アリスの鏡 さん プロフィール

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アリスの鏡さん: アリスの鏡 恋愛小説ブログ
ハンドル名アリスの鏡 さん
ブログタイトルアリスの鏡 恋愛小説ブログ
ブログURLhttp://ameblo.jp/alicenokagami/
サイト紹介文恋愛小説家 アリスの鏡のブログ。恋愛小説を連載中。
自由文『シンデレラ・スキャンダル』
金髪、タトゥー、ピアスに髭。
その男との出会いはスキャンダルの始まり。

『社内恋愛First Season』
上司と同期揺れ動く恋

『社内恋愛Second Season』
策略の時・・・
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供160回 / 278日(平均4.0回/週) - 参加 2013/03/12 12:41

アリスの鏡 さんのブログ記事

  • ステップ3 揺さぶり6『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     「そんなに悩むところ? じゃあ、ゆりちゃんはどういう人が好みなの?」 「そうですね……わたしは基本的に年上の人が好きなんです。寂しがりで、甘えたがりなんで。相手にして、甘やかしてもらわないとプイっと消えます」 「消える!?」 「はい、消えます」 「あはは! 構ってあげないとダメってことね」 「そうです」 「言い切るんだ、そこ。ゆりちゃんって本当に可愛いね [続きを読む]
  • ステップ3 揺さぶり5『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     ついさっきまで作業をしていた部屋に行きつき、ドアを開ける。 時計を見ると、11時半過ぎ。 終電まで10分と少し。 勢いよく中に駆け込んでいき、香取さんに話しかけた。 「お疲れ様です!」 「お疲れ! ごめんね! 草下さん、あとこれだけ修正してもらっていい? 今日中提出ってクライアントからきちゃって」 「あ、えっと、わたし終電が」 「終電? あ、そっか。 [続きを読む]
  • ステップ3 揺さぶり4『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     陽子がその長い髪を揺らしながら、軽やかに降りていく。 その姿を見送っていると、香取さんが「行こうか」と言って、わたしを促した。 そして、笑いながらさっきの会話の謎を教えてくれる。 たまたま休憩が重なった陽子と香取さん、浩ちゃんと牧野くんが話していた話題らしい。 香取さんは容姿端麗で、大人で女性慣れしているから、女性を誑かしていそうだと牧野くんが言い、その牧野くん [続きを読む]
  • ステップ3 揺さぶり3『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     パソコンの画面右下を見ながら作業を進めていく。 キリがいいところで終えられそうだ。 香取さんに言われていた時間の10分前となり、エクセルやワードのウインドウを閉じていく。 そして、大きく息を吐いたところに、香取さんがわたしのデスクまで近づいてきた。 「草下さん、業務大丈夫そう? オフィスフロア準備入れる?」 「あ! 大丈夫です。今行きます!」 柔らかく微 [続きを読む]
  • ステップ3 揺さぶり2『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     「いつも草下さんに用事頼んでばっかりでごめんね」 「いえ、そんな」 「草下さんと川島くんのところが一番順調に進んでるから、どっちかにお願いしようと思ったんだけど、川島くんの方が調査件数多いからさ。他のチームは、これを頼んじゃうと、たぶん本当に週末に間に合わないから」 「そうですよね、みんな忙しそう。あ、でも終電までに……」 「あ、それなんだけど、草下さん家遠いで [続きを読む]
  • ステップ3 揺さぶり1『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     「寛人おはよ!」 「ん……」 池袋オフィスの休憩室。 この時間帯、ここにいるのは出勤の早いわたしたちだけ。 大抵、わたしか寛人のどちらかが一番に出社する。 低血圧の寛人は、朝は機嫌が悪い。 おはようと言っても、挨拶は大抵「ん」の一文字だけ。 社会人としてどうなのとは思うけれど、口にはしない。 一人で新聞を読みながらコーヒーを飲むのが日課らしい。&nb [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人15『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     先輩が若干呆れ気味の顔を見せる。 「だって川島さ、草下さんのことなんて呼んでる? 他の新卒メンバーのことは名前呼んでるの聞いたことあるけど、草下さんのこと、おい、お前、こいつ、あいつ、そいつ、だろ? 完全に付き合ってるかと……」 先輩の言葉に、川島くんに名前を呼ばれた時のことを思い出す。 確か、合宿研修の時は草下と呼んでいた気がする。 それから……それからどうだ [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人14『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     わたしたちの口喧嘩が始まると、ゆきちゃんだけは仲裁に入ってくれる。 そして、いつもどおり川島くんはわざとらしく大きく溜息を着いて、首を横に振る。 「幸恵、これはケンカじゃない。こいつが絡んでくるだけ。俺は構ってやってるの」 「はい!? どれだけ俺様ですか!?」 「俺様ってなんだよ。