ドギー本澤 さん プロフィール

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ドギー本澤さん: 香水ドラマストーリー
ハンドル名ドギー本澤 さん
ブログタイトル香水ドラマストーリー
ブログURLhttp://doggyhonzawa.blog.fc2.com/
サイト紹介文香水から連想するドラマをショートストーリーにしています。こだわりの香水レビューやランキングも紹介。
自由文香りは記憶を呼び起こす。
香りは、深層心理に働きかける。

香りがテーマになったショートストーリーを紹介しています。

また、こだわりの「俺レビュー」では、男性用・女性用を問わず、独自の視点でおすすめ香水を紹介中。たくさんある香水関連ページから参考になる「おすすめランキング」も紹介中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供51回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2013/07/06 16:21

ドギー本澤 さんのブログ記事

  • トム・フォード ノワール・デ・ノワール
  • いつも笑顔を絶やさない人には軽く警戒することにしている。そういう方は張り付けたような笑顔の下で、同じくらいの熱量の黒い闇を抱えていることがあるからだ。人の心には輝く光の面と暗く淀んだ闇の面が同時に存在する。どちらかに大きく傾いた姿しか周囲に見せていない方は、心のシーソーが常に傾いたままでどこかいびつだ。それを何とかしようと抑圧したりもがいたりして、逆に誰にも心を開けず孤独に苦しんでいることがよく [続きを読む]
  • ペンハリガン エレニシア
  • 春から初夏にかけて、女性におすすめの香りを挙げるとしたら、ペンハリガンのエレニシアは外せない。気温がまだ高くなく過ごしやすいこの時期は、女性にとってフローラル系が一番似合うシーズンだと思う。中でもこのエレニシアは、ガーデニアのふくよかな香りをメインにしながら、ジャスミンやローズ、チュベローズを上手く配して、華やかで魅惑的な白いブーケの香りを演出していて女性に人気だ。エレニシアのトップは、バイオレ [続きを読む]
  • 資生堂 オードパルファム2011 水の香「滝」
  • 天然のブナ林が陽に輝いている。その新緑から幾筋もの木漏れ日が滝壺に降り注いでいる。雪解けの水はごうごうと音を立て、水煙を上げながら流れ落ちている。春の滝は勢いがあって壮観だ。空中に飛散した水の飛沫が光の中で踊り、虹色のスペクトルを輝かせている。資生堂オードパルファム2011は非売品だ。店頭ではどこにも見当たらない。なぜならそれは資生堂の株主優待品として、2011年に株主へ贈られたオリジナル香水だからだ。 [続きを読む]
  • ルイ・ヴィトン マティエール・ノワール
  • 旅に出よう。ルイ・ヴィトンの7つの香りをカバンに詰めて。まだ見ぬ遠くの町へ。そこには見たこともない風景が広がっている。新しい風と光が満ちあふれている。長らく香水を出していなかった最後の大ブランド、ルイ・ヴィトン。70年ぶりのフレグランス「レ・パルファン・ルイ・ヴィトン」は、2016年9月、満を持して発売された。1946年のオード・ヴォヤージュ以来となる香りのテーマは「旅」。それは旅行用カバンを創り続けてき [続きを読む]
  • アクア・ディ・パルマ アランシア・ディ・カプリ
  • 気温が上がり、モノトーンだった街が鮮やかな色に変わってくると、春物のコートや服に合わせて、香りもまた少し軽やかなものを纏いたくなる。アクア・ディ・パルマのアランシア・ディ・カプリは、この時期から夏に向けて使ってみたいシトラス系の香りだ。アランシア・ディ・カプリ。「カプリ島のオレンジ」の意。カプリ島といえば、南イタリアに位置する小さな楽園として有名な島だ。イタリア人も憧れるというその島の特産物はレ [続きを読む]
  • フランシス・クルジャン アクア・ユニヴェルサリス
  • アクア・ユニヴェルサリス。ラテン語だ。英訳すれば、ユニヴァーサル・ウォーター。ユニヴァーサルは意味が広い。「普遍的な水」または「万能の水」、あるいは「世界共通の水」といったところか。もしかしたら「宇宙的な水」かも知れない(笑)。いずれにせよ、作者の自信が感じられる壮大なネーミングだ。この香りをプロデュースしたフランシス・クルジャンは、かつてクエストや高砂フランスで活躍していた調香師で、2009年に彼 [続きを読む]
  • アトリエコロン ウーロン・アンフィニ
