岡川敦也 さん プロフィール

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岡川敦也さん: 司法書士岡川敦也の雑記帳
ハンドル名岡川敦也 さん
ブログタイトル司法書士岡川敦也の雑記帳
ブログURLhttp://okagawa-office.blogspot.jp/
サイト紹介文身近な法律問題や時事問題など、知って得する情報や別にそうでもない情報を織り交ぜてお届けします。
自由文大阪で司法書士をやっている岡川です。
法律は、「得をする」ために学ぶものではなく、「損をしない」ために学ぶもの。最低限、「損をしない」ための知識を、わかり易く、かつ正確にお伝えできればいいなと思います。

あとは、犬が好きですね。犬かわいいですよね。大型犬がいいですね。なんならキツネとかオオカミでもいいです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2013/05/10 09:10

岡川敦也 さんのブログ記事

  • 民法における責任能力(その1)
  • 司法書士の岡川です。前々回、前回と、責任論という刑法学のディープな話をしました。ここからまたマニアックな刑法の話に進んでいくことも考えなくもないのですが、ぐるっと私法分野の話に大きく舵を切ることにします。私ってホラ、業務的には民事法が主戦場ですし?これまでも度々このブログでも出てきていますが、民法上の責任能力の規定は、712条と713条にあります。条文の場所からもわかるとおり、民法における責任能力は、不 [続きを読む]
  • 刑法上の「責任」とは何か
  • 司法書士の岡川です。前回、重度の精神病の人などが「心神喪失」と認定されると罪に問われないという話をしました。実定法上の根拠としては、刑法39条であり、そこには「心神喪失者の行為は、罰しない。」と規定されています。これは、責任能力について定めた規定だとされています。責任能力は、ものごとの善悪を認識し、それに従って自己の行動を制御する能力のことです。ところで、「犯罪」の刑法(犯罪論)における定義は、「構 [続きを読む]
  • 心神喪失により無罪となる場合
  • 司法書士の岡川です。昨年(2016年)の7月、相模原の障害者施設が襲撃されるという悲惨な事件がありました。死者の数19人というのは、戦後最多ともいわれています。容疑者自身にも精神障害があったような指摘もされており、そうなると問題となってくるのが「心神喪失により無罪」となる可能性です。刑法には、以下のような規定が存在します。(心神喪失及び心神耗弱)第39条 心神喪失者の行為は、罰しない。2 心神耗弱者の行為は [続きを読む]
  • 養子縁組が無効になる場合
  • 司法書士の岡川です。少し前の話ですが、節税目的の養子縁組の有効性が争われた裁判の最高裁判決が出ました。相続税を節税するために養子縁組をするというのは、よくある話どころか、かなり一般的な養子縁組の動機です。ただ、養子縁組をするということは相続人が増えるということであり(そのために一定の節税効果が認められる)、他の相続人からすれば自身の相続分が減ることを意味します。本件でも、他の相続人から「養子縁組は [続きを読む]
  • あ、あけましておめでとうございます・・・(旧暦的な意味で)
  • 司法書士の岡川ですさて、ついに2017年がスタートしましたね!(旧暦で)さて、正月も終わった(旧暦で)ことだし、ブログの更新も頑張らないといけませんね。いやぁ、長かったですね、正月。1か月くらいあったんじゃないですかね。さて、いきなり告知ですが、昨年11月19日(新暦)に高槻市で開催した、司法書士による法律講座・無料相談会「知って安心!遺言と成年後見制度」ですが、同じものを2月18日に同じく高槻市内の別の会 [続きを読む]
  • 【平成29年】謹賀新年
  • 司法書士の岡川です。あけましておめでとうございます。旧年中は、更新頻度が激減したにもかかわらず、本ブログを相変わらずご愛読いただき、ありがとうございました。今年も、できる限り停滞することなく、「知って得する情報や別にそうでもない情報」をたくさんお届けしたいと思います。事務所ホームページのほうも少しずつ更新しておりますので、ブログともどもよろしくお願いします。平成29年 元旦司法書士 岡川敦也 [続きを読む]
  • 失火の法的責任
  • 司法書士の岡川です。年末も押し迫った時期ですが、糸魚川にて大変な火災が起きましたね。約150棟が焼けたようです。損害は甚大ですが、幸いなことに死者は一人も出なかったようです。さて、火災の原因は中華料理店で店主が鍋に火をかけたまま外出したことらしく、当然ですが、この店主の法的責任が問題となります。法的責任というと、大きく民事上の責任と刑事上の責任が考えられます。まず民事上の責任としては、過失により他人 [続きを読む]
  • 認知症の人による事故に備えた社会的補償の必要性
