flat energy さん プロフィール

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flat energyさん: flat energy
ハンドル名flat energy さん
ブログタイトルflat energy
ブログURLhttp://flatenergy.hatenablog.com/
サイト紹介文エネルギー問題に関心があってもっと知りたい人へ向けて有益な情報を提供するための記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供108回 / 168日(平均4.5回/週) - 参加 2013/03/18 03:29

flat energy さんのブログ記事

  • 【書評】『里山発電』
  • この本はソーラー・シェアリングの有効性を説いた本である。ソーラー・シェアリングとは、「営農型太陽光発電」とも呼ばれ、農業を行っている土地に支柱と太陽光発電設備を設置して運用する取り組みのことだ。ソーラー・シェリングによって農家は、収入源を多角化出来る。仮に農業だけでは採算が上がらない場合でも、赤字を売電収入で補うことが出来るのである。農業を続けたくても続けられず、耕作放棄地が増えることを防ぐことが [続きを読む]
  • 【気になるニュース】脱炭素に向かう中国とインド
  • 各国の気候変動対策を評価するレポートで有名な「クライメート・アクション・トラッカー」によれば、トランプ政権が気候変動に後ろ向きな政策を取ったとしても、中国とインドが今行っている政策を続ければ、気候変動は解決に向かう道筋が見えてくるという。驚くことに中国は3年続けて石炭の消費を減らしている。インドも今計画されてる石炭火力発電所は必要ないだろう、という見解を表明した。両国とも今のままのペースが続けば、 [続きを読む]
  • 電力は自治体が供給すべき財か。
  • ドイツでは、電力の再公営化の動きが進んでいるという。民間企業が担っていた電力供給を、自治体が出資する都市公社が担う動きだ。戦後日本の電力供給は、民間企業が担ってきた。しかし考えてみれば、電気やガスなどのエネルギーは、水と同じように生活に欠かせないインフラストラクチャである。利益を追求することを一義的な目的にする、民間企業が担ってきたことの方が問題なのかもしれない。自治体がイニシアティヴを発揮してエ [続きを読む]
  • 日本の運命を決めた「逆コース」
  • 「逆コース(Reverse Course)」とは、対日占領政策における、アメリカ政府およびGHQの重要な方向転換を指す。日本との戦争で多くの犠牲を払ったアメリカ政府は、当初日本を経済的にも軍事的にも弱い農業国にしようとしていた。そして共産主義の台頭に対しては、中華民国をアジアでのパートナーとして、選ぶ予定だった。しかしこの構想は、朝鮮戦争と国共内戦によって崩れ去る。中華民国を率いる国民党は、亡命政権となって大陸の [続きを読む]
  • 日本も「シャロー方式」を導入せよ。
  • 新たに開発された再生可能エネルギーの系統連係の方式には、「ディープ」方式と「シャロー」方式がある。系統とは、電力網のことを指す。前者は発電事業者が系統連係にかかる費用を負担する仕組みで、後者は系統運用者が負担する仕組みだ。日本では、「ディープ」方式が採用されている。しかし各地で再エネの発電所が、系統運用者(大手電力会社)から法外な「接続費用」を請求される事例が目立ってきている。大手電力会社による恣 [続きを読む]
  • 「カーボン・プライシング」から逃げ回る経団連
  • 経済団体連合会は、日本で最も影響力のある企業が加盟する団体である。彼らが2月に出したプレスリリースで、相変わらずカーボン・プライシングから逃げ回る姿勢を一貫して続けていることが確認出来た。http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/016.html?v=sカーボン・プライシングとは、二酸化炭素に値段をつけ、排出を法的に規制する制度であり、代表的なものには排出権取引と炭素税がある。国内では、前者は既に東京都と埼玉県 [続きを読む]
