名古屋市の弁護士 森田清則 さん プロフィール

  •  
名古屋市の弁護士 森田清則さん: 名古屋市の弁護士 森田清則
ハンドル名名古屋市の弁護士 森田清則 さん
ブログタイトル名古屋市の弁護士 森田清則
ブログURLhttp://morita.kokoro.la/
サイト紹介文名古屋市在住の弁護士,森田清則のブログです。法律に関する専門的内容から趣味に至るまで。ぼちぼち更新中
自由文法律のこと,日々想うこと,趣味の野球のことなどを書いています。
これから弁護士を目指す方や,東海3県(愛知県、三重県、岐阜県)及びその近郊でお困りの方に,少しでもお役に立てれば幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供125回 / 365日(平均2.4回/週) - 参加 2013/07/11 12:30

名古屋市の弁護士 森田清則 さんのブログ記事

  • 無期懲役刑の考え方
  •  無期懲役には2つの考え方が成り立ちます。  一つ目は死刑判決は重過ぎると考えられる場合に言い渡されるものであり、二つめは懲役30年(有期懲役の上限)では軽いと考えられる場合に言い渡されるものです。  実際に仮釈放の運用によっては、無期懲役の性質もかなりイメージが異なってきます。  刑法28条は、「懲役又は禁錮に処せられた者に改悛の状があるときは、有期刑についてはその刑期の三分の一を、無期刑につ [続きを読む]
  • 所有権留保行使の限界〜留保所有権者の視点から
  •  自己破産手続きや個人再生手続きを行う場合には、どのような財産を残せるのかについての検討が欠かせません。  最近では、(軽)自動車の所有権留保について、その対抗要件の具備を中心に議論されていますが、対抗要件の具備が問題がないにもかかわらず、財産の特質に応じて残せる場合があるかといのがここでの問題意識です。  端的にいうと、諸事情により留保所有権者が引き上げを行わない場合であり(オーダーメードの商 [続きを読む]
  • 労働審判に対する異議申立てについての整理
  •  労働審判に対する異議申立ては,審判書が送達された日,または,口頭で審判が告知された日から2週間以内に書面で行うことが求められます。  なお,副本の提出は不要ですがFAXではできないことになっています。  適法な異議申立により労働審判はその効力を失い,訴えの提起があったものとみなされることになり,異議申立の取下げはできないことになります。  異議申立てによる訴訟は,労働審判が行われた裁判所に係属す [続きを読む]
  • 裁判員裁判で弁護人が証人に扮して尋問を再現する異例の試み
  •  裁判員裁判による判決が差戻しとなった場合,差戻し前の一審で行われた証人尋問の様子を録画したDVDの再生により審理することが通常です。  NHKNEWSWEBでの報道によると,覚せい剤の密輸について一審での有罪判決が控訴審で差し戻された裁判員裁判(2月17日言い渡しのようです。)で,通訳の時間を省くという理由で,弁護人が証人に扮して日本語だけの証人尋問が再現されたとのことです。  裁判員の負担軽減,時間短縮 [続きを読む]
  • 変更の合理性が否定された就業規則が効力を持つ場合
  •  変更の合理性が否定された就業規則であっても、当該変更について同意をした労働者との関係では、効力を有することになります(労働契約法8条・9条)。  また、変更の合理性が否定されたとしても、変更後の就業規則が規定する労働条件自体に合理性が認められる場合には、当該就業規則変更後に採用された労働者との関係では有効ということが、労働契約法7条本文から導かれます。  以上のことが,菅野和夫『労働法<11版 [続きを読む]
  • 昨日買った本
  • ・伊藤雅浩弁護士ほか著「ITビジネスの契約実務」(商事法務) ・廣田尚久弁護士著「若手法律家のための和解のコツ」(学陽書房) ・高世三郎著「弁護士の紛争解決力 元裁判官による実践的ケースに学ぶ」(有斐閣) ・林道晴・太田秀哉編「ライブ争点整理」(有斐閣) ・村瀬拓男弁護士著「電子書籍・出版の契約実務と著作権」<第2版>(民事法研究会) ・中森亘弁護士・野村剛司弁護士編著「破産管財PRACTICE」(民事法 [続きを読む]
  • パートタイム労働者に対する正社員への転換措置
  •  いわゆるパートタイム労働契約者の雇用契約書で留意すべき点としては、①昇給の有無、②退職手当の有無、③賞与の有無、④相談窓口について記載しているかが挙げられ、実際、これらの事項は、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律(一般にパートタイム労働法と呼ばれます)6条1項で、雇入時の明示しなければならないことが定められており、さらに同法6条2項は努力義務についても定めています。  さらに、同法13 [続きを読む]
