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山川草木 鐵道紀行 https://montake1.blog.fc2.com/

全国の鉄道路線を巡り、写真を撮影しています。 ローカル線の風景や季節の中を走る列車をお楽しみください。

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2012/11/05

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  • 梅から桜へ (八高線)

    2024.3.17 JR八高線 明覚-小川町 ソメイヨシノの開花予想が発表されて 気温が20℃を超えて日が出てくると 今年も春が近づいて来た感じがします。 梅の花が終わった里山の山裾にも ピンク色の桜の花が咲き 沿線の景色も華やかさが増してきました。 まだまだ寒い日もある3月ですが 暖かくなる日が増えて行くと 豊かな自然を感じられる季節がやってきます。...

  • 近づく春景色 (八高線)

    2024.3.11 JR八高線 明覚-小川町 景色は少しずつ春っぽくなってきましたが ことしの冬は記録的な暖冬だったせいでしょうか 梅が咲く時期のばらつきが大きい気がします。 普段は花期が長い梅の花でも 既にすっかり花が終わっている樹もあれば 今が盛りの樹も見かけます。 ともあれ、春は確実に近づいてきています これから咲くソメイヨシノの花を 今しばらく待つことにいたしましょう。...

  • 遠望 (湘南モノレール)

    2023.1.17 湘南モノレール 目白山下-片瀬山 片瀬山駅で下車して西へ歩いて行くと 江の島へと下る坂道の途中に 遠くに相模湾を望む場所があります。 支柱にぶら下がってやって来るモノレールは まるで海の上を走っている様で、 普段とは違う鉄道風景が広がっていました。 不思議な景色を見ることができるのも 湘南モノレールの楽しみのひとつです。...

  • また来年 (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 花弁が大きめで濃いピンク色をした河津桜は、 濃く明るい紅色をしたカンヒザクラと 一重咲きで大きな花を咲かすオオシマザクラとの 自然交配種と考えられています。 花期も長く、約1カ月に渡って見頃が続く河津桜ですが、 今年の開花は例年より早かった為でしょうか、 既に葉桜へと変わってしまいました。 また来年、美しい花達に会いに来たいと思います。...

  • 三色共演 (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 気候が温暖な南伊豆の河津町では 2月になると河津桜と菜の花を 同時に愛でることができます。 線路沿いのガード付近で見つけた 桜と菜の花が一緒に咲いている場所に 赤いキンメ列車がやってきました。 ピンクの桜と黄色い菜の花、 それと赤い車両を照らす柔らかな陽ざしは 穏やかな早春の1日を約束するようでした。...

  • サフィール (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 2020年3月14日のダイヤ改正で 東京―伊豆急下田間に登場した 観光特急の「サフィール踊り子」号 プレミアムグリーン車を含む 全車両グリーン席の編成は まるでホテルのような快適さで 河津桜の観光にも最適な列車です。 東京から2時間20分の道のりを駆けた 紺碧色のサフィール踊り子号を 河津川両岸の河津桜が迎えてくれました。...

  • 桜まつり (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 一足早く春の訪れを告げる河津町の河津桜ですが、 今年の冬は暖かな日が多かった為でしょうか 例年より少し早めに見頃を迎えているようです。 2月1日から29日まで開催される「河津桜まつり」では、 コロナ禍以前の約8割に当たる 70万人の人出を見込んでいます。 今週末には満開になると予想される河津桜 河津川沿いに咲き誇る850本の桜を 多くの観光客に愛でてもらいたいです。...

  • SF世界 (湘南モノレール)

    2023.1.17 湘南モノレール 大船駅 大船と江の島を結ぶ湘南モノレールには 車体を軌道の下に吊り下げて走行する 「懸垂型」が採用されています。 車体を支える軌道が車両上部にある為、 車体の下にはレールがなく すのこ状の路面が広がっているだけです。 通常の鉄道とはかなり異なる懸垂型モノレール、 宇宙船を格納するかような駅の構内は まるでSFの世界を見ているようでした。...

  • 冬の残照 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 稲村ヶ崎-七里ヶ浜 稲村ケ崎駅を出発した藤沢行きの電車は 七里ガ浜の海岸に出て来ると、 正面に富士山を望むことができます。 空気が澄んでいる冬の夕暮れは オレンジ色の空に優麗なシルエットを 浮かび上がらせてくれました。 暮れゆく冬の残照を車体に映して 電車が目の前を通り過ぎていきます。...

  • 小さな古刹 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 腰越-鎌倉高校前 江ノ島電鉄の腰越駅から徒歩約5分の場所にある満福寺は、 源義経が頼朝への和解を願って「腰越状」と呼ばれる手紙を書き、 頼朝の元に届けようとした寺として知られています。 境内には弁慶の腰掛け石や手玉石など、 義経・弁慶ゆかりの品々が残っていますが 訪れて見ると思いの外、小さな古刹で驚きました。 歴史の舞台となった腰越の満福寺 冬の夕陽を浴びて静かに佇む古刹の門...

  • 聖地巡礼 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 鎌倉高校前-七里ガ浜 昨今、聖地巡礼という言葉は、マンガやアニメ、 映画などの舞台やモデルとなった場所に、 ファンが訪れることを差すようになりました。 人気アニメ「スラムダンク」で有名になった 「鎌倉高校前1号踏切」には、平日にも関わらず 若者を中心とした多くの観光客が集まり、 さまざまな国の言葉が飛び交っています。 日本が世界に誇るアニメ文化ですが、 その影響力の強さを、ま...

  • 併用軌道 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 江の島-腰越 鎌倉と藤沢の間を結ぶ江ノ島電鉄ですが 途中の江ノ島駅と腰越駅の間は 併用軌道となっており、道路上を走行しています。 江ノ島電鉄は全区間が鉄道事業法に基づく 正真正銘の鉄道路線ですので、 併用軌道は電車が道路を走っているというよりも 自動車が線路に入らせてもらっていると言えます。 商店が続く狭い道路に自動車を待たせて 江ノ電は今日も安全運転と定時運行で走ります。...

