みきちゃん さん プロフィール

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みきちゃんさん: 晴耕雨読
ハンドル名みきちゃん さん
ブログタイトル晴耕雨読
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/miki701_1941
サイト紹介文郊外の畑で野菜づくり。読書にコボを試し、週末には仲間と登山。気に入った風景をカメラに収める日々。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供311回 / 365日(平均6.0回/週) - 参加 2013/02/21 14:02

みきちゃん さんのブログ記事

  • 湊かなえ『山女日記』
  • 朝、新聞に目を通していると、広告欄に冬幻社文庫『山女日記』を見つけた。年に数回は、この本は買ってぜひ読もうという気を起こさせる広告がある。この本もそんな本の一冊だ。だが、この本が上梓されたのは、2014年の7月、今年の山の日に合わせて文庫化された。すでに、NHKでドラマ化されて放映もされている。自分の興味のど真ん中にある、この本になぜ今日まで気づかなかったのか。やはりここ数年、本屋へ行く回数が減っているこ [続きを読む]
  • アサガオ
  • 昼過ぎになって、秋雨のような冷たい雨になった。朝咲いて、朝露がかわく頃には凋んでいく花が、ベランダでいきいきと、その妍を競っている。アサガオの花もまた秋の気配を感じさせる。朝顔や命ある間の走り雨 石塚 友二日本人の流行りもの好きは、江戸の庶民にルーツがあるかも知れない。文化文政の頃、江戸の人々は朝顔の栽培に大変な熱を入れた。色々な交配により、大輪奇花をさかせて街の人を驚かせ、人には、負けじと競いあ [続きを読む]
  • 終戦の日
  • 戦争の記憶は、日に日に遠くなっている。昭和20年8月15日、昭和天皇はラジオ放送を通して、戦争の終結を発表した。この放送を聞いた人は70台後半以上の人々である。私はその時、4歳を過ぎていたが、壊れかかったラジオの前に家族が集まっていたことは記憶しているが、その放送がどんな内容であったか、理解できなかったというのが本当のところだ。徳川夢声は『夢声終戦日記』に、その放送の様子を克明に記している。「玉音が聞こえ [続きを読む]
  • 雨あがりの千歳山
  • お盆、帰省がラッシュになっている。この期間、日帰り温泉に来る人もめっきりと少ない。久しぶりに会う孫に、お年玉ならぬお盆玉を渡すじじ、ばばが多いと見える。昨日、迎え盆のため、墓に行って花を供え、戻ってきた。本来、家に連れて来た霊と、ご馳走を作り、ともに飲み、食べるがしきたりであるが、妻と二人暮らしでは、もう特別なことはしない。みちばたに刈れる小笹も盆支度 木津 柳芽雨あがりの千歳山に登る。白馬に行っ [続きを読む]
  • 蝉の声がいやに近いと思ったら、間違えて部屋のなかに入ってきた。仰向けになって飛べなくなっている。かわいそうになって、窓の桟にとまらせると、そこに止まったまま動かずにいる。しばらくすると、部屋中に響き渡る声で鳴きはじめた。ここが気に入ったと見えて、半日も居続けた。帽脱いで木陰に浴びん蝉しぐれ 小波昔、北海度に住んでいたころ、樹の下に筵を敷いて昼寝をした記憶がある。川の方から吹いてくる風は気持ちがよか [続きを読む]
  • 稲の花
  • 稲の花はおよそ目立たない花である。散歩の途中、出穂している稲をみて、なにか白いゴミのようなものが付いているくらいにしか思わない。稲を育てている農家の人を除けば、この花に注目する人はほとんどいないと言っていいだろう。私に稲の花の美しさを教えてくれたのは、小川紳介監督の映画「ニッポン国古屋敷村」である。小川監督は、三里塚で成田空港の建設に反対する農民運動を農民と生活を共にしながら映画に撮り、ドキュメン [続きを読む]
  • 立秋
  • 台風が去ると、涼しい風が吹く。やり切れない暑さを、忘れることができる瞬間だ。昨日、立秋を迎えた。もう夏が去るのかとと思うと、何となくさびしい気もする。和歌にも、そんな瞬間をとらえた歌がたくさんあるが、中国の漢詩にも、その境地を詠んだ詩がある。古今東西、詩を作る人は、季節に敏感であった。 秋風の引  劉禹錫何処よりか秋風至る蕭蕭として雁群を送る朝来庭樹に入るを孤客最も先んじて聞く劉禹錫は中唐の役人で [続きを読む]
  • 尾花沢
