イヌ吉 さん プロフィール

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イヌ吉さん: 真昼の月
ハンドル名イヌ吉 さん
ブログタイトル真昼の月
ブログURLhttp://mond.fliegen.chu.jp/
サイト紹介文現在、ヤクザ×新人弁護士と、結晶シリーズの3カプ旅行を交互up
自由文BL/MLの小説・イラスト・マンガを趣味で書いております。下克上やオヤジ受け、年の差カップルが大好物ですので、そのうち増えていきます(笑)スーツとか眼鏡属性も高いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供428回 / 365日(平均8.2回/週) - 参加 2013/04/17 08:08

イヌ吉 さんのブログ記事

  • 同じ空の下で 196
  •  ◇◇◇ ◇◇◇  翌朝、あまり眠らないまま朝食を取ったら、すぐに栄次達の車が迎えに来た。午後には事務所に行って報告をしなければならない。衛は「またすぐ遊びに来るからね」とか「心配かけてごめんね」とか、「ご馳走様でした」などと慌ただしく挨拶をすると、急いで車に飛び乗った。「おはようございます。よく眠れましたか?」「いや、あんまり眠れませんでした」 正直にそう告げると、栄次が「だったら俺と一緒 [続きを読む]
  • 同じ空の下で 195
  • 「おっと、衛の前で見せつけちゃう?そういう通過儀礼!?」「そんな通過儀礼はお父さんは許さん!!」 明日早くに長野を出なければいけないから早く寝ようと言っていたはずなのに、3人はいつまでもそうしてばかな話をして笑いあった。 ああ、帰ってきたんだ。 強張った体中から力が抜けていく。愛する栄次と一緒にいるときでも、衛の体にはいつも少しだけ力が入っている。でも、ここにいれば、体の中から全ての力を抜いて、笑 [続きを読む]
  • 同じ空の下で 194
  • 「うん。栄次さんは巌山会の塚本興造に対してじゃなくて、片倉融……母さんのお兄さんに対して頭を下げてくれたんだ。それで融さんも納得してくれたみたいで」「え〜?良いな〜。そういうの、ちょっと憧れる」「え!?憧れてたの!?」 久志が驚いた顔をすると、雅子は「あ、違うって!」と久志の肩を叩いた。「久志に、うちの親父にそんな事して欲しいとは思わないよ!たださ、何かこう……巨大な父親が [続きを読む]
  • 同じ空の下で 193
  • 「……組と組のことは分からないけど……でも俺は、融さんは信じられる人だと思ってる。……俺の、大阪のお父ちゃんなんだ……」「衛…」 途惑う久志に反して、雅子は「そっか」と優しい笑顔を向けた。「そのとーるさんにしても、従兄?従兄の人にしてもさ、きっと、衛がこんなに優しくて良い子で美人でだから、だから衛のことをお姫さんみたいに思って、守ってやらなきゃ [続きを読む]
  • 同じ空の下で 192
  • 「それじゃあ、衛が無事に帰ってきたことに、乾杯!」「乾杯!」 3人は発泡酒の缶をカチンと当てて乾杯し、美味しそうにごくごくと喉を鳴らした。「おいしい!雅子さん、また料理上手になったねぇ」 衛が雅子特製ドレッシングのかかったミモザサラダに舌鼓を打つと、雅子は「ペンションのために猛練習してるんだから!」と胸を張り、「もっと食べて」「ちゃんと食べてたの?」とどんどん衛の皿におかずをよそっていく。「それで [続きを読む]
  • 同じ空の下で 191
  • 「それに、ヤクザ相手に少しぐらい鍛えたところで、どうしようもないって事も分かってはいるんだけど……でも俺は、雅子を守りたいんだ。こんな……自分に全く何の責任もないことで、雅子を危険な目に遭わせるわけないはいかない……!」 久志の握った手が震えている。久志の心配と怒りはもっともだ。だが、衛には確信があった。「久志、もし今回のことで雅子さんのことが明るみに出たとして [続きを読む]
  • 同じ空の下で 190
  • 「みんながすごく心配してくれるんだけど、ほんとに体は大丈夫なんだよ?巌山会の塚本興造って、母さんのお兄さんだったんだ……だから、巌山会では、俺、すごい大事にされてたんだ」 冗談めいてそう言うと、雅子は堪えきれずにハラハラと涙をこぼし始めた。「雅子さん?」「ごめんなさい、衛。ごめんなさい……」 泣きじゃくる雅子の姿に、衛は雅子があの書状について知っていた事を知った。ああ、この [続きを読む]
  • 明日(5/16)はブログ村がメンテですが、更新しますよ〜!
