四草めぐる さん プロフィール

  •  
四草めぐるさん: 読者のスるメ
ハンドル名四草めぐる さん
ブログタイトル読者のスるメ
ブログURLhttp://kokolost.blog.fc2.com/
サイト紹介文今まで、楽天で綴っていた読者のスるメ。 FC2にて第二部スタートです!
自由文四草めぐるのネタ帳兼覚え書きですw
基本、何でもこなします!
よろしく!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2013/04/23 23:55

四草めぐる さんのブログ記事

  • 【 夢 】
  •  …――ここから遙か遠く。 とても遠く。 それでも夜空はどこもこの広い宇宙で繋がっている。 ベランダで星を見上げている少年。「……雅也(まさや)、また星に願いでもしてるの? いつもなにを願っているの?」 母親が微笑み語りかける。 潤んだ瞳の彼。「僕は将来宇宙飛行士になりたい。あの星まで行きたいんだ。今はまだ宇宙に行く事が難しい時代だけど僕が大人になった頃にはきっと行けると思うんだ」 少年の夢はとて [続きを読む]
  • 【 仕事 】
  •  …――目の前で自殺をしようとする女の子がいる。 ビルの屋上から飛ぼうというのだ。 僕はあくび。 正直面倒くさい。仕事だから彼女に会いに来たのだ。しかし彼女はすでに死へとロックオンしており、僕の言葉など耳も貸してもらえそうもない。いくら聞いてくれなさそうだとしても聞かせるしかない。 僕は仕事の鬼だから。「あの。一つだけいいですか?」 ゆっくりと落ち着いた口調で彼女へと語りかける。「なによ。私は死ぬ [続きを読む]
  • 【 年齢 】
  •  …――新進気鋭の若者が描き出す18禁な官能の世界へようこそ。 と帯にでかでかと書かれた18禁官能小説に興味を覚える。僕はそれなりに売れている中堅小説家。新進気鋭という煽りはフレッシュな新人が書いた作品であると言いたいのだろうか。気になって棚から小説を取り出す。ぱらぱらとページをめくってみる。 なるほど今どきの若者らしい文体と表現だ。 なにより、エロい。 ここまで生々しく若者のエロスを書き綴る筆力に感 [続きを読む]
  • 【 英才教育 】
  •  …――頭が良がいいと世の中がよく分るんだ。 夫が生前口を酸っぱくして言っていた。本当にそう思う。その考えに賛同したからこそ結婚した。しかし肝心の夫は忘れ形見を残して死んでしまった。だかこそ彼の言葉通り、彼の残した子供に英才教育を施す。 ともかく頭を良くしてやりたい。 教育は胎教から始まった。妊娠中期に差し掛かり音楽を沢山聴きお腹の中の赤ちゃんに聴かせた。膨らんだお腹に朝の挨拶もしたし、「あなたに [続きを読む]
  • 【 依頼で候 】
  •  …――我が社には文章を書けない人材しかいない。 すべからく文才がないのだ。 私は社長。 これから我が社の製品を売り出そうと思うのだが……、如何せん文才のない人材ばかりでプレゼンをしようにもどうにも立ち尽くしてしまう。しかしながら今という時代はなんとありがたい時代か。ネットで募集をかければ数多のもの書きが応募してきてくれて我々に変わって文章を書いてくれというのだ。もちろんヘタウマな文章から本格派の [続きを読む]
  • 【 合格祈願 】
  •  …――自分のゲーム好きさに嫌気がさす。 頭にドット絵が描かれる。 勉強、勉強。 俺は今年高校受験なんだが、ゲームが好きすぎてまったく勉強が手に付かない。家族も受験を応援してくれているんだが、どうしてもゲームの続きが気になってしまい、気づくとゲームをしていて朝を迎えるなんて事は日常茶飯事だ。 むしろこのままゲームをやり続けて生活できないものかとも思う。 確かに世の中にはゲームで飯を食っているヤツも [続きを読む]
  • 【 昴先生 】
  •  …――昴(すばる)先生はスパルタで有名な教師。 まるでGTOの鬼塚のように、はたまたごくせんのヤンクミのように熱血すぎて厳しくなるんだろう。僕は頭の上からつま先まで校則を守った模範的な生徒で遅刻だって生まれてこの方した事がない。 先生は校則を遵守する僕には優しい。 だから先生が好きだ。いくらスパルタだろうと。多分、先生が怒るのは規則を破っているからなんだろう。誰よりも規則に厳しいだけなのだ。普段の [続きを読む]