  • EVは石油をマイナーにするか。
  • EV(電気自動車)の普及が待たれて久しい。自動車やバイクの燃料である石油製品の需要がなくなれば、温室効果ガス排出の削減にも貢献する。では実際にEVが市場のシェアのほとんどを占めた場合、石油の需要はどうなるのか。エネルギー白書より引用エネルギー・フローによれば、2011年の日本の原油の供給量は、9116×10の15乗ジュールだ。船や飛行機も含めた輸送用燃料で使われた需要量は、3318×10の15乗ジュールである。雑に計算する [続きを読む]
  • 揺らぐ覚悟
  • 私は今、エネルギーのことを仕事にするという覚悟を諦めようか、迷っており岐路に立っている。元々エネルギーのことを調べ始めたきっかけは、二つある。一つ目は、模擬国連サークルの活動で、国際問題を浅く広く知っていく状況に危機感を覚えたためだ。このままでは器用貧乏で終わってしまう。何か一つだけでも良いから、自分の強みとなるような分野を求めていた。その想いに偶然合致したのが、エネルギーだった。二つ目は、高校時 [続きを読む]
  • 中国人の台湾認識、台湾人の中国認識
  • 昨日は中国の「一つの中国」政策について書いた。中国では愛国教育が行き届いており、みな「台湾は中国の一部」だと考えていると聞く。それでは日本や欧米諸国に出てきた中国人はどうなのか。自国の政府の考えを相対化しているのだろうか。先日友人の中国人に聞いてみた。その答えは、「台湾は文化も同じだし言葉も同じ。中国と一緒だと思う」というものだった。現地まで足を運んでそう感じたらしい。しかしだからといって、台湾人 [続きを読む]
  • 「一つの中国」政策
  • 中華人民共和国政府は、長らく「一つの中国」政策を取っている。「一つの中国」政策とは、国共内戦の結果、国民党政権が成立した台湾を含めて一つの中国に属するという立場を取るものだ。つまり「一つの中国、一つの台湾」や「二つの中国」は頑として認めていない。この政策は台湾の国民党も保持している。1992年に両者は、「台湾も大陸も一つの中国に属する」ことで合意した。これは「92年コンセンサス」と呼ばれている。一方台湾 [続きを読む]
  • 不都合な真実――尖閣問題に対するアメリカ政府の立場
  • 2014年4月、オバマ大統領が来日し、「尖閣諸島を含む日本の施政下にある領域に、日米安全保障条約が適用される」と明言した。日本人の多くは、尖閣諸島をめぐって自衛隊が攻撃を受けた時に、米軍が自衛隊と一緒になって反撃してくれるのだと、安心した人も多かったのではないだろうか。このステートメントは、一見、そのような言明を行ったように見える。しかし実は沖縄返還の際、アメリカ政府の報道官が以下の様に発言している。 [続きを読む]
  • 地熱発電の勉強会
  • 昨日は「国際資源・エネルギー学生会議」の勉強会に参加してきた。テーマは地熱発電。最近はあまり調べていなかったが、新しく得られた知識もあったので、興味深かった。地熱発電は主に200℃以上の地中の流体を利用した発電システムである。http://www.chinetsukyokai.com/information/index.html熱水と分離した高温の蒸気をタービン(回転運動によって発電する機械)に吹き付け、発電する。タービンに高温の蒸気を当てて発電する [続きを読む]
  • 「仮想発電所(VPP)」の可能性
  • 最近、「仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)」について調べている。「仮想発電所」とは、複数の分散型発電・蓄電設備を情報通信技術によって制御し、複数の設備を一つの発電所の様にみなして、電力を運用する概念である。発電事業者のみならず、家庭の太陽光発電設備や蓄電池なども、運用の対象となる。仮想発電所については、以下の記事が詳しく解説している。欧州で成長する「仮想発電所」 電力自由化時代の調整役http://ww [続きを読む]
  • 「フリーテル」Priori3は買うな!
