うらしま さん プロフィール

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うらしまさん: うらしまの小説
ハンドル名うらしま さん
ブログタイトルうらしまの小説
ブログURLhttp://ameblo.jp/urashima523/
サイト紹介文タイムスリップして新選組に出会いたい!
自由文うらしまのHNで、ピクシブ、小説を読もう!、アメブロに掲載しております。オリキャラですが、薄桜鬼や銀魂など新選組好きな方にちょこちょこ読んでいただいております。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供9回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2013/02/17 14:11

うらしま さんのブログ記事

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  • 花さそふ 第三百二話 派手
  • 1 「ワームループの臨床実験は、さすがにマウスじゃ無理だしね」 赤城がクスリと笑う。 「被験体になるヤツが誰もいなかったんだろ」 シンが素っ気無く突っ込んだ。 「ははは、その通り。通り抜けた途端にバラバラになるかもしれない負のエネルギーをくぐるなんて、誰だってゴメンだろう」 赤城の声は穏やかだ。 「だが・・私は、自分の理論に万全の自信があったし、エリスの磁場はパーフェクトだった」 「エリスって?」 [続きを読む]
  • 花さそふ 第三百一話 わからん
  • 1   「鬼か。人ならぬ者・・そうかもしれないな。人の感情などを持っていては厳格なタイムワープができなくなる」  赤城が顎の前で手を組んだ。   「だから、適正検査があるんだよ」 シンが後を続ける。   「適正検査?」 環が眉を顰めた。   「ああ。体力知力と・・診断方法が公表されないメンタルテスト」 シンがポツリと答える。  「噂じゃ・・受かってんのは非共感気質のサイコパスばっか [続きを読む]
  • 花さそふ 第三百話 醒ヶ井
  • 1 「センセイ」 シンが抑揚の無い声を出した。 「・・こいつが目ぇ覚ますまでダンマリ?」 赤城の視線は薫に固定されている。 「・・もう覚ましたようだ」 シンと環が反射的に振り返った。 狭いお社の奥に赤城が座っている。 向かい合わせにシンと環が座っており、後ろに薫が寝ていた。 「薫、おい」 シンが中腰になって薫を覗き込む。 「大丈夫?」 環が額を撫でると、薫が目を開けた。 横を向いた薫の視線が、真っ [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十九話 お社
  • 1 夕餉の後片付けを終えると、薫と環は早々に部屋に引き籠った。 屯所の中は夜になってもザワついて殺気立っている。 「準備できた?」 薫が振り返ると、環がスマートフォンを握りしめて頷いた。 「・・うん」 薫は立ち上がって環のそばに座り直す。 「決まったの?」 「・・・」 環が無言で俯いた。 薫が息をつく。 「昔、土方さんに言われたのと同じこと、沖田さんに言われた」 「・・なんて?」 環が顔を上げると [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十八話 選択
  • 1 屯所は朝から大騒ぎだ。 幕府が無くなるというのだから「我々はこれからどうなるのか?」という様相である。 薫と環とシンの3人は・・言葉数少なく、ひたすら仕事に没頭した。 いや・・没頭しているフリをしていたのだ。 お昼までは、自分たちが何をしていたのか、ほとんど覚えていない。 ただ機械的に身体を動かしていた。 頭の中にあるのは、新選組のことよりも・・今夜、自分たちの身の上に起きるであろう、何か・・ [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十七話 伝言
  • 1 翌朝。 遅い日の出を、シンは縁側でボンヤリ眺めていた。 (・・とうとう始まんだな・・) 寝不足で頭の芯が痺れるような感じがする。 慶応3年12月9日。 王政復古の大号令が発せられる歴史的な日。 (ひと月もしないうちに鳥羽伏見の戦いが始まる・・そしたら) ギュッと手を握り締めた。 幕軍の負けに終わる戊辰戦争の火蓋が切って落とされる。 (どうすりゃいんだ・・) 平成から来た薫と環が幕末の戦に巻き込 [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十六話 再会