  • ライフライン (のと鉄道)

    2012.05.03 のと鉄道 西岸-能登鹿島 集落の手前に広がる入江と、線路の奥に作られた棚田。 のと鉄道沿線には里山と里海が入り混じる 能登らしい風景が展開されています。 穏やかな表情を見せていた のと鉄道沿線も 地震の影響で停電や断水が続いており ライフラインの復旧が喫緊の課題となっています。 水道の復旧には数カ月かかる可能性もあるようですが、 安全を確保しながら、早期の復旧が望まれます。...

  • 被災概況調査 (のと鉄道)

    2012.05.03 のと鉄道 田鶴浜-和倉温泉 元日の能登地震発生から、11日が経ちました。 1月9日から和倉温泉~穴水間で、 鉄道災害調査隊などの専門家チームが現地に入り、 被災状況の調査が実施されたようです。 その結果、各所で線路の湾曲や土砂流入、 各駅施設の損壊などの大きな被害が確認されています。 今後は復旧への方法や技術的な助言を受ける予定で 運行再開までには、かなりの時間が掛かりそうです。...

  • 新春花模様 (秩父鉄道)

    2024.1.05 秩父鉄道 武州中川-武州日野 柔らかな新春の陽光を浴びて 華やかな花模様のラッピング車両 「彩色兼備」が長瀞駅に入線してきます。 列車の到着を待つホームでは 宝登山神社の初詣客や長瀞観光の人々で いつもより賑わっていました。 正月の松の内も本日7日までです 三連休の中日ではありますが そろそろ平常モードへ切り替えるころですね。...

  • 謹賀新年 (東海道新幹線)

    2021.12.13 JR東海道新幹線 新富士-静岡 新年明けましておめでとうございます。 年始より、想像もしていないような 災害や事故が立て続けに発生しております。 毎日を何気なく無事に過ごしていることに 感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。 本年もよろしくお願い申し上げます。...

  • 能登半島地震で被災された皆様へ

    この度、能登地方を震源とした地震により、 被害を受けられた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、 一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。...

  • ジオラマ (鹿児島市電)

    2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島 鉄道に係わる趣味にはいくつか種類がありますが その一つに模型の制作があります。 中でも電車や機関車などの鉄道車両は元より、 駅舎やホームなどの鉄道関連の建造物や 周辺の風景や街並みまでも作り込む 鉄道ジオラマはその代表的なものでしょう。 市内電車とJR指宿枕崎線が隣接している 南鹿児島駅周辺はジオラマの絶好の題材、 ミニチュアの世界が目の前に広がっていました。...

  • 南国風情 (鹿児島市電)

    2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島-涙橋 涙橋電停から谷山へ向かう市内電車が 専用軌道へと入って行くと 周辺に緑が増えてきます。 線路沿いにある大きな柿の木は 11月の中旬にもかかわらず、 まだ青々と葉が茂り 柿の実は色付き始めたところでした。 一年の平均気温が18.8℃と 東京より約3℃も高い鹿児島市 そこかしこで南国の風情を感じます。...

  • Green Road (鹿児島市電)

    2023.11.11 鹿児島市電 加治屋町 昨今、都市部における問題のひとつとして 夏場のヒートアイランド現象が上げられますが その対策として市街地の緑化事業が注目を浴びています。 鹿児島市内を走る路面電車の道路併用区間となる 総延長約9kmの軌道敷内全面に対して、 耐環境性が高く、冬場に枯れない芝生を植栽する事で 路面温度の抑制や騒音低減などの効果を上げているそうです。 電停の付近には草花の花壇も設けられて...

  • 時標 (鹿児島市電)

    2023.11.11 鹿児島市電 加治屋町 明治維新に重要な役割を果たした薩摩藩 鹿児島市街には近代日本に影響を与えた偉人達の像と その解説板を「時標(ときしるべ)」として 市内の7か所に設置されています。 加治屋町電停がある交差点には、 薩英戦争に際に急ぎ鹿児島湾へと駆け付ける 若き大山巌・西郷従道・山本権兵衛の 3名の姿を見ることができます。 緊張感のある中にもどこかユーモラスな姿から 幕末の歴史の一端...

  • 東火を噴く (鹿児島市電)

    2023.11.11 鹿児島市電 武之橋-新屋敷 鹿児島市街の東方約4Kmの 鹿児島湾に浮かぶ標高1117mの桜島 今も活動を続ける活火山で 噴煙を上げる勇壮な姿は 市内の各所から眺める事ができます。 風向きによっては火山灰を市街地に降らせる 厄介な存在ではありますが、 その火を噴く姿は間違いなく鹿児島のシンボルです。...

  • 変わる役割 (秩父鉄道)

    2023.11.19 秩父鉄道 武州中川-武州日野 列車の先頭に掲げられるヘッドマーク 昔は列車の愛称名に因んだデザインのものが多く 寝台特急などに掲げられるヘッドマークは 鉄道少年たちの憧れの的でした。 昨今ではイベント等に係る列車に対し それに関連したヘッドマークが数多く制作され、 一種の広告としての役割を持つ様になりました。 この日のパレオエクスプレスに掲げられたのは 埼玉を題材にした話題の映画「翔ん...

  • 湧水の里 (南阿蘇鉄道)

    2023.11.12 南阿蘇鉄道 白水高原-中松 高原の様な爽やかなイメージがある阿蘇地方ですが、 実は年間降水量が2000㎜以上にもなる 雨が多い地域でもあります。 山々に降り注いだ雨は地下水となり あちこちから湧き出す水源になっていますが、 その中でも寺坂水源は鉄道橋の下にある 珍しい水源になります。 滾々と湧き出す湧水の上を走る列車と 黄色に染まった銀杏との共演を見られるのは、 熊本地震が発生して以来7年...

  • 治水の要 (南阿蘇鉄道)

    2023.11.12 南阿蘇鉄道 立野-長陽 昨今の気候変動の影響でしょうか 毎年のように各地で水害が発生していますが 数ある対策のひとつとして、 ダムによる治水事業が進められています。 阿蘇外輪山の切れ目、白川に建設された立野ダムは 洪水調節を目的とした流水型の治水専用ダムで 今年5月にダム本体の工事が完了し、 来年度からの本運用を目指しています。 コンクリートの武骨な姿ではありますが 色付き始めた峡谷や...

