ミトラ さん プロフィール

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ミトラさん: ミトラ〜グノーシス
ハンドル名ミトラ さん
ブログタイトルミトラ〜グノーシス
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/bashar8698
サイト紹介文美術史、建築史、音楽史と思想史の内的連関を追求するブログでしたが、その後範囲を広げました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供120回 / 365日(平均2.3回/週) - 参加 2013/01/31 19:59

ミトラ さんのブログ記事

  • 小林麻央氏 亡くなる
  • ガンとの長い闘いを続けていた小林麻央ちゃん、とうとう亡くなったそうだ。健気にも常に自分より旦那や姉の気苦労の方を心配し、人前では最後まで涙を見せなかった麻央ちゃん、安らかに眠って下さい。 合掌彼女はAKB48の曲「365日の紙飛行機」に励まされたそうだ。僕はこれまでAKB48を嫌ってきたのだが、この曲が末期ガンの人に生きる希望を与えた [続きを読む]
  • Year of Decision
  • フィラデルフィア・ソウルと言うとエロの快楽路線を突っ走って社会的メッセージ性もブルースの魂も失った音楽、というイメージで語られる事が多いが、少なくともスリー・ディグリーズはホィットニー・ヒューストンやマライヤ・キャリーよりずっと音的にも黒いし、ヒップホップが全てを破壊するだけで何も新しいものを生まない事がはっきりした今、洗練されたハーモニーとCall&Responseを持つフィリーは再び見直されて良いジャンル [続きを読む]
  • 世界の成り行きと霊性進化 ④ シュタイナー
  • 下降と上昇のテーマについて少し整理しておきたい。発端はバッハオーフェンの理念型を「結婚・家族制度史と霊性進化の並行関係」として読み込もうとした時の違和感に有った。https://blogs.yahoo.co.jp/bashar8698/40559664.htmlバッハオーフェンでは泥土の混沌から水と土の分離、水、火、光と物質性から非物質性へと上昇し、シュタイナーでは非物質的なものからガス、泥土、固体へ変化するという逆の体系になっている、とその時は [続きを読む]
  • 最後の幻想 ドビュッシー「夢」
  • 家に帰って雑事を終え今読書中のノヴァーリスの「青い花」を開きながらタバコをふかすと、私はまたあの湖の美しさを思い出していた。10年以上も散歩を続けている森にまだ知らない所が有った事がそもそも驚きだった。もしかしてあれは本当に幻想だったのではないか? 森の木陰で休憩している内にウトウトして夢でも見たのではないか?そんな思いと同時に、そうではない、あれは確かにあった。梢のザワメキも小魚の跳ねる音もは [続きを読む]
  • 幻想の続き・・・・フルート・ソナタ (Em) BWV1934
  • 森と湖の美しさに時間の経つのを忘れ、もう陽射しが高くなっているのに気づいた私はポケットから懐中時計を出した。9時を過ぎていた。2時間も湖面を見続けていた事になる。「帰らないとな」私は病気で寝ている妻が心配になり歩き出したその時、初夏の森の精はもう一度私を誘惑しようとヒューっと一陣の風を吹かせた。思わず振り返ると湖面のさざ波はキラキラと輝き私のエスプリは無数の光の粒に砕け散った。僕はバロック・ソナタ [続きを読む]
  • 無伴奏チェロ組曲 第1番 プレリュード
  • いつも歩き慣れた道を通って来たはずの早朝の散歩だったが、今日はいつの間に知らない道に迷い込んでしまった事に気づいた。マイナスイオンの香りに惹かれて奥へ奥へと進んで行くと2kmばかり歩いたところで突然開けた視界に美しい緑色の湖が現れた。神々しい光景に私はしばらく茫然とその場に佇んでいた。微風にさざめく湖面の奥には小魚が泳いでいるのが見えた。そして湖の中ほどには・・・まるで生命の源のように湧き出す泉が・ [続きを読む]
  • 世界の成り行きと霊性進化 ③ プトレマイオス
  • グノーシス主義と言っても具体的なイメージが湧かない人も多いのではないかと思う。そこでグノーシス主義を代表する神学としてヴァレンティノス派の大成者プトレマイオスの説を概観してみたい。下は僕が最もグノーシス主義を感ずるイギリスの画家、「魂の幻視者」の異名をとるウィリアム・ブレイクの描いた「ユリゼン」という名の神である。ブレイク自身の説明ではユリゼンは人間の創造主であり「天から遣わされ見間違われた悪魔」 [続きを読む]
  • 世界の成り行きと霊性進化 ② エウリゲナ