  • 皆様!いつも「真昼の月」に遊びに来て下さり、ありがとうございます! 実は明日、5月16日は「日本ブログ村」のメンテが入っております!0時から20時頃まで村の一部機能が止まりまして、更新しても新着情報に情報が載らない模様です!一応ブログ村のインターフェイスは変わらずに見れるのですが、新着情報などが更新されないみたいです。 また、村ポチなどは押していただけるとストックされ、機能が回復され [続きを読む]
  • 同じ空の下で 189
  • 「分かりました。あの、本当に今から帰らなくて大丈夫ですか?」《いや、良い。お前は組の皆さんと色々話し合わないといけないこともあるんだろう?その替わり、今回のことが今後お前の社会生活に影響させないように、しっかりがっつり話を詰めておいてくれ》 黒岩なりに精一杯の妥協をしてくれたのだろう。本当なら、さっさと帰ってきて報告しろと言いたいところだろうに。「分かりました。すいません、色々ご心配とご迷惑をおか [続きを読む]
  • 同じ空の下で 188
  • 「その為にちょっと面倒くさいことになってしまいまして……。それで今回、小野田が間に入ったりしていたんですが……逆に呉谷さんに関しては、従兄の口利きで警察に出頭させるように取りはからってもらえて……」《待て》「はい」 黒岩はストップをかけると、暫く口の中で唸っていた。沈黙が長い。電話の向こうはしんと静まりかえり、事務所のメンバーが固唾を飲んで所長と自分の電話の様子 [続きを読む]
  • 同じ空の下で187
  • 《おい、それは本当なのか!?犯行を自供!?それは、小畑さんの事件の、って事で良いんだよな!?》「はい」 衛が頷くと、黒岩は口の中で唸った。《……呉谷が自供したことと、小野田君が拘束されていたことは、……何か関係があるのか……?》 ここまでずっとシラを切り通してきた呉谷の突然の自供に、黒岩が疑問に思っても仕方ない。「……その説明を……今、よ [続きを読む]
  • コメントありがとうございます!!
  • 皆様、コメントありがとうございます。お返事はコメントをいただいた順に書いております。先に書いていただいた方のリコメが下になっておりますので、もし自分へのレスがないな、と思われたら、下の方をググッとスクロールしていただけると嬉しいです。   イヌ吉拝 05:19:そら様コメントありがとうございます!いや、普通に話だけ聞いてたら、久志君みたいに思いますよね?そらさんも散々おっしゃっ [続きを読む]
  • 同じ空の下で 186
  •  1階にはヒロと桐生がいて、2人共携帯に向かって何やら指示を出していた。だが衛と栄次の姿を見つけると、2人はすぐに電話を切り上げた。 時計はもう11時を回っている。自分達はずいぶんゆっくりしてしまったらしい。  竹中やタカシ達の姿は見えなかった。本当に夜中のうちに東京に戻ってしまったようだ。昨日の今日だ。タカシと銀のことが気になったが、「オヤジが見て見ぬ振りしてくれる言うんやから」という台詞を [続きを読む]
  • 同じ空の下で 185
  • 「前にね、一緒に飲んでたときに言われたんだ。俺の彼氏ってどんな奴だって散々訊かれて、1度おっちゃんに会わせろって。おっちゃんがちゃんとした人か見てやるからって」 その時のことを思い出したのだろう。衛の口元が柔らかく微笑む。「俺はお前のお父ちゃんだから、三つ指ついて衛さんを嫁に下さいとか言うのが筋じゃないのかって……融さん、そう言って……」 その声が、微かに震える。瞳が潤んで [続きを読む]
  • 同じ空の下で 184
  •  そんな自分を栄次は心いくまで味わってくれただろうか。自分は……自分はこれ以上はないほど高められ、あり得ないほど満足してしまって、最後訳が分からなくなってしまったのだけれど……。 そうして昨日の行為を思い出すと、体がブルリと震えた。まだ、あちこちに深い情交の残滓が残っている。このままでは自分が何をしでかすか分からなくて、衛は慌ててベッドから降りた。 そう言えば、一体ここはど [続きを読む]
  • 同じ空の下で 183(R18)
  • (R18)です。このblogは18歳未満の方は読んでいらっしゃらないはずですが、苦手な方が間違えて読まないように、一応たたみます。大丈夫おっけーどんとこい!という方だけ「続きを読む」を押すか、もしくは下にスクロールしてお読み下さい。----------------------------- 続きを読む >> [続きを読む]
  • 同じ空の下で 182(R18)
