優乃 悠 さん プロフィール

  •  
優乃 悠さん: 悠の頭の中
ハンドル名優乃 悠 さん
ブログタイトル悠の頭の中
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/yunoyou/
サイト紹介文悠の頭の中を公開てしています。基本はBLのつもりですが、マニアックな物に仕上がってるみたいです。
自由文女の人とのエチや(|||´Д`)キモい感じのエチもたまにあったりします。私の頭の中の流出ですので、お気に召さないこともあるでしょうが、広い心で読んでくださると嬉しいです。コメント頂けると喜んで調子こいて更新します。てへへ(*≧∀≦*)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供126回 / 365日(平均2.4回/週) - 参加 2013/02/02 23:14

優乃 悠 さんのブログ記事

  • そして…02
  • 命がアメリカに行って3日が過ぎた。颯は遠矢に誘われて、自分では絶対に訪れない様な構えの料亭にやってきた。入口で女将に遠矢の名前を告げると一度中へ招かれ、裏口から中庭へ、そして離れへと通された。入口には遠矢の従兄弟である加納祐太郎が待っていた。「お、浮気男。遅かったな。」「…やめて下さい。ほんとに反省してるんですから…。」ニヤニヤと楽しそうに笑いながら迎えてくれた。女将が帰り、祐太郎が襖を開けると神 [続きを読む]
  • あのね…25
  • 「ほら来た??」おにぎりと味噌汁だけの簡単な食事のあと、颯は仕事を、命は片付けやアメリカに持って行くものの準備をしていると玄関チャイムがなった。苦笑いの颯が出る。「おはようございます。命…起きてますか?」可愛い怖い顔が立っていた。後ろを見ると高級車のトランクから荷物を出す藍原遠矢が見える。「おはようございます。起きてますよ。」「…変なことしなかっただろうな?」チラッと冷たい視線で睨む。「…してませ [続きを読む]
  • 約束と誓い…50
  • 颯が命を抱きしめる。「ごめん…。」命がそっと抱き締め返した。「…僕ね。」 「え?」命の声が静かだ。颯が少し離れて顔を見る。「ホントは颯に色々言いたかったんだよ。」「…そうだな。何でも言ってくれ。」「でも、ゆーちゃんがね。言わない方がいいって。」「…森さんが?」「うん。ゆーちゃんも先生が女の人と結婚するって言ったら泡になるって。」「泡になる?」「人魚姫は王子様が結婚する時、泡になるんだ。」「…。」「 [続きを読む]
  • 約束と誓い…49
  • 颯は布団の上で耳を澄ます。下で洗濯機の止まる音がした。その前は鍋を出す音ががちゃがちゃと聞こえていた。命のパタパタと歩くスリッパの音がする。縁側の引き戸が開く。聞いているだけで心が温かくなってくる。iPhoneで時間を確認する。午後にはアメリカに行く命を空港に送らなければならない。ラインを見ると一方通行だったラインに「既読」が付いていた。古い家に命のいる気配がする。 叫びたくなるほど嬉しい。「はっくしょ [続きを読む]
  • 約束と誓い…48
  • 「颯っ!」「ん?」颯の唇が止まらない。「だ、だめっ、だってばっ!」命の顔を押さえていた手が股間を押さえた。「や、ヤバいって…。」「俺だってやばくなってる。」颯の長い腕が遠慮なくカバっと命の体を抱きしめた。「わっ!」「触らせて…。」「…だっ、だめっ。」隠そうと必死で前かがみになった。「じゃあ、背中だけ…。」抱きしめたまま命の肩にキスをする。「…。」固まった命の綺麗な金髪にも唇をつける。「せ、背中だけ [続きを読む]
