hit4papa さん プロフィール

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hit4papaさん: 暇つぶし雑記
ハンドル名hit4papa さん
ブログタイトル暇つぶし雑記
ブログURLhttp://hit4papa.blog.fc2.com/
サイト紹介文ミステリ/純文学/SF/ビジネス/ノンフィクション国内外問わずなんでも読みます。
自由文ほぼ読書記録。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供96回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2012/12/16 00:34

hit4papa さんのブログ記事

  • 【本】平井和正『狼の紋章』-日本SFの至宝
  • 人狼犬神明の活躍を描く学園バイオレンスアクションの傑作で、ウルフガイシリーズの第1作。満月の夜不死となる転校生の主人公と、学園を牛耳る羽黒獰の戦いがハードボイルドタッチの描かれている。小学生の頃、坂口尚の漫画から入りましたが悪夢に唸らせられるほど衝撃的な内容で、ノベライズの本作品によりマイ平井正和ブームが訪れた。孤高孤のヒーローの主人公に、対するは極悪非道の暗黒社会の御曹司。ともに中学生というのは [続きを読む]
  • 【本】赤染晶子『乙女の密告』-笑いのツボが多い芥川賞受賞作
  • 外国語大学に通う”乙女”(!)の日々が活写された作品。あるべき乙女という暗黙の規律に従う女子大生たち。大時代的ともいえる彼女らの生態は、著者の実体験なのだろうが、とても愉快だ。独語スピーチコンテスト目前、派閥のリーダに流れた乙女らしからぬ噂に、他の乙女たちは浮足立つ始末。そんな騒動の最中にあって、主人公の、「アンネの日記」の暗唱の練習を通じその魂にふれていく様が、上手く描かれている。純文学としては [続きを読む]
  • 【本】恩田陸『三月は深き紅を淵を』-本好きには堪らない一冊
  • 幻の著書「三月は深き紅の淵を」をめぐる4つの物語。それぞれの作品に直接の関わりがあるわけではないが、読み進めるうちにその稀覯本の内容が浮かび上がってきて、ストーリーと微妙にリンクしていることが分かる。一晩だけしか貸すことが許されない本。誰が、何のために書き残し、どのように読み手に忘れえぬものを残していったのか。本作品は、入れ子の体裁をとっているが、作中作はきっちりと納まりきらないほど蠱惑的だ。著者 [続きを読む]
  • 【本】西澤保彦『彼女が死んだ夜』- 匠千暁シリーズ第一作
  • 四国の架空の地方都市を舞台に、大学生 匠千暁(タック)と仲間たちが様々な事件を解決していくというシリーズものの第一作。女性の死体の後始末を頼まれたタックらが、そこから端を発した連続殺人事件の解決に乗り出す。推理ゲームを繰り広げながら、真相に迫っていくのが本シリーズの特徴だろうか。軽妙なやり取りとは裏腹に、全てが明らかになるにつれドロドロとした人の汚い部分が浮き彫りになっていく。難易度の高い本格もの [続きを読む]
  • 【本】月村了衛『機龍警察』-シリーズ上々のすべり出し!
  • 警視庁特捜部の警察官たちの活躍を描く近未来警察小説。人型の戦闘兵器を駆る警官という設定はSFそのものだが、それ以外は今と変わらない時代背景になっている。ある事件をきっかけに新設された特捜部と従来型の警察組織との軋轢や、事件の捜査の過程などが、しっかり描かれていて警察ものとして読み応えがある。戦闘兵器に搭乗する3名のキャラクター設定が素晴らしいのだが、脇を固める面々も見逃せない。戦闘シーンは、まさにガ [続きを読む]
  • 【本】麻耶雄嵩『痾』-前作、前々作に比べると破壊力不足,
  • 『夏と冬の奏鳴曲』の続編だが、前作で未解決の謎はほっぽらかしのまま。なにせ主人公如月烏有がバナナで滑って転び事件の記憶を失くしているのだから。人を食ったような出だしで、夢現のまま放火を繰り返すようになった烏有と、何故かそこに他殺死体の残されるという新たな謎が開陳されていく。名探偵木更津悠也、そして銘探偵メルカトル鮎の競演が見られる本作品は、期待の割に事件の真相が破壊力不足ではある。前々作、前作がぶ [続きを読む]
  • 【本】西澤保彦『悪魔を憐れむ』-酒飲み仲良しグループ健在なり
  • 四国の架空の地方都市を舞台に、匠千暁(タック)と仲間たち、高瀬千帆(タカチ)、辺見祐輔(ボアン)、羽迫由起子(ウサコ)が様々な事件を解決していくというシリーズものの最新短編集。シリーズ第一作『彼女が死んだ夜』で大学のニ回生だったタックは、本作品集では卒業しフリーター生活をしている。タカチ、ボアン先輩、ウサコもそれぞれ自分の道を歩み始めているのだが、酒飲み仲良しグループは健在なり。全四作品ともに本格 [続きを読む]
  • 【本】窪美澄『晴天の迷いクジラ』-締めくくり方が残念
  • 人生に希望を見いだせなくなった人々の自己再生の物語(なのだろうか?)。会社を倒産させてしまった女性社長、その従業員で過労と失恋のためにうつ病を発症した青年、病的ともいえる厳格な母親との軋轢で引きこもりとなった女子高生、の三人が主役。前半は、三人の、それまでの人生がページを割いて縷々語られているわけだが、それぞれの苦悩が息苦しさを伴って胸に迫ってくる。ここまでが良いだけに、いやが上にも後半に期待が膨 [続きを読む]