hojo さん プロフィール

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hojoさん: ベビ待ちMEMO
ハンドル名hojo さん
ブログタイトルベビ待ちMEMO
ブログURLhttp://ivory.ap.teacup.com/hojo/
サイト紹介文赤ちゃん待ちをしている方へ、自らの不妊体験を踏まえて妊娠のヒント、気づいた事をお伝えします。
自由文私は患者さんを診る立場にある医師ですが、私自身、妻と共に不妊治療を4年もの間
受けていた経験があります。そして、私が患者側に立ったことにより、不妊治療につ
いていろいろと考えさせられました。
赤ちゃん待ちをしている方へ、自らの不妊体験を踏まえて妊娠のヒント、気づいた事をお伝えします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供367回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2013/05/08 10:47

hojo さんのブログ記事

  • 妊娠と甲状腺ホルモンコントロール
  • 最近の新しい知見として、甲状腺ホルモンのコントロールを精密に行うと、妊娠率が上がることが注目されています。ここではそのメカニズムをちょっと考えてみます。甲状腺ホルモンは、”元気の源ホルモン”と言われるように、人間のアクティビティーを高める作用があります。バセドウ病という名前を聞いたことがあると思いますが、この病気は甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。その結果、運動もしていないのに汗をかいたり [続きを読む]
  • 性急な不妊治療はNGです
  • 妊娠とはまったく関係ない一般論を言っているように聞こえるでしょうか? でも、そんことはありません。どうも私には、今どきの「急がば急げ」の不妊治療が、生活の中から、あなたのうるおいを奪ってしまう気がしてならないのです。■自分は不妊専門の医療機関に通っているのですが、治療のステップアップが早そうで、今すぐに人工授精や体外受精をすすめられたらどうしようか、本当に悩んでいました。先生もお忙しいせいかほとん [続きを読む]
  • 不妊治療をやめるとき
  • 不妊治療をいつやめるかというのは、ほんとうにむずかしい問題です。これは、不妊治療を10年間続けた45歳の女性からのメールです。私がメールで不妊治療からリタイアすることをすすめたことに対して、お礼を書いてきてくれたのです。   誰かにそう言ってほしかったのだと思います。   ここまで治療をがんばってきた私たち夫婦には、   とても自分たちで踏ん切りをつけることができなかったでしょう。   ふり返れば [続きを読む]
  • 進んで年をとらない!
  • 女性のほうが年を気にするからでしょうか? 私は患者さん(特に女性の)とお話ししていて、とても気になることがあるのです。それは、自分の年を必要以上に気にしすぎるきらいがあるということです。「不妊ルーム」に来られた方には、問診表に生年月日と年齢を書いていただくので、私にはその女性の年齢が分かります。そこで「あなたは35歳ですね」と聞くと「今年36になります」と答える人が少なくないのです。その人は誕生日の前 [続きを読む]
  • 現代の女性は妊娠しにくい
  • 現代の女性は、明治時代や大正時代などの女性に比べると、妊娠しづらい状況にあるという、ちょっとがっかりするような、ほっとするようなお話をしたいと思います。それは現代がストレス社会だからということもありますが、もっと生物学的な理由があるのです。少し考えてみましょう。明治、大正時代においては、女性は若くして結婚し、子どもが5人、10人ということもまれではありませんでした。そうした時代にあっては、女性が50歳 [続きを読む]
  • 絵に描いた基礎体温表は幻想
  • 「不妊ルーム」に見える女性には、「基礎体温が安定しないのです」と訴える方が、しばしばいます。中には婦人科の実用書を持参されて、私の基礎体温表と、この本のイラストの基礎体温はこんなに違いますと、悩みを述べられた女性もいました。しかしちょっと考えてみてください。基礎体温は、通常2週間の低温期と、2週間の高温期が交互に現れるわけですが、毎日同じコンデションで測れるわけではありません。人間の体ですから、血 [続きを読む]
