鈴果根瑞希 さん プロフィール

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鈴果根瑞希さん: ぼくらの永遠
ハンドル名鈴果根瑞希 さん
ブログタイトルぼくらの永遠
ブログURLhttp://mizuki898.blog.fc2.com/
サイト紹介文連載・カウンセラー×ミュージシャンの卵が織りなす幸せの形。R-18
自由文R-18 性描写あり。基本的に愛のあるBL小説。重い内容のものもあるので読むのは少し覚悟が必要な場合も。強い心臓は必須。でも基本的にラブ&ピースがモットーです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2012/11/26 22:51

鈴果根瑞希 さんのブログ記事

  • 広告消しと生存確認と
  • すずがねは……生きてる!久しぶりに自ブログを覗いたら、地味にカウンターが回っており、大変申し訳なくm(__)mもう落ち着いたのですが、現実で事態が色々と動き、しばらく小説のことを考える余裕もなかった感じでした。こう、海の真ん中で溺れて海水をいっぱい飲んで、やっと海辺に辿りついて、入院してたけど、最近退院しました。みたいな感じです。あ。比喩です(笑)まあ、時間もなかったんですが。今はなんとか、色々と終息して [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 40 
  • 「そうそう。音楽をする時間をもっと増やしたいって言うから、ならここはどうだって連れてきたんだよな。それから俺が日本から離れちゃったから、あんまりここには来てなかったけど、あいつの腕前は知ってるよ」 男――窪塚はそう説明する。「あの時、金にも困ってたみたいだしな。欲しいギターも買えないで、バイト増やそうかと悩んでたみたいだし」「え、そうなの? 初耳」「俺、言わなかったか」 ミヤさんは「聞いてないわよ [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 39
  •  ミヤさんは高志の顔を見るなり「死神みたいな顔」だと声をあげて笑った。 日曜日の夜だからか、高志が店に入った時、ワンダーには客はいなかった。皮肉ってやろうかと思ったが、ミヤさんを独り占めできるのはありがたかったので、それは口にしなかった。 水割りを作りながらミヤさんが言う。「マナとケンカしたんじゃない」 察しの良さに思わず苦笑いが出る。「よくわかったね」「あの子も変だったからね」「変?」「なんかね [続きを読む]
  • 生きております
  • 皆さま、お久しぶりでございます。しばらく更新できない状況下にあり、やっと色々と落ち着いたのでとりあえず広告消しの記事を書きに参りました。先週くらいだったか、夢に愛生くんが出てきて、勝手に話を展開されて非常に困った事態になりました。そこまで書けっちゅーんかい。夢にまで出てきてリクエストするんかいと。ですが、ようは早く続きを書かんかいということですので、近々更新をさせて頂きます。どうしてもこの時期は自 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 38
  • 「マナ? ちょっと待て。勘違いしないでくれ」「勘違いじゃないよ! つまりそういうことだろう!」 興奮して立ち上がった愛生が高志に向かって叫ぶ。「タカさんはおれのことが好きなんじゃないよ! 死んじゃった恋人に未練があるから、おれのことを好きだと思ったんだよ!」「待てよ! そうじゃない」「そうだよ!」  高志も思わず立ち上がる。「なんでそうなるんだ。違うって言ってるだろう」「違わないよっ! 死んだ恋人 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 37
  •  文房具屋でノートを買ってから、また歩き出す。中古のCDショップの前で愛生が立ち止まったので「入ってみる?」と尋ねる。「どうしようかな……」 恐らく、この手の店の前で立ち止まるのは癖なのだ。音楽をしている人間なのだから、別に不思議ではない。それでも愛生の一面を見たような気がして嬉しく思う。 その時、中古のCDショップから一人の男が出てきた。高志はその男と目が合って「あ」と声を上げた。その男も、高志を見 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 36
  •  愛生の全部を受け止めるくらいの気持ちはあった。それくらい、この青年に惹かれていた。 それでも、愛生は悲しげに言う。「タカさんのことを、ストレス発散に使うのは、申し訳ない」「……なんで?」 愛生の遠慮の意味がよくわからない。「だって、そんな都合のいいこと……」 戸惑ったような愛生を見つめると、少しその意味がわかったような気がした。高志は、少しだけ声を上げて笑った。「いいんだよ! だって、俺はきみの [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 35
