蘆山人 さん プロフィール

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蘆山人さん: ちょっと山ぼけ
ハンドル名蘆山人 さん
ブログタイトルちょっと山ぼけ
ブログURLhttp://ameblo.jp/ashiyamabito/
サイト紹介文気ままな山歩きの写真とつぶやき。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供356回 / 365日(平均6.8回/週) - 参加 2013/05/21 22:02

蘆山人 さんのブログ記事

  • 山を滑る人々・1
  • 3月19日  奥美濃 / ひるがの高原から大日ケ岳へ  晴時々曇           麓から四時間、ようやく山頂を視野に収めるところまでやって来た。左手の斜面にはたくさんのシュプールが刻まれている。そこへまた、山頂からそろそろと降りてくる影がひとつ。途中で止まり、しばらくコース取りを考えている様子だったが、やがて意を決して谷底へ滑り降りていった。. [続きを読む]
  • 地に足つけて
  • 3月19日  奥美濃 / ひるがの高原から大日ケ岳へ  晴時々曇           先日撤退を余儀なくされた山へ、連休を利用してまたやってきた。堂々たる大木を交えたブナの森を抜け、ダケカンバの凛々しい立ち姿を仰ぐ。着実に、一歩一歩、地に足つけて頂きを目指す。. [続きを読む]
  • 背山の春・3
  • 3月16日  六甲 / 高羽道  晴時々曇  アセビ          それにしても今年は春の歩みが遅いようである。もうヒサカキの花もほころんで春の匂いが立ち始めてもいい頃だが(※)、花といっては椿の赤、オオバヤシャブシの黄、そしてアセビの白がようやく。若葉の萌え出す気配もなく、六甲の春はまだ冷々としている。 [続きを読む]
  • 背山の春・2
  • 3月16日  六甲 / 高羽道  晴時々曇          この道には「背山散策路」という標識が立っている。「背山(はいざん)」とは「裏山」と類義だろうが、辞書に載っていない。「背山(せやま)」と読んで「妹山」と対で使うことはあるようだが、対になる山もなさそうである。都会の裏に壁のように山が迫る六甲ならではの“造語”なのだろうか。. [続きを読む]
  • 背山の春・1
  • 3月16日  六甲 / 高羽道  晴時々曇  ヒメオドリコソウ          春の訪れを告げる花がいち早く咲きだすこの道に、毎年この時期やって来る。しかし今年は、森林再生計画とやらで大規模な伐採が行われている最中だった。道端の草も刈られて更地のようになっている。機械のはいれない僅かな一画に、刈り残された花が朝日に震えていた。結局、木に咲く花以外でこの日出会ったほぼ唯一の花となった。 [続きを読む]
  • 時の名残
  • 3月12日  六甲 / ごろごろ岳から観音山へ  快晴          今日は廃道になっているルートをことさら選んで歩いた。もう渡られることのない木橋。ちぎれた虎ロープ。旧字体の標識。この山のひっそりとした歴史。そしてその証人たち。. [続きを読む]
  • ごろごろ岳の怪
  • 3月12日  六甲 / ごろごろ岳南斜面  快晴          この辺りは豊臣、徳川時代、石垣用の石の供給源のひとつだったそうである。なるほど尾根にも谷にも大きな岩塊がひしめいている。中には矢穴の生々しい岩もあるが、さて、ここからどうやって運んだのか。岩の成り立ちも不思議だが、当時の土木技術も想像の域を超えている。. [続きを読む]
  • 鈍色に閉ざさる
  • 3月9日  比良 / 白滝山の南、蓬莱山の北          この森に来るときは、特にルートもゴールもない。ささいな課題を決めては来るが、ほぼアドリブの山歩きである。陽が射すと迷走しがちになる。陽が陰ると足早になる。午後になると重い雲がすっかり空を覆ってしまった。寄り道したいところもなくなり、真っ直ぐ森の出口に向かった。 [続きを読む]
  • 起伏を上下する
  • 3月9日  比良 / 蓬莱山の北、白滝山の南   曇時々陽射し       葉が落ち、雪が地を均すと、この森の複雑な地形が少し分かりやすくなる。細かな尾根の起伏や谷の分岐を地図と見比べながら歩いた。途中、ブナの大樹の聳える広場で一服。迷宮の森の貴重なランドマークだ。 [続きを読む]
  • 春が来る前に
  • 3月9日  比良 / 音羽池   曇時々陽射し       天候の違いもあるが、秋に来た時とは別世界。祭典を控えた円形劇場のようだ。流れる雲が太陽を見せては隠す。陽が射すと舞台はひときわ白く浮き上がり、木立の影は大きく伸びて華やいだ気分を盛り上げる。..  ◆ 関連記事 ◆  [続きを読む]
  • 北西に下る
  • 3月5日  近江湖北 / 横山岳から北西尾根を下る   快晴       復路は北西に延びる大きな尾根に乗った。ブナの巨木が点在し、往路の西尾根とはまた違った趣きがある。下り始めてまもなく、登って来るパーティーと交叉した。以降、分岐で迷う心配もなくなり、トレースを道連れに軽々と麓に向かった。. [続きを読む]
  • 湖北の白日夢