  • 性別や年齢に関係なく使えそうな香り。そして、季節や時間を問わず一年中気軽に付けられ、オンオフどんなシーンにも合わせやすい魔法のようなフレグランス。そんな香りはないか?と聞かれたら、まずはアトリエ・コロンのウーロン・アンフィニをお薦めする。30mLボトルで¥9,720(税込)。ウーロン・アンフィニ。直訳すれば無限のウーロン茶。なぜ烏龍茶が無限なのかは定かではないが、アトリエ・コロンはキー素材となる香料名に [続きを読む]
  • アニック・グタール ラ・ヴィオレット
  • 悲しいことがあると、革の表紙を開いたりしない。紫の香りをそっと嗅ぐ。それは、しぼんだ風船のような心にそっと寄り添う、美しいシングルフローラル。アニック・グタールのラ・ヴィオレット。ラ・ヴィオレットは、2001年に、調香師イザベル・ドワイヤンとカミーユ・グタールによって作られた。1999年に世を去った母、アニックが好きだった菫。母と共に過ごしたフランスのアベロンの別荘「ラ・ヴィオレット」。その庭に咲いてい [続きを読む]
  • ディオール ディオール オム
  • 「ココアの香りのフレグランスがある。」人づてにそう聞いたのが、ディオールオム・オードトワレと出会うきっかけだった。曇天と乾いた空気、冷たい雨や雪が心に灰色の影を落とす冬。そんな季節は、なぜかチョコレートやココアの香りが恋しくなる。心と体を困憊させるようなハードな仕事が続くとき、吐息を漏らす代わりに、ひとかけらのチョコレートをパキッとかじる。不意に口の中に広がるやさしい甘さと香ばしいカカオの風味。 [続きを読む]
  • ゲラン ナエマ オーデパルファム
  • もしも誰かに「薔薇の香りでおすすめはありますか?」と尋ねられたら、全力で「ゲランのナエマのパルファム」と即答したい。気に入ろうが、気に入らなかろうが、関係ない。それを基準にしてほしいという願いのようなものだ。けれどもう、その至高のローズを入手できる確率はかなり低い。惜しまれながらも2016年にこの世を去ったからだ。だから実際は、「ナエマのオードパルファム(EDP)」と答えるだろう。それは香水には及ばな [続きを読む]
  • シャネル ジャージー
  • シトラスは苦手。フローラルは飽きた。オリエンタルはスパイシーでNG。ウッディは最初からない。そんな方は、ちょっと毛並みの変わったこのジャージーのような香りを一度試してみるといい。ジャージーは、クリーミーでほんのり甘い、けれどどこかシャープなアロマティックを感じさせる不思議な香りだ。それはまるで、柔らかく上質なファブリックの服をふわりとまとったときの匂いのような。シャネルの香りのエクスクルーシヴライ [続きを読む]
  • ペンハリガン オーパス1870
  • オーパス1870。それは、ペンハリガンの伝統と歴史を称えるオードトワレ。英国ロンドン、ジャーミンストリートの一軒の理髪店から始まり、後に「英国王室御用達の理髪師兼香水師」に認められ、2度のロイヤルワラントを受けたペンハリガン。オーパスとは、ラテン語で「偉業」。ならば、この作品は「1870年の偉業」といったところだろう。2005年発売。伝統と格式、細やかに決められた英国独自のマナーやしきたり。それらのもつ窮屈 [続きを読む]
  • ロシャス ビザ―ンス
  • ロシャスのビザ―ンスは、静かな秋冬の夜に似つかわしい、ややクラシカルなパウダリー・フローラルの香りだ。現在、廃盤となって久しいが、いまだ世界中で人気があり、再販を望む声が多いフレグランスの一つだ。ビザーンスという名は、かつて世界の中心と言われたビザンツ帝国に由来している。正確に言うと、ビザンツ帝国とは東ローマ帝国の別称だ。これは、この時代の文化的特徴を他の時代と区別するために、19世紀以後に人々が [続きを読む]
  • ディオール ヒプノティック・プワゾン
  • ヒプノティックプワゾンは、とても危険な香りだ。この香りを嗅いだ人は、その魅力にとり憑かれて偏愛するか、あるいは全力で嫌悪感を露わにするかのどちらかだという。まさに、毒にも薬にもなりうる妙薬。心のどこかでワーニングベルが鳴り響く。Fight or Flight? 足を踏み入れるのか、逃げるのか?ヒプノティックプワゾンは、理性の奥に潜む本能に、常にそう問いかける。ヒプノティックプワゾンは、80年代にディオールを復活させ [続きを読む]
  • ブルガリ ゴルデア
  • ブルガリ久々の新シリーズ、ゴルデア。その最初の作品であるゴルデア・オードパルファムは、「コクのある甘さ」「清潔なムスク」「ヴァニラのようなクリーミーさ」を合体したようなフェミニンな香りだ。ゴルデアとは、Gold (黄金の)+Dea(ラテン語で「女神」)から作られた造語で、太陽と女性の永遠の美を表現している。ブランドのイメージトレーラーには、クレオパトラを思わせるモデル、イザベリ・フォンタナが、ピラミッ [続きを読む]
  • ゲラン アプレロンデ
