岡川敦也 さん プロフィール

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岡川敦也さん: 司法書士岡川敦也の雑記帳
ハンドル名岡川敦也 さん
ブログタイトル司法書士岡川敦也の雑記帳
ブログURLhttp://okagawa-office.blogspot.jp/
サイト紹介文身近な法律問題や時事問題など、知って得する情報や別にそうでもない情報を織り交ぜてお届けします。
自由文大阪で司法書士をやっている岡川です。
法律は、「得をする」ために学ぶものではなく、「損をしない」ために学ぶもの。最低限、「損をしない」ための知識を、わかり易く、かつ正確にお伝えできればいいなと思います。

あとは、犬が好きですね。犬かわいいですよね。大型犬がいいですね。なんならキツネとかオオカミでもいいです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2013/05/10 09:10

岡川敦也 さんのブログ記事

  • 債権法改正について(5)(時効の完成猶予1)
  • 司法書士の岡川です。債権法改正について5回目。取消とか追認とかの規定にも改正はあるのですが、細かい話になるのでスルーして、今日は時効の話。時効に関しては、そこそこ大改正がされていますので、覚悟してください。まずは、「時効の完成猶予」の話から。いきなり新しい概念が出てきましたね。現行民法では、時効の完成するまでの期間が進行しなくなる制度として、時効の「中断」と「停止」がありました。時効の中断というの [続きを読む]
  • 債権法改正について(4)(無権代理・表見代理)
  • 司法書士の岡川です。今日は無権代理と表見代理の部分の改正の話。条文の順番は逆になりますが、表見代理を理解する前提として、無権代理の話が必要になります。無権代理というのは、文字通り、権限(代理権)の無い代理行為をいいます。例えば、全く何の委任も受けてないのに、隣の家の土地と建物を第三者に売ってしまうような場合ですね。勿論こんなことが正当な行為としてまかり通ってしまうと日本全国大混乱です。そこで民法は [続きを読む]
  • 債権法改正について(3)(代理)
  • 司法書士の岡川です。債権法改正の話はまだまだ続きます。今日は代理に関する部分です。代理行為の瑕疵に関する規定の変更は、古い判例の存在と条文の文言が明確でないために疑義が生じていた部分をわかりやすく(通説的な解釈に基づいて)記述しなおしたものと考えればよいですね。代理人の行為能力については、前々回に解説したとおりです。今日は、それ以外の重要な改正点を取り上げます。1.復代理人復代理というのは、代理人が [続きを読む]
  • 債権法改正について(2)(意思表示)
  • 司法書士の岡川です。債権法改正について紹介&解説するシリーズ第2弾。(→(1)はこちら)今日は、意思表示に関する規定の改正部分です。1.心裡留保そもそも「心裡留保」っていう言葉自体が一般的でない法律用語なので、そこから解説が必要になります。心裡留保というのは、表意者が真意でないことをわかりながら行う(真意でない)意思表示です。例えば、自分の車を売る気はないのに、「この車をお前に売ってやる」と相手に告げ [続きを読む]
  • 債権法改正について(1)(意思能力・行為能力)
  • 司法書士の岡川です。前回も紹介しましたが、民法の一部を改正する法律、いわゆる債権法改正(もう少し厳密にいうと「民法(債権関係)改正」)が成立しました。3年以内に施行される予定です。契約関係の基本的なルールである民法が変わるので、皆さんの生活にも大きな影響があるかもしれません(例えば、法学部の学生生活と法律系資格試験受験生の勉強生活への影響は計り知れない。その他の一般市民の生活への影響は、まぁ、そん [続きを読む]
  • 今話題の債権法改正
  • 司法書士の岡川です。なんと、5月も終わろうとしているのに今月はまだ1件も投稿してませんでした。なんてこったい。ストックしていたネタが枯渇気味であるところに、会務等が重なっており、なかなかブログの方まで手が回っておりません。うーむ。さて、気を取り直して。法律マニア業界で今最もホットな「ネタの宝庫」は債権法改正でしょう。ネタ枯渇気味の当ブログとしてもこれを取り上げない手はありません。現在、長年議論されて [続きを読む]
  • 民法における責任能力(その3)
  • 司法書士の岡川です。お久しぶりです。また長いこと放置してましたが、前回に引き続いて今日もまた責任能力の話。まだ終わってなかったんですね。さて、民法(私法)上、責任能力が欠ける場合に不法行為責任(損害賠償責任)が否定される根拠として、「過失責任の原則だから」という説明は「当然の理」ではなくなった…というのが前回までのお話(もちろん、そういう説明ができないこともないのですが)。つまり、必ずしも「過失の [続きを読む]
  • 民法における責任能力(その2)