  • 司法書士の岡川です。 認知症の人が起こした事故について、社会的救済の仕組みの重要性が認識されつつあるところ、新たな制度が創設されそうな雰囲気があったわけですが、どうやら雰囲気だけで終わったようです。認知症事故の公的補償見送り 連絡会議「民間保険で」認知症の人による事故やトラブルの補償のあり方を検討してきた厚生労働省や国土交通省などによる連絡会議は13日、公的な補償制度の創設を見送る方針を決めた。徘 [続きを読む]
  • 空き家問題解決(予防)の前提としての権利関係の問題
  • 司法書士の岡川です。先週の土曜日に、大阪府と高槻市(及び関連団体)が共催する「高槻市 安心・安全 空家の管理・活用講座」という、市民向けセミナーが開催されました。私も大阪司法書士会の空き家問題対策検討委員会の委員(高槻市担当)として、「次代に先送りしない権利関係のポイント」についてお話をさせていただきました。同じものを今年の1月にも行ったのですが、その第二弾です(といっても、高槻市の他に、大阪府下 [続きを読む]
  • 【再告知】遺言と成年後見制度に関するセミナー【高槻】
  • 司法書士の岡川です。直前なので再度告知をします。11月19日(土)に、遺言と成年後見制度に関する市民向けセミナーが開催されます。【主催(共催)】大阪司法書士会公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート大阪支部高槻市【後援】高槻市社会福祉協議会【場所】高槻市立総合市民交流センター(クロスパル高槻)【内容】○法律講座(午後1時〜3時) ・第1部「相続と遺言〜私の大切な人へ私がのこすもの〜」 ・第2部「これ [続きを読む]
  • 商人と商行為の話(その2)
  • 司法書士の岡川です。前回の話を見てわかると思いますが、ある行為が商行為となるかを確定するのには、「商人」の定義と「商行為」の定義を行ったり来たりすることもあり、非常にややこしいのです。例えば、ある会社が人に金を貸した行為が商行為に当たるかが争われた事件があります。これが商行為にあたるとすれば、商法522条(商事消滅時効の規定。民法の消滅時効より短い)が適用されることになる事案でした。しかし、金銭の貸 [続きを読む]
  • 商人と商行為の話(その1)
  • 司法書士の岡川です。今日は引き続き商法のお話です。商法を理解するうえで重要な概念が「商人」と「商行為」です。商法の適用範囲は、これらの概念によって規定されています。すなわち、商人や商行為について適用されるルールが商法で定められているのです。もちろん、ここでいう「商人」の読みは「あきんど」ではなく「しょうにん」ですし、「商人」の語からイメージされるような「商売人」とは同義ではありません。「商人」とい [続きを読む]
  • 商法が改正されるようです
  • 司法書士の岡川です。地味に新聞等で報道されているのですが、商法が大きく改正されるようです。以前もちらっと書いたことがあるのですが(→参照「六法全書と六法」)、「商法」という法律は「六法」のひとつに数えられ、基本的でかつ重要な法律のひとつです。商法は商事に関する一般法であり、「商人」や「商行為」についての総則的なルールが規定されているのが商法ですので、商法なしには会社法も語れません。もっとも、現行商 [続きを読む]
  • 【告知】平成28年度司法書士筆記試験合格者へ【大阪】
  • 司法書士の岡川です。告知が連続になりますが、今日は、今年新たに司法書士資格を取得される(であろう)皆さんへのご案内。今年の司法書士試験筆記試験の合格発表があり、筆記試験の合格者は口述試験も終わってほっと一息ついているところだと思います。この後、12月からは息つく暇もなく怒涛の新人研修ラッシュが始まります。しかも、この申込期間はすぐに始まり、締め切りも意外と早い。最後の安息の日をゆっくりと過ごすのもい [続きを読む]
  • 【告知】「知って安心!遺言と成年後見制度」【高槻市】
  • 司法書士の岡川です。今日は高槻市在住の方へ、市民向け成年後見制度説明会(と無料相談会)のご案内です。開催日:平成28年11月19日(土)開催時間・法律講座 午後1時〜3時・法律相談 午後3時〜5時開催場所:高槻市立総合市民交流センター(クロスパル高槻)法律講座テーマ ・「相続と遺言〜私の大切な人へ私がのこすもの〜」・「これから始める成年後見」申込:法律講座は申込不要(先着100名)、法律相談は事前申込優先 参加 [続きを読む]
  • 財産管理等委任契約の活用とその危険(その3)
  • 司法書士の岡川です。引き続き財産管理等委任契約の話。その1は「活用」の話その2は「危険」の話そして今回は、「危険を認識したうえでうまく活用する」ためのポイントを解説します。基本的なことですが、まずは「信頼できる相手と契約をする」ということ。もっとも、誰が信頼できるかを見極めるのは難しいのですが…。信頼できる相手を選ぶ「決め手」といえるようなものは、残念ながらないかもしれません。しかし、なるべくリスク [続きを読む]
  • 財産管理等委任契約の活用とその危険(その2)
