raga さん プロフィール

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ragaさん: やっぱり映画が好き
ハンドル名raga さん
ブログタイトルやっぱり映画が好き
ブログURLhttps://ameblo.jp/hasumegu/
サイト紹介文正統派ではない映画論。 しかし邪道ではなく異端でもない。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2013/02/03 04:51

raga さんのブログ記事

  • 「新感染 ファイナル・エクスプレス」
  • 先日亡くなったジョージ・A・ロメロ監督が築き上げたゾンビという概念はその後のホラー映画に限らず様々な方面で多大なる影響を与えたことは周知の事実であり、ゾンビ映画というジャンルも確立された。この作品は紛れもなくゾンビ映画であり且つそのツボをここぞとばかり押さえまくりであり、観客の一人として "そこ!" と思わず喝采する。一体なにがツボなのか、まず第一に死者が蘇って生きている人間を襲うというサバイバルを賭 [続きを読む]
  • 「ユニークライフ」
  • 自閉症を抱える18歳の男の子サムはカウンセラーの女性ジュリアにガールフレンドをつくってみることを勧められる。新しいことに挑戦することが苦手なサムは家族の助けを借りてその一歩を踏み出すことになる… 先月からNetflixで配信しているこのドラマは自閉症という発達障害から世界を見ているサムのナレーションで始まる。サムの目線から家族や友人、学校やバイト先という空間を物語る構成は彼の行動を "ボケ" として捉えて周り [続きを読む]
  • 「LUCK-KEY/ラッキー」
  • ペンネーム・アナゴさんからのご質問 はじめまして、ぼくは映画がとても好きで週末には映画館でいろんな映画を楽しんでます。このあいだ「LUCK-KEY/ラッキー」という韓国の映画を見ました。なぜこの映画を見たかというと、我が家で勝手に「韓国映画界のアナゴさん」と呼んでいるユ・へジンという名脇役が今回晴れて主役となり大喜びしたからなんです。とてもとてもゆかいな内容でしたが、ラストが少し理解できなかったので腑に落 [続きを読む]
  • 「ベイビー・ドライバー」
  • この疾走感とグルーヴ感は巧みなる編集と台詞、小道具に至るまで映画愛に満ちたエドガー・ライト監督の演出から成り立っており、冒頭からラストまで身を委ねてこの世界観に浸れば私達もベイビーの隣にいることを感じる。ここから先はかなりのネタバレなので鑑賞後に読むことを勧めます。 冒頭のスバル・インプレッサを縦横無尽に滑走する逃走劇からタイトル・クレジットの長回しに至る場面構成の鮮やかなること、音楽のリズムに合 [続きを読む]
  • 「海底47m」
  • サメにまつわるパニック物は数多くあれど、出来が良くない作品は大抵サメに襲われる恐怖から逃げ惑う主人公たちを描くことに終始してしまい、あろうことかそんな状況にもかかわらず恋愛や愛国心を取り込んでしまいがち。バカな、サバイバルという境地でイチャイチャとかクタバレ悪党どもなんて余裕あるやん、じゃなくて助かりたいんだよ、死ぬのヤダ、だからこっちくるなー!と状況脱出を試みる姿が観客側も感情移入できる。この [続きを読む]
  • 「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」
  • 企画が乏しいのか、それとも安全パイを狙っているのか、コミック原作と並んで多数を占める実話モノ。実話モノといえば主人公やその他登場人物を英雄視した脚色が当然至極にもかかわらずこの作品はそうでないのが稀有、根気と信念を訓示とした主人公レイ・クロックは野心と欲望でハンバーガー店マクドナルドをフランチャイズ展開する。彼は本当の創業者であるマクドナルド兄弟からその名の "ブランド"と不動産に手を出して運用する [続きを読む]
  • 「ありがとう、トニ・エルドマン」
  • 悪ノリな行動が大好きな老齢の男はたまに会うも仕事の電話ばかりする娘イネスの事が気がかりになり、ある日コンサルタント会社で働くイネスが住む街ブカレストへ向かう。突然の父の訪問に戸惑うイネスは職場の人々を巻き込む父の奇行に翻弄される数日間を過ごす。やっと父が帰郷するも束の間、イネスの前に "トニ・エルドマン" と名乗る変装した父が現れる… これはある父娘の物語。父親は娘の年齢が十分大人に達しているからぶし [続きを読む]