  •  愛生からのラインは続く。<連絡が出来なかったから また怒らせたんじゃないかと思って とりあえず、連絡をと思って><言い訳みたいに 聞こえるかもしれないけど……> その言葉がひどく健気に思える。惚れた方がいつだって弱い立場になる。けれど、こうやって続けて言葉を投げかけてくれることが、何より嬉しかった。<連絡をもらえて良かった。 本当は待ってたから> 高志の返信に愛生は<ごめん>と謝る。 そして改め [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 34
  • <今から行ってもいいですか> そのメッセージを高志は大きく目を見開いたまま、呆然と見つめていた。 既読を付けたことを一瞬後悔した。今きっと、このスマホの向こうで愛生は返事を待っている。「なにしに来るんだ……?」 額を手で抑えて、高志は少し呻くような声を出した。彼のことが理解できない。自分と付き合う気がない癖に、こうして連絡をしてくる。よその男と寝た癖に、自分の部屋に堂々とくる。 愛生から綴られたそ [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 33
  •  愛生はその顔を見て下世話な顔だなぁと思う。 でも、それでいいのかもしれない。だって普段の滝田は真面目でハメを外したりなんかしない。こんな時だからこそ、バカになっていいのかもしれない。「しかし、そりゃあ怒るだろう」 滝田は、少し嬉しそうな顔で言う。「そうですよね」「まてよ。ということは、あれか。お前のことが好きだっていう子とも、体の関係はすでにあるのか」「はい」(子?) いちいち引っかかっても仕方な [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 32
  •  しまったと思った時には、もう手遅れだった。 愛生の手から滑り落ちたグラスは床で派手な音を立てて割れた。愛生は溜息をはいて、箒を持ってくる。昨日も、グラスを割ってしまった。バックヤードのなか、他のサービススタッフが「大丈夫?」と愛生に声をかける。それには苦笑いで頷いて応える。(今日も調子が悪い) 正確に言うと、3日前からだ。素早く割れたグラスを片付けるとまた淡々と作業をこなしていく。もう少しで休憩時 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 31
  •  愛生からラインの返信がきたのは、その5日後だった。 その間、高志はひどく心配をしていたのが、連絡が来るのを待ってみることにした。愛生の住まいは知らないが、ワンダーに行けばなんとかなるという安堵感もあった。 愛生からのラインには、親と少し言い合いになってしまい、それで落ち込んでいたのだとあった。親のことが苦手で、それでたまに落ち込むのだと。 高志はそのラインを自宅で見て、ようやく安心したのだった。 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 30
  •  愛生は案外早く鍵を返しにきた。 人の家の鍵をうっかり持って帰ってしまうのがなんだか彼らしい。ラインでその報告を聞いたとき、高志は思わず笑ってしまったのだった。 三日後の夜に愛生はやってきた。なんだかいつのまにか頻繁に顔を会わすようになっている。 夜の11時になる前に高志の部屋のインターホンが鳴った。ソファに座ってテレビを見ていた高志は立ち上がって玄関に向かう。ドアの向こうには今一番口説きたい相手 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 29
  •  滝田に「ごちそうさまでした」と頭を下げて、バイクにまたがる。滝田も「お疲れさん」と手を上げて、バイクでその場を去っていった。 愛生はバイクを走らせながら、少し後悔をしていた。(やっぱり、電話に出れば良かったかも) 今なら手短に済むはずだった。今上司に食事に連れていってもらっているから。そう言えばすぐに済んだはずだった。元々そんなに長話をする人ではないけれど。小言はたまに言われるけど、通常の親子のも [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 28
  •  停めたバイクに座ったまま、滝田を待つ。 愛生はすでに屋台の近くに到着して、ヘルメットを外して夜風にあたっていた。川が近いせいか、今夜は潮の匂いがする。こうしてぼんやりとしている時間は昔から案外好きだった。何かを考えているような、何も考えていないような、そんな時間だ。 滝田のバイクが近くまでやってきた。滝田もバイクで通勤をしている。愛生の隣にバイクを停めると、ヘルメットを外した。「早かったな」「少 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 27
  •  愛生は更衣室のロッカールームに荷物を突っ込んだ。 高志の部屋を出てから適当にコンビニで買ったパンを食べて出勤してきた。ポケットに突っ込んだ自宅の鍵とスマートフォンを取り出した時、思わず「あ」と声を出してしまった。見知らぬ鍵も手の中にあったのだ。(ぼーっとしてたから、タカさんちの鍵持ってきちゃった) さすがにこれは自分が持っていて良いものではない。愛生は慌ててラインを開く。なんだかんだいって高志とラ [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 26
