「猫、春の憂鬱を歩く」 春である。近所の犬コロどもも盛りの血が騒ぐ春である。...
短編、詩、俳句、駄文、ダジャレ、祈りのエッセイなどなど。
「メロンの月」は一番、読まれている短編です。「いつか来た道」は、評価の高かった作品。ダジャレ文も好きです。安室奈美恵さんと(文章の上で)戯れた駄文はアクセス多い。
「猫、春の憂鬱を歩く」 春である。近所の犬コロどもも盛りの血が騒ぐ春である。...
「汽車と列車」 以下は、吾輩の小学生の頃の思い出である。...
「ダダ ダダ ダダ」 訳の分からない理屈が頭の中をグルグルしている。先生...
「カップ麺」 無限だなんて今更そんなロマンチックな戯言を。奴は知恵遅れの俺...
「貝の殻」 何だかやたらと爽やかな感触があった。ドロッとした、何処かオ...
「影の女へ」 あなたは形を失っていく。 わたしを見つけることもできないまま...
「真夏の夜の訪問者」 何処かの部屋? 薄闇。薄暮なのか未明間近なのか。真夏...
「首を振って悪夢を振り切る」 富山なのか東京(新宿)なのか。ある場所で...
「負け犬の遠吠え」 物質とは、究極の心なのだと今は考えている。別に根拠はな...
「化粧」 薄紅を引き、頬紅を差し、鼻筋を通らせ、眉毛の形や濃さ・長さそして...
「四次元の世界旅へ」 やたらと曲がりくねった路地だった。おや? 天井らしき...
「戻る場所はいつも…」…どこを彷徨っていたのか、気が付けば茫漠たる広がりの真...
「ハンカチが七枚」 どこぞの宿に紛れ込んでいた。それともアパートか。俺の...
「俺は終わっちゃいないんだ!」 都会の喧騒の中をまるで自分一人であるかのよう...
「喧騒のあとで」 夜をなんとか遣り過して、気が付くと、紺碧の空にやや透明感の...
「真冬の月と物質的恍惚と」 真冬の月というのは、何か凄まじいものを感じさせる...
「鬼哭啾愀」 暗幕の陰で骸骨が躍っている。 裸だからか、滑稽で惨めな姿。淋...
昨夜も庭仕事で疲れて寝落ち。幾度か目覚めたが、気が付いたら朝の八時近く。だが...
「結ぼれ」 遠い昔のこと、R.D.レインだったかの『結ぼれ』を読んだ。 ...
「架空凝視という病」 都会に紛れ込んでいると、自分が何も見てはいないことに...
「線 虫」 夢の中だったろうか、奴がベッドでセンチュウ、センチュウって吐い...
「酔 漢 賦(花名篇)」 お前の顔、葵じゃないか、もう、降参か。 てやんで...
「蒟蒻問答」 蓑虫の真似して秋霜烈日を気取るとは。えっ? 隙間風が酷いんだ...
「酔 漢 賦(河川名篇)」 お前の女房は神通が始まってえじゃないか。え、あの...
「パラサイト」 何処かの田舎道をぼんやり歩いてた。行く宛はない。何処から来...
「日蔭ノナクナツタ広島ノ上空ヲトビガ舞ツテヰル」 突如 空襲 一瞬ニシ...
「ドキュメント 脱糞だ!」(旧タイトル:痔物語、あるいは、我が生涯最悪の日...
「蝋燭の焔に浮かぶもの」 漆黒の闇の底を流れる深い河。そこに蛍の火の...
「酔 漢 賦(鳥名篇)」 菱喰(ヒシクイ)! うん? オレは酔ってるのか...
「The Walking Man」 真夏の夜中、あまりの暑さに涼みに外へ飛...
「わら、わら、わらーに落ちそう 」片腹痛い。柔らかい藁。...
「酔 漢 賦(県名篇)」 大分(おー痛)、愛知(あーいち)、お長野(腹の)...
「蛸と海女」 12歳の夏の夜明けのことだった。夢見心地だった。それとも夢そ...
「刀葉林の夢」 ガキの頃とて、誰かに見せられた絵図の印象は鮮明であり、...
「雪蛍の舞った頃」 窓外の雪を見ていると、何か胸が締め付けられるような、自分...
「真冬の明け初めの小さな旅」 正確な年限などは覚えていないけれど、子供の頃、雪...
「ふわふわ ふわふわ」 中空に漂っている。地に足がついてない。 ふわふわ...
「葬送のこと」(前略)宇宙から見たら、海だろうが空だろうが土だろうが、大...
「土の精」 大地を寝床に夢を紡ぎ、大地が私を褥(しとね)に愛を営む。...
「浮かび上がらせてやりたい」 今日は昨夜来の冷たい雨が終日、続いた。 今、...
「止まっちゃいけない」 ある秋口の早朝だった。いつもなら起こされるはずが、...
「お地蔵さんは黙っている」 なんだかもう、全てがグジャグジャになった気が...
「音という奇跡」 森の奥の人跡未踏の地にも雨が降る。誰も見たことのない雨...
「無間」 夢の中にいるはずだった。なぜなら宇宙空間をゆらゆら漂っているのだか...
「ダストシュート」 奴は蛇の目をしていた。間違いなく、奴は爬虫類だ。冷血動...
「縫合」 眠れない夜を潜り抜けた。眠気はある。睡魔は襲ってくる。矢継ぎ早...
「廃墟」 寝苦しい夜だった。長い長い夜の果ての、遠い幽冥の境にいた。ま...
「軽石」 行く当てなどなかった。あてどなくふらついていた。何かを探し求め...
