森田高尚 さん プロフィール

  •  
森田高尚さん: 中部の「土木文化」見てある記
ハンドル名森田高尚 さん
ブログタイトル中部の「土木文化」見てある記
ブログURLhttp://chubu-fukken.com/
サイト紹介文中部地方に残されている土木施設遺産を訪ね歩き紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供79回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2013/04/09 14:03

森田高尚 さんのブログ記事

  • 長良川の美濃橋
  •  長良川は、飛騨山脈・標高2500mの大日岳に端を発し、郡上・美濃・関・岐阜を流れ、揖斐川・木曽川と合わさって伊勢湾に注ぐ大河川である。延長166km・流域面積は約2000平方kmと広大である。因みに、木曽川は229km・5300平方km、揖斐川は121km・1840平方kmである。 美濃の町は、関が原の合戦でも活躍した高山城主・金森氏が整備した。郡上街道や牧谷街道、長良川水運の上有知湊もある交通 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その13
  •  名古屋高速道路環状2号線は、国道302号の上や下を走っている。天白川は「天白川大橋」で渡っている。この橋には防音装置が設置されており、道幅も広いため圧倒的なボリュームを見せている。 上下流の河川敷緑地で、草刈が行なわれていた。面積が広大なため、大型の草刈機械で行なわれるが、斜面地を斜めになっても安定して作業のできる機械が走っていた。刈った草を集めるのも機械で、回転するフォークで器用に片側に寄せて [続きを読む]
  • 天白川の橋 その12
  •  植田駅、天白スポーツセンターの近くに緑色・赤色という鮮やかな色合いの橋が目につく。緑色は 「天白小橋」 という人道橋、赤色は水を送る水管橋と思われる。その橋端に白い文字で 「塗装記録」 が記してある。年月は2012年、種類はRC−Ⅲ系、下塗りが2回で中塗りと上塗りが各1回とある。塗装の施工会社と塗料の製造会社名も明記してあった。 少し進むと、飯田街道と交差する。現在は県道58号・名古屋豊田線であるが、 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その11
  •  植田川との合流点の上流に、県道59号の新音聞橋とそこから分岐して植田に至る道の音聞橋がある。このあたりは天白区の中心地で、区役所・警察署・スポーツセンターなどが集中している。また、県道58号・国道153号 (名古屋豊田線=飯田街道) が東西に走り、並行する地下鉄3号線の塩竈駅や植田駅も近くにある。 植田下水処理場の上部にある市民還元施設は広大で、緑ゆたかな公園になっている。子供の遊ぶ遊具や、相撲の [続きを読む]
  • 天白川の橋 その10
  •  天白区役所の南を走る県道220線は、新島田橋で天白川を渡る。そこから少し上流に植田川が合流してくる。二つの川の中州には、植田の下水処理場が地下にあり、上部は公園のような市民施設になっている。そこにユニークな人道橋が架かっている。 橋の名前は、鷺が寄る橋 「寄鷺橋」 と書いて “きりょうばし” と読む。名前だけでなく、橋の形式も東海地方では珍しい 「ニールセンローゼ型」 である。「ローゼ橋」 はアーチ橋 [続きを読む]
  • 納屋橋
  •  江戸時代、堀川には7本の橋が架かっていた。北から五条橋・中橋・伝馬橋・納屋橋・日置橋・古渡橋・新橋である(尾府名古屋図=蓬左文庫蔵参照)。納屋橋は上からも下からも真ん中の4番目にあり、最初は慶長15年 (1610) の清洲越しのときに造られたものである。名古屋の城下町は、豊臣方に対する戦略都市として誕生したが、同時に碁盤割の町を中心とした経済の町でもあった。  広小路はその中心的存在で、納屋橋は [続きを読む]
  • 天白川の橋 その9
  •  天白区役所あたりまで来ると、川幅がずいぶんと広くなり芝生地や散歩道などのある公園になっている。河川の断面は、常時水の流れる部分と大雨などの時だけ水に浸かる 「洪水敷き」 とに区分される。洪水敷きは普段は陸地になっていて、植物などが繁茂している。この部分を、河川管理者から公園管理者が借り受けて (占用許可という) 公園として市民に利用していただいている。このような公園を 「河川敷緑地」 という。 この緑 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その8