  • 約束と誓い…47
  • 「…まこと…。」「間違った選択をしてるのは僕達の方だって、僕は…思ってる。」「…。」命が仏壇の前に正座した。 「颯は凄く優しいから僕がきっと可哀想で仕方が無いんだよ。」ちゃんと手を合わせる。「違うっ。俺はお前をそんな目で見た事は一度も無い。」「…そうかな?」命が立ち上がり、二階へ上がっていく。「ま、まことっ。」颯も慌てて後を追った。命は寝室へ入っていく。…あ、やっぱり…シーツ替えてない…。こんな時 [続きを読む]
  • 約束と誓い…46
  • 颯が古い家の鍵を開ける。颯が場所を開けると先に命が入った。…いつもそうだった。ふたりで出かけた時は必ずそうしていた。「先に風呂入るか?」「颯の方が先にしなよ。」確かに犬の血液がシャツにいっぱい付いている。「あーあ。このシャツ…もうダメだね。」命がシャツを引っ張ってそう言った。制服の上着を脱ぎながら、仏壇の方に目線を配ったのが分かる。命が少しだけ苦笑いのような顔になった。…ばあちゃん…ごめんね。心の [続きを読む]
  • 約束と誓い…45
  • 後部座席で命が犬の頭を膝に乗せ、声をかけ続ける。「バウ…ごめんね。お願い…先生にすぐ診てもらうから…がんばれ…。ごめんね。」「大丈夫だ。傷はそんなに深くない。」「…でも…血が…。」「急ぐから…藍原先生に診てもらえば大丈夫だろ?」「…うん。」命が犬を撫で続ける。「死なないで…。」「大丈夫だ。治ったら美味いものでもたらふく食わしてやる。牛肉がいいかな?」バックミラーの命が顔をあげて、ミラー越しに颯と目 [続きを読む]
  • 約束と誓い…44
  • 星野がナイフをかまえ直すと犬がまた、前へ出た。……低く唸る。颯がやっと手にした命を後ろへ庇った。命の手が大きな颯の背中を掴んだ。…この犬、俺に命を託したのか?犬は今にも飛びかかりそうだ。黄金の毛が赤く燃え上がった。「みんなぶっ殺してやるっ。」星野の形相が変わる。…死ぬ気だ。犬も星野も死ぬつもりだと、犬は命を守り、星野は自分のこれからに絶望し、お互い死ぬつもりだと颯は感じた。「…だ、だめっ!やめてっ!」 [続きを読む]
  • 約束と誓い…43
  • 颯がゆっくりとドアを開ける。「おい。飛び掛るなよ。」颯が途中まで開けて犬にそう言った。耳元で星野が「動くなよ?俺はもう人殺しなんか怖くないんだ。」と言う。「……っ。」…バウ……颯、来ないで。声が出ない。何度もバクバクと音を立てる心臓を落ち着かせようと深く息をする。冷たいナイフの刃が喉に水平に当てられている。ゆっくりとドアが開いた。「ぐぅぅぅぅぅっ。」犬が唸る。「…命……。」「…あ、あ…て。」名前を呼びたくても [続きを読む]
  • 約束と誓い…42
  • 「まことっ!そこにいるかッ?」…颯……。ぐいっと大ぶりのナイフが命の喉に当てられた。「声を出すな。」男が耳元で言った。「それ、引っ込めろ。」「うっ、うるせぇ。ぶっ殺してやるっ。」ナイフを振り回すが一つも怯まず、犬が間合いを詰めていく。「その犬な?あの子の犬なんだ。自分は死んでもあの子のためたらお前を殺すぞ。死にたくなかったらナイフをおろせ。」犬がまた、低く唸った。「お前が大橋正樹の方か?阿形の方か?」名前を言 [続きを読む]
  • 約束と誓い…41
  • がっしゃーーーんっ。投げるように振り上げた消火器が颯の頭より高い位置の30センチくらいの小窓を割った。すごい音を立てて落ちてきた消火器をもう一度拾うと、また、投げる。残っていたガラスが割れて、今度は消火器は中に落ち戻っては来なかった。「わんっ!わんっ!わんんっ!」犬が吠え、颯の背中に飛びかかる。「ちくしょう!踏み台かよ?」そう言いながらも颯が壁に手をつくと、犬は背中に爪を立てて、颯の頭を踏んで窓に届いた [続きを読む]
