かさかさ さん プロフィール

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かさかささん: 140文字で紡ぐ恋
ハンドル名かさかさ さん
ブログタイトル140文字で紡ぐ恋
ブログURLhttp://kasakasax0711.blog.fc2.com/
サイト紹介文140文字文学と掌編小説で紡ぐ恋、情景、御伽噺。
自由文言葉のショートフィルムでありたいと思う。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供110回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2013/02/24 16:56

かさかさ さんのブログ記事

  • 紐付けされる記憶
  • 彼岸を忘れていた。数日前に脱衣室に置いてあった仏花を見てもピントこない有り様。で、義父母たちは墓参りに行ったようだが、私も子供行かなかった。定期的に所持品は捨てる。郵便物は来たときにすぐに見て捨てればいいのだが、後でゆっくりとか思って、たまってしまう。そんなものが入っている箱を見て捨てた。その中に使っていない手帳があって、中を見ると、灘の酒蔵を夫と巡ったときのスタンプが押されていた。モノに紐付けさ [続きを読む]
  • 骨響
  • まだ空と大地と海が、その境界線を平和に保っていた頃、マウレは緑豊かな大地に立ち骨を響かせていた。マウレは神の子と呼ばれていた。大きく青くすんだ湖のそばにソバセセの木があり、その木の根元にそのあたりでは神と呼ばれる白い山羊とともにいた赤ん坊だった。神が自ら育てたと思われる赤ん坊は近くに住むヒトが見つけた。遠くから白い山羊がじっと見つめるのでメキトという男は導かれるように白い山羊に近づき、傅き、そして [続きを読む]
  • うちの年寄たち
  • 週末実家へ。私はいつものように母と一緒に銭湯に行った。母の楽しみは私とサウナでだらだら話をする事であった。丁度家の給湯の調子が悪く、弟が帰ったら見てくれることになっていたので、父とうちの子供は残って、弟の帰りを待っていた。私たちが帰宅すると、家のカギは締まっており、母は父が家にずっといるものと思って、鍵を持たずに家を出てしまった。インターホンも電話も鳴らしたが一向に出てくる気配がなく、弟の車もなか [続きを読む]
  • 急きょお通夜
  • 昨日は急きょお通夜があり、金沢まで行く。妹の嫁ぎ先のお婆さんが亡くなったのだが、舅夫婦より上の人だと、行く必要があるのかという感じだが、夫の時に沢山お香典を頂きましたし、お婆さんと言っても、事実上家長であって、やっぱり行くべきだろうなと思った。さすがに葬式は行かなかったが。前日自宅へお参りに行った母親曰く、年寄だから、悲惨な感じがしない。あんたの時と違ってねという。失礼な物言いだが、大往生した人と [続きを読む]
  • 撤回
  • 先に出したブログの話は撤回。義母が一周忌をすると言い出したことへの苦言なのだが、私は義父に一周忌はしないし、する必要がないと意見した。多分、義母は受け入れないだろうと思っていたが、翌日になって、義母はすんなりと、しないこと受け入れた。但し家族だけで、お坊さんを呼んでお経は上げてもらう。私はそれでいいと思う。ちょっと厳しい事言い過ぎたかなと思っていたが、義父は大丈夫だと言ってくれた。そういう話。決着 [続きを読む]
  • 一切不要
  • 忘れることはないが、その感情は過去のものとなっているのに、蒸し返される。その原因は義母なんだが。夫の友人が所用でうちに来た時、義父が一周忌の法要後の食事を彼の店でお願いできないかと頼んでいた。初耳である。思わず、一周忌、するの?と義父に聞いてしまった。ばあちゃんがさ、するってきかないから、とやんわり言う。一周忌をしないと思っていた。そういう話をしてあった。こっちは平常運転で生活しているのにここにき [続きを読む]
  • 2017年2月読書メーターまとめ
  • 2017年2月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1432ページナイス数:11ナイスCREA2017年3月号 みんなアニメに夢中。読了日:2月20日 著者:三国志 (1) 桃園の誓い (希望コミックス (16))の感想吉川英治の小説と併読。読了日:2月19日 著者:横山光輝戦旗不倒 アルスラーン戦記15 (カッパノベルス)読了日:2月13日 著者:田中芳樹天鳴地動(てんめいちどう) アルスラーン戦記14 (カッパノベルス)読了日:2月10日 著者: [続きを読む]
  • 献杯