  • 3月5日  近江湖北 / 横山岳          午前十時半、登頂。トレースもない滑らかな雪面に、木立の影がまだ長く尾を引いている。国境の山並みはバーチャルな立体模型を見ているように鮮明で、どこか夢の中の風景に立ち会っているような気がした。長居して現(うつつ)に引き戻される前に、下山にかかるとしよう。. [続きを読む]
  • 西尾根の快
  • 3月5日  近江湖北 / 菅並から横山岳西尾根   快晴       横山岳は東西に悠々と翼を広げ、いくつもの尾根を張り出している。その中で、西尾根は途中伐採された箇所があり、残雪のこの時期は特に開放感がある。振り返れば辿ってきた尾根の向こうに若狭の山並みまで遠望できた。風に晒された雪面は硬く滑らかで、スノーシューの刃を刻む感触が小気味よい。. [続きを読む]
  • 残雪の大樹
  • 3月5日  近江湖北 / 菅並から横山岳西尾根   快晴       この冬の湖北は最近にない積雪だったが、融雪は思いのほか早い。取り付きの急斜面はすっかり地肌が覗いていた。この日の楽しみのひとつは、山腹のケヤキの巨樹との再会。葉を落としても威風堂々として、移ろう季節を悠然とやり過ごしているように見えた。  ◆ 関連記事 ◆ [続きを読む]
  • 貯水池の神戸、承前
  •  3月2日  六甲 / 烏原貯水池   曇後晴       市街地の北端、崖のような急斜面にも、住宅や寺社が張り付いている。その間を縫う坂道をよじ登るようにして越えると、一転、森の緑を映す貯水池が広がるのである。遊歩道が池の周囲を巡り、北に進むと六甲山の登山道に通じる。. [続きを読む]
  • 貯水池の神戸
  • 3月2日  六甲 / 烏原貯水池   曇       明治時代、急速に発展する神戸の街を支える水を確保するため、六甲山腹の各所に貯水池が作られた。布引貯水池と相前後して完成したのが、この貯水池である。当時のままの施設もあり、年を経て森に溶け込んでいる。.  [続きを読む]
  • ゴンドラに揺られて
  • 2月26日  奥美濃 / 高鷲スノーパーク  晴    思いもよらぬアクシデントにより、行程半ばで撤退を余儀なくされた。スキー場までゆるゆると戻り、ひとり下りのゴンドラの客となる。まだ事の顛末がうまく呑み込めず、なかば夢に揺られているような心地だった。 [続きを読む]
  • 順風満帆
  • 2月26日  奥美濃 / 高鷲スノーパークから前大日へ   晴    雪山講習や救助訓練をする団体もいくつかあった。穏やかな空とほくほくの雪の上で、皆、和気藹々としている。大日ケ岳の頂上まで、軽々とした足さばきで、快適な登高が続く。‥‥はずだった。 [続きを読む]
  • 国宝、密やかに
  • 2月23日  播磨 / 朝光寺 本堂   曇       以前訪ねた太山寺本堂と同様の、中世密教仏堂の様式を今に伝える建物である。(もっとも、下の写真に見える向拝は江戸時代の後付けで、もとの姿を損ねているそうである。)薄暗い堂内は、磨き抜かれた板敷に幾本もの支柱だけがすくと立ち、古木の香りがたちこめる。居るだけで心が鎮まっていくような、静謐な空間である。堂を支える木造の支柱群は、外から見ても質実として [続きを読む]
  • 山里の寺と滝
  •  2月23日  播磨 / 三草山から朝光寺へ   曇       東へ下山して南に回り込むと、いつの間にやら目指す寺の境内にいた。気味が悪いくらいにさりげなく、静かである。奥へ進むと、その静けさを破る華やかな瀬音が沸きのぼってきた。覗き込むと境内の下が崖になって、滝をかけているのである。国宝の本堂(写真下)を拝する前に、惹かれるままに石段を降りた。 . [続きを読む]
  • 源平の蠢き
  •  2月23日  播磨 / 三草山   曇       周囲の険しい山並みは防御を固めるのに適していそうだし(写真上)、一方で山頂(写真中)からは播磨、丹波一円を視界に収めることができる(写真下)。いかにも山城の条件を備えた山である。平氏の軍事的要衝であったこの山に、義経は夜襲をかける。その一方的な勝利によって、一年後の平家滅亡へと、歴史は大きく動きだすのである。. [続きを読む]
  • 砦の記憶
  • 2月19日  六甲 / 摩耶山 東山東尾根   晴  ヤブツバキ       砦跡らしき遺構があり、太平洋戦争中は砲台が置かれたこの山。流血の記憶を留めて‥‥と言うわけでもないだろうが、逆光の中に紅い花びらが妖しい。 [続きを読む]
  • 砲台尾根
  • 2月19日  六甲 / 摩耶山 東山東尾根   晴        摩耶山旧天上寺への参道から分かれるこの尾根には、人工的な削平地がたくさんある。戦国時代、この一帯に築かれた砦の遺構のようであるが、さらにこの尾根は、太平洋戦争時に砲台が置かれた場所でもある。そう言われれば確かに、ここから神戸の港を一望に収めることができる。 [続きを読む]
  • 鈴鹿の雪を愛しむ
  • 2月16日  鈴鹿 / 鈴北岳から鞍掛橋へ下る   快晴       若者を見送ってからさらに一時間ほど、雪原上の不動の点景と化して過ごした。さて、と重い腰を上げ、山頂に登り返す。まだ陽も高く、名残は尽きないが、意を決して下りにかかった。若者が往路で刻んだトレースを道連れに。..  [続きを読む]