  • 田舎に親戚があるのは心強い。5軒ある家を回って中元の挨拶。一軒の家には、立派な錦鯉の水槽がある。雪深いこの地で、鯉が冬を越すには、この水槽が母屋の床下まで続いている。その深みに入って鯉たち冬を越している。尾花沢は何と言ってもスイカの名産地。この時期に行くと、お土産にどっさりとスイカを貰ってくる。うだるような暑さをしのぐには、冷え冷えのスイカを食べること、何にも勝る消夏法である。義母の親戚であるから [続きを読む]
  • 台風の名前
  • 台風5号は四国、近畿に大雨を降らせながら、北上続けているが、とにかく速度が遅い。この時間で新潟沖にあるとのことだが、朝方の雨は止み、風もさほどではない。ただし、湿度が高く蒸し暑いので、いつ雨が降ってきてもおかしくない。この台風にはノルーという名がついている。韓国語で、ノロジカという動物の名であるということだ。以前、台風には、アメリカでつけたものが、国際的に認められてきた。女性の名前が付けられたので [続きを読む]
  • 戻ってきた日常
  • 白馬へ出かける前に、咲きそうになっていたカサブランカは、切り花になって玄関に飾られている。3日行かなかった畑では、見たこともないような太くて長くなったキュウリとオクラ。取ったつもりの雑草も、背を大きく伸ばしている。しかし、胃にやさしい野菜中心の食事は、日常が戻ってきたことを実感させてくれる。山行のときは、ラッキーだと思っていた迷走台風は、高い海の水温で成長して、東海から東日本、東北を直撃しそうな形 [続きを読む]
  • 白馬岳山行記(3)鑓温泉のご来光
  • 8月5日、白馬三山の山歩きもいよいよ最終日となる。露天風呂の先の雲海に赤味が増してくると、ご来光を見ようと、宿泊した登山者が集まってくる。手に手にスマホやカメラを持ち、太陽が顔を見せるのを待っている。どの山に行っても、山小屋での泊りとなれば、必ずと言っていいほど、ご来光を見ることは欠かせないことのようだ。さすがにご来光に手を合わせて拝む姿は少なくなっているが、日本人の古来からの慣習である。明治中期、 [続きを読む]
  • 白馬岳山行記(2)鑓ヶ岳から槍温泉へ
  • 8月4日、朝の気温は低い。おそらく5℃前後と思われる。霧が晴れると、今日も好天であることが分かる。白馬山荘のウッドデッキに立つと、真向かいに剣岳の雄姿が、微かな朝の光になかに、その穂先をすっくりと立ち上げている。5時朝食をとると、先ずは白馬岳の山頂を目指す。今日の山行には、どんなドラマが待っているのだろうか。期待に胸がふくらむ。白馬岳の印象を、深田久弥は『日本百名山』のなかで述べている。「東側が鋭く切 [続きを読む]
  • 白馬岳山行記(1)大雪渓
  • 8月2日から2泊3日の日程で白馬三山に登ってきた。迷走する台風5号の進路を気にしながらの山行であったが、列島に張り出した高気圧のために、望外の好天に恵まれた三日間となった。早朝、猿倉登山口の駐車場に車を入れる。夏休みで駐車場の空きも懸念だれたが、ここもクリア、予定より1時間早い、登山開始となった。一行は6名(内女性2名)、大雪渓の落石に備えヘルメットを着用した。登山口の相談所で話を聞くと、「ヘルメットを着 [続きを読む]
  • 白馬三山
  • いよいよ、今年の山行のメインイベント白馬三山への出発である。どうやら幸運にも天気はそこそこ恵まれそうだ。山の景観には満足できるか、お花畑はどうか。例年になく残雪が多いらしいが、山道の安全はどうか。期待と不安が入り混じる。残された人生、この山へは最後の挑戦となる。 [続きを読む]
  • 田部重治
  • 田部重治は英文学者で法政大学で教鞭をとるかたわら、山を愛した大正時代を代表する登山家でもある。その著『わが山旅五十年』は、不朽の名著として多くの登山家によって愛読された。田部は山に登ることで、美しいと思う自分の内面を見続けた。競って高い山を極めるのではなく、あくまでも山の渓谷や森林の美しさにロマンを求め続けた。大正6年7月、田部は朝日岳を越えて白馬岳に登っている。その時の喜びを、この本の中で書いてい [続きを読む]
  • ノウゼンカヅラ
  • 漢名は凌霄花。空を凌ぐ花の意である。吸根を使って、他の樹によじ登り、高さは10mにもなる。盛夏から秋にかけて咲くので、目立つ花である。木槿もそうだが、この花が咲くと、秋が来たような気になる。正岡子規の句に家毎に凌霄咲ける温泉かな 子規がある。日を好み、日かげになると、蕾のまま落ちてしまう。漢名があることでも分かるが、中国が原産である。日本へは、平安時代に渡来したと思われる。 [続きを読む]
  • サルスベリ