  • 司法書士の岡川です。ちょっと時間が空きましたが、前回に引き続き、なぜ責任能力のない人が不法行為責任を負わないのだろうか、という話。不法行為責任とは、損害賠償債務の発生を意味しますから、これは言い換えると、「なぜ責任能力のない人は、加害行為について損害賠償債務を負わないのか」という問題になります。さて、民法上の原則としては、「過失責任主義(過失責任の原則)」があります。不法行為による損害賠償債務の発 [続きを読む]
  • 民法における責任能力(その1)
  • 司法書士の岡川です。前々回、前回と、責任論という刑法学のディープな話をしました。ここからまたマニアックな刑法の話に進んでいくことも考えなくもないのですが、ぐるっと私法分野の話に大きく舵を切ることにします。私ってホラ、業務的には民事法が主戦場ですし?これまでも度々このブログでも出てきていますが、民法上の責任能力の規定は、712条と713条にあります。条文の場所からもわかるとおり、民法における責任能力は、不 [続きを読む]
  • 刑法上の「責任」とは何か
  • 司法書士の岡川です。前回、重度の精神病の人などが「心神喪失」と認定されると罪に問われないという話をしました。実定法上の根拠としては、刑法39条であり、そこには「心神喪失者の行為は、罰しない。」と規定されています。これは、責任能力について定めた規定だとされています。責任能力は、ものごとの善悪を認識し、それに従って自己の行動を制御する能力のことです。ところで、「犯罪」の刑法(犯罪論)における定義は、「構 [続きを読む]
  • 心神喪失により無罪となる場合
  • 司法書士の岡川です。昨年(2016年)の7月、相模原の障害者施設が襲撃されるという悲惨な事件がありました。死者の数19人というのは、戦後最多ともいわれています。容疑者自身にも精神障害があったような指摘もされており、そうなると問題となってくるのが「心神喪失により無罪」となる可能性です。刑法には、以下のような規定が存在します。(心神喪失及び心神耗弱)第39条 心神喪失者の行為は、罰しない。2 心神耗弱者の行為は [続きを読む]
  • 養子縁組が無効になる場合
  • 司法書士の岡川です。少し前の話ですが、節税目的の養子縁組の有効性が争われた裁判の最高裁判決が出ました。相続税を節税するために養子縁組をするというのは、よくある話どころか、かなり一般的な養子縁組の動機です。ただ、養子縁組をするということは相続人が増えるということであり(そのために一定の節税効果が認められる)、他の相続人からすれば自身の相続分が減ることを意味します。本件でも、他の相続人から「養子縁組は [続きを読む]
  • あ、あけましておめでとうございます・・・(旧暦的な意味で)
  • 司法書士の岡川ですさて、ついに2017年がスタートしましたね!(旧暦で)さて、正月も終わった(旧暦で)ことだし、ブログの更新も頑張らないといけませんね。いやぁ、長かったですね、正月。1か月くらいあったんじゃないですかね。さて、いきなり告知ですが、昨年11月19日(新暦)に高槻市で開催した、司法書士による法律講座・無料相談会「知って安心!遺言と成年後見制度」ですが、同じものを2月18日に同じく高槻市内の別の会 [続きを読む]
  • 【平成29年】謹賀新年
  • 司法書士の岡川です。あけましておめでとうございます。旧年中は、更新頻度が激減したにもかかわらず、本ブログを相変わらずご愛読いただき、ありがとうございました。今年も、できる限り停滞することなく、「知って得する情報や別にそうでもない情報」をたくさんお届けしたいと思います。事務所ホームページのほうも少しずつ更新しておりますので、ブログともどもよろしくお願いします。平成29年 元旦司法書士 岡川敦也 [続きを読む]
  • 失火の法的責任
  • 司法書士の岡川です。年末も押し迫った時期ですが、糸魚川にて大変な火災が起きましたね。約150棟が焼けたようです。損害は甚大ですが、幸いなことに死者は一人も出なかったようです。さて、火災の原因は中華料理店で店主が鍋に火をかけたまま外出したことらしく、当然ですが、この店主の法的責任が問題となります。法的責任というと、大きく民事上の責任と刑事上の責任が考えられます。まず民事上の責任としては、過失により他人 [続きを読む]
  • 認知症の人による事故に備えた社会的補償の必要性
  • 司法書士の岡川です。 認知症の人が起こした事故について、社会的救済の仕組みの重要性が認識されつつあるところ、新たな制度が創設されそうな雰囲気があったわけですが、どうやら雰囲気だけで終わったようです。認知症事故の公的補償見送り 連絡会議「民間保険で」認知症の人による事故やトラブルの補償のあり方を検討してきた厚生労働省や国土交通省などによる連絡会議は13日、公的な補償制度の創設を見送る方針を決めた。徘 [続きを読む]
  • 空き家問題解決(予防)の前提としての権利関係の問題
