イヌ吉 さん プロフィール

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イヌ吉さん: 真昼の月
ハンドル名イヌ吉 さん
ブログタイトル真昼の月
ブログURLhttp://mond.fliegen.chu.jp/
サイト紹介文現在、ヤクザ×新人弁護士と、結晶シリーズの3カプ旅行を交互up
自由文BL/MLの小説・イラスト・マンガを趣味で書いております。下克上やオヤジ受け、年の差カップルが大好物ですので、そのうち増えていきます(笑)スーツとか眼鏡属性も高いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供425回 / 365日(平均8.2回/週) - 参加 2013/04/17 08:08

イヌ吉 さんのブログ記事

  • 波多野徹平という男 9(ここが世界の……SS)・(完)
  • 「どした?衛?」「いや、弘毅さん……いや、いやなんでもないです。えっと、彼女さんと待ち合わせだったら、先にそう言ってくれませんか……?」「え〜、俺にとっちゃ、衛ちゃんとこうして楽しくランチする方がず〜っと大事なんですけど〜?」「徹平!?」 ゴージャス美女はものすごく盛られた眦をグッとつり上げ、衛をじろりと見つめた。「弟さん?悪いけど、私男に負けるわけにはいかないのよ」「&hel [続きを読む]
  • 波多野徹平という男 8(ここが世界の……SS)
  •  何でこんな事になっているのだろう。 自分にとって、この男は因縁の相手だったはずだ。 高校時代に初めてその存在を知ってから、衛は常にこの男の動向を気にしていた。今も自分はあの男に監視されているのではないか、あの男は今にもここで何か仕掛けてくるのではないかと、気が休まる事などなかった。全く存在を感じさせずに自分を翻弄するこの男を脅威と思い、常に“塚本弘毅”を意識してきたのだ。 そう。&ldquo [続きを読む]
  • 波多野徹平という男 7(ここが世界の……SS)
  •  以前、弘毅自身が言っていた。自分は衛ちゃんと1番似ているということで、塚本に気に入られているのだ、と。だとすれば弘毅は、最も“とおるちゃん”を身近で感じていた人物なのかもしれない。弘毅の口調からは、いつも融に対する痛ましさややるせなさを感じるのだ。 衛の表情に気づいたのだろう、弘毅は慌てたように顔を繕い、いつものおどけた顔を見せた。「ま、だからね!とーるちゃんが衛ちゃんの事で我が儘言っ [続きを読む]
  • 波多野徹平という男 6(ここが世界の……SS)
  • 「まぁね、“おにわた”程じゃないけどね。うちも結構すごくてね。それをどーやって抑えつけてるのかって言えば、それはもうとーるちゃんの力業(ちからわざ)な訳ですよ」「力業……」 その言葉をそのまま繰り返す。あの優しかった融と、“力業”という言葉が、衛の中で巧く結びつかない。 だが、融が“塚本興造”であることは、厳然とした事実なのだ。 自分は彼の“優しいと [続きを読む]
  • 波多野徹平という男 5(ここが世界の……SS)
  •  弘毅の顔は今度こそ真面目な顔をしていた。こんな顔は、初めて見たかもしれない。でも、何で……「何、その顔。“そんな事“やないねん。オヤジにとって衛がどんだけ大事な存在なんか、ええ加減分かれや」 弘毅のきつい目。その耳に慣れた大阪の言葉に、融の顔が浮かぶ。 自分のことを心配して、片時も離れずに自分と行動を共にした融。危険な場所に出向いたり、危険な人物と会うときはいつも衛を身を挺 [続きを読む]
  • 波多野徹平という男 4(ここが世界の……SS)
  • 「好き嫌いしてると大きくなりませんよ」「ごめんね、ママ」 睨む衛を嬉しそうに見ながら、弘毅はニンジンの引っ越しを完了させてご満悦な顔をしている。「最近のニンジンて妙に甘いやろ?俺、アレがダメ」「食べやすくて良いじゃないですか」「いやいやいやいや。ニンジンとか……あと、トマトが甘いのもダメでしょ。野菜は青臭くてナンボだから」 変なこだわりがあるらしい弘毅は、今度はトマトを移動させ終え、安 [続きを読む]
  • 波多野徹平という男 3(ここが世界の……SS)
  • 「で、とおるちゃんの話だよね?とおるちゃんが衛ちゃんを東京まで迎えに来るつもりだったかどうか、でしょ?まぁ、気になるよね。お父さん、ずっとその事心配してたわけだし」「……」 自分の勤める黒岩法律事務所に、大阪が関わる事件が依頼されたのは、全くの偶然だ。いくら融でも、衛がその件で大阪に派遣されるとは思わなかったろうし、衛自身もそう思っていた。 もしもあの時呉谷の事件が持ち込まれなかったら [続きを読む]
  • 波多野徹平という男 2(ここが世界の……SS)
  • 「ん?何?」「え?」 衛の視線に気づいた弘毅が、水を向けてくれる。やっぱり弘毅は自分のことをよく見ている。自分は何か言いたげな顔でもしていたのだろうか。あまり感情を表情に出さないように訓練している衛だが、どうやら弘毅にはお見通しのようだ。「なんか、訊きたいことがあるって顔してる。何?俺に彼女がいるか?今はフリーだよ」「そんな事は別にどうでも良いです」「あらら。冷たいなー。あ、衛んとこの銀ちゃんて可 [続きを読む]
  • コメントありがとうございます!!