  •  「平子橋」 を渡る路線は、県道59号線を北沢交差点で枝分かれして、野並住宅近くを通って地下鉄桜通線・桜本町駅に至る道路である。青く塗られた桁橋である。 もうひとつ北を走る菅田橋との間に、人道峡があり 「野中橋」 と呼ぶ。野並住宅から、中根小学校方面へ渡るのに便利な橋である。桁は、鮮やかな緑色に塗られている。 赤い色の 「菅田橋」 は、東西でなく南北に走って八事へ至る道である。途中、昭和高校前で左に折 [続きを読む]
  • 天龍峡大橋(仮称=建設中)
  •  三遠南信自動車道 (国道474号) は、三河・遠州 (浜松) と南信州 (飯田) を結ぶ、延長約100kmの高規格道路である。飯田方面からは現在、中央自動車道・飯田山本インターから、天竜峡までが共用されているが、その先、龍江へ向けて工事が進んでいる。 その中でも最も大規模なのは 「天龍峡大橋」 の建設である。来年度の開通を目指して、着々と工事が進んでいる。橋の長さは280m、形式は鋼上式アーチ橋 (バス [続きを読む]
  • 刈谷の「依佐美送信所」跡地
  •  かつて刈谷の田園地帯に、高さ250m、名古屋のテレビ等よりはるかに高い鉄塔が聳えていた。「依佐美送信所」 と呼ばれ、8基の鉄塔が長さ1800m、16条の長波アンテナを支えていた。周りに高い建物もないので遠くからでもよく見えて、一種のランドマークにもなっていた。 第一次世界大戦が始まった大正3年当時は、日本と海外との通信は3本の海底ケーブルのみで、その全てが欧米の通信会社の所有であった。そうした中 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その7
  •  県道222号は、旧東海道である。このブログのマップから外れてはいるが、少し西には 「笠寺一里塚」 東には千句塚公園など、往時を偲ぶ遺跡がある。笠寺一里塚は平成25年2月19日にご紹介した。千句塚公園には、松尾芭蕉が自ら建立した唯一の石碑 「千鳥塚」 が立っている。貞享4年 (1887)、この地をおとずれたときの歌 “星崎の闇を見よやと啼く千鳥” が刻まれている。天白川を渡る橋は 「天白橋」 という。 そ [続きを読む]
  • 天白川の橋 その6
  •  東海道すなわち国道1号線の 「大慶橋」 から上流を見ると、名鉄本線の鉄橋が見える。名鉄本線は、豊橋から金山・名古屋を経由して岐阜へ向かう路線であるが、途中から河和線・常滑線が合流し、あるいは犬山線・津島線などが乗り入れてくるので、ダイヤは非常に密度が高い。それほど長い時間ではないのに、左右から往復する列車を何本も数えることができた。(上の写真) 真ん中の写真は、県道36号諸輪名古屋線の 「星園橋」 で [続きを読む]
  • 天白川の橋その5
  •  天白川と扇川の合流地点にJR東海道線の鉄橋が架かっている。その10m程上流には、東海道新幹線が走っている。さらに500mほど離れて、東海道すなわち国道1号線が通っている。この3本は、我が国で最も重要な輸送路であり、この地点に災害などが発生して通行止めともなれば、大問題になること間違いない。 国道1号線に架かる橋を 「大慶橋」 と呼ぶ。緑色に塗られた桁橋に、こげ茶色のガードパイプというシンプルな景観で [続きを読む]
  • 豊明の湿地その2
  •  本命はこちらである。「赤花のナガバノイシモチソウ」、日本固有の新種であり、愛知県の天然記念物に指定されている。白花の種類は各地に自生しているが、赤花はとても珍しく、ここの他には豊橋市の一部に知られているにすぎない。ネットフェンスに囲まれた保護地は、小学校の教室ほどの狭いものであり、植物を踏まないようにデッキが張り巡らされている モウセンゴケ科の食虫植物であるが、名のとおり葉が長く、その表面にある [続きを読む]
  • 豊明の湿地その1
  •  豊明市にある2つの湿地を見学した。夏のこの時期5日間しか公開されない貴重な機会である。場所は、名古屋市の東どなりの豊明市、緑区勅使ケ池緑地の近くである。地下鉄徳重駅に近いが、公共交通機関がないので、どうしても車が頼りとなる。 湿地は2か所あり、ひとつは 「大狭間湿地」 と名付けられている。豊明市側の 「勅使墓苑」 (名古屋市の墓苑 「勅使ケ池緑地」 とは異なる) に近く、その駐車場に車を止めてから徒歩 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その4
  •  この地域の大動脈 「名四国道」 は、平面道路の橋を両側から挟むように、上下線が分離して架けられていて、3本の橋が重なっている。ここから上流を眺めると、川の中ほどに流れを分離するような中堤が見える。これは、この地点で合流する扇川を分流するための堤防である。 この両川を跨ぐように、歩道橋が架けられている。青く塗られた2連のアーチ橋で、「大星橋」 という。石の親柱の左側に 「大星橋」、右側に 「天白川・扇 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その3