  • 毎年、サルスベリの花が咲く頃、蝉が鳴きはじめる。しかし、今年は、猛暑日になってもなかなか鳴かず、今日の鳴き声はどこか元気がない。夏の日差しがいつもの年に比べて、弱いということか。全国的に梅雨明けが発表されたが、前線が消えず、梅雨末期の雨が降り続いている。おかげで、計画した山行も2週続けての中止である。来週の前半に白馬岳を控えて、気がもめる。百日紅ごくごく水を飲むばかり 石田 波郷近年になってAIの進 [続きを読む]
  • ひかりごけ
  • ブログを更新していて、今日の話題は何にしようかと、思い悩むときがある。そんなときつい手が伸びるのが、本棚の奥の古い文庫本である。パラパラとページを繰りながら、つい引き込まれて読んでしまうものがある。武田泰淳の『ひかりごけ』も、そんな本の一冊である。思い起こせば、この小説を武田泰淳を代表作であると、推奨したのは、今はなき井上光晴である。「山形文学教習所」での、講義の席でのことであった。この小説の舞台 [続きを読む]
  • 桔梗
  • 雨上がりの山道に、桔梗が静かに咲いていた。毎年、この季節に同じ場所に花を咲かせるから、宿根草なのであろう。「月見草は富士山に似合う」と言ったのは太宰治であるが、「桔梗は和服の女が夕涼みしている風情」と言った人がいたように思うが、誰であったか失念してしまった。女三十桔梗の花に似たるあり 松瀬 青々山道での、こんな出会いも楽しいが、道しるべのように丸太の皮を剥いて、〇合目と書き、そのわきに落首のような [続きを読む]
  • カサブランカ
  • カサブランカはユリの女王と言われている。日本産のタモトユリや山ユリを交配させたものだが、オランダで作られたハイブリット種である。オランダでは花の名に街の名をつけること多いらしく、モロッコの都市カサブランカの名がつけられた。懐かしい映画「カサブランカ」を、思い出させる。ここ数年、知人から切り花をいただいて玄関先に飾るようになったが、今年は久しぶりに「植木市」に行って、球根を買ってきた。鉢に植えて、つ [続きを読む]
  • 人は孤独を感じたとき、空を見上げ、月や星、また雲を見ながら空想をたくましくする。しかし、そこで思い知らされるのは、あまりにも小さな己の存在である。まして、いつ止むかも知れない雨を降らす雲に恐怖を感じるのは、ここのところの気象の異常性によって途方もない被害を出ている昨今、その思いはいっそう大きく膨らんでいる。しかし、空に浮かぶ雲の移ろいに比べて、自分の心中の意思の強固さを示す詩もある。 臥雲室  高 [続きを読む]
  • 進化するスマホ生活
  • スマホのアプリで、「山旅ロガー」と「地図ロイド」というのを見つけた。この二つを併用すると歩いたコースを地図上に表示できる。衛星通信を利用するガーミンのGPSと同じ機能を、スマホで利用することができる。カーナビや電子地図の普及で、地形図の世界にも変化及んでいるようだ。昨日、書店へ出かけて地形図の売り場に当たって見たが、在庫は手あかのついた古びたものばかりであった。昔の地図売り場には、広い範囲の地形図の [続きを読む]
  • 山ユリ
  • 今日は天候が不安定のため西吾妻への山行を中止した。かわりに、千歳山に足馴らし。暑さにも身体が少しづつ耐性を得つつあるような気がする。山中で行きかう人は、手に手に団扇を持ち、あおぎながら歩いている。全山が山ユリの花盛りだ。ユリの香りが、登山道にたちこめている。起ち上る風の百合あり草の中 松本たかしユリの香りにはどこか艶めいたあやしさがある。漱石の小説『それから』にも、白ゆりの花が出てくる。小説の主人 [続きを読む]
  • 稲作の起源
  • やたらに暑い日が続く。今日は、山形市で今夏4度目の猛暑日となる。日差しが強くなって、元気を出すのは稲である。苗の分けつが進み、背丈も高くなった。広い面積になった田が、山麓の村で美しい姿を見せている。稲作が日本に伝わったのは、2000年以上も前と考えられている。元来、熱帯地方の原産である稲が、温帯である日本に根付くのは、一旦中国の温帯地域に伝わり、その環境に耐えた品種が朝鮮を経由日本に伝わってものである [続きを読む]
  • 新庄市の花 紫陽花
  • 新庄へ行くと紫陽花がきれいだ。どこの家にも、紫陽花を植えている。この時期、もう花も終わりに近づいたが、まだまだきれいだ。市内の東山公園は、あじさいの杜になっていて、34種類45,000株が咲き誇る。紫陽花は新庄市の花になっている。新庄といえば、東根の近辺にあった小田島荘に対して新しく拓けた荘園という意味合いである。その後背になる杢蔵山などから流れてくる水は、この盆地を豊かな田園地帯とした。新庄から連想され [続きを読む]