  • 架け橋 (南阿蘇鉄道)

    2023.11.12 南阿蘇鉄道 立野-長陽 南阿蘇鉄道の立野駅と長陽駅間には 白川が造り出した深い渓谷を跨ぐ 第一白川橋梁があります。 この橋梁は2016年4月の熊本地震によって 甚大な被害を受けた事で架け替え工事が行われ、 2023年7月15日に列車の運行が再開されました。 阿蘇五岳の南に広がる南郷谷と 熊本平野の入り口を繋ぐ美しいアーチ橋は 地域の架け橋とてしての役割を再び担います。...

  • 彩色兼備 (秩父鉄道)

    2023.11.03 秩父鉄道 武州中川-浦山口 華やかな花模様に彩られた7500系電車の ラッピングトレイン「彩色兼備」 この「彩色兼備」という愛称は、 秩父鉄道沿線の美しい景色や 美味しい食べ物を表現しているそうです。 ラッピングにも負けず劣らず 鮮やかに色付いた樹々たちが 秩父路に秋の深まりを告げています。...

  • 立冬の前後 (秩父鉄道)

    2023.11.03 秩父鉄道 武州中川-武州日野 暦の上では冬が始まるこの頃は 各地で樹々が色付き、紅葉が見頃になります。 安谷川橋梁が架かる谷でも紅葉が進み、 逆光に映えた樹々の葉が 季節の進みを知らせてくれました。 暖かい日が続いた今年の秋も いよいよ冬の準備に取り掛かります。...

  • 晩秋の入口 (東武東上線)

    2023.10.24 東武東上線 男衾-みなみ寄居 日本の秋を代表する風景として 田圃の彼岸花や群生するススキの他に、 たわわに実った柿の木が思い浮かびます。 線路際で見つけた柿の木には 傾き始めた夕陽に照らされた柿が 美味しそうな橙色に輝いていました。 例年になく暖かな日が続いく今年の秋ですが 季節は少しづつ晩秋へと進んで行きます。...

  • コスモス畑 (秩父鉄道)

    2023.10.23 秩父鉄道 武川-永田 秩父鉄道の武川駅と永田駅の中間付近に 一面のコスモス畑があります。 毎年秋には定番の撮影場所になっていますが この畑は地主の方のご厚意で 毎年花を咲かせているそうです。 秋風に揺れる満開のコスモスを眺めながら 花と列車の撮影を楽しんで来ました。...

  • これからも (東武東上線)

    2023.10.12 東武東上線 大山駅 東武東上線大山駅に隣接した形で 560mの長いアーケードを有する ハッピーロード大山商店街 1日に約25,000人もの買い物客が訪れる商店街は、 中小企業庁が2006年に選定した 「がんばる商店街77選」にも選ばれました。 東上線の高架化事業に伴い 大山駅周辺の再開発も予定されていますが、 いつまでも活気ある商店街であって貰いたいです。...

  • 踏切待ち (東武東上線)

    2023.10.12 東武東上線 大山駅 池袋駅から東武東上線の普通電車に乗車すると 2つ目の駅が大山駅になります。 同駅を含むエリアでは連続立体交差事業が予定され、 2030年度には駅の高架化と共に 8か所の踏切がなくなります。 駅北側のハッピーロード大山商店街と 遊座大山商店街を横切る第15号踏切もその一つ 商店街の間を電車が通り抜ける風景が見れるのも 今のうちかもしれません。...

  • 祭装束 (京浜東北線)

    2023.9.22 JR京浜東北線 浜松町駅 収穫の感謝と翌年の豊作を祈願する秋祭り。 その形は山車が町を練り歩いたり、 踊りなどを奉納したりと様々です。 秋祭りに因んでの事でしょうか 浜松町の駅に設置されている小便小僧は 祭装束のハッピ姿に変身していました。 ホームに響く発車ベルや列車の通過音も 賑やかな祭囃子に聞こえてきます。...

  • 秋桜の花言葉 (八高線)

    2023.9.25 JR八高線 小川町-明覚 秋を彩る花のひとつに秋桜がありますが 白やピンク、赤色、黄色など さまざな色があることも、その魅力のひとつです。 それぞれの色によって花言葉は異なり 白は「優美」、ピンクは「純潔」、 赤は「調和」、黄色は「自然美」など、 優しい響きのものが続きます。 優雅な秋桜が咲き、吹く風が涼しくなると 線路沿いにも本格的な秋がやって来ます。 ...

  • 絨毯の上を (八高線)

    2023.9.25 JR八高線 小川町-明覚 初秋の柔らかな陽ざしの中、 秋桜が敷き詰められた絨毯の上を 普通列車が駆けてきました。 秋分の日も過ぎて涼しくなり、 沿線ではピンクや白の秋桜が 秋らしい情景を醸し出しています。 暑かった夏が過ぎ去ろうとする頃、 八高線沿線の景色も ようやく秋色に変わり始めました。...

  • 季節を繋ぐ (東武東上線)

    2023.9.28 東武東上線 男衾-みなみ寄居 9月になっても残暑に辟易する日が続きますが、 東京では今年の真夏日が90日を超えたそうで 1年の1/4は「真夏」になった計算になります。 記録的な暑さの初秋になっていますが 夏から秋へと季節を繋ぐ彼岸花は いつもと同じように紅い花を咲かせていました。 この花の盛りが過ぎるころには 本格的な秋がやって来て 過ごしやすくなること期待したいですね。...

  • 賑やかな田圃 (八高線)

    2023.9.24 JR八高線 松久-児玉 暑かった夏も終わり、9月も下旬になると、 あちこちの田圃で稲刈りが始まります。 最近は刈取りから脱穀までを コンバインを使うことが多い様ですが、 昔ながらの稲刈りとハゼ掛けの作業を 人手でを行っている光景に出会いました。 賑やかな田圃は秋の風物詩のひとつ 忙しく働く農家の方々の向こうを 普通列車が通過して行きます。...