  • 司法書士の岡川です。先週の土曜日に、大阪府と高槻市(及び関連団体)が共催する「高槻市 安心・安全 空家の管理・活用講座」という、市民向けセミナーが開催されました。私も大阪司法書士会の空き家問題対策検討委員会の委員(高槻市担当)として、「次代に先送りしない権利関係のポイント」についてお話をさせていただきました。同じものを今年の1月にも行ったのですが、その第二弾です(といっても、高槻市の他に、大阪府下 [続きを読む]
  • 【再告知】遺言と成年後見制度に関するセミナー【高槻】
  • 司法書士の岡川です。直前なので再度告知をします。11月19日(土)に、遺言と成年後見制度に関する市民向けセミナーが開催されます。【主催(共催)】大阪司法書士会公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート大阪支部高槻市【後援】高槻市社会福祉協議会【場所】高槻市立総合市民交流センター(クロスパル高槻)【内容】○法律講座(午後1時〜3時) ・第1部「相続と遺言〜私の大切な人へ私がのこすもの〜」 ・第2部「これ [続きを読む]
  • 商人と商行為の話(その2)
  • 司法書士の岡川です。前回の話を見てわかると思いますが、ある行為が商行為となるかを確定するのには、「商人」の定義と「商行為」の定義を行ったり来たりすることもあり、非常にややこしいのです。例えば、ある会社が人に金を貸した行為が商行為に当たるかが争われた事件があります。これが商行為にあたるとすれば、商法522条(商事消滅時効の規定。民法の消滅時効より短い)が適用されることになる事案でした。しかし、金銭の貸 [続きを読む]
  • 商人と商行為の話(その1)
  • 司法書士の岡川です。今日は引き続き商法のお話です。商法を理解するうえで重要な概念が「商人」と「商行為」です。商法の適用範囲は、これらの概念によって規定されています。すなわち、商人や商行為について適用されるルールが商法で定められているのです。もちろん、ここでいう「商人」の読みは「あきんど」ではなく「しょうにん」ですし、「商人」の語からイメージされるような「商売人」とは同義ではありません。「商人」とい [続きを読む]
  • 商法が改正されるようです
  • 司法書士の岡川です。地味に新聞等で報道されているのですが、商法が大きく改正されるようです。以前もちらっと書いたことがあるのですが(→参照「六法全書と六法」)、「商法」という法律は「六法」のひとつに数えられ、基本的でかつ重要な法律のひとつです。商法は商事に関する一般法であり、「商人」や「商行為」についての総則的なルールが規定されているのが商法ですので、商法なしには会社法も語れません。もっとも、現行商 [続きを読む]
  • 【告知】平成28年度司法書士筆記試験合格者へ【大阪】
  • 司法書士の岡川です。告知が連続になりますが、今日は、今年新たに司法書士資格を取得される(であろう)皆さんへのご案内。今年の司法書士試験筆記試験の合格発表があり、筆記試験の合格者は口述試験も終わってほっと一息ついているところだと思います。この後、12月からは息つく暇もなく怒涛の新人研修ラッシュが始まります。しかも、この申込期間はすぐに始まり、締め切りも意外と早い。最後の安息の日をゆっくりと過ごすのもい [続きを読む]
  • 【告知】「知って安心!遺言と成年後見制度」【高槻市】
  • 司法書士の岡川です。今日は高槻市在住の方へ、市民向け成年後見制度説明会(と無料相談会)のご案内です。開催日:平成28年11月19日(土)開催時間・法律講座 午後1時〜3時・法律相談 午後3時〜5時開催場所:高槻市立総合市民交流センター(クロスパル高槻)法律講座テーマ ・「相続と遺言〜私の大切な人へ私がのこすもの〜」・「これから始める成年後見」申込:法律講座は申込不要(先着100名)、法律相談は事前申込優先 参加 [続きを読む]
  • 財産管理等委任契約の活用とその危険(その3)
  • 司法書士の岡川です。引き続き財産管理等委任契約の話。その1は「活用」の話その2は「危険」の話そして今回は、「危険を認識したうえでうまく活用する」ためのポイントを解説します。基本的なことですが、まずは「信頼できる相手と契約をする」ということ。もっとも、誰が信頼できるかを見極めるのは難しいのですが…。信頼できる相手を選ぶ「決め手」といえるようなものは、残念ながらないかもしれません。しかし、なるべくリスク [続きを読む]
  • 財産管理等委任契約の活用とその危険(その2)
  • 司法書士の岡川です。引き続き財産管理等委任契約の話。前回は「活用」の話でしたが、今回は「危険」のほうに重点を置いてみます。法定後見制度では、家庭裁判所が監督権限を有し、場合によっては成年後見監督人が選任されます。相続財産や不在者財産の管理人についても、家庭裁判所が選任するので、その監督に服することになります。契約に基づく財産管理であっても、任意後見の場合、任意後見契約を発効させるには、任意後見監督 [続きを読む]