  • 約束と誓い…40
  • 命は後ろ手に縛られ、フローリングの上に転がされた。「ふーん。背も伸びたし、金髪も綺麗だな。」命が小学5年で、こいつらは中学生だった。二つ、三つ…上と言うことか?身なりから見て働いているようには見えないし、大学生…という訳でもなさそうだった。1人がしゃがんで顔を近づけて来る。「立場逆転だな。」…え?「あの頃は俺達が学校に行くはずだったのにな?」命の制服の襟を引っ張る。「幽霊だったお前がエリート高校に行き、俺 [続きを読む]
  • 約束と誓い…39
  • …颯?いまどこだ?繋ぎっぱなしのiPhoneから声がする。「×××の信号を北に1k、×××団地の方へ向かってますが、信号に引っ掛かって巻かれましたが、犬が…あのバウが追って行きました。今、バウを探してます。」…警察も向かっている。なんとか場所だけでも特定出来れば…「大丈夫です。とても頭のいい犬です。しばらく追ってみます。」…わかった。また連絡しろ。この先はマンモス都営団地だ。そこに逃げ込まれたら…さすがに [続きを読む]
  • 約束と誓い…38
  • 命は狭いバンの後部座席に押し込められていた。両隣には昔、あの施設で命に暴行を加え続けていたうちの2人だ。息がし難い。運転をしているのはあの時の施設の代表者だ。「久しぶりだな。」男は振り向かず、ミラー越しに言った。「……。」「いい暮らししてるんだってな?」「……。」「有名市立の制服じゃねぇか?」「俺たちなんか高校すら行けなかったのにな?」と右隣のやつがブレザーを引っ張った。「…!や、やめて……。」…颯が買ってくれ [続きを読む]
  • 約束と誓い…37
  • 命と別れて仕事に戻ろうと車を走らせる。落ち込んだ気分のまま戻ることは出来ないので、近くのコンビニの駐車場へ入る。・・・このままアメリカへやっていいのか?・・・俺が悪いのに今更、都合の良いこと言えないよな。ハンドルに両手を乗せるとその上に頭を乗せる。・・・ラインも既読にならない。・・・着信も拒否られている。・・・メールも返って来てしまう・・・・・・このままでは・・・本当に切れてしまう。暫くじっとしていたが、颯が顔を上げた。 [続きを読む]
  • 約束と誓い…36
  • 命が学校から出ると待っていたのは見慣れた車だった。…颯……。颯が車から降りて近付いてくる。命が困ったように笑った。「…まこと……。加納さんが急なオペで迎えに来られなくなって…。代わりに来たんだ。」命が背中を向ける前に颯が急ぐように言う。「……うん。」ここで無理に踵を返して、一人で帰ったと颯からみんなに知られてはまた、心配をかける。困ったような顔から諦めたように笑顔が変わった。「…藍原さんの家までちゃん [続きを読む]
  • 約束と誓い…35
  • 帰宅したばかりで、寝室で着替えている藍原遠矢のiPhoneが鳴った。出るとセキュリティ会社からの連絡だった。「…そうですか。いや、その通りです。高城颯君は身内の者です。そのままで結構です。はい、ご連絡ありがとうございました。」藍原邸の外に不審な車が止まっているとの連絡だった。車の中の人物に問正すと「弁護士の高城颯」だと名乗り、藍原遠矢の知り合いだと名刺を出したらしい。…今夜は徹夜か……。昼間の出来事がきっと [続きを読む]
  • 約束と誓い…34
