りを掲出した電気機関車の運行に 沿線の撮影地はどこも大盛況。 混雑のないポイントを探して のんびりと新春の撮影を楽しんできました。...
2022.12.20 JR小海線 中佐都-美里 一年で昼間の時間が最も短い冬至の2日前に 浅間山を望む場所へ撮影に出かけました。 当日の日没時刻は、午後4時34分、 16時を過ぎると、太陽は見る見るうちに西へ傾いていきます。 日没直前のひと時、暮れ行く冬の太陽が、 うっすら雪を纏った浅間山や普通列車を 黄金色に染めていました。...
2022.12.21 しなの鉄道 信濃追分-御代田 葉を落として冬支度を済ました木々の向こうに 薄化粧の浅間山を望む場所へ足を運びました。 気温は低いけれども積雪は少ない軽井沢、 日本海側での大雪にも関わらず ここでは地面に雪が少し被る程度です。 冬らしい風景が広がる12月の軽井沢 これから冷え込みが厳しい季節がやって来ます。...
2021.12.14 豊橋鉄道渥美線 植田-芦原 渥美線沿線の豊橋市・田原市では 全国でトップクラスの日射量と、 年間を通して吹く太平洋から強い風を利用して 太陽光と風力の発電所が数多く運転されています。 それらで発電される電力が増加すると、発電と消費の関係から 変電所では従来と逆方向に電流が流れることが多くなり、 容量の増加など、その対策を講じる必要があるそうです。 再生可能エネルギーの普及には変電所に関...
2021.12.14 豊橋鉄道渥美線 大清水-老津 豊橋市内から渥美半島にかけてを走る豊橋鉄道の渥美線、 市街地を抜けると、沿線にはキャベツ畑が広がっていました。 実は愛知県はキャベツの収穫量が全国で1・2位を争うほど。 その中でも渥美線沿線の豊橋市や田原市は一大生産地で、 そこで育った冬キャベツは、加熱しても煮崩れせずに甘みが増すので、 調理用に使われることが多いそうです。 これから本格的に寒くなる季節に...
2022.12.03 JR山手線 新宿-新大久保 赤や黄色に染まったモミジやイチョウの葉も落ちて 辺りはすっかり初冬の雰囲気になりました。 撮影に出かけたのは新宿歌舞伎町の歓楽街を望む 青梅街道の新宿大ガード 山手線、中央線、埼京線、湘南新宿ラインなどの電車が ひっきりなしに通過して行きます。 慌ただしさを感じさせる師走の初め 色とりどりに煌めくネオンを背景に 黄緑色の電車が大都会の夜を駆けて行きました。...
2022.11.10 叡山電鉄叡山本線 八瀬比叡山口駅 大正時代に建てられた八瀬比叡山口駅は 頭端式のホームを持つ小さな終着駅。 そこに観光列車の「ひえい」が入線していました。 ホームを覆うドーム状の屋根とそれを支える無骨な鉄骨の支柱は 停車中している列車の斬新なデザインと相まって、 ヨーロッパのターミナル駅を彷彿させます。 紅葉シーズンに入ったムード満点の終着駅には 折り返しの出発時刻まで、しばしの静寂が...
2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 二ノ瀬駅 鞍馬・貴船口・二ノ瀬と洛北の紅葉を堪能した後、 帰路に就く二ノ瀬駅のホームに向けて 出町柳行きの「きらら」がやって来ました。 出迎えてくれる紅葉は 代表的な種類のイロハモミジでしょうか 鮮やかな赤い葉の色が印象的です。 終点の出町柳まで30分弱の小さな旅 市内では美味しい京料理を頂いて 京都の昼と夜を満喫しました。...
2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 鞍馬-貴船口 洛北を走る叡山電車の鞍馬線には 展望列車「きらら」の愛称を持つ 900系電車が2編成運行されています。 観光用列車として導入されたこの電車は 眺望を重視した大きな窓ガラスを採用し、 一部の座席は窓側を向けて配置しています。 実際に乗車してみると、立っても座っても眺望は抜群 「紅葉を観るために乗りに来ていただく車両」の コンセプト通りの素敵な車両でした。...
2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 二ノ瀬-市原 叡山電鉄の市原駅-二ノ瀬駅間には、 線路の両側にもみじが植えられています。 特に二ノ瀬駅手前の約250メートルは 「もみじのトンネル」と呼ばれ、 紅葉シーズンになると電車は徐行して運転され、 乗客の目を楽しませてくれます。 見頃には少し早い時期ではありますが、 赤や黄色に覆われた色とりどりのトンネルに ゆっくりと列車が吸い込まれていきました。...