  • 物議をかもすのを覚悟で書いていきたい。「フリーテル」という会社をご存じだろうか。家電量販店などにもコーナーがつくられ、最近は自ら店舗も持っている、新進気鋭と言われている日本のヴェンチャー企業だ。事業としては、スマート・フォンの製造・販売がメインだ。しかし彼らのスマート・フォンを買ってはならない理由は、明白で3カ月で壊れるためだ。いくら定置しない家電で、安いとはいえ、3カ月で壊れるのは頂けない。しか [続きを読む]
  • エネルギーの地産地消という課題に立ち向かう地方自治体
  • エネルギーの地産地消は、聞こえの良い題目である。エネルギー利用は大きく分けて、動力、熱利用、電力がある。送ることが難しい熱利用は、地産地消に向いている。しかし電力は需要が小さくて広域運用が出来ない場合、平滑化(ならし)が難しく、わずかな需要・供給変動によって、安定供給が脅かされる恐れがある。この解決策として、「仮想発電所:Virtual Power Plant」の運用が模索されている。欧州で成長する「仮想発電所」 電 [続きを読む]
  • アメリカのシリア空爆
  • 衝撃的なニュースが入ってきたので、政治学徒として記事を書いてみたい。早稲田大学の最上敏樹先生も指摘しているが、今回の空爆は人道的介入や、国際法上正当な武力行使と呼ぶことは難しい。人道的介入とは、「原則武力行使が禁止されている国際法における例外として、他の手段がないときに人道危機を改善するために行われる武力行使」である。正しい人道的介入の条件について押村高は、1「深刻な人道危機の存在」2「領土政府が [続きを読む]
  • 【気になるニュース】三つのエネルギー・ニュース
  • 今日はエネルギー関連で、最近発表された気になっているニュースを紹介する。まずは研究開発関連のニュースだ。 電気自動車の革新? 世界初、走る電気自動車へワイヤレス給電に成功http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1704/07/news034.html企業と東京大学の研究グループが、走行中の電気自動車への充電に成功したという。これが広まれば、電気自動車は止めないと充電出来ないから解放される。これはすごい革新で [続きを読む]
  • 【書評】「再生可能エネルギー政策の国際比較」
  • この本は、日本と世界の再生可能エネルギー政策を日本語で知るための、最新の専門書である。系統運用について詳しい京都大学の安田陽氏や、再生可能エネルギーの経済分析について詳しい山家公雄氏などが執筆に当たっている。欧米の政策の動向を見ていると、やはり日本にはエネルギー・シフトをする能力がいなのではなく、エネルギー・シフトをする意思がないのだという結論が頭に浮かんでくる。日本のエネルギー政策に関心を持つ全 [続きを読む]
  • 【書評】「再生可能エネルギーの政治経済学」
  • 「原発のコスト」などの著書がある立命館大学の大島先生の著作だ。基本的に彼の立場は「原発は政府が言うように安い訳ではない」という結論である。様々な文献や海外の事例にあたりながら、日本政府の政策を批判していく手際は、読んでいて痛快だ。3.11前の少々古い本ではあるが、再生可能エネルギーの普及方法を知りたい方には、お勧めの書籍だと言える。再生可能エネルギーの政治経済学作者: 大島堅一出版社/メーカー: 東洋経済 [続きを読む]
  • そもそもなぜエネルギー・シフトが必要なのか。
  • エネルギー・シフトとは、特に電力について、現状の火力・原子力中心の運用から、省エネと再エネ普及によって、再エネ中心の運用に転換することを意味する。以下の図が解りやすい。その利点は三点ある。 分散型国産電源 火力発電・原子力発電はシステムが大きく、一つの設備のトラブルが、停電などにつながる大きなリスクを持っている。対して風力発電・太陽光発電のような分散型電源は、文字通りリスクが分散しており、より [続きを読む]
  • ドイツの再エネ普及成功の要因
  • ドイツは世界4位の経済力を持ちながら、電力構成に占める再エネの割合を上げることに成功してきた。2000年には6.6%だった電源に占める再エネ比率は、2015年には30%となっており、「基幹電源」としての役割を果たしていると言って差し支えない。このようなことがなぜ可能だったのか。大きく分けて5つの要因が挙げられる。 高い数値目標 ドイツは2022年に原発から撤退することを決めている。それを補うのは徹底的な省エネと [続きを読む]
  • 再生可能エネルギー普及政策の三分類
  • 今日は再生可能エネルギー普及政策について解説していきたい。再生可能エネルギー普及政策には、大きく分けて三つの分類がある。 固定枠制度(RPS) RPS(renewable portfolio standard)とは、電力事業者に一定量の再生可能エネルギーの導入、もしくは再生可能エネルギー由来の電力を調達することを義務付けることによって、再生可能エネルギーの普及を図る制度だ。アメリカのテキサス州で導入されたRPSは、風力発電の普及に [続きを読む]
  • 我が家の電気を新電力に変えて2カ月。
  • 2か月前に我が家(4人家族・戸建)の契約電力会社を「東京電力」から「looop」に切り替えた。2016年4月に電力小売りが全面自由化されたことは知っているものの、電力会社を切り替えていない人も少なくないのではないだろうか。今日はまだ電力会社を切り替えていない人向けに、情報を提供する記事を書きたい。【目次】なぜ電力会社を切り替えるべきか。なぜ「looop」を選んだか。切り替えの手順迷っている人へ。 なぜ電力会社 [続きを読む]