  •  名鉄常滑線は、現在では中部国際空港セントレアへ送迎する 「ミュースカイ」 が走る路線としても知られている。柴田駅のすぐ南に、天白川を跨ぐ鉄橋 「天白川橋梁」 が架かっている。青く塗られたトラス橋に、「天白川橋りょう」 と白ペンキで書かれている。道路に架かる橋の名称は 「○○橋」 と呼ぶのに対して、鉄道の橋は 「○○橋梁」 と言うようである。 白ペンキの文字の下に、厚いプレートが溶接されている (黄色の矢印 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その2
  •  伊勢湾岸道路には、北から、新しく開通した名古屋高速道路四号線・東海線が東海ジャンクションで合流する。この高架道路は、県道55号線の上部を走っており、天白川を跨ぐ橋梁は2本が重なるように架かっている。県道に架かる橋は、「天白大橋」と呼ぶ。 天白川下流域、国道1号線あたりまでを地図で見てみよう。西から名高速4号東海線と県道55号線が重なって走っており、その隣に臨海鉄道南港線が通っている。少し離れて名 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その1(変更)
  •  天白川は、日進市の米野木あたりから流れ出して名古屋市東部を縦断した後、西に向きを変えて名古屋港へと注いでいく。河口では、名古屋港ワイルドフラワーガーデン 「ブルーボネット」 のある潮見埠頭にぶつかって左折し、伊勢湾岸道路の 「名港東大橋」 の下をくぐって伊勢湾へと流れていく。全長22。7kmの二級河川である。 東大橋は 「名港トリトン」 の一つで、今年3月12日のブログで紹介した。そのときは、高速道路 [続きを読む]
  • 天白川の橋 その1
  •  天白川は、日進市の米野木あたりから流れ出し名古屋市東部を縦断した後、西に向きを変えて名古屋港へと注いでいく。河口では、名古屋港ワイルドフラワーガーデン 「ブルーボネット」 のある潮見埠頭にぶつかって左折し、伊勢湾岸道路の 「名港東大橋」 の下をくぐって伊勢湾へと流れていく。全長22.7kmの二級河川である。東大橋は 「名港トリトン」 の一つで、今年3月12日のブログで紹介した。 伊勢湾岸道路には、北か [続きを読む]
  • 蒲郡の竹島橋
  •  三河湾の蒲郡沖に、小さな島が浮かんでいる。竹島と呼び、周囲680m、面積約2haの花崗岩でできた島である。標高は22mだが、背の高い樹林に包まれているので、さらに高くこんもりとした森に見える。その植生は常緑の広葉樹であり、内陸の落葉樹の森とはまったく景観を異にしている。わずか2haの樹林にはカゴノキやサカキカズラなど、65科238種類もの植物が自生していて、学術的にも貴重なことから国の天然記念物に指 [続きを読む]
  • 次のシリーズは「橋」
  •  平成27年4月から続けてきた 「旧東海道」 のシリーズも 「関宿」 で一段落しましたので、これからどちらの方向へ進もうかと迷いました。「中山道」 とか 「鎌倉街道」 とかいろいろ考えましたが、街道シリーズはまたの機会として、次は 「橋」 のシリーズにします。これまでに35か所の橋を紹介してきました。今後も個性的で、人々に親しまれている橋を探し歩きます。乞うご期待!! [続きを読む]
  • 京都南禅寺の水路閣(水路橋)
  •  洛東の南禅寺境内に、周辺の寺院景観とは異質の構造物がある。煉瓦造りの近代建造物で、アーチ構造が印象的である。これは、琵琶湖からの疎水を通す水路橋で、「南禅寺・水路閣」 と呼ばれている。明治の初め、東京遷都により活力を失いつつあった京都を元気付けようと府知事が企画した琵琶湖疎水の一部である。琵琶湖の水を京都に引いて、新しい産業を興そうとの狙いであった。 ちょうどその頃、工科大学校 (現東京大学工学部 [続きを読む]
  • 京都嵯峨野の渡月橋
  •  京の北西から流れ込み、都の西端を南下して鴨川と合流する桂川、さらに下流で東から流れてきた宇治川と合わさって淀川となり、大阪湾に注いでいく。京都への入口付近、山陰本線嵯峨野線の終点 「嵯峨嵐山駅」 で降りると、紅葉の名所 「渡月橋」 が間近である。 その先はトロッコに乗り換えて保津峡まで行くことができる。橋の手前には竹林や天竜寺、落柿舎などがあり、橋を渡ると苔寺や鈴虫寺などがあって、観光名所の枚挙に暇 [続きを読む]
  • 紀伊長島の昇降式可動橋とループ橋
  •  三重県南部のこの地域はいわゆるリアス式海岸で、熊野灘に面して入り組んだ海岸線を見せている。元々は北牟婁郡 (きたむろぐん) 紀伊長島町であったが、平成の大合併により今は紀北町の紀伊長島区に変っている。深い入り江を利用した、漁港として栄える町である。かつては小型貨物船や遠洋漁業の船をつくる造船所の町でもあった。 江ノ浦湾の沿岸には漁師の家々が建ち並び、魚市が開かれ、また干物の店が軒を連ねている。この [続きを読む]