「ドリッピング」 どんな表現の営為も、その表現の衝動の基盤には、自らでさえ...
「糸が切れた」 何だか妙に浮かれた気分だった。目覚めたときからふわふわ...
「ディープスペース(2):バスキア!」 オレは、街中をやたらと歩き回った。...
「オワンクラゲ」 闇の宇宙を漂うものがある。フワフワプカプカ浮き漂ってい...
「沈黙の宇宙に鳴る音楽」 (略)途切れ途切れの音の連なり。でも、一旦、曲を...
「青い闇の道」 夢の中の道を歩いている…そんな気さえするほど妙にリアルな...
「誕生日に寄せて」 私は今、何を書く当てもなく、こうして画面に向かってい...
昼行燈30「瑠璃色の光」 窓は締め切っている。なのに、風が唸るように鳴ってい...
「沈黙の宇宙に鳴る音」 途切れ途切れの音の連なり。でも、一旦、曲を聴き...
「謎の女」 不思議だ。 同じ女なのだろうか。俺の行く先々で現れる。それも行っ...
「黒い雨の降る夜」 あれは夢の中でしか見ることの出来ない黒い雨の降る夜のこと...
「森の雨音」 森の奥の人跡未踏の地にも雨が降る。 誰も見たことのない雨。...
「点々は 宇宙を攪拌しないのです」 ...
「古タイヤの列」 小学校時代、夏休みの或る日の真昼間、近くの校庭に行ってみ...
「石ころ」 ボクは体の中の石ころにムカムカしていた。どうやっても、体内の...
「耳鳴り」 これは耳鳴りなのか、煩わしい音がこのところずっと鳴ってる。 ...
「青い雫」 台所の流しから絶え間なく雫の爆ぜる音が聞こえてくる。 何...
「あの影しかない」 何だか知れない影を追っていた。 何処かなよっとして...
「鳥の餌」 軒先からチュンチュンと鳴き声が聞える。きっとスズメだろうと覗いてみ...
「海の響きも聞こえない」 紅いビロードのような壁面が延々と続く。 紅い。...
「星だけが知っている」 星々は何も語らず、ただ天にあり、地にある。 天の底、...
「ピエロは嗤う」 ピエロは嗤う。あなたを、世間を、世界を、そして自分を。...
「ピエロの夢」 星…宇宙に焦がれ仰いでいたのは遠い昔。無数の星々が煌めてい...
「融けていく」 世界の中のあらゆるものがとんがり始めた。この私だけが私を確証し...
← 暗夜行路… 夢……(長い前段あり)気が付くと大きな書店の一隅に居た。腰の...
「先手必笑」 肉は煮え滾る鍋の中に。 視線と肉欲とのごった煮鍋。 眼窩は胃の...
メデューサ。眺めるものを石に変えてしまう、髪が数知れない蛇の蠢く美神。 鑑...
「青になりたい」 道端に蹲っていた。もう歩けない。何処行く当てもないのだが。...
「シラミの部屋」 この部屋を出たかった。出ないことには息が詰まって死んでしま...
闇の海を漂っていた。溺れていたのかもしれない。肌に纏わりつく闇。天空に月影は...
(略)書いている内容や、深さ広さに難があっても、とにかく世界の一端をでもいいから...
「蒼白の刃」 旅の空でのこと。 何故か眠れないままに宿を出た。 梅雨の丑三つ...
「あの日のボク」 宵闇の町を歩いていた。もうすぐ我が家。 最後の曲がり角を曲が...
雨の中黙々と走り続けていた。帰路だから気楽だし、目的地があるってことがいい。帰...
夢…似たような夢ばかり あるホールへ。高名な学者(?)の講演を聴きにきた。広間...
世界はいかに豊穣なるものなのかと、彼ら知的障害者等の作品を見ると、つくづくと...
何処までも広がる田圃の連なり。嘗ては一面の麦畑だったとは信じられない。今は農...
(夢……長い前段)何処かの屋敷…朽ち果てた屋敷が苔むした石畳の道を挟んだ向かい側...
吹雪いていた。家の中にいるはずなのに猛吹雪だ。雪の粉が顔面に叩く。冷たい! ...
遠い呼びかけがあった。真っ赤な闇の彼方からの呼び声だった。朝を告げている。 ...
まっさらな空間。何もない? 茫漠たる気分。浮いてる? 漂ってる? 何処に? 掴...
← 空き地(画像は、「Wikipedia」より) 今朝未明…それとも二度寝か...
[夢]巨大なトレーラー(ダブルス)を運転する! 夢を見た。(多分 東京から)運転...
奇妙な夢その1: (長い前段)私はバスの運転席に居た。それは電話ボックスに酷似し...
今朝は不吉な夢で起きた: みんなはバスで旅行へ。楽しげ。俺は何故か一人 オ...
← 怪談っぽい夢だったので、我が家の開かずの間である屋根裏部屋への階段画像。...
ユゴー作の『ノートル=ダム・ド・パリ(上)』 (岩波文庫)を読み始めて四日目。...
読書してて寝落ち……また夢で目覚めた。今度は初めての類いの夢。なんと舞台は宇宙...
昨日は殺人の夢を観た。心ならずも殺害し呆然自失。今日はなんと殺されそうに、とい...
自分のトラウマは、物心付いたかどうかの頃の、手術台でのこと。横たわって全身麻酔...
疼くものを感じる。どよめく何か。ドロドロの心。形になりきれない何か。姿を現わ...
沈黙の宇宙。闇の奥に佇む湖の誘惑。眠りに陥る寸前の恐怖に似た感情の委縮。 ...
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