  • 金曜日の晩、年末に夫の友人から頂いたお供えのワインを開けた。大人三人で開けようと思っていたが、義母は調子がよくないらしく、遠慮した。義父と私とで献杯した。最初は仕事の話をしていたが、そのうち酔いが回ってくると話題は方々へ飛んでいく。まず私の女子力のなさ。義母の方がずっとあるねって。義父は派手すぎるのも困るけど、もうちょっとなんかしたら〜って。私はこれでいいの!そーゆーの若い時から興味なかったし、今 [続きを読む]
  • 4年目
  • 2013年2月16日にこのブログを始めました。これで4年目です。一年を振り返り、創作文字数をカウントしてみました。この一年に紡いだ文字数は14228文字です。年々少なくなり、そのうちゼロになり、広告が貼られる日も近いかもなぁと。去年夫が亡くなりましたので、その前後、その顛末を書いていました。結構な量ありますし、病気で家族を失ってゆく過程というもの、そういう出来事に直面している方に読んでもらえるといいかもと [続きを読む]
  • Last drive
  • この小さなキミを連れてドライブに出る。キミは風景を見ることもなく、無口にナビシートにいた。天気は小雨。向かう先に大きな煙突があり、そこから途切れることなく煙は上がっている。これが私とキミとの最後のドライブ。*3時過ぎに義父から電話があって、「多分、ぺーちゃん死んだと思う。 どうする、一晩置くか?」と聞いてきた。私は、別にいいと短く返し、今ちょっと帰るわそう言って、いったん帰宅することにした。自分の [続きを読む]
  • 静かに終わりを待つ
  • 我が愛犬の体調が思わしくない。今年の秋で16歳になる。でも誕生日を迎えることはできないだろう。彼の命はそろそろ尽きようとしている。老犬なので体調には波があり、食欲があってやたら元気な時もあれば、次の日にはご飯を食べずにずっと寝ている時もあった。ただそのサイクルは夫が亡くなってから、随分短くなったように感じる。一週間前にひどい下痢になり通常この時は食事を控えて回復を待つのだが、今までなら長くても2日ほ [続きを読む]
  • 2017年1月読書メーターまとめ
  • 2017年1月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:2725ページナイス数:17ナイス魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11) (カッパ・ノベルス)読了日:1月27日 著者:田中芳樹アルスラーン戦記〈10〉妖雲群行 (角川文庫)読了日:1月26日 著者:田中芳樹アルスラーン戦記〈9〉旌旗流転 (角川文庫)読了日:1月24日 著者:田中芳樹アルスラーン戦記〈8〉仮面兵団 (角川文庫)読了日:1月22日 著者:田中芳樹アルスラーン戦記〈7〉王 [続きを読む]
  • 眠れないとき
  • 先日夫のFacebookのアカウントを削除依頼して、受理された。だからと言って本当に削除されたかどうか確かめたりはしなかった。あとLINEを消してしまえば、肩の荷が下りる気がした。ようやく夫の残したあとを消す気になった。土曜の夜は自室で読みながら呑んでいい感じになって、いつも通り他人のひそひそ話を聞くようにラジオの音を流しっぱなしで眠る。夜中に目覚めて、隣で寝てるはずの子供はいなくて、どうやら義父母と寝たのだ [続きを読む]
  • 死ぬまでにしておきたいこと
  • ガソリンスタントで給油していると「よっ!」と声を掛けられ、見れば夫の友人だった。近所に住んでいるので自分もよく知っている。ちょっと世間話をして、別れた。夫が死んだ後、近所の飲み屋でその友人が夫が死んだ時のことを何やら悔いていたという話を人から聞いた。彼は夫が死ぬ前日に会った友人のうちの一人である。夫の願いをかなえるために最後に行動していた人たちの一人でもある。夫はもう居ないが、夫と付き合いのあった [続きを読む]
  • 浄火
  • まだ明けぬ空、漆黒の空に向かって灰色の煙は上がっていく。私はその煙が上がっている元へ近づいていく。そこは住宅地の中にある公園であり、その敷地の中央に山と積まれた藁束に火は放たれ、次々に住民が持ち込む正月の名残が投げ込まれる度、火は力を増し、大きくうねり、ひとたびも同じ姿を見せず、常に動き変化しながら、それらを焼き続けていた。藁束の周りに人は居たが、それぞれが持ち込んだものを放り投げるとそそくさと帰 [続きを読む]
  • 姥捨て山
  • 「この人でなし!!! 親を何だと思っているんだい!!」「……」目の前で毎度の事繰り広げられるこの場面、何度見ても嫌なものである。先程結果をお知らせした親子の様子である。姥捨て山入山許可証の発行を求めて、主に子供から要望であるが、老いた親を連れて認知症テストや面接を受けに来る。同居する厄介者になった親をここへ「捨てさせてください!」と子供が連れてくるのである。入山許可が下りれば、その場で親子は今生の [続きを読む]
  • 2016年家計簿決算