2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 二ノ瀬-貴船口 京都市内左京区の出町柳から 紅葉の名所である貴船や鞍馬を目指す 叡山電鉄の鞍馬線 11月も中旬に差し掛かる頃 沿線の貴船口駅付近では 色付き始めた紅葉が逆光に映えていました。 ハイシーズンともなると混雑するこの路線も 今はそれほどではありません。 静かな洛北で一足早い紅葉を楽しめました。...
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2024.3.17 JR八高線 明覚-小川町 ソメイヨシノの開花予想が発表されて 気温が20℃を超えて日が出てくると 今年も春が近づいて来た感じがします。 梅の花が終わった里山の山裾にも ピンク色の桜の花が咲き 沿線の景色も華やかさが増してきました。 まだまだ寒い日もある3月ですが 暖かくなる日が増えて行くと 豊かな自然を感じられる季節がやってきます。...
2024.3.11 JR八高線 明覚-小川町 景色は少しずつ春っぽくなってきましたが ことしの冬は記録的な暖冬だったせいでしょうか 梅が咲く時期のばらつきが大きい気がします。 普段は花期が長い梅の花でも 既にすっかり花が終わっている樹もあれば 今が盛りの樹も見かけます。 ともあれ、春は確実に近づいてきています これから咲くソメイヨシノの花を 今しばらく待つことにいたしましょう。...
2023.1.17 湘南モノレール 目白山下-片瀬山 片瀬山駅で下車して西へ歩いて行くと 江の島へと下る坂道の途中に 遠くに相模湾を望む場所があります。 支柱にぶら下がってやって来るモノレールは まるで海の上を走っている様で、 普段とは違う鉄道風景が広がっていました。 不思議な景色を見ることができるのも 湘南モノレールの楽しみのひとつです。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 花弁が大きめで濃いピンク色をした河津桜は、 濃く明るい紅色をしたカンヒザクラと 一重咲きで大きな花を咲かすオオシマザクラとの 自然交配種と考えられています。 花期も長く、約1カ月に渡って見頃が続く河津桜ですが、 今年の開花は例年より早かった為でしょうか、 既に葉桜へと変わってしまいました。 また来年、美しい花達に会いに来たいと思います。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 気候が温暖な南伊豆の河津町では 2月になると河津桜と菜の花を 同時に愛でることができます。 線路沿いのガード付近で見つけた 桜と菜の花が一緒に咲いている場所に 赤いキンメ列車がやってきました。 ピンクの桜と黄色い菜の花、 それと赤い車両を照らす柔らかな陽ざしは 穏やかな早春の1日を約束するようでした。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 2020年3月14日のダイヤ改正で 東京―伊豆急下田間に登場した 観光特急の「サフィール踊り子」号 プレミアムグリーン車を含む 全車両グリーン席の編成は まるでホテルのような快適さで 河津桜の観光にも最適な列車です。 東京から2時間20分の道のりを駆けた 紺碧色のサフィール踊り子号を 河津川両岸の河津桜が迎えてくれました。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 一足早く春の訪れを告げる河津町の河津桜ですが、 今年の冬は暖かな日が多かった為でしょうか 例年より少し早めに見頃を迎えているようです。 2月1日から29日まで開催される「河津桜まつり」では、 コロナ禍以前の約8割に当たる 70万人の人出を見込んでいます。 今週末には満開になると予想される河津桜 河津川沿いに咲き誇る850本の桜を 多くの観光客に愛でてもらいたいです。...
2023.1.17 湘南モノレール 大船駅 大船と江の島を結ぶ湘南モノレールには 車体を軌道の下に吊り下げて走行する 「懸垂型」が採用されています。 車体を支える軌道が車両上部にある為、 車体の下にはレールがなく すのこ状の路面が広がっているだけです。 通常の鉄道とはかなり異なる懸垂型モノレール、 宇宙船を格納するかような駅の構内は まるでSFの世界を見ているようでした。...
2023.1.17 江ノ島電鉄 稲村ヶ崎-七里ヶ浜 稲村ケ崎駅を出発した藤沢行きの電車は 七里ガ浜の海岸に出て来ると、 正面に富士山を望むことができます。 空気が澄んでいる冬の夕暮れは オレンジ色の空に優麗なシルエットを 浮かび上がらせてくれました。 暮れゆく冬の残照を車体に映して 電車が目の前を通り過ぎていきます。...