  • 「ビニー/信じる男」
  • 今もなお廃れる事なくボクシングを題材にした作品は世に出てくる。私もそれはそれは好きであり、世間の評判に関係なく映画館へ足を運ぶのはただの殴り合いではなく勝負の世界、勝っても負けてもそこに選手や家族、周りのサポーターそれぞれに人生の瞬間がリングという舞台の上に集約されるドラマに魅力を感じるからなのだ。 実話に基づいたこの作品は幾分誇張されているだろうが実話であれ虚構であれ、やはりボクシングを媒介にし [続きを読む]
  • 「ライフ」
  • 未知からの侵略者、という題材は古今東西ぎょうさんありまして、SF映画に限っても「遊星からの物体X」「エイリアン」とホラー色が濃い名作が君臨、この作品もその系譜をたどるものであり、なるほど宇宙ステーションを舞台にしているので現代の物語だとうかがえる。しかるにジェイク・ギレンホール演じる医師は混沌とした世界紛争に袂を分かつべく地球外の任務に就いているのはなんの補足もなく理解できる。さて本題。個人的見解で [続きを読む]
  • 「イップ・マン 継承」
  • 映画が大好きなぼくはある偏見をもっていました。ちまたで言う続編やシリーズものというのはけっきょくオリジナルを超えることはないという色眼鏡でみていたのです。ところが先日観た作品「イップ・マン 継承」これはイップ・マンのシリーズ3作目であります。やはり3作目となると完結編という区切りがあったりするので(どうも4作目もつくるけはいですが)ちから及ばなかったり、こぢんまりとしてしまいがちだと期待をあまりよせ [続きを読む]
  • 「20センチュリー・ウーマン」
  • マイク・ミルズ監督の最新作はやはり期待を裏切らぬ。三者三様の女性と男性(少年)が悩みを抱えながら時に衝突をして人生の瞬間を肌で感じ取っていく物語。監督もお気に入りだが、今作は大好きな女優、グレタ・ガーウィグとエル・ファニングの二人がでている注目の一本。さらにこの作品の主演として好演するアネット・ベニングがイイ。悩める母をそして1979年という時代の過渡期に晩年を迎える女性を演じている。 時折社会と衝突 [続きを読む]
  • 「メッセージ」
  • このSF作品は派手なアクションがあるわけではない。しかし終盤この作品の仕掛けに心踊り主人公に感情移入してしまう。鬼気迫る状況に手に汗握り主人公の行動に凝視する。私の今年暫定ベスト。ここからはネタバレせずに語ることができないので未見の方はご容赦、もしくは鑑賞後にお読みください。 突如地球の各地に現れたエイリアンに対して語学学者である主人公ルイーズは音声ではなく文字によって意思疎通の手段を取る。それは表 [続きを読む]
  • 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
  • アパートの便利屋として働くリーは時に住民と口論となって問題を起こす。そんな彼に故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーより兄であるジョーが危篤状態だと連絡が入る。急いで故郷の病院へたどり着くが1時間前に兄は息を引き取っていた。孤児となった高校生パトリックと共に弁護士事務所へ向かう。そこでジョーの遺言を聞くがその内容にリーは動揺してしまう… 題名のマンチェスター・バイ・ザ・シーというのはそのまま地名であり [続きを読む]
  • 「夜に生きる」
  • 禁酒法時代のボストン、警視正の息子ジョーは厳格な父親に反抗して強盗を繰り返す生活を過ごしている。悪事を働くも誰かに束縛・命令される事を忌み嫌う彼はギャングの一員になることを拒絶する。そんな彼はギャングのボスの愛人エマと逢瀬を繰り返していたのも束の間、ボスの逆上を買うことなって瀕死の状況へと突き落とされていく。 ベン・アフレックが主演・脚本・監督として製作するデニス・ルヘインの小説を映像化したクライ [続きを読む]
  • 「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」