  • 100日咲く花 (東武東上線)

    2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形 「百日紅」は初夏から秋までの長い期間、 花を咲かせる花木です。 「100日間、紅の花を咲かせる」事が その名前の由来となりますが、 実際には、一度咲いた枝先から 再度芽が出て花をつけるため、 長い間咲いているように見えるそうです。 道端に鮮やかに咲く百日紅は 遠くを駆けてゆく電車を 今日も見送っていました。...

  • 夏の延長戦 (東武東上線)

    2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形 電車から外を眺めていると 大きな百日紅の樹を見つけました。 近くまで来てみると、 樹高が10mはあろうかという立派な樹に 赤い花がたくさん咲いています。 まだまだ暑さが続く9月の上旬 湧き上がる夏の雲と共に 夏の延長戦が続きます。...

  • 野生美 (秩父鉄道)

    2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 9月に入っても厳しい残暑が続く日々 武州中川駅では改札口からホームの間には、 キバナコスモスが咲いていました。 この花の花言葉は「野生美」 やせた土地でも育ち、花期が長く、害虫にも強いので、 手入れをせずに放任してもよく咲き続けます。 力強さと可憐さ兼ね備えたキバナコスモス 改札口へと向かう乗客の目も楽しませてくれるでしょう。...

  • 残暑の中で (秩父鉄道)

    2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 オレンジ色の絨毯の向こう側から 普通列車がやって来ました。 残暑の中で訪れた武州中川駅の構内には たくさんのキバナコスモスの花が風に揺られ 美しく咲き誇っていました。 吹く風は熱気を帯びた南風 秩父路に秋がやって来るのは もう少し先になりそうです。...

  • 季節の進み (しなの鉄道)

    2016.8.26 しなの鉄道 信濃追分-御代田 今年の夏は、お盆が過ぎてもなかなか涼しくならず、 日中は厳しい暑さが続いていますが、 それでも夕方は心なしか、涼しくなってきたようにも感じます。 気付かぬうちに、いつの間にか日暮れの時間は短くなり 陽の光の力強さも、幾分柔らかくなってきました。 まだまだ残暑厳しき日々が続きますが 元気に夏を乗り切って行きたいですね。...

  • ハレとケ (しなの鉄道)

    2023.8.04 しなの鉄道 上田駅 長野駅を出発した「ろくもん」車内での食事が終わる頃、 列車は上田駅に到着し、後続の普通列車に道を譲ります。 窓辺には置かれたスタンドライトで淡く照らされた室内は、 いつもと違う特別な「ハレ(晴れ)」の世界に対して、 窓の外の景色は、いつもの日常の「ケ(褻)」の世界です。 普段では味わえない特別な雰囲気を楽しみながら 終着の軽井沢まで、列車の旅は続きます。...

  • WINEと地酒

    2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 3両編成の観光列車「ろくもん」ですが、 2号車にあるサービスカウンターの前には 長野県産のワインや地酒がディスプレイされています。 車内でこれらのワインや地酒を注文し、 千曲川や浅間山など沿線の景色を楽しみながら グラスを傾けることができます。 列車の揺れに合わせて、飲むワインはまた格別 ほろ酔い加減も旅情を高めてくれます。...

  • 粋な演出 (しなの鉄道)

    2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 長野駅に入線してきた観光列車「ろくもん」 ホームではアテンダントの方が法螺貝を吹いて 列車の到着を知らせてくれます。 これは沿線の上田市を居城とした戦国大名の真田氏が 出陣の際に、法螺貝を吹いたとされる事にちなんで 行っているそうです。 法螺貝の音に、これから乗車する乗客達も スマホやカメラを取り出して写真をパシャリ、 粋な演出に旅行気分も盛り上がります。...

  • 旅の楽しみ (しなの鉄道)

    2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 軽井沢と長野の間を走る しなの鉄道の観光列車「ろくもん」では 地元の食材をふんだんに使った 洋食や和食が提供されています。 美味しい食事の他にも「旅」の楽しむ為に 車内設備は素敵なものが設えられ、 鉄道の旅の楽しさを演出してくれます。 新幹線の車内販売も廃止になる昨今ですが、 ゆっくりと食事をしながら 列車に揺られてみるのもいいですね。...

  • 向日葵の季節 (しなの鉄道)

    2022.8.10 しなの鉄道 御代田-平原 真夏を代表する花と言えば 大輪の黄色い花を咲かせる 向日葵(ひまわり)が挙げられます。 太陽の動きにつれて花が回ることから 名付けられた名前ではありますが、 太陽を追って動くのは 生長が盛んな若い時期だけだそうです。 鮮やかな向日葵の花が咲く夏の日々ですが 暑さ厳しき折、ご自愛の上お過ごし下さい。...

  • HIGH RAIL (小海線)

    2022.8.08 JR小海線 野辺山-信濃川上 土・日曜・祝日を中心に運転されている 小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」 天空に一番近い列車というコンセプトの下 JR線の標高最高地点「1375m」にちなんで 名付けられた「HIGH RAIL 1375」は この夏も元気に運行されています。 乗って楽しい夏の観光列車 夏休みの子供たちの笑顔が見られそうです。...

  • 手水の音響く (箱根登山鉄道)

    2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の銭洗弁天の門をくぐると すぐ左手に立派な龍の手水舎があります。 龍の口から水が流れ出る手水舎は、 龍が水を司る神様として崇められていたことが 由来とされています。 ここのご祭神は水を治める神様の瀬織津姫之大神 境内に響く手水の水の音が 列車の発車ベルにも聞こえました。...

  • 深沢銭洗弁天 (箱根登山鉄道)

    2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の上りホームに面したところに 弁才天を祀る「深沢銭洗弁天」があります。 大正15年に小さな社を建ててお祀りしたのが始まりで 境内に用意されているひしゃくとザルでお金を洗うと 金運向上のご利益がある言われています。 静かな森の中、境内に響く池の水の音によって 心も体も洗われる感じがしました。...