2023.1.17 江ノ島電鉄 腰越-鎌倉高校前 江ノ島電鉄の腰越駅から徒歩約5分の場所にある満福寺は、 源義経が頼朝への和解を願って「腰越状」と呼ばれる手紙を書き、 頼朝の元に届けようとした寺として知られています。 境内には弁慶の腰掛け石や手玉石など、 義経・弁慶ゆかりの品々が残っていますが 訪れて見ると思いの外、小さな古刹で驚きました。 歴史の舞台となった腰越の満福寺 冬の夕陽を浴びて静かに佇む古刹の門...
2023.1.17 江ノ島電鉄 鎌倉高校前-七里ガ浜 昨今、聖地巡礼という言葉は、マンガやアニメ、 映画などの舞台やモデルとなった場所に、 ファンが訪れることを差すようになりました。 人気アニメ「スラムダンク」で有名になった 「鎌倉高校前1号踏切」には、平日にも関わらず 若者を中心とした多くの観光客が集まり、 さまざまな国の言葉が飛び交っています。 日本が世界に誇るアニメ文化ですが、 その影響力の強さを、ま...
2023.1.17 江ノ島電鉄 江の島-腰越 鎌倉と藤沢の間を結ぶ江ノ島電鉄ですが 途中の江ノ島駅と腰越駅の間は 併用軌道となっており、道路上を走行しています。 江ノ島電鉄は全区間が鉄道事業法に基づく 正真正銘の鉄道路線ですので、 併用軌道は電車が道路を走っているというよりも 自動車が線路に入らせてもらっていると言えます。 商店が続く狭い道路に自動車を待たせて 江ノ電は今日も安全運転と定時運行で走ります。...
2012.05.03 のと鉄道 西岸-能登鹿島 集落の手前に広がる入江と、線路の奥に作られた棚田。 のと鉄道沿線には里山と里海が入り混じる 能登らしい風景が展開されています。 穏やかな表情を見せていた のと鉄道沿線も 地震の影響で停電や断水が続いており ライフラインの復旧が喫緊の課題となっています。 水道の復旧には数カ月かかる可能性もあるようですが、 安全を確保しながら、早期の復旧が望まれます。...
2012.05.03 のと鉄道 田鶴浜-和倉温泉 元日の能登地震発生から、11日が経ちました。 1月9日から和倉温泉~穴水間で、 鉄道災害調査隊などの専門家チームが現地に入り、 被災状況の調査が実施されたようです。 その結果、各所で線路の湾曲や土砂流入、 各駅施設の損壊などの大きな被害が確認されています。 今後は復旧への方法や技術的な助言を受ける予定で 運行再開までには、かなりの時間が掛かりそうです。...
2024.1.05 秩父鉄道 武州中川-武州日野 柔らかな新春の陽光を浴びて 華やかな花模様のラッピング車両 「彩色兼備」が長瀞駅に入線してきます。 列車の到着を待つホームでは 宝登山神社の初詣客や長瀞観光の人々で いつもより賑わっていました。 正月の松の内も本日7日までです 三連休の中日ではありますが そろそろ平常モードへ切り替えるころですね。...
2021.12.13 JR東海道新幹線 新富士-静岡 新年明けましておめでとうございます。 年始より、想像もしていないような 災害や事故が立て続けに発生しております。 毎日を何気なく無事に過ごしていることに 感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。 本年もよろしくお願い申し上げます。...
この度、能登地方を震源とした地震により、 被害を受けられた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、 一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。...
2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島 鉄道に係わる趣味にはいくつか種類がありますが その一つに模型の制作があります。 中でも電車や機関車などの鉄道車両は元より、 駅舎やホームなどの鉄道関連の建造物や 周辺の風景や街並みまでも作り込む 鉄道ジオラマはその代表的なものでしょう。 市内電車とJR指宿枕崎線が隣接している 南鹿児島駅周辺はジオラマの絶好の題材、 ミニチュアの世界が目の前に広がっていました。...
2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島-涙橋 涙橋電停から谷山へ向かう市内電車が 専用軌道へと入って行くと 周辺に緑が増えてきます。 線路沿いにある大きな柿の木は 11月の中旬にもかかわらず、 まだ青々と葉が茂り 柿の実は色付き始めたところでした。 一年の平均気温が18.8℃と 東京より約3℃も高い鹿児島市 そこかしこで南国の風情を感じます。...