  • ゲランのアプレロンデは、パウダリーな雰囲気をまとった紫色の美しい香りだ。1906年に天才調香師ジャック・ゲランが作ったこの静かな香りは、110年以上の時を経てなお、いまだにファンを増やしている。これまで数えきれないほどの香りがこの世界に生まれ、そして静かに消えていった。ではなぜアプレロンデは残り、今なお愛され続けているのだろうか?その一番の理由は、人がこのオードトワレに、透明水彩画のような情景と美しい色 [続きを読む]
  • アラミス タスカニー・ペル・ウォモ
  • フレグランスは、女性の美しいファッションに仕上げのひと色を添える。男性の過酷な生きざまに、ひとさじの自信を与える。全ての人に、鮮明な記憶と夢のような情景を思い描かせる。そしてフレグランスは、人生を旅する者の友となる。それを教えてくださったのは、ある方の香水のクチコミだ。【旅する野心家】わたくしがもし、願わくば自身のみ 時間を戻せて旅するならば 東京 恵比寿を歩きたいです。温故知新な街、恵比寿を散策 [続きを読む]
  • トム・フォード ウードウッド
  • ウードウッドは、ずるい香りだ。トップから薬漬けのセロリみたいな香りがするのに、2007年の登場以来、世界中で売れ続けている。かなりマスキュリンでウッディな香りなのに、男女問わずセレブがこぞって買っている。さらに、50mlボトルが28080円(税込)もするのに、セレブじゃない方々も買っていく。一体なぜこの香りはこんなに売れているのか?ウードウッドは、トム・フォードが2007年にリリースした「香りの実験室」ともい [続きを読む]
  • ディプティック オーデサンス
  • ディプティックの香りはいつもどこか哲学的だ。そう思う。2016年に発売されたこのオーデサンスの紹介文を見た時にもそれを強く感じた。「オーデサンス。これまでにない新しい香りに対するアプロ―チ」この文章は秀逸だ。とても人の心を惹きつける。ただこれは、「これまでにない新しい香り」ではなく、「これまでにない新しいアプロ―チ」という意味なので、やや誤解しやすい表現だ。では、これまでにはない新しいアプローチと [続きを読む]
  • ゲラン シャリマー・スフル・ドゥ・パルファン
  • その広大な庭園は、パキスタンの北東部、インドとの国境にあるラホール市に今も豊かな水をたたえている。四方を赤い煉瓦壁に囲まれた長方形の巨大な庭園は、1641年にムガル帝国皇帝シャー・ジャハーンによって建設が開始され、翌年完成した。その名はシャーラマール庭園。1925年に発売され、オリエンタルの名香として人々を魅了し続けるゲランのシャリマー命名の由来となった地としてつとに有名だ。シャリマーは、その誕生以来、 [続きを読む]
  • ティエリー・ミュグレー エンジェル オードトワレ
  • エンジェル・オードトワレ(EDT)。この香りに出会うことを長年待ち望んでいた方も多かったことだろう。2011年に発売されたこのEDTは、92年に発表されたエンジェル・オードパルファム(EDP)から19年を経て作られた新作だ。そして、単に賦香率(濃度)を変えただけでなく、香りじたいがかなりオリジナルと異なっている。調香師も、新進気鋭のアマンディヌ・マリーに変わっている。ちなみに、この「エンジェル・オードトワレ」と [続きを読む]
  • シャネル チャンス・オー・タンドゥル
  • 心惹かれる人はいない。出会うきっかけも、時間も、気持ちの余裕もない。ちょっといいと思う人はいる。でも自分からは何もできない。待っているわけではないけど、仕事上の都合や今までの関係性がこわれたら困るから、愛想笑いや冗談しか言えない。心惹かれる物はある。でも自分には縁のない物のようにも思う。使えるお金もそんなにない。大体自分に似合わない。ただただ、仕事や家事、育児などのToDoリストをこなすことに神経 [続きを読む]
  • ロシャス トカードゥ
  • Tocade(トカードゥ)。どこを見ても「ひとめぼれ」といった意味で紹介されているが、フランス語のもともとの意味は「気まぐれ」かと。似た発音でToquado(トカードゥ)があり、こちらは「夢中・執心・心酔」といった、何かにのめりこんでいる様子を表す言葉だ。「ひとめぼれ」というニュアンスの出自は確認できないので、すでにネーミングからして謎が多いフレグランスだ。(←ネットは無責任なコピペ多いしな)ロシャスのトカード [続きを読む]
  • アニック・グタール ソンジュ
  • アニック・グタールのソンジュは、前半が濃厚な南国ホワイトフローラル、後半は香ばしいウッディ・ヴァニラという、2つの香調変化が印象的なフレグランスだ。この香りは、恋人とともにインド洋モーリシャス島を訪れていたカミーユ・グタールが、美しい夕闇の庭園の風景や、そこに咲き乱れていたエキゾティックな花々の香りに心を動かされ、その一瞬に思いをはせて作った香り。そんな彼女の創作イメージをもとに、イザベル・ドワ [続きを読む]