満州国はこのようにして生まれた

1930年代の天津海河の港 昭和6年（1931年）9月18日、満州事変が勃発した。このときには既に奉天特務機関の土肥原賢二大佐が天津の工作を行っていた。 溥儀は北京の馮玉祥軍隊に紫禁城を追い出され、天津の日本租界にある「張園」で日本の保護のもとで、「張園」で旧臣を呼び寄せ紫禁城と同じな小朝廷を維持し復帰を目論みしていた。 日本は満州の権益を守るため安定した政権が満州に欲しい、溥儀は満州王朝を再…

上海の1949年

一枚の昔の写真が出てきた。Henri Cartier-Bressonの写真である。 1949年の上海の風景、綿をいっぱい積みこんだ荷車を押す人のスナップ。場所は蘇州河を跨る橋、1980年代の初め頃

歌舞伎座かけら落とし公演

田舎から東京に就職した頃、先輩がよく美味いものを食べるに築地につれてくれた。 築地から、勝鬨橋を渡りしばらく歩くと、右側の白いお寺のような建物を指して、先輩はこれが歌舞伎座だと教えてくれた。40年前のことである。 歌舞伎座こけら落とし公演が始まる、江戸時代から始まったこの大衆娯楽は日本の絵画に影響をあたえ、そして、フランスの印象主義絵画にもその影響を及んでいた。 写楽の絵： 市川高麗蔵の…

天津美術学院教授のの作品

所蔵している天津美術学院（大学） 楊 徳樹教授作品 鐘魁（中国伝説の鬼退治の神様） 1994年作品。 普通な中国画家が描いた鐘魁は、門神のような獰もうな姿だが、 楊教授の鐘魁、いた

大天津の夜

十何年ぶり、天津に行った。そこには、むかしの

オモロイ中国語講座

レッスン4

通訳案内業免許とは

人間というものは、自分のないものを無性にほしくなるものだ。 中国語をやったからには、どうしても通訳ガイドに合格したいと猛勉強、 運よく一回で免許をとれた。 あれから一度も免許のご利益をあやかることなく、30年を過ぎた。 今度、役人は「通訳案内士」とか免許更新、手数料とかで4000円を取る、 未だに更新していない、いや、しないつもりだ。 ちなみに、いま、通訳ガイドをするものには、免許を…

花が落ちるころ、中国の詩人を紹介しょう

花が落ちるころ、中国の詩人を紹介しょう

婚活の今と昔

テレビで今日も幾組のカップルが誕生したという活劇を見て、そして、プロポーズ（告白）を受けた時の女性の顔の表情と、愛を受け入れ意識表示、「おねがいします」、をいう時の雰囲気のぎこちなさだけが目につく。

桜と梅

桜と梅 梅の花弁が落ちた頃、桜が咲き始めた。梅と桜を眺めながら、日本人はなぜ、それほど桜を崇拝しているか、中国の文人梅にたいする陶酔に近い寵愛は、また、何にゆえ？ と考えこんむ。 一輪の桜と梅の花をならべて観察すると、梅の花の色の鮮やかさ、妖艶な姿態は、桜、梅にはるかに遜色している。 一本の枝に這うように…

オモロイ中国語講座

レッスン2 大根と白菜

https://tianjinrounin68.at.webry.info/201303/article_3.html

オモロイ中国語講座 レッスン1 粉絲＆面本 「粉絲」同じ漢字を使っている日本人なら、おそらく、粉でできた糸状なもの、つまり、春雨やマロニ類なものだと連想するのでしょう、正解です。中国語では、春雨やマロニ類なものを粉絲というのです。 ところが、中国電脳の…

礼尚往来そして以和為貴

竹島を不法占拠しておきながら、日本が主権を主張するたびに、 反日運動やら、不買運動やら、と騒ぎ出す。 日本製品に高い関税をかけて自国産業を保護するのは、この隣邦の国策であり、竹島は口実にすぎない。市場にないものは、闇市場には溢れてくる。福岡や小倉のスーパー、薬局、電気量販店の大売り出しに買い出しにくるアジモニが忙しくなり、フェリー会社が喜ぶ。 マイルドセブンが、韓国で売れないからといって、…

なぜか、孫が可愛い？

母が生前、人の子なんか、自分の子が一番可愛いという。 私は、それが真理だと思っていた。 アヒルのようによちよち、イェイェ、イェイェ（日本語の爺の中国語発音）を叫ぶながら、 当然のように膝の上に座り込む。 男は、娘を持つべきだ。娘は父に憧れ、いとしみ、その遺伝子を子らに継承させている。