  • 秘境駅の佇まい (箱根登山鉄道)

    2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 2つのトンネルに挟まれた塔ノ沢駅は 辺りを深い緑に囲まれていて 駅の周辺には人家はありません。 駅へ通じる道も歩行者専用路しかなく、 1993年にトンネルを拡幅する際には、 重機などの機材搬入が不可能だったため 手掘りで作業が行われたそうです。 賑やかな箱根湯本の次の駅とは思えない 静かな佇まいの塔ノ沢駅は まさに「秘境駅」と言ってもよいでしょう。...

  • ルーティーン (箱根登山鉄道)

    2023.6.27 箱根登山鉄道 大平台駅 箱根登山鉄道には、列車の進行方向が変わる スイッチバックが3か所ありますが、 ここ大平台駅だけ乗客が乗降可能な駅になっています。 列車が駅に到着すると、車掌はドアを開け、 最後尾から先頭車両まで急いで移動し、 ドアを閉めて運転士に出発合図を送ります。 ホームの紫陽花が見守る中、 繰り返される一連のルーティーンによって 今日も列車の安全な運行が確保されています。...

  • 移ろう色に (箱根登山鉄道)

    2023.6.26 箱根登山鉄道 上大平台信号場-大平台 紫陽花の色には赤、青、紫などがありますが、 その色は土のPH度によって変化して 酸性の場合は青色、中性は紫色、 アルカリ性だと赤色の花になります。 日本では酸性の土壌が多いため、 紫陽花も青色のものが多いのですが 落ち着いた紫色もまた素敵です。 急カーブの先から現れた列車が 線路際に咲く紫陽花を揺らしながら ゆっくりと通過していきました。...

  • 紫陽花の径 (箱根登山鉄道)

    2023.6.26 箱根登山鉄道 出山信号場-大平台 箱根の山を登る箱根登山鉄道ですが 箱根湯本から強羅までの沿線には 1万株以上の紫陽花が植えられています。 元は線路沿いの土止めの目的で植えられたものですが、 今では箱根登山鉄道の社員皆様の手入れによって 車窓からその美しい姿を見ることができます。 シーズン中の夜にはライトアップも行われ 乗客の目を楽しませてくれる登山電車、 咲き誇る紫陽花が箱根の山道を飾...

  • 夏の気配 (秩父鉄道)

    2023.6.04 秩父鉄道 武州日野-白久 真上から降り注ぐ強い日差しを受けて 黒い蒸気機関車がやってきました。 梅雨入りを直前に控えた6月初旬 木々の間から望む青空には 夏を思わせる雲が湧いています。 緑と白い雲のコントラストは やがて到来する夏の気配を感じさせました。...

  • 初夏の風に (秩父鉄道)

    2023.6.04 秩父鉄道 親鼻駅 秩父鉄道の親鼻駅の裏手には 小さなポピー畑があります。 この親鼻駅と隣の皆野駅は ポピーの名所として有名な 秩父高原牧場の「天空のポピー」の最寄り駅 列車の発車に合わせるように 可憐な花が初夏の風に揺れていました。...

  • 天に向かって (小湊鉄道)

    2023.5.17 小湊鉄道 上総大久保-養老渓谷 温暖なイメージがある房総半島ですが 内陸部になると寒暖の差があって 様々な種類の樹木が生育しています。 線路に沿った細い道路を歩いて行くと 針葉樹の杉が天に向かって伸びていました。 真っすぐに育った杉の隙間から ローカル色溢れる列車が通過して行きます。...

  • 若葉透かして (小湊鉄道)

    2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-月崎 5月の爽やかな風が吹き抜ける中 涼しい木陰で列車を待ちました。 大きな樹の下では若葉が初夏の陽に透けて 美しい緑のコントラストを見せてくれます。 のんびりと撮影を楽しむには良い季節 カメラのシャッターを切りつつ 去りゆく列車を見送りました。...

  • 葉桜の頃 (小湊鉄道)

    2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保駅 林の中に静かに佇む上総大久保駅に レトロなディーゼルカーが入線してきました。 春になると駅の周辺には桜や菜の花が咲き、 華やかなで美しい姿を見せてくれますが 眩い新緑に囲まれた景色もまた素敵です。 四季折々の姿を見せる小さな駅に 違う季節にも来訪したくなりました。...

  • 懐かしの色 (小湊鉄道)

    2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-養老渓谷 その昔、国鉄時代のローカル線を クリームと朱色に塗り分けたディーゼルカーが 全国各地を駆け巡っていました。 このクリームと朱色の色合いは 多くの地方私鉄の車両にも採用され、 小湊鉄道ではキハ200形が 今も現役で運行されています。 初夏の陽が降り注ぐ午後に 懐かしさを誘う車体の色が 深い緑の中へと消えて行きました。...

  • 緑のトンネル (小湊鉄道)

    2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-月崎 線路を覆い尽くさんばかりの緑のトンネルから 赤い列車が顔を出しました。 ローカル線ではよく見かける風景ですが 実際に乗車してみると列車の窓に小枝が当り カサカサと音が立てながら通過します。 これもローカル線ならではの風情でしょうか 木々の葉を揺らしながら列車がやって来ました。...

  • 小さな踏切で (小湊鉄道)

    2023.5.16 小湊鉄道 月崎-上総大久保 月崎駅近くの小さな踏切で、 「きしゃにちゅうい」と書かれた標識を見つけました。 昨今あまり聞かなくなった「きしゃ(汽車)」という言葉に なんだか懐かしさを感じます。 最近では、鉄道車両はなんでも 「電車」と呼ぶ人が増えていますが なんとなく違和感があるのは、古い人間だからでしょうか。 苔生す踏切で、そんな事を考えていました。...

  • 古き新鋭 (小湊鉄道)

    2023.5.16 小湊鉄道 月崎駅 首都圏近郊の房総半島を走る小湊鉄道は まるで昭和の時代に戻ったような 車両と沿線風景が人気の路線です。 五月の爽やかな風が吹きぬける午後 レトロな駅舎の月崎駅に現れたのは 秋田からやって来たJRのキハ40でした。 小さな花の出迎える温暖な房総半島で 古き新鋭が令和の時代に活躍します。 ...