  • 【 倍々ゲーム 】
  •  …――目指せッ! 一千万部。 目標は飽くまで高く、且つ、現実可能なるものではなくてはならない。ゆえに一千万部を目指すのだ。一歩一歩。俺は売れない小説家。まったく売れない。しかし志だけは大きく、いつかきっと目標を達成できるものだと信じている。 今はまったく販売部数が伸びないが、それでもいつかは倍々ゲームで増えていく。 二倍、四倍、八倍……、と際限なく増えてゆくのだ。 俺はそう信じている。「先生…… [続きを読む]
  • 【 近代化 】
  • 「本当に橋を架けるんですか。架けられるわけないでしょう」 私は目を見開き白黒させる。 橋を架ける仕事を中心に受けている私。そんな私にとある有名な川へと橋を架けてくれとの依頼がきたのだ。しかしある理由で川には橋が架かっていなかったのだ。 あの川は…… 髪をもみくちゃにして葛藤する。 かの川は今の今まで情緒がある手こぎの船で渡っていた。確かに橋を架けるとどれほどの人が助かるか計り知れない。しかし、これ [続きを読む]
  • 【 裁き 】
  •  …――私は一回死んだ。 精神的に死んだのだ。乗っていた船が氷山にぶつかり沈んでしまった。しかし沈んだだけでは死んだとは言い切れない。現に柔らかな布団にくるまれ、別の船であろう暖かい船室で天井を見つめている。 自分の手を見つめる。 足を触る。 確かに手があり、足がある。間違いなく生きている。無論、精神的に死んだのであるから肉体が生きているのは当然なのだが。首を動かして周りを確かめる。 髭が凛々しい [続きを読む]
  • 【 最終回っぽいもの 】
  •  …――僕は失敗ばかりする男。 でも好きな女の子とは両想い。だからこそ周りはイライラするのか、いつも馬鹿にされている。体が大きく力のある子はバットで殴るし、キザでお金持ちの家の子は自分が手に入れたものを自慢しながら罵るんだ。 でもイジメられるは仕方がない事なのかもしれない。 僕は典型的なダメな子なんだからさ。 自分でもダメだと思う。 僕は小学生なんだけど好きな女の子に『子供を作ろう』と言ってどん引 [続きを読む]
  • 【 梅昆布茶祭 】
  •  …――今日、某市の敬老会なるものに出席した俺。 無論、司会として招かれた。開会前にお茶が手渡される。梅昆布茶。お茶とは渋いな。スタッフの趣味か? だがしかし俺は、変な味のするジュースは飲まない。 梅昆布茶オンリー。 良く分かっているじゅないか。 ふむむ。 しかしながら退屈な来賓挨拶に続き、素人感まるだしのアトラクションの数々。大体、孫の代である幼稚園児を出演させて「お爺ちゃん、お婆ちゃん、これか [続きを読む]
  • 【 俺だけの物語 】
  •  …――いや、そんな場合じゃないだろう。 俺はそう思う。 今し方、読了した某作家の小説の書き方に書いてあったテクニック。男性が女性を見る時、容姿やヒップ、バストなどを確認するらしい。逆に女性が女性を見る時はどんな化粧品を使っているのだかとか、どんな服を着ているのだとかを気にするらしい。 なんとなく分からなくもない。 ただ思う。 …――いや、そんな場合じゃないだろうと。 ここに一つの小説がある。 主 [続きを読む]
  • 【 ご時世 】
  • 「はあ。どうすっかな、仕事。もう人間やめようかな」 ぺらぺらと分厚い本の頁をめくる。 …――今や学問や商売の時代。苛烈な弱肉強食が真理だった剣技と知略がものをいう時代は終わったのだ。とても安寧な時代がおとずれていた。 拙者は武士。 武士と言っても仕える主家はない、いわゆる浪人である。拙者が仕えていた主家は天下を治めた大名によって取りつぶしの憂き目を見た。即ち、戦国時代という生存競争で生き残れなかっ [続きを読む]
  • 【 オニギリ 】
  •  …――目の前に宇宙人と思しき生物がいる。 時は深夜。 腹が減ったのでコンビニでなにかつまめるものを買おうと外出した。 その時出会ったUFOから出てきた宇宙人。 そいつは銀色のひょろ長い体で、やけに頭がでかい。目全体が墨を落したような漆黒で、丁度、レモンを横に置いた感じ形状をした瞳。鼻頭など見あたらず、鼻腔が真っ正面を向いている。唇もなく、ただそこに空洞があるといった感じだ。 あり得ない程の宇宙人だ [続きを読む]
  • 【 原始人 】