  • 35歳からの妊娠戦略
  • 自分は自然妊娠でいくべきか、あるいは人工授精や体外受精を視野に入れるべきか……こうした妊娠へのアプローチ法に関しては、女性の年齢が高くなるほど、私は「Yの字思考」という考え方がたいせつになってくるように思います。「Yの字思考」とは、妊娠へのアプローチにAとBの2つのルートがあった場合、AとBのどちらのルートを進むかを早めに決定しようという考え方です。不妊治療で医療機関を訪れた場合、一般的にはステッ [続きを読む]
  • IVF、ARTという目印
  • 最近街中で、〇〇IVFクリニック、◎◎ARTクリニックといった看板を目にすることがあると思います。IVFとはそのまま体外受精のことですし、ARTとは「生殖補助医療」という意味ですが、体外受精と同義と考えてかまいません。要するにIVFクリニック、ARTクリニックと言うのは、体外受精に力を入れているクリニックだということです。そうしたことをあまり理解していない人が多いかもしれません。ですからこうしたクリニックのドアをノ [続きを読む]
  • 体外授精の妊娠率の実際
  •  日本産科婦人科学会の統計から読みとると、体外受精という治療1回当たりの妊娠率は22.1%。そして、最終的に赤ちゃんを抱いて帰れる生産率は15.1%。すなわち、体外受精にエントリーしても、7人に1人しか出産にいたっていないというのが厳粛な事実です。 体外受精における妊娠率が、HP上に医療機関がアップロードしている情報や、妊娠率と生産率の間にこれほど大きな開きがあるのは、一つは妊娠の判定そのものが曖 [続きを読む]
  • 体外受精の後にAMHチェックをする
  • 体外受精を経験された方は、AMHチェックの習慣を持つようにしましょう。AMHは、卵胞の中の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンで、年齢とともに原始卵胞数は減少しますから、AMHの値は、卵巣の中に残されている卵の数の指標と考えれています。体外受精、中でも刺激法採卵を行った場合、数多くの原始卵胞を覚醒させ、たくさんの卵子を採ろうとします。したがって、いちどに大量の卵胞が消費されることになります。原始卵胞の数は増え [続きを読む]
  • 妊娠できない思い込み症候群
  • 精液検査を1回受けて結果が悪いと、自分は男性機能が劣っているのだと思い込んでしまう方がいます。こういう方は、再検査を受けることをおすすめします。精液検査は、体調や採取の状況によって大きく変動するのです。女性も黄体ホルモンの検査で値が低いと、自分は黄体機能不全と思い込んでしまう方がいます。黄体ホルモンの値も生理周期とのかねあいで大きく変動します。この場合も、検査を受けた医療機関の医師に再検査をお願い [続きを読む]
  • 不妊の原因は男性にも多い
  • 精液検査のデータはアップダウンします不妊の原因は男女に分けて考えると理解しやすくなります。まず男性側の因子ですが、これも機能的因子と器質的因子に分けて考えることができます。機能的因子とは勃起不全(ED)に代表されるようにセックスそのものが成立しないような場合、あるいは、セックスは成立しても射精に至らない射精不全などの場合です。EDにおいても、一部器質的な理由でEDとなっている場合もありますが、その [続きを読む]
  • 機能性不妊といわれたら
  • 不妊症の検査をいろいろ行っても、10〜30パーセントの人に機能性不妊という診断名がつけられます。機能性不妊とは、不妊に関係する明確な異常が見つからない、原因不明の不妊症です。卵巣、子宮、卵管などの器官、基礎体温、各種のホルモン、さらに男性因子である精液検査、精子と子宮内環境の相性を調べるヒューナーテスト、そして子宮卵管造影検査などをを行ったうえで診断されます。もし、あなたが機能性不妊と診断されたら [続きを読む]
  • 不妊を経験して子どもを授かるということ
  • 世の中には、子供の虐待や、ネグレクト(育児放棄)などといったニュースが、毎日のように報道されています。その一方で、子どもに恵まれないカップルがたくさんいます。「不妊ルーム」に来られる方は、不妊治療でつらい経験されていたり、子どもを授かることに、つまづきを感じておられる方が大半です。私はいつも思うのですが、そうしたハードルを乗り越えて子どもを授かった場合、つきあって、結婚して、ごく自然に子どもができ [続きを読む]
  • 不妊に定義はありません!