  • 自動車のディーラー会社の営業マン、ジョンスは妻と娘が待つ自宅へと自家用車を走らせていた。彼の車が山中のトンネルに入った時に突如トンネルが崩壊、車ごと閉じ込められてしまう。周りはコンクリートの塊、携帯電話で救助を求めて救助隊が到着するも予想を超えるトンネルの惨状に時間がかかると救助隊長から伝えられる。ジョンスの手に残されたのはバッテリー残量78%の携帯電話、水のペットボトル2本、そして娘への誕生日ケー [続きを読む]
  • 「ノー・エスケープ 自由への国境」
  • トラックの荷台に運ばれる数人のメキシコ人男女。彼らは隣国アメリカに不法入国しようとするが、途中でトラックのエンジンが故障してしまい徒歩による砂漠横断を余儀なくされる。そこで彼らを待ち受けていたのは非情なる銃弾による制裁であった… 「ゼロ・グラビティ」の脚本を書いたホナス・キュアロンが監督・編集まで携わる傑作。もともとは今作の脚本が先にあってそのコンセプトを気に入った父親であるアルフォンソ・キュアロ [続きを読む]
  • 「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」
  • 60年代の台北高校の昼間部の受験に失敗した小四(シャオスー)は夜間部の通う中、不良グループのボスの彼女、小明(シャオミン)と出会う。彼女に恋心を抱く小四は不良グループ同士の抗争に巻き込まれていく… 故エドワード・ヤン監督の代表作。4時間弱という長尺な青春物語がラストまで惹きつける傑作。是非とも劇場で見るべき作品。光と影を演出する本編では暗闇の闘争がおそらくスクリーンでないと判別できないだろう、それは [続きを読む]
  • 「スウィート17モンスター」
  • 17歳のネイディーンは友達がいないイケてない女子高校生。マッチョなナルシストと揶揄していたイケメン兄貴ダリアンとネイディーンの唯一の親友クリスタが恋仲になってしまい絶交する羽目に。拠り所を失ったネイディーンは自暴自棄になってしまう… リアル17歳はもちろん、17歳だった女性もそしてオッチャンも共感できるイケてない若者の物語。若さという"輝き"と"未熟"をユーモアを交えて描いていく。我が家のリアル17歳の娘にも [続きを読む]
  • 「午後8時の訪問者」
  • 診療時間をとっくに過ぎた午後8時過ぎに小さな診療所のドアベルが鳴る。若き女医ジェニーは応対しようとする研修医を止めてしまう。ジェニーは今度迎えられる大きな病院の歓迎パーティーに行かなければならなかった。翌日、診療所に警察がやってきて昨晩の監視カメラの映像を見せて欲しいと頼まれる。その映像には遺体となった身元不明の黒人少女の姿が映っている。時間は午後8時過ぎ、あのドアベルを鳴らしたのは彼女であったと [続きを読む]
  • 「はじまりへの旅」
  • 文明社会と訣別した父親ベンと6人の子供たちのキャッシュ一家は山奥に暮らしてガスや電気もない自給自足を営んでいる。一家には電話もないので山の麓の雑貨店にある公衆電話から数年前から病いで入院していた母親の様子を尋ねると彼女は亡くなったと聞かされる… アメリカではたった4館で封切りをスタートしたのだが好評を得て最終において全米600館まで拡がった作品。消費社会への批判や疎外されつつある家長が根ざす [続きを読む]
  • 「ムーンライト」
  • いじめられっ子のシャロンは廃墟の中で隠れているところを麻薬密売を生業にしているフアンに助け出される。無口なシャロンは何かと世話を焼くフアンに心を次第に開いていく… 説明的台詞や場面転換の遠景が一切なく物語は進行する、しかも主人公の幼年、少年、青年と3つの時代を混乱することなく描いていく。ここでは黒人という人種差別を声高に訴えるのではなく、その黒人社会の中でおきる差別・暴力が問題提起される [続きを読む]
  • 「アシュラ」
  • 韓国のとある街、アンナム市の再開発に伴う利権を掌握する市長ソンべに仕える刑事ドギョンは検事チャインに脅されてソンべ市長の不正の証拠を掴むべく画策する。しかしドギョンには不治の病に伏せる妻がいて市長の恩恵で入院治療を続けている。彼は果たしてどちらに肩入れをするべきか… 韓国映画も数多あるが、優れた作品は物語の展開が必ず観客の"想定するチョイ上"を描いている。おおおっスゴイ。そやろお客さんまか [続きを読む]