  • 毎年大みそかは家計簿の集計をするというのが年の最後のお仕事なのだが、去年は彼もいなくなり、義理の親と子供とのこじんまりとした大晦日となり、いつもならこの日の夕食は彼の好きなすき焼きと結婚した時から決まっていたが、結局冷蔵庫の掃除も兼ねて鍋となり、その後は自分一人で呑むつもりだったスパークリングワインを義父母たちにも振る舞い子供のインチキし放題の人生ゲームにさんざん付き合い結局酔って、それどころでは [続きを読む]
  • 骨付きたいやき
  •  あらかじめ決められた運命というものは 変えることは出来ない、と思う。コンビニ袋をぶらぶら下げて歩いていると、交差点に出た。いつもなら左へ曲がって家に帰るのだが、なんとなく嫌な予感がして、立ち止まってしばし考えた。そのまま真っ直ぐ行くと、やや遠回りである。逆に右に曲がると、かなり遠回りであるが、帰られなくも無い。右に曲がって嫌な予感に遭うのも、くたびれもうけである。しかし左に曲がって、安易を取って [続きを読む]
  • 2017年
  • 酩酊の百八聞かず年明けるこんな調子で新年を迎えた大晦日に彼の友人の店までおせちを取りに行く。お供えにとワインを頂いた。彼の人生の、本来続いたであろう日々をほんの僅かだけど、自分はその続きを生きている。多分、そうなんだろう。帰りに我が家の墓に寄る。相変わらず手は合わせない。友人がお参りに来た時のものと思われる花があった。自分は命日も忘れているようなパートナーだ。10日前に会ったお客さんにあなた、強いか [続きを読む]
  • 2016年読書メーターまとめ
  • 2016年の読書メーター読んだ本の数:38冊読んだページ数:9349ページナイス数:245ナイスナショナルジオグラフィック日本版 2017年 01 月号 [雑誌]読了日:12月29日 著者:聖の青春 (講談社文庫)の感想死までの限られた時間の中で執着心を研ぎ澄ませていく。死ぬと分かっていても限りなく捨てないものはあり、個人的にそういう人を身近に看たので、読んでいて妙に腑に落ちた。将棋を知らないので、途中に書いてある棋譜も全く理解 [続きを読む]
  • 2016年12月読書メーターまとめ
  • 2016年12月の読書メーター読んだ本の数:2冊読んだページ数:424ページナイス数:27ナイスナショナルジオグラフィック日本版 2017年 01 月号 [雑誌]読了日:12月29日 著者:聖の青春 (講談社文庫)の感想死までの限られた時間の中で執着心を研ぎ澄ませていく。死ぬと分かっていても限りなく捨てないものはあり、個人的にそういう人を身近に看たので、読んでいて妙に腑に落ちた。将棋を知らないので、途中に書いてある棋譜も全く理解 [続きを読む]
  • 2016年に詠んだ17音
  • 車窓から見える寒涛(かんとう)は遠吠えご利益の期限も切れて札納(ふだおさめ)一瞥し終天神(しまいてんじん)素通りす寒厨(かんちゅう)の母に昨夜のゴメンナサイ踏み分ける足跡追つて年木樵(としきこり)捨案山子(すてかかし)無職となりてあくび出る女の手掴んで見つめ秋の夜(あきのよる)ゴミ捨てをこっそり見てる残月(ざんげつ)や妾宅の軒飛び立ちて秋燕(あきつばめ)着る人も今は亡くて秋袷(あきあわせ)遺影でも [続きを読む]
  • 擦り切れる
  • 擦り切れるちょっと気分転換が必要と感じ、急きょ、連休に実家に行くことにした。日ごろ義父母が家の事をしているので、休みの日は家事をするが、そのせいか、ご飯を考えたり、そんな風にして時間が過ぎていくので、休んだ気がしないおまけに子供の友達が遊びに来るので、静かに過ごすこともできない。結局家の中に居ても、休まらない。だから何もしなくていい実家に行く。高齢の親に悪いけど、ちょっと休ませてもらう。意を決して [続きを読む]
  • 人生ゲーム
  • 子供とやりたくて、仕事帰りにぷら〜っとトイザらスへ寄って人生ゲームを買った。自分も子供の頃友達の家でやったことがあった。帰宅して、かき込むようにご飯を食べてじじばばも呼んで4人でやる。6歳からできるとあるが、これを存分に楽しめるのは大人の方かもしれない。数週間前に学校の個人面談があって、うちは夫に死なれてしまった家庭なので、先生としては家が大丈夫か気になるようだ。子供は父親が死んでも問題がないと答 [続きを読む]
  • 花束を
  • 土曜日、帰宅すると私物を置いてる棚にちらしとチケットが置かれていた。それは彼が所属していた吹奏楽団の定演のものだった。日付は日曜日である。家にいた義母に誰かが持ってきたのかと尋ねた。義母も留守にしていて、子供が受け取ったものだと言う。それを見て思わず息子を思い出して泣いてしまったという、私的にはどうでもいい話も聞かされる。子供に誰が持ってきたか聞いたが、知らんおばさんが、良かったらどうぞって言って [続きを読む]