  • 皆様、コメントありがとうございます。お返事はコメントをいただいた順に書いております。先に書いていただいた方のリコメが下になっておりますので、もし自分へのレスがないな、と思われたら、下の方をググッとスクロールしていただけると嬉しいです。   イヌ吉拝 06:17:そら様コメントありがとうございます!えぇ、もう終わるんですよ〜〜。だってほら、3、4回とか言ってましたからねぇ……💦こ、 [続きを読む]
  • 幸せな夢を見る方法(結晶SS)
  •  大学生になったとき、設楽は大竹から合い鍵をプレゼントされた。それまでは鍵を預かることはあったけれど、「お前の物だ」と新しいストラップに通された合い鍵を貰うのはもちろん初めてで、設楽は飛び上がらんばかりに喜んだ。 最初のうちは合い鍵を使うたびにドキドキして「新婚さんみたい!」などと胸を高鳴らせたものだが、合い鍵を貰ってもう4年。この鍵もすっかり設楽の手に馴染んでいる。 大竹は時々、急に学校に呼び出 [続きを読む]
  • 衛さんと栄次さんのステキ小説をいただきました?
  • 皆様!!いつも「真昼の月」に遊びに来ていただき、ありがとうございます!!昨日の「同じ空の下で 211(完)」の後書きにも書いたのですが、なんと BL-R18+ のひかる様が、 衛さんと栄次さんのイチャイチャ小説を書いてくださいましたよ!!ひかるさんは、いつもイヌ吉が「次の話を書きやすいように」と、呼び水になるお話を書いてイヌめを奮起させてくださいます! 今回イヌが後書きで『足跡代わりに「最後にもう1回くらい [続きを読む]
  • 同じ空の下で 211(完)
  • 「けどやっぱオヤジの言うことは聞いとくもんやね。ちょっといじっただけで、こんなバレへんもんや思わんかったわ。結構長い付き合いの弟分が俺見て“どちらさんが何のご用ですか?”やってよ。あははは、しばいたったわ。ま、これで俺も衛ちゃんと遊んでもらいやすなった……ああ、いかん。やっぱ大阪弁だとばれるよな?気をつけないと……」 衛は真っ白になって、目の前で自分の頬をぱちぱち [続きを読む]
  • 同じ空の下で 210
  •  そうだ。温泉に連れて行くって、約束したんだから……。 融さんと母さんが育った温泉に、いつかきっと2人で行こう。もう2人の思い出の家は残ってはいないかもしれないけれど、2人が育った町を一緒に歩いて、いつも2人だけで過ごしていたという山に連れて行ってもらおう。融さんの話と、俺の覚えている母さんはずいぶん印象が違うから、三代目の前ではひょっとしたら母さん、猫を被っていたのかもしれない。だか [続きを読む]
  • 同じ空の下で 209
  • 「え?銀くん?」「……俺が、切れて……。タカシの兄貴は、俺を庇ってくれたから……タカシさんを怒らないで下さい……」 人と喋り馴れていないせいで、いつも少し辿々しく喋る銀が必死でそう言うと、衛は思わずタカシと銀を交互に見つめてしまった。 そうか。お互いに、銀とタカシがいたから。相手を庇おうと思えば、引くわけにはいかなかったのかもしれない。 そういえば、 [続きを読む]
  • 同じ空の下で 208
  •  ◇◇◇ ◇◇◇  興鷲会のカーチェイスがあった後は小野田の離れで暮らしていた衛だが、大阪から戻ってきた衛は、またマンションに戻っていた。 結局、衛と小野田の間の話し合いは何度かなされた。だがあまり小野田の本丸に出入りしていても良くないだろうと、ある程度の方針が決まると、衛が小野田に立ち寄ることはなくなった。 父が自分を守るために建ててくれたマンションの最上階で、父と母を感じながら、衛は1人で暮ら [続きを読む]
  • 同じ空の下で 207(+お知らせ)
