flat energy さん プロフィール

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flat energyさん: flat energy
ハンドル名flat energy さん
ブログタイトルflat energy
ブログURLhttp://flatenergy.hatenablog.com/
サイト紹介文エネルギー問題に関心があってもっと知りたい人へ向けて有益な情報を提供するための記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供97回 / 139日(平均4.9回/週) - 参加 2013/03/18 03:29

flat energy さんのブログ記事

  • 不都合な真実――尖閣問題に対するアメリカ政府の立場
  • 2014年4月、オバマ大統領が来日し、「尖閣諸島を含む日本の施政下にある領域に、日米安全保障条約が適用される」と明言した。日本人の多くは、尖閣諸島をめぐって自衛隊が攻撃を受けた時に、米軍が自衛隊と一緒になって反撃してくれるのだと、安心した人も多かったのではないだろうか。このステートメントは、一見、そのような言明を行ったように見える。しかし実は沖縄返還の際、アメリカ政府の報道官が以下の様に発言している。 [続きを読む]
  • 地熱発電の勉強会
  • 昨日は「国際資源・エネルギー学生会議」の勉強会に参加してきた。テーマは地熱発電。最近はあまり調べていなかったが、新しく得られた知識もあったので、興味深かった。地熱発電は主に200℃以上の地中の流体を利用した発電システムである。http://www.chinetsukyokai.com/information/index.html熱水と分離した高温の蒸気をタービン(回転運動によって発電する機械)に吹き付け、発電する。タービンに高温の蒸気を当てて発電する [続きを読む]
  • 「仮想発電所(VPP)」の可能性
  • 最近、「仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)」について調べている。「仮想発電所」とは、複数の分散型発電・蓄電設備を情報通信技術によって制御し、複数の設備を一つの発電所の様にみなして、電力を運用する概念である。発電事業者のみならず、家庭の太陽光発電設備や蓄電池なども、運用の対象となる。仮想発電所については、以下の記事が詳しく解説している。欧州で成長する「仮想発電所」 電力自由化時代の調整役http://ww [続きを読む]
  • 「フリーテル」Priori3は買うな!
  • 物議をかもすのを覚悟で書いていきたい。「フリーテル」という会社をご存じだろうか。家電量販店などにもコーナーがつくられ、最近は自ら店舗も持っている、新進気鋭と言われている日本のヴェンチャー企業だ。事業としては、スマート・フォンの製造・販売がメインだ。しかし彼らのスマート・フォンを買ってはならない理由は、明白で3カ月で壊れるためだ。いくら定置しない家電で、安いとはいえ、3カ月で壊れるのは頂けない。しか [続きを読む]
  • エネルギーの地産地消という課題に立ち向かう地方自治体
  • エネルギーの地産地消は、聞こえの良い題目である。エネルギー利用は大きく分けて、動力、熱利用、電力がある。送ることが難しい熱利用は、地産地消に向いている。しかし電力は需要が小さくて広域運用が出来ない場合、平滑化(ならし)が難しく、わずかな需要・供給変動によって、安定供給が脅かされる恐れがある。この解決策として、「仮想発電所:Virtual Power Plant」の運用が模索されている。欧州で成長する「仮想発電所」 電 [続きを読む]
  • アメリカのシリア空爆
  • 衝撃的なニュースが入ってきたので、政治学徒として記事を書いてみたい。早稲田大学の最上敏樹先生も指摘しているが、今回の空爆は人道的介入や、国際法上正当な武力行使と呼ぶことは難しい。人道的介入とは、「原則武力行使が禁止されている国際法における例外として、他の手段がないときに人道危機を改善するために行われる武力行使」である。正しい人道的介入の条件について押村高は、1「深刻な人道危機の存在」2「領土政府が [続きを読む]