  • 「大体さぁ、音楽やってる若いヤツは基本的にみんな金も時間もないもんだろ。そうやって抑圧されたものを昇華させようとするから、いい演奏ができるんだろ」「……」「だから言葉で言えってば」 愛生は思わず、ふっと笑ってしまった。こういうのが、相性が良いというのかもしれない。「……そういう泥臭いのは、あんまり好きじゃない」 窪塚さんの冷ややかな目が何を訴えたいのかは、よくわかっている。そうして「昭和生まれの俺 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 25
  •  休みは、今はほとんどない。 レストランのサービスの仕事は変則的で夜に入る日もあれば朝からシフトに入ることもある。空いた日はワンダーで働いている。ワンダーは夜だけなので、ワンダーの出勤日の方がなんとなく気持ちが楽ではある。 身体のつらい日もあるが、仕事の内容は、何故か好きだった。 どうも自分は、人前で色々とやるのが嫌いではないらしい。愛生は、ライブ感があるから今の仕事ができているのではと思っている [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 24
  •  愛生が次に目を覚ました時、すでに高志の姿はなかった。 ベッドから起き上がると、サイドテーブルに鍵と書き置きが残されていた。「出る時に閉めておいて」という短いメッセージ。急いでいたはずなのに、丁寧に書かれたその文字から高志の性格が垣間見える。 愛生はまだ覚醒していない頭でその文字を眺める。微妙に頭が重いのは、昨夜の酒のせいらしい。しかしやはり、何故自分がここにいるのかはさっぱり覚えていない。(シャ [続きを読む]
  • 生きて…ます!
  • 明日から8月になり、全く更新できていませんが、ちゃんと生きております!今月は、大変過密なスケジュールで一文字も書けませんでした(;'∀')頭のなかでは、日々彼らがうごめいているのですが、形にしてあげられなくて、彼らにも申し訳ないなぁと思います。ツイッターも全くできておりません。たまに、TLは眺めており、フォロワーの方々から勝手に癒されております(笑)8月からばりばり更新ができるよ!というお約束もできない状 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 23
  • (重い) 何かが乗っている。重くて寝苦しい。「……う〜ん」 愛生はその時、何か夢を見ていた。どこか行きたいところがあって、そこにむかいたいのに体が動かない。夢の中で重苦しさを感じて仕方ない。そんなストレスを感じて目を覚ました。 重い瞼を開けた時、まだ自分が夢を見ているかと思う。段々と覚醒していく意識が、自分に起こっていることを少しだけ理解する。(……この人、何やってるの) 自分の胸にしがみ付いて、高志 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 22
  •  店を出るとマナがフラフラと歩く。「ほら、危ないよ」 車道に向かって行きそうだったので、高志はマナの腕を掴んだ。マナは「うー」と唸ってまたフラフラと高志の横を歩く。「歩くの面倒くさい」「わかったから、ほら」 予想以上にマナは酔っている。先ほどまで店でつまらない思いをしていたが、ほんの少しだけ報われたような気持ちになる。馬鹿みたいに単純だ。 マナは高志にもたれかかりながら歩く。何か文句のようなことを [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 21
  •  高志と目が合うとマナはぷいと顔を横に向けた。(ちょっと待てっ、誤解だ! 俺はこの女には興味はない!) 高志は思わず心の中で叫んだ。マナの表情には、明らかに面白くないといった雰囲気が漂っている。勘違いをして欲しくない。高志はカウンター席からマナを見上げる。「マナ」 マナを呼ぶとちらりと高志を見た。「なんですか」 誤解をしないでくれとはここでは言えない。だから違う言葉が出た。「……チェイサー、もらおう [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 20
  •  ひょっとしたら、マナとは相性的なものが合わないのかもしれない。 ミヤさんの一言で高志はふとそんなことを思った。「……そんなにイライラはしてないけど、わかるような気がする」 今は注文をする客もいない。ミヤさんはカウンターからマナを見ながら言う。「なんていうか、生きるのが下手糞な子よ。口下手だし大事なことをちゃんと口に出して言えない。それが自分でもわかってるから、なんとなく先延ばしにする癖がある」「 [続きを読む]
  • 愛が教えてくれたこと 19
  •  マナと二日続けて会うことになった。 高志は、ワンダーに向かって夜の繁華街を歩いている。今夜、ワンダーに出勤するのだと、昨日聞いたのだ。それに対して「行くよ」と答えると、マナは少し嬉しそうにはにかんだ。あの笑顔にどんな意味があるのか、高志にはよくわからないのだけど。(まあ、ファンには変わりないからいいんだけどさ) 単純に、彼らのような存在は自分のファンがいるのを嬉しく思うはずだ。そして自分もまた、マ [続きを読む]