flat energy さん プロフィール

  •  
flat energyさん: flat energy
ハンドル名flat energy さん
ブログタイトルflat energy
ブログURLhttp://flatenergy.hatenablog.com/
サイト紹介文エネルギー問題に関心があってもっと知りたい人へ向けて有益な情報を提供するための記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供124回 / 201日(平均4.3回/週) - 参加 2013/03/18 03:29

flat energy さんのブログ記事

  • エネルギー供給の将来シナリオ比較
  • 今日はエネルギー供給の将来シナリオを紹介していきたい。複数の機関が、将来シナリオを発表しており、その内容には大きな乖離がある。知って頂くと面白いだろう。最初に紹介する文書は、「日本エネルギー経済研究所」の「アジア/世界エネルギーアウトルック 2016」だ。この文書では、2040年においても、世界の発電の60%以上を火力発電が占めると予想している。2050年の温室効果ガス排出量半減の目標も、達成出来ないと予想してい [続きを読む]
  • 日本版「安全保障のディレンマ」
  • オーストラリアの戦略家ヒュー・ホワイトは、中国の台頭によって日本が直面するディンレマについて指摘している。中国の台頭が招く帰結は、それまでアメリカが握っていた北東アジアの覇権が、中国に少しずつ移行することを意味する。そして中国の国力が増すにつれて、アメリカにとって中国から日本を守るコストも危険性もどんどん増大していき、アメリカは日本防衛に消極的になっていく。また米中間で日本を巡る「手打ち」が行われ [続きを読む]
  • 【書評】『世界を無視しない大人になるために』
  • 最近参画した国際協力団体「コンフロントワールド」の代表の原の初めての著書。700円と手ごろな値段で、一から国際協力を行う組織を立ち上げた大学生の経験と覚悟が理解出来る。彼が国際協力の世界に踏み込んだきっかけは、大学1年生の時に参加したフィリピンでのスタディー・ツアーの時の経験だという。空港に向かう車の中で、物乞いをする少女を見た彼は、世界の不条理をまざまざと見せつけられた。彼女のために何も出来ないと [続きを読む]
  • 「アジア/世界エネルギーアウトルック2016」
  • 最近書籍よりも、もっぱら政府機関やシンクタンク、NPOなどが公表している報告書や作業文書を読んでいる。今日は日本の「エネルギー経済研究所」が作成した「アジア/世界エネルギーアウトルック2016」を紹介したい。この報告書では、将来のエネルギー需給構造の予測が示されている。政府機関が作成していることもあって、はっきり言ってかなり保守的である。例えば2040年においても、世界の電力供給の60%以上を化石燃料が占めると [続きを読む]
  • 「パリ協定」の解説
  • 「パリ協定」とは、世界の気候変動対策の基礎となっている国際合意である。一昨年の秋に、パリで合意された。世界全体の目標として、産業革命前と比べた世界の平均気温上昇を、2度以内に抑え, 1.5度未満にするよう努力することが明記された。世界の平均気温は、産業革命前と比べて既に約0.8度上昇していると言われており、人類に残された猶予を多くない。そのために「今世紀後半に人為的な温室効果ガス排出と吸収を均衡させる」が [続きを読む]
  • 「エネルギー自立」の最大の利点は何か。
  • 私がかねてより提唱している「エネルギー自立」の最大の利点は何だろうか。それはアフリカや中東で起きている紛争の原因の一つを取り除くことが出来る点にある。例えば、スーダン内戦が激しかった時期に、日本は石油をスーダンから買っていた。私たち日本人のお金が、めぐりめぐって遠い国の内戦の長期化に貢献していたと言える。産油国・産ガス国は概して権威主義体制を取っており、反体制派を抑圧している。先進国・新興国が輸入 [続きを読む]
  • 規定路線となる日本の再生可能エネルギー普及
  • 経済産業省が2015年7月に発表した「長期エネルギー需給見通し」では、再生可能エネルギーは「最大限の導入拡大」を図ることが明記された。2015年の電源構成に占める再生可能エネルギーの比率は、14.5%である。2030年の電源構成では、再生可能エネルギーを22%から24%を再生可能エネルギーで賄うことが目指されている。http://www.meti.go.jp/press/2015/07/20150716004/20150716004_2.pdfつまり電力供給に占める再生可能エネルギー [続きを読む]