  • 【気になるニュース】三つのエネルギー・ニュース
  • 今日はエネルギー関連で、最近発表された気になっているニュースを紹介する。まずは研究開発関連のニュースだ。 電気自動車の革新? 世界初、走る電気自動車へワイヤレス給電に成功http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1704/07/news034.html企業と東京大学の研究グループが、走行中の電気自動車への充電に成功したという。これが広まれば、電気自動車は止めないと充電出来ないから解放される。これはすごい革新で [続きを読む]
  • 【書評】「再生可能エネルギー政策の国際比較」
  • この本は、日本と世界の再生可能エネルギー政策を日本語で知るための、最新の専門書である。系統運用について詳しい京都大学の安田陽氏や、再生可能エネルギーの経済分析について詳しい山家公雄氏などが執筆に当たっている。欧米の政策の動向を見ていると、やはり日本にはエネルギー・シフトをする能力がいなのではなく、エネルギー・シフトをする意思がないのだという結論が頭に浮かんでくる。日本のエネルギー政策に関心を持つ全 [続きを読む]
  • 【書評】「再生可能エネルギーの政治経済学」
  • 「原発のコスト」などの著書がある立命館大学の大島先生の著作だ。基本的に彼の立場は「原発は政府が言うように安い訳ではない」という結論である。様々な文献や海外の事例にあたりながら、日本政府の政策を批判していく手際は、読んでいて痛快だ。3.11前の少々古い本ではあるが、再生可能エネルギーの普及方法を知りたい方には、お勧めの書籍だと言える。再生可能エネルギーの政治経済学作者: 大島堅一出版社/メーカー: 東洋経済 [続きを読む]
  • そもそもなぜエネルギー・シフトが必要なのか。
  • エネルギー・シフトとは、特に電力について、現状の火力・原子力中心の運用から、省エネと再エネ普及によって、再エネ中心の運用に転換することを意味する。以下の図が解りやすい。その利点は三点ある。 分散型国産電源 火力発電・原子力発電はシステムが大きく、一つの設備のトラブルが、停電などにつながる大きなリスクを持っている。対して風力発電・太陽光発電のような分散型電源は、文字通りリスクが分散しており、より [続きを読む]
  • ドイツの再エネ普及成功の要因
  • ドイツは世界4位の経済力を持ちながら、電力構成に占める再エネの割合を上げることに成功してきた。2000年には6.6%だった電源に占める再エネ比率は、2015年には30%となっており、「基幹電源」としての役割を果たしていると言って差し支えない。このようなことがなぜ可能だったのか。大きく分けて5つの要因が挙げられる。 高い数値目標 ドイツは2022年に原発から撤退することを決めている。それを補うのは徹底的な省エネと [続きを読む]
  • 再生可能エネルギー普及政策の三分類
  • 今日は再生可能エネルギー普及政策について解説していきたい。再生可能エネルギー普及政策には、大きく分けて三つの分類がある。 固定枠制度(RPS) RPS(renewable portfolio standard)とは、電力事業者に一定量の再生可能エネルギーの導入、もしくは再生可能エネルギー由来の電力を調達することを義務付けることによって、再生可能エネルギーの普及を図る制度だ。アメリカのテキサス州で導入されたRPSは、風力発電の普及に [続きを読む]
  • 我が家の電気を新電力に変えて2カ月。
  • 2か月前に我が家(4人家族・戸建)の契約電力会社を「東京電力」から「looop」に切り替えた。2016年4月に電力小売りが全面自由化されたことは知っているものの、電力会社を切り替えていない人も少なくないのではないだろうか。今日はまだ電力会社を切り替えていない人向けに、情報を提供する記事を書きたい。【目次】なぜ電力会社を切り替えるべきか。なぜ「looop」を選んだか。切り替えの手順迷っている人へ。 なぜ電力会社 [続きを読む]
  • お金と仕事