  • 日本産科婦人科学会では、不妊(症)の定義として「生殖年齢の男女が妊娠を希望していて、ある一定期間夫婦生活を行っているにもかかわらず、妊娠しない状態を不妊といい、医学的な治療を必要とする場合を不妊症」としてきました。しかし、夫婦のバックグラウンドは実にモザイク的であり、千差万別です。ところが、不妊治療の現場では、EBM(科学的根拠に基づく医療)という冷たい、メタリックな物差しだけが当てられるという現 [続きを読む]
  • 子宮内膜症と妊娠
  • 子宮内膜症は厄介な病気です。子宮内膜症の患者の半数が不妊に悩み、不妊の患者の3分の1に子宮内膜症が認められると言われています。子宮内膜症は生理周期に合わせて病気が増殖するのです。ですから子宮内膜症の治療は、生理がない状態になればよいわけです。そのためには大きく3つの方法があります。1つは閉経状態にする、もう一つは男性化させる、そして最後の1つは妊娠です。これまでは前の2つのことを目的とした偽閉経療法や、 [続きを読む]
  • 二人目不妊の不妊治療はシビアに考える
  • 二人目不妊のケースの多くが、IVFを必要としないことは、私の本に書きました。二人目不妊の場合が、セックスの回数不足によることも大きく、排卵日検査薬を使ったタイミング法のみで妊娠する本当にケースは多くあります。しかし、年齢的な問題や、器質的な問題で、どうしてもIVFを視野に入れなければならないケースがあるのも事実です。二人目不妊の場合はファミリープランニングではなくライフプランニング、とくに経済的事情もよ [続きを読む]
  • 家の近所、職場の近所の婦人科も使いよう
  • 家の近所、職場の近所の婦人科は要注意な面もありますが、考えようによっては、とても便利な妊娠術のツールになります。女性側の大切な検査、子宮卵管造影とホルモンバランスを総合病院などで行い、男性因子に問題なければ、卵胞チェックによるタイミング指導によって、妊娠を期待することは可能だと思います。共働きなどで、なかなか夫婦生活の回数が持てない夫婦は、女性の方が近所のクリニックへ行って卵胞のチェックをしてもら [続きを読む]
  • 片足だけステップアップする
  • 不妊治療は一般的にステップアップ療法で進みます。すなわち最初はタイミング法、それでうまくいかなければ、第二ステップとしての人工授精、そして第3ステップとしての体外受精となるわけです。ステップアップというと、次のフェイズに行ってしまうので、何やら前に戻れないような印象も持ちますし、なんとなく重苦しい雰囲気もあります。階段を上る時を考えてみてください。私たちは階段をぴょんぴょんと、両足一緒に駆け上がる [続きを読む]
  • 医療機関を試してみる
  • 不妊治療に限らず医療機関を受診すると言うことは、「受」けると言う字があるように、どうしても受け身の感覚になってしまうものです。ここは発想を変えて、”医療機関を試してみる”と考えてみてはどうでしょう。こころに余裕が持てるのではありませんか。しかしそのためには、ある程度不妊治療という医療に対するリテラシー持っていないと、上手に利用できないものです。ですから、子宮卵管造影に対する基本的な知識、ホルモン検 [続きを読む]
  • 妊娠に対する男女の意識差
  • 赤ちゃんを望んでいるのに、なかなか妊娠できないという状態は、夫婦どちらにとってもストレスを感じるものです。ましてや不妊治療を受けるとなると、ふたりの上には相当強いストレスがのしかかってきます。「不妊は夫婦二人の問題ですから夫婦二人で取り組みましょう」と、よく耳にします。正論のように聞こえます。しかしながら不妊治療はその実際において、検査や治療のほとんどを女性が受けなければならない、極めて女性の負担 [続きを読む]
  • 妊娠へのキーワード:「アクティブ」「ポジティブ」
  • 妊娠へアプローチするための、こころの持ち方というものを考えてみたいと思います。ヘッセ、ゲーテなど、幸福論を書いた哲学者は数多くいます。そして、どうもドイツ人の幸福論は、感傷的というか叙情的、感覚的なように感じます。目の前にある美しい情景、自然との一体化、日常の小さなものなどに幸福を見出そうとします。一方、フランス人の幸福論は、「幸福なんてものは寝て待っていても得られない」と言い自分がおこなったこと [続きを読む]
  • 妊娠5割の壁
  • かなり前の話になりますが、「不妊ルーム」で女性のフォローアップを行うようになってから、”5割の壁”というものを、意識した時期がありました。今から12年前に『妊娠レッスン』という本を出し、幸いなことにベストセラーとなったこともあり、「不妊ルーム」でフォローアップを希望される方が増加しました。それと共に、妊娠される方も、月を追うごとに増えていったのです。そして、フォローアップした方が、その後妊娠されの [続きを読む]
  • 妊娠より大切なこと
  • 「不妊ルーム」を訪れる皆さんは、妊娠を目的として来られます。ですから私は全力を挙げて、一日でも早く妊娠していただけるよう日々努力しています。しかし「不妊ルーム」では、ただ妊娠すればよいと考えていません。何事も健康あってのことだと思っているのです。最近、「ウーマンケア」ということに力を入れています。「ウーマンケア」の目的は、健康な体で妊娠しましょうということです。最近日本では、30〜40代女性の乳がんが [続きを読む]
  • 妊娠を追いかけると逃げてゆく
  • 妊娠、赤ちゃんのことにとらわれすぎないことは大切です。夫婦の会話の中心が、妊娠のことばかりになっていませんか? あるいは、ことあるごとに不妊の話をパートナーにもちかけていませんか? もういちど、最近の日常をふりかえってみましょう。もし、そういうことがあれば、一度、赤ちゃんのことや不妊治療のことを頭から切り離す勇気をもってください。私がいつも感じていることは、不妊は一刻を争う病気ではないということ、 [続きを読む]