事実だろ。お前が構ってほしいって」 「言ってません! ひとっことも!」 わ [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人8『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     彼は気にする素振りも見せずに、髪を撫でていた手を再びわたしの背中に回す。 1人でドキドキしているのが悔しくて、わたしも平静を装って話を続けた。 「別れたよって報告するのも変かなって」 「だから、沈んでたのか」 「え?」 「なんか口数少ないし、食べないし」 「……そう、だったかな。普通にしてたつもりだったんだけどな」 「お前は普段から猫被るから、わかり [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人7 『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     川島くんの顔に再び視線を戻して、そう口にすると、今度は満足そうな笑顔が向けられる。 その柔らかい笑顔に、カーテンの隙間から差す春の日差しが当たった。 いつも表情を出さない彼が、こんなに柔らかく笑うのだと魅せられてしまう。 ぼんやりと見つめるわたしに、彼はまた少し目を細めた。 彼の優しい視線に耐えられなくなり、視線を自分の体に落とす。 すると、目に入ってきたの [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人6 『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     眠りに落ちて、たぶん数時間。 手が温かい。 眠気に支配される頭で、ぼうっとなりながらも意識が向かうのは、しっかりと握られているわたしの手。隣を見れば、静かに寝息を立てる川島くんがいる。 いつの間に握ってしまったのだろう。隣で眠る彼を起こさないように、静かに少しずつ手をほどいていく。 手が完全に離れたところで静かに寝返りをうち彼に背を向けると、すぐに眠気が帰ってき [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人5『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     わたしたちが携帯電話に意識を集中させている間に、家具は完成したようだ。 「幸恵ちゃん、明日何時やった?」 「お昼の会があるよ! 12時半」 「つーか、今は何時?」 「2時半やね」 「もう寝たほうがいいよね。映画中に寝ちゃったら意味ないもん! お風呂入りたい人!」 ゆきちゃんの言葉に全員が手を挙げた瞬間、浩ちゃんの「じゃーんけーん」という掛け声がかかる。&nb [続きを読む]
  • 社内恋愛とシンデレラスキャンダルと潜伏
  • みなさま、立て続けにこんばんは。アリスの鏡です。|ω・`)チラこれから、次の2つを書く予定です。●社内恋愛Second season●シンデレラスキャンダルおまけストーリー・Story of Legacy・あともういっこくらいなんか「シンデレラスキャンダルの続編を」というお声も頂いたのですが、社内恋愛よりも結構……そうですね、結構ですね注ぎこむようにして書いたので、燃え尽き気味でして。現段階では何も思い浮かばず( ºωº )チーン…な [続きを読む]
  • 社内恋愛second 削除のお知らせ
  • みなさま、こんばんは。アリスの鏡です。|ω・`)ノ ヤァ早いもので、もう5月。5月病になれそうもないぐらい忙殺されています。仕事は好きなので、まぁいいのですが( ̄∇ ̄)さて、社内恋愛First seasonのアップ準備が完了しました。また、エブリスタでもアップ完了しましたので、そろそろ社内恋愛secondにとりかかります。そして、読み途中の方には申し訳ないのですが、secondは他のサイトにアップせず、一旦削除とさせていただきま [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人3『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     ピンが倒れる音がして、三角のマークが画面に表示される。 レーンの方を見れば、投げ終わったらしい2人が悠然とこちらに歩いてきていた。 川島くんが唇の端を上げて、意地悪そうな顔をして見てくるから、思わずこちらの口角も上がってしまう。「よお。遅かったな」 「家が遠いものでね」 笑いながらわたしの隣に腰を下ろすと、手をぷらぷらとさせて、調子が悪いと呟いた。 目の前 [続きを読む]
  • ステップ2 近づく二人 1『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     電車を乗り継いで、池袋の駅に降り立った。 改札を出れば、目の前に地図があり、現在地を教えてくれる。 「ボーリング場……」 東口のボーリング場は一体どこにある。 そもそも、ここがどこなのかさえ田舎者には曖昧。 取りあえず地上に出てみれば、なんとかなるかな。 そう思ってエスカレーターを上がってみると、わたしがイメージする池袋より人がいない。 携帯電話で地 [続きを読む]
  • ステップ1 出会いと別れ7 『 恋愛小説 社内恋愛 First Season 』
  •     そうだ、新しい幕開けになるはずだった。 もっと簡単に、もっとすっきりと終わるはずだったのに。 今、わたしの目の前に広がる光景は、わたしが思い描いていた週末じゃない。 2人のために淹れた紅茶は既に冷め切っていて、彼の動きに合わせてゆらゆら水面を揺らしていた。 わたしたち以外に誰もいないこの家は静まり返り、ただ時計の針の音が響く。 そして、時々すすり泣く音が聞こ [続きを読む]