  • 見頃を迎えて (秩父鉄道)

    2023.5.04 秩父鉄道 武州日野駅 風薫る五月に入ると、秩父鉄道の武州日野駅では 植栽されているツツジの花が見頃を迎えます。 よく手入れされたツツジの所へやって来たのは コスモスの花をあしらったラッピング車両。 ツツジとコスモスとの花のコラボが実現しました。 直前のSLパレオエキスプレスの通過時に居た たくさんのカメラマンやギャラリーもいなくなり 静かになった構内で、花も列車も楽しめました。...

  • 帰り水 (鹿児島本線)

    2023.4.08 鹿児島本線 門司港駅 門司港駅の改札を抜けて左側に進むと 木造の洗面所の前に設置されている 真鍮製の蛇口が目に留まります。 終戦後に門司港へ降り立った復員や引揚の人達が、 この蛇口から出る水を飲んで 安堵したため、 いつしか「帰り水」と呼ばれるようになったそうです。 今では観光スポットとしても有名になり 多くの外国人観光客も訪れる門司港駅ですが、 様々な逸話と共に、これからも歴史を刻んで...

  • 門司港慕情 (鹿児島本線)

    2023.4.08 鹿児島本線 門司港駅 九州の鉄道の起点である門司港駅は 始発駅でもあり、終着駅でもあります。 明治24年に開設された後、 現在の場所に移転開業したのは大正3年。 頭端式の広いプラットホームと 重厚な上屋は歴史の重みを感じさせます。 本州と九州を結ぶ連絡中継駅として たくさんの乗客を迎え、見送ってきたホームは 当時の栄華を今に伝えてくれました。...

  • 櫻めぐり (阿武隈急行線)

    2023.4.04 阿武隈急行線 横倉-角田 車体に当たるのではないかと思うほどの 線路脇に咲く桜並木のすぐ横を 列車が通過していきました。 沿線の桜が綺麗だと言われる阿武隈急行線では 4月1日(土)~5月7日(日)までの期間で 「櫻めぐり切符」というフリー切符を販売しています。 今回はクルマでの訪問になりましたが 次は「櫻めぐり切符」を使って のんびりと旅をしてみたいと思います。...

  • 旧丸森線 (阿武隈急行線)

    2023.4.04 阿武隈急行線 横倉-岡 福島県の福島駅から宮城県の槻木駅を結んでいる 第三センターの阿武隈急行線ですが、 もんたけの世代では「丸森線」と言った方が 馴染みがあったりします。 路線北部の国鉄丸森線として開業していた区間は 長閑な田園地帯の中を走り、 春には残雪を頂いた蔵王連峰が望めます。 田植えの準備にはまだ早い冬姿の田圃の中を 2両編成の電車が颯爽と駆けて行きました。...

  • 春の一日 (東北本線)

    2023.4.03 JR東北本線 船岡-大河原 白石川沿いに咲き誇る 1200本のソメイヨシノの間から 普通列車を狙ってみました。 傾きかけた春の陽を浴びる桜の花弁は 昼間とは少し違った趣を醸し出してくれます。 例年より早く満開となった「一目千本桜」で 春の一日を存分に楽しむことができました。...

  • 一目千本桜 (東北本線)

    2023.4.03 JR東北本線 船岡-大河原 白石川の堤に約8kmに渡って咲き誇る 「白石川堤一目千本桜」。 大正12年に千本余りの桜が植樹されて 今年で100年目を迎えるそうです。 この区間を平行して走る東北本線では、 乗客に桜を楽しんでもらえる様にと、 一部の列車で速度を落として運転します。 列車の中からもお花見を楽しめる粋な計らいに 多くのお客さんが喜んでいる事でしょう。...

  • 蔵王遠景 (東北本線)

    2023.4.04 JR東北本線 大河原-船岡 宮城県南部の大河原町と隣の柴田町に連なる 桜の名所「一目千本桜」も、 例年より1週間程度早く満開になりました。 満開の桜が彩る線路の先には 残雪頂く蔵王連峰を望むことができます。 まるで絵葉書の様な風景の中を 颯爽と走る貨物列車と出会う事ができました。...

  • 運河の先に (富山港線)

    2023.2.17 富山地方鉄道 富山港線 岩瀬浜-競輪場前 古い町並みが美しい富山市北部の街「岩瀬浜」 江戸時代には北前船の交易で栄えたこの街には 1940年に開削した岩瀬運河があります。 運河上に架かる岩瀬橋からは、 近くに運河とトラム、遠くには化学工場と立山連峰と 富山を代表するものが揃った景色を楽しめます。 かつては貿易で、今は観光で人々を集める岩瀬浜 ゆっくりと訪れてみたい場所でした。...

  • Lovers (富山港線)

    2023.2.15 富山地方鉄道 富山軌道線 オークスカナルパークホテル富山-富山駅 富山駅の北口を出て正面の信号を渡ると 「Lovers - 恋人たち」という彫刻が目に飛び込んできます。 富山駅南北を走る路面電車の開通を記念して設置されたこの像は、 富山出身のアーチスト吉野美奈子氏による大理石の作品で 日本神話のイザナギ・イザナミを題材とした 愛と平和のシンボル・モニュメントになります。 ライトに照らされて白く浮...

  • Terminal (富山軌道線)

    2023.2.15 富山地方鉄道 富山軌道線 富山駅停留場 JR西日本と「あいの風とやま鉄道」が乗り入れている富山駅 その高架下には富山地方鉄道富山軌道線の 富山駅停留場が設けられています。 2020年3月に駅南北の相互直通運転が開始されると 6つの運転系統すべてが発着する富山駅停留場は 富山軌道線のターミナル機能を持つことになりました。 近未来的な洒落たデザインの停留所には かつての「路面電車」のイメージはあり...

  • 終着駅と車止め (万葉線)

    2023.2.15 万葉線 越ノ潟駅 高岡駅と越ノ潟を結んでいる万葉線ですが 1930年に開業した越中鉄道から始まり、 富山地方鉄道、加越能鉄道を経て、2002年から 第三セクターの万葉線株式会社によって運営されています。 鉄道の運営が変わっていく過程で、 富山新港の建設によって路線が分断され、 中間駅であった越ノ潟駅が現在の終着駅になりました。 小さな終着駅に設置された簡素な車止めにも 路線の変遷と歴史が詰まっ...