  • シュタイナーの整理にもう少し時間がかかりそうなので、準備段階としてシュタイナーによって総合される様々なグノーシス的潮流をつまみ食いしてみたい。実はプロティノスにおいては単に世界の成り行きと霊性進化が逆行するだけではなく、世界の成り行き自体が、神からの流出 ? 世界の滞留 ? 神への帰還の三相で循環すると考えられているのである。しかし普通に考えれば、神の業が循環するためには全人類が覚醒しなければならない [続きを読む]
  • 再掲 パッヘルベルのシャコンヌ(Fm)
  • 下降と上昇が話題になっているところで、僕にとって下降と上昇のドラマを色鮮やかに見せてくれる曲、パッヘルベルのシャコンヌ(Fm)をもう一度取りあげたい。パッヘルベルは17世紀中頃、南ドイツ・オルガン楽派の代表的存在でバッハの長兄ヨハン・クリストフ・バッハの家庭教師でもあった。北ドイツ・オルガン楽派のブクステフーデの厳しいルター派の響きに較べ、南ドイツからイタリアのカトリックの音楽を学んだパッヘルベルはど [続きを読む]
  • 世界の成り行きと霊性進化 ①
  • 僕のブロ友で動物の骨は地球の固体部分に当たるのではないか?という問題提起をしている記事がある。https://blogs.yahoo.co.jp/himeraretasizen/40311000.html#40311377生物学では器官を動物性器官と植物性器官に分類する。神経系、筋肉系など運動、感覚に関わる器官が動物性器官であり、循環系、呼吸系、消化系、生殖系など植物にもある機能に関わる器官が植物系器官である。しかし彼は鉱物性器官もあるのではないかと言う。それ [続きを読む]
  • ランダム宣言
  • 僕のブログはほとんど相似象に基づくインスピレーションで成り立っているわけだが、この間、神話学、生物学、文学、カオス理論、日本思想史と区切りがつくまで続けようとした為、また読書の要約などの実務的な内容が続いた為、かなりインスピレーションが衰えてきたと感じている。今後はジャンルの順序や区切りにこだわらず、直感であちこち飛び回る散策の仕方に変えてみようと思っている。読者には少し分かりにくくなるかもしれな [続きを読む]
  • イラナの嘆き
  • モリンホール(馬頭琴)はモンゴルに古くから伝えられてきた民族楽器で「草原のチェロ」とも言われる。ネックの頭には馬の頭の彫刻が施され、弦も弓も馬の尻尾でできている。中国で発達した二胡の宮廷を思わせる洗練された響きに較べてモリンホールの音は太く野生の響きを残している。その微妙なノイズを含んでいる事による深みの有る暖かい音は馬の体温を感じさせる。モリンホールの発祥にまつわるモンゴルの民話「スーホの白い馬 [続きを読む]
  • 匈奴の習俗
  • 匈奴はスキタイに較べて資料が少ない。司馬遷の「史記 匈奴列伝」や「漢書 匈奴伝」などの中国側の文献資料、それとモンゴルの数カ所の遺跡のみである。<軍事・政治組織>匈奴の支配氏族は攣提(れんてい)呼衍(こえん)須卜(すぼく)蘭(らん)丘林(きゅうりん)の5氏族の連合体だった。(攣提の提は本当は革ヘンに是である。)攣提氏が単于を始め政治・軍事の幹部を独占し、王妃も他の4氏族出身者に限られたと言う。単于は [続きを読む]
  • スキタイの習俗
  • スキタイはヘロドトスの「歴史」に登場する時には黒海の北岸地方に住み、王族スキタイ、遊牧スキタイ、農耕スキタイに分かれていた。彼等は王など高位の人が亡くなるとクルガン(墳丘墓)を作り奴隷や動物や装飾品を一緒に埋める習慣が有ったおかげで多くの文化遺産が現代まで残る事になった。スキタイの出土品は武器や馬具のほか、多くは動物を形どった金の細密彫刻が特色である。武器は剣、両刃の戦斧、鏃(やじり)が出土してい [続きを読む]
  • 長袖の舞
  • 騎馬民族の話題が続いている所でちょっと息抜き。笑2004年、カンヌ国際映画祭で上映された中国武侠映画「LOVERS」のワンシーンである。チャン・ツィイーの演じる盲目の踊り子、小妹(シャオメイ)の鬼気迫る鼓打ち舞踊を見よ!実は小妹は唐王朝を倒そうとする秘密結社「飛刀門」の首領の娘であった。いやーよくこれだけ僕の好きそうなテーマを作ってくれたものだ。笑この長袖のダンスはチベット系騎馬民族の伝統であり、それが漢民 [続きを読む]
  • 遊牧と父権制 ② 東アジア
  • るいネットの筆者はモンゴロイドが主に南方の東南アジア方面から来たと言う「モンゴロイド南方起源説」を取っている。氷河期には海面が今より100mも低く、タイランド湾とマレーシア、インドネシアにかけての大陸棚は「スンダランド」と呼ばれる広大な沖積平野になっていた。南方起源説では、約1万4千年前からの温暖期に海面が上昇してスンダランドが水没を始めたためアジア人が中国からモンゴル方面へと移動した。しかし約1万3千年 [続きを読む]
  • 遊牧と父権制 ① 西アジア