  • うどんも食べずに荷物を抱え2人はタクシーに飛び乗った。…大丈夫か?「うん。直ぐ乗れたから…。」命の手前、優羽はなんとか震えている声を押さえて遠矢と連絡を取った。「…ごめんね。僕かも知れない…。」命が真っ青な顔で謝って来る。「違うよ。僕だって弁護士事務所なんかに勤めてるんだ。逆恨み買うことだってあるし、人違いかもしれないよ。大事にならなくて済んだんだもん。大丈夫、大丈夫…。」そう言う優羽の声が震えていた。 [続きを読む]
  • 約束と誓い…33
  • 命がアメリカに行くための荷物をまとめた。颯の所から持ってきた物は一つのリュックに全部収まってしまった。「これでいいよ。」「僕が買いたいんだよ。行こう?」下着やシャツ、それに私服が本当に少ない。ジーンズが1本とシャツが数枚、それにトレーナーが2枚にパーカーが1枚。決して新しいものでもない。「普段?雨降ったりして足りなくならないの?」「…平気だよ。毎日、洗濯するし……。下着とか靴下とかシャツって割と乾くじゃん。 [続きを読む]
  • 約束と誓い…32
  • リエに一方的に別れを切り出して二日が経った。颯は改札を出ると派手にため息をついた。「大人の女」…少し裾の長めのタイトなワンピースに黒の短めなカーディガン、前に持ったクラッチバックに適度な高さのヒール。さっぱりした物言いに後腐れの無い関係と勝手に判断した「俺のミス」が待っていた。すれ違いざまに低い声で「…もう、会わないって言ったはずだ。」と告げる。「大人の女」が豹変する。「いやよ。私はもう後へはひけないのっ [続きを読む]
  • 約束と誓い…31
  • 颯の仕事は定時で上がれる事などまず無いに等しい。仕事の合間に命に入れたLINEは相変わらず既読がつかない。嫌な予感がして心臓がギュッとなる。4時頃帰り支度をしている優羽に声をかけた。「森さん…。」「…。」優羽は相変わらず険しい顔で振り向いた。「なに?」「命…迎えに行かせてもらえないか?」「…だめ。」今日は原田真亜の家で勉強の予定の曜日だと言う事を颯は知っている。帰りは八時頃だろう。よく駅で待ち合わせをして二人で [続きを読む]
  • 約束と誓い…30
  • 「?」藍原邸の最寄り駅に降りた命は何か違和感を感じた。「…。」足早に駅の構内を抜けて、駅から出ると走る。金髪がキラキラと光った。夕方、六時過ぎだ。少し薄暗い。命は誰にも言ったことは無いがこの時間が怖い。幼い頃いたあの養護施設に帰らなければいけない時間だからだ。走れば10分足らずで藍原遠矢の家に着く。必死で走った。門の暗証番号を整わない息のまま押すと中から大きな犬が出てきて吠える。…僕に吠えてるんじゃない [続きを読む]
  • 約束と誓い…29
  • 遠矢から命が後、10日あまりでアメリカに行くと聞かされた。颯の所には戻らないと命自身が決めたらしい。「…そうですか。命が決めたなら…。宜しくお願いします。」そう言って電話を切る。…少しでも。命が前の事件で慰謝料と賠償金として受け取った金はそのままにしてある。学費に使えばいいと保護者として名前を貸してくれた遠矢が颯に渡してくれた。そんな金を命に使う気にはなれなかった。これから向こうでかかる学費や生活費は [続きを読む]
  • 約束と誓い…28
  • 「上がってくれ。」定時に事務所から戻り、リエに連絡を取って家に呼び寄せた。リエは居間に来ると颯に勧められ、この間とは違う場所に座った。「外に出ない?」「話があるんだ。」「あら?私もよ。来週あたり実家に帰ろうかと思ってるのよ。予定はどうかしら?」「…これ、見てくれないか?」颯が優羽の調べた資料を開いてリエの前に出した。リエの顔色が変わる。「君を責めるつもりはない。」 颯はさっさと資料を閉じると「二度と会わない。そ [続きを読む]