  • 雲湧く冬空 (万葉線)

    2023.2.15 万葉線 中新湊-東新湊 海へと繋がる運河となっている内川に 路面電車がシルエット姿でやって来ました。 青空が現われて陽が差したか思うと 急に雪が降る不安定な天候の一日 むくむくを湧き上がる雲と白煙が 冬の北陸にやってきた実感が湧きます。...

  • 日の出前 (富山地方鉄道)

    2023.2.17 富山地方鉄道 越中三郷-越中荏原 市街地から3000m級の山々を 間近に望むことができる富山市 ここ常願寺川に架かる橋梁からは 立山連峰の美しい姿を眺める事ができます。 白々と明けてきた峰々の背景が金色に変わり 冬の太陽が姿を現す5分前 2両編成の列車が鉄橋を渡って行きます。...

  • 冬の名残 (富山地方鉄道)

    2023.2.16 富山地方鉄道 有峰口-千垣 世界でも有数の急流河川である常願寺川 その中流域に架かる全長117mの千垣橋梁は、 昭和12年に完成した美しいアーチを描く鉄道橋です。 下流域の富山平野ではすっかり雪も消えていましたが この付近では、まだ冬の装いのまま。 時より木の枝から落下する雪の音と共に 静々と列車が鉄橋を渡っていきました。 ...

  • 海の幸の宝庫 (氷見線)

    2023.2.15 JR氷見線 雨晴-越中国分 富山湾は西側を能登半島に守られた内海で、 もっとも深いところは水深1,200m以上もある 日本有数の深い湾です。 湾内は冬の日本海の中でも比較的穏やかで、 ブリやホタルイカなどの暖流系の生物とともに、 白エビや紅ズワイガニなどの深海に棲む冷水系の生物も数多く、 さながら「海の幸の宝庫」となっています。 この日は少し波立っていた富山湾ですが、 それを横目に1両編成の...

  • 冬の朝 (氷見線)

    2023.2.15 JR氷見線 越中国分-雨晴 越中国分駅を出た氷見線の列車は 岩崎ノ鼻の短いトンネルを抜けると 富山湾の海岸に顔を出します。 湾の奥には富山を支えるプラントの 巨大な煙突が林立 久しぶりに冷え込んだ冬の朝、 煙突から水蒸気が立ち上ります。...

  • 快晴の朝 (八高線)

    2023.2.11 JR八高線 折原-竹沢 昨日の雪が止んだ翌日の朝 大気中のチリやホコリが雪で取り除かれて すっきりとした快晴になりました。 この日に限らず埼玉県は晴天率が高く、 都道府県別の年間快晴日数は64日間と 断トツの全国1位です。 ※全国平均は28日間。 雪がもたらしてくれた澄んだ青空の下、 颯爽と列車がやってきました。...

  • 如月の雪 (八高線)

    2023.2.10 JR八高線 明覚-小川町 本州の南岸近くを通る低気圧の影響で 関東地方の平野部にも雪が降りました。 ロウ細工のような黄色い花を咲かせた蝋梅も 突然の雪と寒気に驚いている事でしょう。 「きさらぎ」の2月は、まだまだ冬の季節 時より訪れる寒波を乗り切りながら 少しづつ本格的な春に近づいていきます。...

  • 荒川橋梁 (八高線)

    2023.2.06 JR八高線 寄居-折原 埼玉県を水源として東京湾に注ぐ荒川 その荒川を渡る鉄道の橋梁は 全部で20箇所もあるそうです。 上流から2番目の八高線の橋梁は オーバートラスとガーター橋の複合タイプ 夕暮れ迫る早春の夕刻に 普通列車がガタゴトと渡っていきます。...

  • 上州名物 (八高線)

    2023.1.31 JR八高線 児玉-松久 群馬県の赤城山、榛名山と共に 上毛三山の一つに数えられる妙義山を背にして 普通列車がやってきました。 上州と武蔵を結んでいる八高線北部の沿線では 冬になると上州名物の「からっ風」が吹き荒れます。 今が寒さの底の1月末 冷たい風が線路脇の枯草を揺らしていました。...

  • 昼の始発電車 (弘南鉄道)

    2021.1.08 弘南鉄道弘南線 弘前東高前駅 雪と強風の影響で、運転を見合わせていた弘南線も お昼過ぎにやっと動き出しました。 しかし、やって来た始発電車に乗り降りする乗客はなく 雪のホームに足跡が付くことはありません。 次の駅を目指して走り去る電車を 綿帽子を被ったホーム上屋が静かに見送っていました。...

  • 白と銀色の世界 (弘南鉄道)

    2021.1.08 弘南鉄道大鰐線 石川-石川プール前 昨夜来の暴風雪で運休となっていた大鰐線も 午後になって運転再開となりました。 降り積もった雪は田圃を白く覆い隠し 背後の小山も銀色に彩色しています。 青い空が広がる白と銀色の世界 ステンレス車体の7000系電車が その中に溶け込むようにやって来ました。...

  • 自然の造形 (紀勢本線)

    2022.1.14 JR紀勢本線 南部-岩代 四方を海に囲まれている日本、 海岸線の総延長はおよそ34,000Kmにも渡り、 様々な形の奇岩に出会うことができます。 その中で、荒々しい海岸沿いを走る紀勢本線沿線で スフィンクスの様な岩を見つけました。 波の浸食だけで偶然作り出された造形ですが なかなか上手くできていると思います。...

  • 黒潮と共に (紀勢本線)

    2022.1.14 JR紀勢本線 南部-岩代 冬季でも海水温が20℃近くになることがあるという 和歌山県沖の太平洋を流れる黒潮 真っ青で穏やかな冬の海には 日本海のような厳しさは感じられません。 温暖な気候の紀州和歌山 遠く四国を望む海岸線を 普通列車が通り過ぎて行きました。...