2023.11.11 鹿児島市電 加治屋町 昨今、都市部における問題のひとつとして 夏場のヒートアイランド現象が上げられますが その対策として市街地の緑化事業が注目を浴びています。 鹿児島市内を走る路面電車の道路併用区間となる 総延長約9kmの軌道敷内全面に対して、 耐環境性が高く、冬場に枯れない芝生を植栽する事で 路面温度の抑制や騒音低減などの効果を上げているそうです。 電停の付近には草花の花壇も設けられて...
2023.2.15 万葉線 越ノ潟駅 高岡駅と越ノ潟を結んでいる万葉線ですが 1930年に開業した越中鉄道から始まり、 富山地方鉄道、加越能鉄道を経て、2002年から 第三セクターの万葉線株式会社によって運営されています。 鉄道の運営が変わっていく過程で、 富山新港の建設によって路線が分断され、 中間駅であった越ノ潟駅が現在の終着駅になりました。 小さな終着駅に設置された簡素な車止めにも 路線の変遷と歴史が詰まっ...
2023.2.15 万葉線 中新湊-東新湊 海へと繋がる運河となっている内川に 路面電車がシルエット姿でやって来ました。 青空が現われて陽が差したか思うと 急に雪が降る不安定な天候の一日 むくむくを湧き上がる雲と白煙が 冬の北陸にやってきた実感が湧きます。...
2023.2.17 富山地方鉄道 越中三郷-越中荏原 市街地から3000m級の山々を 間近に望むことができる富山市 ここ常願寺川に架かる橋梁からは 立山連峰の美しい姿を眺める事ができます。 白々と明けてきた峰々の背景が金色に変わり 冬の太陽が姿を現す5分前 2両編成の列車が鉄橋を渡って行きます。...
2023.2.16 富山地方鉄道 有峰口-千垣 世界でも有数の急流河川である常願寺川 その中流域に架かる全長117mの千垣橋梁は、 昭和12年に完成した美しいアーチを描く鉄道橋です。 下流域の富山平野ではすっかり雪も消えていましたが この付近では、まだ冬の装いのまま。 時より木の枝から落下する雪の音と共に 静々と列車が鉄橋を渡っていきました。 ...
2023.2.15 JR氷見線 雨晴-越中国分 富山湾は西側を能登半島に守られた内海で、 もっとも深いところは水深1,200m以上もある 日本有数の深い湾です。 湾内は冬の日本海の中でも比較的穏やかで、 ブリやホタルイカなどの暖流系の生物とともに、 白エビや紅ズワイガニなどの深海に棲む冷水系の生物も数多く、 さながら「海の幸の宝庫」となっています。 この日は少し波立っていた富山湾ですが、 それを横目に1両編成の...
2023.2.15 JR氷見線 越中国分-雨晴 越中国分駅を出た氷見線の列車は 岩崎ノ鼻の短いトンネルを抜けると 富山湾の海岸に顔を出します。 湾の奥には富山を支えるプラントの 巨大な煙突が林立 久しぶりに冷え込んだ冬の朝、 煙突から水蒸気が立ち上ります。...
2023.2.11 JR八高線 折原-竹沢 昨日の雪が止んだ翌日の朝 大気中のチリやホコリが雪で取り除かれて すっきりとした快晴になりました。 この日に限らず埼玉県は晴天率が高く、 都道府県別の年間快晴日数は64日間と 断トツの全国1位です。 ※全国平均は28日間。 雪がもたらしてくれた澄んだ青空の下、 颯爽と列車がやってきました。...
2023.2.10 JR八高線 明覚-小川町 本州の南岸近くを通る低気圧の影響で 関東地方の平野部にも雪が降りました。 ロウ細工のような黄色い花を咲かせた蝋梅も 突然の雪と寒気に驚いている事でしょう。 「きさらぎ」の2月は、まだまだ冬の季節 時より訪れる寒波を乗り切りながら 少しづつ本格的な春に近づいていきます。...
2023.2.06 JR八高線 寄居-折原 埼玉県を水源として東京湾に注ぐ荒川 その荒川を渡る鉄道の橋梁は 全部で20箇所もあるそうです。 上流から2番目の八高線の橋梁は オーバートラスとガーター橋の複合タイプ 夕暮れ迫る早春の夕刻に 普通列車がガタゴトと渡っていきます。...