  • (R18)です。このblogは18歳未満の方は読んでいらっしゃらないはずですが、苦手な方が間違えて読まないように、一応たたみます。それと、ちょっぴりだけグロい話が出てきます💦苦手な方は「阿部定」という言葉が出てきたら、スマホの方は10行ぐらい、PCの方は3、4行読み飛ばして下さい💦大丈夫おっけーどんとこい!という方だけ「続きを読む」を押すか、もしくは下にスクロールしてお読み下さい。-- [続きを読む]
  • 同じ空の下で 181(R18)
  • (R18)です。このblogは18歳未満の方は読んでいらっしゃらないはずですが、苦手な方が間違えて読まないように、一応たたみます。大丈夫おっけーどんとこい!という方だけ「続きを読む」を押すか、もしくは下にスクロールしてお読み下さい。----------------------------- 続きを読む >> [続きを読む]
  • 同じ空の下で 180
  • 「栄次さん……」「俺は……あんたがいなくなったら……!!」「栄次さん!」 ぐっと栄次の顔を掴んで肩から引き離すと、衛はそのまま栄次の唇に自分の唇を重ねた。はっと、驚いたように栄次の体が強ばったのは一瞬で、すぐに衛の唇は激しく貪り喰われる。「ん…っん、あ…っ!」 ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が辺りに響く様な、激しいキスだった。強く抱きしめられ、衛の足が浮き [続きを読む]
  • 同じ空の下で 179
  • 「三代目が亡くなって……それからずっと、俺にとっては竹中さんが父親代わりだったんです。俺はずっと、竹中さんに育てられてきました。その事を、俺は今だって感謝してるんです。だからそんな風に、自分を責めないで下さい」 衛がそう言うと、竹中は下を向いて唇を噛んだ。震える体。ひょっとしたら、泣いているのかもしれない。ああ、竹中さんの体は、こんなに小さかっただろうか。「さぁ、もう良いでしょう」 栄 [続きを読む]
  • 同じ空の下で 178
  •  そう言われてしまえば、衛は分かったと頷くよりなかった。それに、確かに体中がじっとりと疲れている。「とにかく、今日は休んでください」と言われると素直にありがたかった。 だが、それでも部屋に下がる前に、確認しておかなければならないことがある。「あの、タカシ君と銀君のことは」「ああ、それは組の内々のことですので、衛さんはご遠慮下さい」 桐生は素っ気なく言うが、自分の知らないところで話はついているのだろ [続きを読む]
  • 同じ空の下で177
  • 「自分は一刻も早く東京に戻って、本部に招集をかけておきます。吉居と詰めておきたい話もありますし。ああ、大阪を出るときに、護衛を手配しました。こんな時ですから、人手がいるでしょう。おっつけ到着すると思うので、それまでこの人数でしのいで下さい。タカシと銀は自分と一緒に東京に連れて行きます。このままここに置いておいても、使いモンにはならんでしょう」「だったら俺達も一緒に東京に帰ります」 何故竹中だけが。 [続きを読む]
  • 同じ空の下で176
  • 「あ〜、クソっ!小野田潰してマジ関東獲ったろかなー!そしたらあの男も足洗うしかないやろなー。も〜、そうしてもたろかなー!!」 口に出してそう言ってみるが、それが口先だけだということは、自分でもよく分かっている。あの男が関東を守っている限り、自分たちの関東獲りは難しいだろう。あの男は、極道としても、まぁ、結構優秀だ。この俺から、及第点をやっても良い位には。  だが、それでも愚痴の1つも言いたくな [続きを読む]
  • 同じ空の下で 175
  • 「まぁ、真田も婿さんとしてはそう悪い男やなかった思いますけどね。こんな厄介な『お父さん』相手にお嬢さんを俺に下さいとちゃんと言えた根性はなかなかのモンです。こっちは笑い堪えるのに苦労しましたけどね。会長にあんな顔させる奴には、なかなかお目にかかれませんわ」「やかましいっつーの。まさかホンマに土下座しよるとは思わんかったんや」「せんかったら嫁にやらんかったクセに」 烏条が笑うと、塚本はガバリと上半身 [続きを読む]
  • 同じ空の下で 174
  •  まぁ、衛にはあの男がついている。さっき烏条も皆に釘差してくれたしな、と、寝ころんだまま烏条をチラリと見上げる。 衛達が慌ただしく追い出された後、塚本は身動きもせずに入り口に……つまりその場にいる全員に背中を向けたまま座っていた。最初、ザワザワと背後がさざめいていたが、烏条が辺りを睨みつけたのだろう、男達の気配はすぐに糸を張ったように引き締まった。「お前ら、見たな?あれが小野田衛だ。今 [続きを読む]