  • 高橋淳志が出来ること
  • 今日は私個人に依頼出来る仕事のメニューを紹介する。値段は要相談だ。 英語読解指導 これまで外交文書やニュース、政府機関やシンクタンクの報告書などの英文資料を多く読んできた。その経験を生かし、英文読解の指導が出来る。英語を話せる人は、約20億人。民間企業の間でも研究者の間でも英語は共通言語だ。インターネット上の言語の6割は英語で、英語で発信される情報にアクセス出来れば、あなたの世界は広がる。学校で [続きを読む]
  • 学校で習ったけど、全く使っていない構文3選
  • 部屋の整理をしていて、高校時代に使っていた英語の構文集が出てきた。読み返していて思ったことは、今まで外交文書や海外の報告書や作業文書、ニュースを読んだ中で、全く見たことのない構文があることだ。高校で習うような構文は、使用頻度の高い基本構文であるべきだろう。そのような構文集に掲載されていては問題のある構文を、3つ紹介したい。 A is to B what C is to D 「AとBの関係は、CとDの関係と同じ」という意味 [続きを読む]
  • 「コンフロント・ワールド」に参加します。
  • 世界の不条理・不公正に立ち向かうことを目指す国際協力団体「コンフロント・ワールド」のメンバーになった。「コンフロント・ワールド」は、早稲田大学の後輩の原貫太が今年立ち上げた団体で、彼の豊富な現場経験を元にして、内戦が起きている南スーダンの問題解決をに取り組んでいる。私は大学に入り、模擬国連サークルに取り組む中で、教育開発・平和構築・HIV/AIDS・難民、国内避難民などの開発アジェンダへの関心を育てていっ [続きを読む]
  • 純ジャパの私が英会話を身に付けた体験談
  • 英語読解指導サーヴィスを始めたので、自分の英語学習の履歴を書いていきたい。中学時代は極めて普通の日本の中学校で、英語を習い始めた。当時は特に関心はなく、ただの成績の良い生徒だった。ALTの教師に積極的に話しかけることもなかった。高校は少し特殊で、英語教育にも力を入れている私立の付属校だった。ネイティヴの講師が4人いて、時々話しかけることもあった。短い英文であれば、話すことも出来たと思う。"This is my s [続きを読む]
  • 【新サーヴィス】片付け代行・コンサルを受けたい方募集。
  • 自分の部屋がちらかっていて何とかしたい方いませんか。友人と事業として、片づけ代行・コンサルタント事業を企画しています。つきましては、モニターで片づけをやらせてもらえる方を募集しています。自分の部屋でも、企業のオフィスでも、車でも、物置などでもかまいません。彼は部屋のものを減らして、毎日気分が良くなったそうです。時間:3時間以内。場所:首都圏対象:主に男性(講師が男性のため)。価格:意見やフィードバ [続きを読む]
  • 「搾取工場」のディレンマ
  • 途上国に立地しているファスト・ファッションの工場では、労働者が劣悪な環境を強いられているという。消費者、生産企業、先進国政府、途上国政府などの各アクターは、それぞれ役割を果たしているだけで、単独にその責任を追及することは出来ない。しかし結果として構造的に人権の蹂躙が生まれている。このような状況を改善することは簡単ではない。問題意識を持った先進国の消費者が不買運動を行うことが出来るかも知れない。しか [続きを読む]
  • 【書評】環境ビジネス特別号「ポストFIT」
  • 最近私が関心を持っている日本の太陽光発電市場の現況と展望を、解りやすくまとめてくれた雑誌だ。所感を以下に箇条書きにしていく。・当初のFIT(固定価格買い取り制度)が太陽光発電事業者の利益に配慮した期間が終わったことを踏まえ、入札制度への対応やO&M(運営・保守)市場を狙っている企業の動向などに触れている。特にきっちり事業計画を持っている案件のみがFITの対象になるよう、FITが改正されたことを踏まえ、O&Mは今 [続きを読む]
  • 【書評】『里山発電』
  • この本はソーラー・シェアリングの有効性を説いた本である。ソーラー・シェアリングとは、「営農型太陽光発電」とも呼ばれ、農業を行っている土地に支柱と太陽光発電設備を設置して運用する取り組みのことだ。ソーラー・シェリングによって農家は、収入源を多角化出来る。仮に農業だけでは採算が上がらない場合でも、赤字を売電収入で補うことが出来るのである。農業を続けたくても続けられず、耕作放棄地が増えることを防ぐことが [続きを読む]