  • 司法書士の岡川です。引き続き財産管理等委任契約の話。前回は「活用」の話でしたが、今回は「危険」のほうに重点を置いてみます。法定後見制度では、家庭裁判所が監督権限を有し、場合によっては成年後見監督人が選任されます。相続財産や不在者財産の管理人についても、家庭裁判所が選任するので、その監督に服することになります。契約に基づく財産管理であっても、任意後見の場合、任意後見契約を発効させるには、任意後見監督 [続きを読む]
  • 財産管理等委任契約の活用とその危険(その1)
  • 司法書士の岡川です。相続財産の管理には相続財産管理人という制度があります。行方不明者の財産の管理には不在者財産管理人という制度があります。判断能力が不十分な人の財産の管理には成年後見人という制度があります。では、本人は生きているし、行方不明にもなっていないし、判断能力は問題ない、でも財産を第三者に管理してもらいたい、という場合はどうすればよいでしょうか。若くて健康的な人にとっては関係ないことではあ [続きを読む]
  • 知らない間に被告になって敗訴していた事件の最高裁判決
  • 司法書士の岡川です。最高裁で珍しい判決が出たみたいです。珍しいといっても、たぶん、そんなに珍しくないかもしれないけど、しょっちゅうあることではないという意味で。「知らぬ間に被告」敗訴破棄=裁判やり直し命じる―最高裁東京都内の夫婦が「裁判で被告となったことを全く知らないまま敗訴した」と訴えた損害賠償請求訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は1日、「訴訟に関与する機会が与えられなかった [続きを読む]
  • 【告知】サクラサイト被害撲滅・全国一斉110番
  • 司法書士の岡川です。出会い系サイトやサクラサイト被害に関する電話相談会が開催されます。「出会い系サイトに登録してお金を支払ってたのに会えなかった(会えそうにない)」とか、「間違って変なサイトに誘導されてお金を騙し取られた(脅し取られた)」というように、パソコンやスマホをしていて不当にお金を支払ってしまったという方はいませんか?そういう被害に関する電話相談会です。「全国一斉」ということで、全国の弁護 [続きを読む]
  • 弁護士による横領に対する給付金制度
  • 司法書士の岡川です。 日本弁護士連合会が、「依頼者保護給付金制度」を新設するようです。これは、成年後見業務などで弁護士が依頼者から預かっている金銭等の横領事件が起きた場合に、被害者に対して見舞金を支払う制度です。成年後見業務に限らず、弁護士が依頼者から預かったお金を着服する事件がいくつも発生していることを受けての対策です。弁護士による不正が発生した場合、被害者1人につき最大500万円(複数の被害者があ [続きを読む]
  • 大渕弁護士「業務停止1か月」は重いか軽いか
  • 司法書士の岡川です テレビなどでもよく見かける大渕愛子弁護士が、所属する東京弁護士会から業務停止1か月の懲戒処分を受けました。法テラスの規則に違反して、依頼者から不当に着手金や顧問料を受け取ったというのが理由です。皆さんこの処分、重いと感じられるか、軽いと感じられるか、どうでしょう?1か月間おとなしくしてればいいんだし、ちょっと長い休暇とるようなもん…くらいに思われるかもしれませんが、現実はそんな甘 [続きを読む]
  • 特殊詐欺にご注意
  • 司法書士の岡川です。facebookを見てると、「両親がオレオレ詐欺に引っかかって、コツコツためていた200万円がだまし取られたという事件」がシェアされていました。息子が小切手を落として200万円が必要だという電話をしてきて、それを信じ切ったようです。銀行に振り込むのではなく、犯人が家まで取りに来て、そいつに現金を手渡したようです。その時の犯人の顔写真も晒されていましたが、最後まで少し疑っていた両親が写真を撮っ [続きを読む]
  • 内乱罪は「既遂犯を処罰しない罪」って本当か?
  • 司法書士の岡川です。ぷらぷらとネットサーフィンしてたら、久しぶりにおかしな記事を発見したので、取り上げましょう。こんな記事を見つけました。既遂を処罰していない罪はあるのか?以前書いた通り、刑法は、既遂犯処罰を原則としており、未遂犯というのは例外です。しかしこの記事では、次のとおり、内乱罪は、未遂罪のみ処罰する犯罪で、既遂犯は処罰されないというふうに書かれています。内乱罪の既遂、つまり国の統治機構を [続きを読む]
  • 「弁護士VS司法書士」最高裁判決のざっくりとした解説
  • 司法書士の岡川です。一部業界で注目の「和歌山訴訟」の最高裁判決が出ました。なぜ和歌山訴訟というかというと、第一審が和歌山地裁の事件だから。この事件、厳密に詳しく解説すると非常に複雑な上に、一般の方にとっては日常生活に何の影響もないものですので、ざっくり解説していきますね。事件の要旨は、「認定司法書士が債務整理において代理できる範囲はどこまでか」という点が争われた事件で、結論からいうと最高裁が司法書 [続きを読む]