2023.1.31 JR八高線 児玉-松久 群馬県の赤城山、榛名山と共に 上毛三山の一つに数えられる妙義山を背にして 普通列車がやってきました。 上州と武蔵を結んでいる八高線北部の沿線では 冬になると上州名物の「からっ風」が吹き荒れます。 今が寒さの底の1月末 冷たい風が線路脇の枯草を揺らしていました。...
2021.1.08 弘南鉄道弘南線 弘前東高前駅 雪と強風の影響で、運転を見合わせていた弘南線も お昼過ぎにやっと動き出しました。 しかし、やって来た始発電車に乗り降りする乗客はなく 雪のホームに足跡が付くことはありません。 次の駅を目指して走り去る電車を 綿帽子を被ったホーム上屋が静かに見送っていました。...
2021.1.08 弘南鉄道大鰐線 石川-石川プール前 昨夜来の暴風雪で運休となっていた大鰐線も 午後になって運転再開となりました。 降り積もった雪は田圃を白く覆い隠し 背後の小山も銀色に彩色しています。 青い空が広がる白と銀色の世界 ステンレス車体の7000系電車が その中に溶け込むようにやって来ました。...
2022.1.14 JR紀勢本線 南部-岩代 四方を海に囲まれている日本、 海岸線の総延長はおよそ34,000Kmにも渡り、 様々な形の奇岩に出会うことができます。 その中で、荒々しい海岸沿いを走る紀勢本線沿線で スフィンクスの様な岩を見つけました。 波の浸食だけで偶然作り出された造形ですが なかなか上手くできていると思います。...
2022.1.14 JR紀勢本線 南部-岩代 冬季でも海水温が20℃近くになることがあるという 和歌山県沖の太平洋を流れる黒潮 真っ青で穏やかな冬の海には 日本海のような厳しさは感じられません。 温暖な気候の紀州和歌山 遠く四国を望む海岸線を 普通列車が通り過ぎて行きました。...
2023.1.1 秩父鉄道 明戸-大麻生 林立する電線と電柱の中を 「EL新春みつみね号」がやって来ました。 新春の柔らかな夕陽を浴びた 茶色い機関車が牽く客車列車は、 古き良き昭和の気配を漂わせます。 昭和の終わりから34年目の令和5年 今年も良い年になります様に。 ...
2023.1.01 秩父鉄道 樋口-野上 新年、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 さて、令和五年の初撮りは、 秩父鉄道の臨時列車「快速EL新春みつみね号」 ヘッドマークと正月飾りを掲出した電気機関車の運行に 沿線の撮影地はどこも大盛況。 混雑のないポイントを探して のんびりと新春の撮影を楽しんできました。...
2022.12.20 JR小海線 中佐都-美里 一年で昼間の時間が最も短い冬至の2日前に 浅間山を望む場所へ撮影に出かけました。 当日の日没時刻は、午後4時34分、 16時を過ぎると、太陽は見る見るうちに西へ傾いていきます。 日没直前のひと時、暮れ行く冬の太陽が、 うっすら雪を纏った浅間山や普通列車を 黄金色に染めていました。...
2022.12.21 しなの鉄道 信濃追分-御代田 葉を落として冬支度を済ました木々の向こうに 薄化粧の浅間山を望む場所へ足を運びました。 気温は低いけれども積雪は少ない軽井沢、 日本海側での大雪にも関わらず ここでは地面に雪が少し被る程度です。 冬らしい風景が広がる12月の軽井沢 これから冷え込みが厳しい季節がやって来ます。...
2021.12.14 豊橋鉄道渥美線 植田-芦原 渥美線沿線の豊橋市・田原市では 全国でトップクラスの日射量と、 年間を通して吹く太平洋から強い風を利用して 太陽光と風力の発電所が数多く運転されています。 それらで発電される電力が増加すると、発電と消費の関係から 変電所では従来と逆方向に電流が流れることが多くなり、 容量の増加など、その対策を講じる必要があるそうです。 再生可能エネルギーの普及には変電所に関...
2021.12.14 豊橋鉄道渥美線 大清水-老津 豊橋市内から渥美半島にかけてを走る豊橋鉄道の渥美線、 市街地を抜けると、沿線にはキャベツ畑が広がっていました。 実は愛知県はキャベツの収穫量が全国で1・2位を争うほど。 その中でも渥美線沿線の豊橋市や田原市は一大生産地で、 そこで育った冬キャベツは、加熱しても煮崩れせずに甘みが増すので、 調理用に使われることが多いそうです。 これから本格的に寒くなる季節に...