  •  …――未開のジャングルで原始人を発見してしまった。 そいつは素っ裸でフリチン。 あまりにもベタ過ぎる原始人だが、目の前にいるんだから仕方がない。とにかく彼が男であって本当に良かったと思う。何故ならフリチンであるから女性であった場合、交流のしようがなかった。目のやりばに困るからな。 彼に話しかける。「こんにちは。ここに住んでいる原住民の方ですか?」「うほっ?」 やはり予想通り言葉は通じないか。 と [続きを読む]
  • 【 走れッ! 】
  •  …――持病がなく健康なのが自慢な俺。 しかし俺に病気はないと断言すると妻は決まっていぶかしむ。 超健康体な俺が羨ましいのだろうか。 そう思える。 とにかくがん検診などは必ず受けるし、タバコだって吸わない。もちろん夜は早く寝て早朝に起きる。起きたらラジオ体操。そのあと町内を軽くジョギングする。酒も飲まない。暴飲暴食もしない。健康には人一倍気をつけている。 その甲斐あり健康診断では常に健康体そのもの [続きを読む]
  • 【 小生はダメ人間なり 】
  •  私のお兄ちゃんはダメ人間。 夏目家の恥さらし。 いつも屁をこくし、ものを食べる時にくちゃくちゃと音を立てて下品。もちろん女の私が一緒に住んでるのにトイレを占拠する。それどころかウンコをして流さなかった事まである。その時の言いぐさが、またすごい。「いやな。でっかいウンコが出てよ。あまりに嬉しくなっちまって、お前にも確認して欲しくてよ。どうだ? 凄いウンコだろう。世界新かもな。アハハ」 アハハじゃな [続きを読む]
  • 【 エアコンと太陽 】
  •  …――TVが同じ事ばっかり言ってて五月蠅い。 静かにTVを切る。 夏真っ盛り。蝉は五月蠅いくらいの大合唱で、陽射しも暑く肌を焦がす。とにかく暑い。暑すぎてエアコンのある部屋から出られない。むしろエアコンの中で扇風機にあたりたい気分にかられる。それほどまでに暑いのだ。 そんな中、スマホの呼び出し音が鳴る。 ソレすらも暑いぞ。「あんまりエアコンにあたらない方がいいよ。TVでやってたわ」 電話に出る。付き合 [続きを読む]
  • 【 世の中、カネって事だ 】
  •  …――僕は貧乏だ。 そんな僕にも冬はくる。木枯らしが吹いて壁のすき間から寒風が入ってくる。すき間から吹き込む風は冷たく体が冷えてくる。懐も寒いけど体も寒い。あまりに寒すぎて吐き気がするほどだ。もちろん外にいるよりは幾分か暖かいが、それでもコタツしかない僕にとっては冬は嫌な季節。 コタツにくるまりながらフッと外を見つめる。 寒い寒いと思ったら、どうやら雪でも降るんじゃなかろうか。空がグレー一色に染 [続きを読む]
  • 【 Mメーク、18 ゲーマーという生き物 】
  • 「きゃはっ。いい感じに荒野だね。おほ。揺れる揺れる」 琉宇の運転が荒い。とてつもなく荒い。普通に運転していれば車は左右に揺れる。いや、上下に揺れる事もあるが思ったほど揺れていないもんだ。今、彼の運転するキャンピングカーは上下に跳ねている。跳ねていると表現したがまさに的確な表現でありそうとしか言えない。走行の衝撃で舌を噛みそうになる。「怖いよ。先生」 心細くなったのか蓮花が藍色の瞳に不安を灯し俺を上 [続きを読む]
  • 【 贅沢者 】
  •  …――なぜだ。 なぜなんだ。今朝、彼女から手作り弁当を受け取った。普段、料理などしない彼女が早起きをして頑張って作ってくれた手作り弁当。指には慣れない包丁を使って切り傷ができたのか絆創膏が貼ってあった。 なぜなんだ。 ピンクのお弁当箱に黄色いヒヨコの絵が描いてある可愛いハンカチで包んであった。愛情たっぷりの手作り弁当。もちろん箸だって彼女の趣味だろう、とても愛らしい白く小さな箸だった。 なぜなん [続きを読む]
  • 【 Mメーク、17 ルール 】
  • 「人間なんて自分より弱いヤツを求めているもんさ。由牙さんもそう思うでしょ」 琉宇のヤツ……。なんだか小難しい話を始めたな。 今、琉宇の運転する背高のっぽなキャンピングカーで移動している。四角を基調としたレトロな感じの車だ。ただし俺から見てレトロであってもフルムーンでは最先端の技術だろう。なにせ車自体存在していないだろうからな。 それにしても腕輪のアイテム屋にはこんな物まで並ぶのか。 俺は妙に感心 [続きを読む]