  • 前回までに婚姻制度の進化の図式、特に牧畜や遊牧と父権制の関係が示されたが、今回はそれを西アジアの歴史、次回は東アジアの歴史で裏付け、疑問点を挙げ、最後に僕自身の仮説を提示したい。西アジアに関しては基本的に藤井純夫氏の「ムギとヒツジの考古学」を参考文献としているが、気温の変化に関してはブライアン・フェイガンの「古代文明と気候大変動」で補っている。まずは藤井氏に従った説明である。*資料で言うレヴァント [続きを読む]
  • 仏像礼讃
  • 上の写真は京都の妙法院・三十三間堂の千手観音像である。千一体ある千手観音像は一体一体全て顔が違うと言う。仏像が偶像崇拝であるとの批判が有る。これに対しては作家にして仏教評論家、岡本かの子氏が次の様に反論している。およそ絶対に表象の印号の無い存在が、此の宇宙に在るでしょうかーたとえば精神上のものでもー私たちが嬉しいとか、悲しいとかいう主観的なものを思い浮かべることすら、よく探って見れば私たちは無意識 [続きを読む]
  • 母権制から父権制へ ⑤ 遊牧の役割
  • るいネットの筆者の特色は牧畜より遊牧が父権と私有意識の源流と考える点にある。筆者の論理を要約しながら僕の感想、疑問を並行して挙げてみたい。約8千年前〜6千年前頃、採集民族は農耕・漁労、狩猟民族は牧畜・遊牧という生産様式へと移行し、遊牧部族は父系へ移行すると筆者は主張する。これは後に「父権制への転換」の論文によって遊牧民族がイラン、モンゴルにおいて母権から父権へ転換したという歴史的実証によって補強さ [続きを読む]
  • 母権制から父権制へ ④ 視点の整理
  • 今回扱うのは「人類婚姻史」の最後の遊牧社会である。http://bbs.jinruisi.net/blog/2010/05/800.htmlこれはここでさらに詳しく展開されている。第1回 遊牧部族の父系制転換①第2回 遊牧部族の父系制転換②第3回 略奪戦争は動物の本能には無い第4回 遊牧部族の父系制転換〜略奪闘争まで第5回 私有婚家族の成立と土地の私有第6回 市場化に伴う婚姻制度の変化まとめと図 http://bbs.jinruisi.net/blog/2010/02/741.htmlこ [続きを読む]
  • ダニー・ハサウェイ
  • この間ソウル・ミュージックの嗜好の幅を広げようといろいろな人を聴いてみて特に強い印象を受けているのがダニー・ハサウェイだ。彼は祖母がゴスペルシンガーだったそうで、そのせいかマヘリア・ジャクソンばりのエモーショナルなゴスペル唱法を身に付けている。このエモーショナルな歌い方は声質だけでなく、多分、発音、口の広げ方など特殊な技術を必要とするもので、男性ソウルシンガーではダニーにしか見られないものだ。レイ [続きを読む]
  • 母権制から父権制へ ③ 狩猟部族の場合
  • 今回は下の2資料、即ち狩猟部族の系譜を要約、検証する。http://bbs.jinruisi.net/blog/2010/05/000798.htmlhttp://bbs.jinruisi.net/blog/2010/05/800.htmlこれは前回示した下の全体図の中の上半分(水色の部分)である。 ****************************① 勇士集中婚 勇士婿入婚 ヨーロッパの森林地帯に留まったコーカソイドは狩猟中心の生活を続け、そのためにボス集中婚を維持 [続きを読む]
  • 母権制から父権制へ ② 採集社会と母権
  • バッハオーフェンの母権制はアプロディテ的乱婚制とデメテル的一夫一婦制の2類型を基本にしたが、モルガンとエンゲルスは乱婚と一夫一婦制の間に「集団婚」の段階があると考え、更に集団婚を血族婚、プナルア婚、対偶婚、家父長制の4段階に分類した。http://s.webry.info/sp/42286268.at.webry.info/201506/article_5.html例えばバッハオーフェンが乱婚制と見なしたマッサゲタイは同性の兄弟同士で互いの配偶者を共有するプナル [続きを読む]
  • バッハ 「前奏曲とフーガ Fm」BWV534
  • この作品には「喘ぐ様な悲しみ」「悲劇的な情熱」など悲劇性を読み取る人が多いようだ。http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=2477http://www.niigata-organ.com/html/lecture3.htmlしかし僕はこの曲には(確かに悲しい調子は有るが)意外とロマンチックな印象を受ける。破滅の美学を感じさせるBWV543 イ短調https://m.youtube.com/watch?v=mM43i4N6AOkなどと較べればこちらは平安浄土教の様な絵画的な美しさがあると感じるのは僕 [続きを読む]