  • 山口厚最高裁判事の趣味
  •  刑法学者として著名な山口厚先生が最高裁ホームページで紹介されています。  印象に残った本として司馬遼太郎の「坂の上の雲」を始めとする司馬遼太郎作の歴史小説、趣味的なものとしてウオーキングを挙げられ、「時間があれば一日20キロくらい歩きますが,時間があまりとれないのが悩みです。週末に合計で20キロくらい歩くことを目標にしたいと思っています。」との記載があります。 [続きを読む]
  • 「フランク三浦」の登録商標に対する無効審決が取り消された事例
  •  判例時報2315号100頁に掲載されている知財高裁平成28年4月12日判決です。   原告フランク三浦側の主張の骨子は、原告商品がパロディウォッチに徹しており、原告商標が需要者が出所を混同して購入することがないように使用されており、原告商品と被告フランク・ミュラー商品とは明らかに別のものとして需要者に広く認識されているというものです。  知財高裁は、結論として、商標法4条1項10号、11号、1 [続きを読む]
  • 就業規則変更による労働条件変更が有効となる要件
  •  労働契約法は,就業規則の不利益変更の有効要件に関する一連の最高裁判例を明文化したものと一般に解されています。  労働契約法9条は,「使用者は労働者と合意することなく,就業規則を変更することにより,労働者の不利益に労働契約の内容である労働条件を変更することはできない」として労働契約の合意原則を規定しつつ,「就業規則の変更が・・・合理的なものであるときは」(労働契約法10条),「この限りではない。 [続きを読む]
  • 労働契約締結時の労働契約に対する就業規則が有効となる要件
  •  労働契約の締結時、すなわち、採用された労働者の労働契約に就業規則が効力を有するための第1の要件として、労働契約法7条が規定するとおり、使用者が当該就業規則を「労働者に周知させていた」ことが必要です。  「周知」とは、事業場の労働者集団に対し内容を知り得る状態にしておくという意味であり、個別的に認識させることまでを意味するものではないと解されています。  採用時または採用直後において当該就業規則 [続きを読む]
  • NHKスペシャル「調査報告STAP細胞不正の真相」についてのBPO決定
  •  NHKが2014年7月27日に放送した,小保方晴子氏らによるSTAP細胞に関する論文を検証した特集「調査報告 STAP細胞 不正の深層」について,小保方氏が,「ES細胞を『盗み』、それを混入させた細胞を用いて実験を行っていたと断定的なイメージの下で作られたもので極めて大きな人権侵害があった」などと訴え委員会に申立書を提出していた事案についてBPOの決定が出ています(BPOホームページ)。  結論として、「勧告」 [続きを読む]
  • 死体遺棄罪についての井田良先生と橋爪隆先生の論文
  •  椎橋隆幸先生の古稀記念の論文集「新時代の刑事法学」(下巻)に死体遺棄罪についての論文が2本掲載されています。  一つ目は,井田良先生の「殺人罪と死体遺棄罪の区別をめぐって」であり,二つ目が,橋爪隆先生の「不作為の死体遺棄罪をめぐる問題」です(各種試験に出るかもしれません。)。  その他にも興味深いテーマの論文が掲載されており,佐伯仁志先生の「「保険と刑法」に関する覚書」では,保険制度が犯罪を誘 [続きを読む]
  • 社会保険労務士のための要件事実入門
  •  河野順一先生の「社会保険労務士のための要件事実入門」が日本評論社から出るようです。  河野順一先生は,分厚い本を出されるイメージがありますがこの本はどうでしょうか。  目次の第2部,第3部は,弁護士からすると,どこかで見たというか見慣れた項目が並んでいます。  既に出ている要件事実の入門書としては,岡口基一裁判官の,「要件事実入門初級者編」「要件事実入門」があり,労働分野を扱ったものとして同裁 [続きを読む]
  • 就業規則による労働条件不利益変更に対する個別合意の位置づけ
  •  就業規則の変更により労働条件を不利益に変更する場合,当該変更について労働者の個別の合意を得た場合,当該労働者との関係で労働条件の不利益変更の可否をどのように考えるかについて,労働契約法の解釈に関連して議論があります。  労働契約法9条の反対解釈及び同法8条を根拠に,専ら当該合意をもって労働条件変更の合理性を問題にすることなく就業規則による労働条件変更が適法に認められるとする見解と,個別合意があ [続きを読む]