  • 1 「死にますよ」 冷気の籠った風が、開いた戸から部屋に入り込むと同時に、暗闇に響く声が聞こえる。 一瞬、眠気に襲われた大助がビクリと顔を上げた。 入口に顔を向けると・・提灯の火が消えた暗闇の中に人影が見える。 月灯りで足元だけボンヤリ見てとれるが、膝下を見ただけで、かなりの長身であることが分かった。 長い人影が身を屈めて戸をくぐる。 大助が反射的に立ち上がった。 「こんな寒い夜に、暖の無い部屋で [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十五話 目撃談
  • 1 「ひとまず・・血だば止まったで」 南部がホッと息をついた。 梅戸の呼吸が落ち着いてきている。 斎藤は気が抜けたように肩を落とした。 そのままズルズルと壁に寄りかかって目を瞑る。 くたびれていた。 部屋の隅では大助が胡坐でコックリコックリ舟を漕いでいる。 永倉は玄関の見張りに出ていた。 シンは炊事場で温石を焼いている。 囲炉裏で真っ赤に焼かれる石を見ながら考えた。 (確か・・天満屋事件のすぐ後、 [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十四話 ヘタレ
  • 1 「早く来てくれ・・センセイ」 斎藤がつぶやく。 梅戸勝之進が低いうめき声を上げていた。 出血は多いが、まだ息がある。 シンが南部を呼びに走っていた。 山崎の金創術では手に余る。 すると・・ 「おい」 玄関の方から声がかかった。 天満屋の人間は逃げ出して誰もいない。 「おーい」 声が近づいてきた。 中に入って来る足音が聞こえる。 「センセイ!」 斎藤が勇んで立ち上がった。 部屋の障子を勢いよく開 [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十三話 北小路
  • 1 永倉と数名の隊士とともに、シンも天満屋に向かった。 夜の町をひた走ると、軒先で連なった提灯の灯りの先に天満屋の看板が見えて来る。 すると・・ 天満屋の向こうから、同じくひた走る一団があった。 「・・あいつら」 永倉はつぶやくと同時に腰の刀を引き抜く。 (あれって・・敵方の助っ人?) シンも腰の鞘に手をかけた。 手が震えている。 冷え切った夜気のせいか・・これから起こるであろう戦いへの恐怖なのか [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十二話 番屋
  • 1 「やっとできた・・けっこう時間かかったなぁ」 薫は瓶を覗き込んだ。 夜の炊事場は人の気配がなく、空気がひんやりしている。 手に持っているのは蜜柑のマーマレードだ。 昼過ぎから下ごしらえをして、なんだかんだで出来上がったのは夕餉が終わってからである。 「完全無農薬だから安心して皮使えるもんねー」 テンションが上がる。 明日の朝食のデザートにマーマレードを添えたヨーグルトを出すつもりだ。 「沖田さ [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十一話 天満屋
  • 1 中井の刀を弾き飛ばして、斎藤が階段を駆け上がった。 「大石さん、頼んだぜ」 「ああ」 ボソリと応えた大石が前に割り込む。 斎藤が中二階の障子を開けると、狭い部屋の真ん中で三浦休太郎と関甚之助が仁王立ちしていた。 「おーう、がいにあらくたいっちゃあ!」 斎藤が苦い顔をする。 (何語だよ) 三浦が脇差から剣を抜くと、腰をかがめ、吠えた。 「うぉぉーっ!」 『どっからでもかかってらっしゃい』オーラ全 [続きを読む]
  • 花さそふ 第二百九十話 二度目
  • 1 あの黒い粉は・・阿片だった。 麻薬であり鎮痛剤でもあり、人を狂わす禁忌の粉。 大坂にいる松本良順が、先ごろ、南部に送ってきたものだ。 中岡慎太郎と坂本龍馬が暗殺されたとなれば、京が戦火に巻き込まれるのは避けられない。 刀傷や銃創の手術に、痛み止めは欠かせない。 脳髄が痺れる甘い香りは、環の頭からイヤな記憶を取り除いた、あの花の香りと同じものだ。 (あれは多分・・) 環は物思いに耽っている。 篠 [続きを読む]
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