  • 「手帳は俺があいつの家に忘れたんです。だって、孝彦が盗ったって証拠はないでしょう?忘れたんですよ、手帳は。孝彦は、きっと東京に来たついでに、俺に手帳を返そうとしていたんだ。それを、安村と揉み合ってるうちにうっかり落とした。それで良いじゃないですか」 最初「あいつの上着を借りて〜」などと散々言っていた小畑に、「本当でないことを言うと偽証罪になりますよ!」と言い続けた結果、小畑は表現を少しだけ変えてき [続きを読む]
  • 同じ空の下で 206
  •  いけない。こんなところで涙なんて。 下を向いてしまった衛の肩を、江島がポンと優しく叩いた。「ほら、小野田君。ゆっくりしている暇はありませんよ。何しろあなたがいない間、うちは人手不足で大変だったんですから。東京に戻ってきたなら、たくさん働いていただかないと」「はい、すいません」 もう1度衛が頭を下げると、藤田が「もう!可愛い!」と衛の頭を抱き寄せる。「藤田さん、セクハラですよ!」 斉木が窘めると藤 [続きを読む]
  • 同じ空の下で 205
  • 「え……、はい。あの、従弟は、今後俺がヤクザ関係のトラブルに巻き込まれないように尽力してくれると……」「え!?太っ腹なお兄さんね!ほら、所長!だったら今更小野田君の背景は何も変わってないのと一緒ですよ!」 藤田がそう請け負うと、1番年長であり、対ヤクザ関係のエキスパートと呼ばれる江島も「そうですねぇ」と頷いた。「東京にいる限り、巌山会の方達に何かちょっかいを出されることもあ [続きを読む]
  • 同じ空の下で 204
  • 「言っておきますが、これはあくまで神戸と小野田の間の取り決めです。我々も我々で、あなたには色々と気をつけていただかないとならない点があります」「ちょ…待って下さい!」 これでは、自分は組に関わってはならないと言いながら、組に絡め取られているような物ではないか。 だが、吉居は衛の言うことなど、聞く耳を持たないようだった。「異論は後で聞きます。とにかく今すぐ頭に入れてもらわないことを今お伝えしま [続きを読む]
  • 体育祭萌まとめ。
  • 皆様!いつも「真昼の月」に遊びに来ていただき、ありがとうございます!!今日は変な時間にこんにちはです! 実は先週、子供の体育祭に行ったのですが。 なんか、可愛い可愛いJC達を眺めていたら、もう妄想が大変なことになって、「うわ〜、これ皆様にも見ていただきたい……」と思い、まとめてみました! なお、JCのままではアレなので、JCは設楽君と衛さんでお送りいたします!(笑) まず、なんと言っても [続きを読む]
  • 同じ空の下で 203
  •  思わず話の内容よりもそちらに反応してしまった。そちらの世界のことも一応色々と調べているつもりだったが、神戸の勢力図は複雑すぎてさすがに衛の手には余る。 しかし、あの弘毅が……?「ええ。もちろん、あそこの跡目争いは凄いことになっているようで、派閥もグチャグチャのドロドロなんですが、今現在1番有力視されているのが塚本弘毅です。ただでさえ会長のお気に入りなので票は持ってるわけですが、あの男 [続きを読む]
  • 同じ空の下で 202
  •  タブレット越しに吉居の目が衛を貫いてくる。隣りに座る栄次が、バックミラー越しに自分を伺う桐生とヒロが、衛の様子を息を殺して見守っている。「……俺は……」 衛が重い口を開きかけたとき。「衛さん」 栄次がそれを横から掠め取って、衛を見つめた。思わずビクリと肩が動く。視線がタブレット越しの吉居から、栄次に移る。栄次は真剣な顔をしていた。 自分を思いやる顔。それは五代目の顔ではな [続きを読む]
  • 同じ空の下で 201
  • 「だから、四代目と姐さんが処分したとは考えずらいのです」「でも、三代目が亡くなったときには、既に写しはなくなっていたんでしょう?先程三代目の目の黒いうちに、姐さんがそれを処分することは不可能だとおっしゃいましたよね?それでは誰もそれを処分することはできなかった筈です」「ええ。処分はできなかったでしょう。でも、最初から処分をするつもりなんかなかったとしたら?」 吉居の目がギラリと光る。無表情を装って [続きを読む]