  • 最近はずっとお金と仕事について考えている。いい加減家を出て独立しなければならない年齢だが、実現出来ていないので。なぜこんなに悩まなければならないのかと思うが、貨幣は極めて互換性の高い価値を測る便利な指標である。今のところ、お金なしで生きることを模索する利点がない。それでも貨幣に囚われて人間関係をおろそかにするようなことはしたくない。また仕事を通じてお金を稼ぐ過程で、成長出来ることもたくさんあるだろ [続きを読む]
  • 起業ティップス:出資と融資の違い
  • 最近新規事業を起こす段取りについて、調べている。ひとまず重要なのは資金調達だ、ということで出資と融資の違いについてメモしておきたい。出資を行う出資者は対価として、株式を得る。そしてその株式の値上がりを期待して出資を行う。出資者は出資先の事業の成長性を精査して、出資するかどうか決める。一方融資は、一定の期間内に元本と金利を返済しなければならない。融資元は融資先の事業安定性を精査して、融資するかどうか [続きを読む]
  • 再エネ業界のオピニオン・リーダーのインタビュー
  • 先日「ベースロード電源」に固執するリスクを指摘した記事を書いた。flatenergy.hatenablog.comこれと同様の意見を、再エネ業界のオピニオン・リーダーの一人である飯田哲也氏が述べているインタビューが発表されたので、紹介したい。http://kokocara.pal-system.co.jp/2017/03/13/renewable-energy-tetsunari-iida/?fbこちらの記事でも、ベースロード電源という概念が既に過去のものになっていることが指摘されている。大規模火力 [続きを読む]
  • 打線と投手のどちらを重視すべきか。
  • 今日はデータを用いて、表題の問いに答えてみたい。統計学で、どの原因が結果にどの程度影響しているかを測る手法は、大きく分けてふたつある。相関分析をしてその結果を比較する方法と重回帰分析である。今回、重回帰分析は異常な値が出たので、何か間違いがあるのだろうと思い、相関分析を紹介する。野球には打撃・走塁・投球・守備といった要素がある。走塁と守備(RFなどはあるが)は定量化しにくいので、打撃と投球のみを対 [続きを読む]
  • 将来の電力供給を現在のコストで語るな。
  • 電力の話をしていると、「再生可能エネルギーのコストは高いから、大規模導入は出来ない」という意見を耳にすることがある。しかし現在のコストで電力供給体制を語ることは二重の意味で間違っている。まず現在のコストが将来も続くわけではないことが挙げられる。量産効果と学習効果によって、世界では変動型再生可能エネルギー(風力・太陽光)の価格は下がっている。日本もこのトレンドが波及すれば、電力供給体制は根本から転換 [続きを読む]
  • データを用いたライオンズへの提言
  • 私は幼い頃より埼玉西武ライオンズのファンである。今日は3年連続Bクラスに沈んでいるライオンズの課題を指摘する。まずは2016年のパ・リーグチーム成績を確認しておこう。野球には投球・守備・打撃・走塁の4要素がある。しかし守備と走塁は成果を定量化しにくいので、除外する。投球は計算が容易な防御率、打撃はOPSをその代表指標として扱う。まず防御率だが、二強のファイターズとホークスが3点台前半、ライオンズは3.85で [続きを読む]
  • 気候変動対策の最近の潮流
  • アメリカでトランプ政権が発足した。トランプ大統領は、「パリ協定」の順守放棄や、オバマ政権が始めた火力発電規制を辞めることに言及している。気候変動対策に比較的前向きだったオバマ政権とは、異なる政策が取られていくようだ。特にティラーソン国務長官がCEOを務めていたエクソン・モービルは、気候変動懐疑論をサポートしていた、ノトーリアス(悪名高い)企業である。このような状況に、環境NPOや科学者は、深刻な危機感を [続きを読む]
  • 輸入に依存する化石燃料:その三つのデメリット
  • エネルギー問題に少しでも興味を持ったことのある人なら、「日本のエネルギー供給は、輸入される化石燃料に依存している」という事実を耳にしたことがあるだろう。2014年の一次エネルギー供給に占める化石燃料の割合は、92%であり、2013年度の海外からの化石燃料依存度は88%である。化石燃料の輸入依存は、日本に三つのデメリットをもたらしている。一つ目は燃料購入費用として海外に富が流出する点である。東日本大震災以降、日本 [続きを読む]