  • 昭和の気配 (秩父鉄道)

    2023.1.1 秩父鉄道 明戸-大麻生 林立する電線と電柱の中を 「EL新春みつみね号」がやって来ました。 新春の柔らかな夕陽を浴びた 茶色い機関車が牽く客車列車は、 古き良き昭和の気配を漂わせます。 昭和の終わりから34年目の令和5年 今年も良い年になります様に。 ...

  • 謹賀新年2023 (秩父鉄道)

    2023.1.01 秩父鉄道 樋口-野上 新年、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 さて、令和五年の初撮りは、 秩父鉄道の臨時列車「快速EL新春みつみね号」 ヘッドマークと正月飾りを掲出した電気機関車の運行に 沿線の撮影地はどこも大盛況。 混雑のないポイントを探して のんびりと新春の撮影を楽しんできました。...

  • 冬至の頃 (小海線)

    2022.12.20 JR小海線 中佐都-美里 一年で昼間の時間が最も短い冬至の2日前に 浅間山を望む場所へ撮影に出かけました。 当日の日没時刻は、午後4時34分、 16時を過ぎると、太陽は見る見るうちに西へ傾いていきます。 日没直前のひと時、暮れ行く冬の太陽が、 うっすら雪を纏った浅間山や普通列車を 黄金色に染めていました。...

  • 冬支度 (しなの鉄道)

    2022.12.21 しなの鉄道 信濃追分-御代田 葉を落として冬支度を済ました木々の向こうに 薄化粧の浅間山を望む場所へ足を運びました。 気温は低いけれども積雪は少ない軽井沢、 日本海側での大雪にも関わらず ここでは地面に雪が少し被る程度です。 冬らしい風景が広がる12月の軽井沢 これから冷え込みが厳しい季節がやって来ます。...

  • 再エネと変電所 (豊橋鉄道)

    2021.12.14 豊橋鉄道渥美線 植田-芦原 渥美線沿線の豊橋市・田原市では 全国でトップクラスの日射量と、 年間を通して吹く太平洋から強い風を利用して 太陽光と風力の発電所が数多く運転されています。 それらで発電される電力が増加すると、発電と消費の関係から 変電所では従来と逆方向に電流が流れることが多くなり、 容量の増加など、その対策を講じる必要があるそうです。 再生可能エネルギーの普及には変電所に関...

  • 冬のキャベツ (豊橋鉄道)

    2021.12.14 豊橋鉄道渥美線 大清水-老津 豊橋市内から渥美半島にかけてを走る豊橋鉄道の渥美線、 市街地を抜けると、沿線にはキャベツ畑が広がっていました。 実は愛知県はキャベツの収穫量が全国で1・2位を争うほど。 その中でも渥美線沿線の豊橋市や田原市は一大生産地で、 そこで育った冬キャベツは、加熱しても煮崩れせずに甘みが増すので、 調理用に使われることが多いそうです。 これから本格的に寒くなる季節に...

  • 煌めく夜 (山手線)

    2022.12.03 JR山手線 新宿-新大久保 赤や黄色に染まったモミジやイチョウの葉も落ちて 辺りはすっかり初冬の雰囲気になりました。 撮影に出かけたのは新宿歌舞伎町の歓楽街を望む 青梅街道の新宿大ガード 山手線、中央線、埼京線、湘南新宿ラインなどの電車が ひっきりなしに通過して行きます。 慌ただしさを感じさせる師走の初め 色とりどりに煌めくネオンを背景に 黄緑色の電車が大都会の夜を駆けて行きました。...

  • 欧州慕情 (叡山電鉄)

    2022.11.10 叡山電鉄叡山本線 八瀬比叡山口駅 大正時代に建てられた八瀬比叡山口駅は 頭端式のホームを持つ小さな終着駅。 そこに観光列車の「ひえい」が入線していました。 ホームを覆うドーム状の屋根とそれを支える無骨な鉄骨の支柱は 停車中している列車の斬新なデザインと相まって、 ヨーロッパのターミナル駅を彷彿させます。 紅葉シーズンに入ったムード満点の終着駅には 折り返しの出発時刻まで、しばしの静寂が...

  • イロハモミジ (叡山電鉄)

    2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 二ノ瀬駅 鞍馬・貴船口・二ノ瀬と洛北の紅葉を堪能した後、 帰路に就く二ノ瀬駅のホームに向けて 出町柳行きの「きらら」がやって来ました。 出迎えてくれる紅葉は 代表的な種類のイロハモミジでしょうか 鮮やかな赤い葉の色が印象的です。 終点の出町柳まで30分弱の小さな旅 市内では美味しい京料理を頂いて 京都の昼と夜を満喫しました。...

  • 展望列車 (叡山電鉄)

    2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 鞍馬-貴船口 洛北を走る叡山電車の鞍馬線には 展望列車「きらら」の愛称を持つ 900系電車が2編成運行されています。 観光用列車として導入されたこの電車は 眺望を重視した大きな窓ガラスを採用し、 一部の座席は窓側を向けて配置しています。 実際に乗車してみると、立っても座っても眺望は抜群 「紅葉を観るために乗りに来ていただく車両」の コンセプト通りの素敵な車両でした。...

  • 色とりどり (叡山電鉄)

    2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 二ノ瀬-市原 叡山電鉄の市原駅-二ノ瀬駅間には、 線路の両側にもみじが植えられています。 特に二ノ瀬駅手前の約250メートルは 「もみじのトンネル」と呼ばれ、 紅葉シーズンになると電車は徐行して運転され、 乗客の目を楽しませてくれます。 見頃には少し早い時期ではありますが、 赤や黄色に覆われた色とりどりのトンネルに ゆっくりと列車が吸い込まれていきました。...

  • 一足早い紅葉 (叡山電鉄)

    2022.11.09 叡山電鉄鞍馬線 二ノ瀬-貴船口 京都市内左京区の出町柳から 紅葉の名所である貴船や鞍馬を目指す 叡山電鉄の鞍馬線 11月も中旬に差し掛かる頃 沿線の貴船口駅付近では 色付き始めた紅葉が逆光に映えていました。 ハイシーズンともなると混雑するこの路線も 今はそれほどではありません。 静かな洛北で一足早い紅葉を楽しめました。...

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