  • 【気になるニュース】脱炭素に向かう中国とインド
  • 各国の気候変動対策を評価するレポートで有名な「クライメート・アクション・トラッカー」によれば、トランプ政権が気候変動に後ろ向きな政策を取ったとしても、中国とインドが今行っている政策を続ければ、気候変動は解決に向かう道筋が見えてくるという。驚くことに中国は3年続けて石炭の消費を減らしている。インドも今計画されてる石炭火力発電所は必要ないだろう、という見解を表明した。両国とも今のままのペースが続けば、 [続きを読む]
  • 電力は自治体が供給すべき財か。
  • ドイツでは、電力の再公営化の動きが進んでいるという。民間企業が担っていた電力供給を、自治体が出資する都市公社が担う動きだ。戦後日本の電力供給は、民間企業が担ってきた。しかし考えてみれば、電気やガスなどのエネルギーは、水と同じように生活に欠かせないインフラストラクチャである。利益を追求することを一義的な目的にする、民間企業が担ってきたことの方が問題なのかもしれない。自治体がイニシアティヴを発揮してエ [続きを読む]
  • 日本の運命を決めた「逆コース」
  • 「逆コース(Reverse Course)」とは、対日占領政策における、アメリカ政府およびGHQの重要な方向転換を指す。日本との戦争で多くの犠牲を払ったアメリカ政府は、当初日本を経済的にも軍事的にも弱い農業国にしようとしていた。そして共産主義の台頭に対しては、中華民国をアジアでのパートナーとして、選ぶ予定だった。しかしこの構想は、朝鮮戦争と国共内戦によって崩れ去る。中華民国を率いる国民党は、亡命政権となって大陸の [続きを読む]
  • 日本も「シャロー方式」を導入せよ。
  • 新たに開発された再生可能エネルギーの系統連係の方式には、「ディープ」方式と「シャロー」方式がある。系統とは、電力網のことを指す。前者は発電事業者が系統連係にかかる費用を負担する仕組みで、後者は系統運用者が負担する仕組みだ。日本では、「ディープ」方式が採用されている。しかし各地で再エネの発電所が、系統運用者(大手電力会社)から法外な「接続費用」を請求される事例が目立ってきている。大手電力会社による恣 [続きを読む]
  • 「カーボン・プライシング」から逃げ回る経団連
  • 経済団体連合会は、日本で最も影響力のある企業が加盟する団体である。彼らが2月に出したプレスリリースで、相変わらずカーボン・プライシングから逃げ回る姿勢を一貫して続けていることが確認出来た。http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/016.html?v=sカーボン・プライシングとは、二酸化炭素に値段をつけ、排出を法的に規制する制度であり、代表的なものには排出権取引と炭素税がある。国内では、前者は既に東京都と埼玉県 [続きを読む]
  • EVは石油をマイナーにするか。
  • EV(電気自動車)の普及が待たれて久しい。自動車やバイクの燃料である石油製品の需要がなくなれば、温室効果ガス排出の削減にも貢献する。では実際にEVが市場のシェアのほとんどを占めた場合、石油の需要はどうなるのか。エネルギー白書より引用エネルギー・フローによれば、2011年の日本の原油の供給量は、9116×10の15乗ジュールだ。船や飛行機も含めた輸送用燃料で使われた需要量は、3318×10の15乗ジュールである。雑に計算する [続きを読む]
  • 揺らぐ覚悟
  • 私は今、エネルギーのことを仕事にするという覚悟を諦めようか、迷っており岐路に立っている。元々エネルギーのことを調べ始めたきっかけは、二つある。一つ目は、模擬国連サークルの活動で、国際問題を浅く広く知っていく状況に危機感を覚えたためだ。このままでは器用貧乏で終わってしまう。何か一つだけでも良いから、自分の強みとなるような分野を求めていた。その想いに偶然合致したのが、エネルギーだった。二つ目は、高校時 [続きを読む]
  • 中国人の台湾認識、台湾人の中国認識
  • 昨日は中国の「一つの中国」政策について書いた。中国では愛国教育が行き届いており、みな「台湾は中国の一部」だと考えていると聞く。それでは日本や欧米諸国に出てきた中国人はどうなのか。自国の政府の考えを相対化しているのだろうか。先日友人の中国人に聞いてみた。その答えは、「台湾は文化も同じだし言葉も同じ。中国と一緒だと思う」というものだった。現地まで足を運んでそう感じたらしい。しかしだからといって、台湾人 [続きを読む]