美雨 さん プロフィール

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美雨さん: 黒猫図書館
ハンドル名美雨 さん
ブログタイトル黒猫図書館
ブログURLhttp://nekoking19.blog.fc2.com/
サイト紹介文「神様は賽を振らない」連載中。オムニバス、恋愛、ファンタジー、色々置いてます。短編も長編もあり。
自由文小説「神様は賽を振らない」連載中。
オムニバス、恋愛、ファンタジー、根暗な話から、コメディチックなものまで色々。短編も長編もあります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供12回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2013/08/02 20:35

美雨 さんのブログ記事

  • Der Tod und das Madchen
  • 知ってほしいのか知ってほしくないのか少しでもよく思われたくて作り上げた自分はそれでもご要望のものとは違うのだろう愛してほしいのか逃げ出したいのか植え付けられた罪悪感必要とされたい生きる糧が心を蝕むのは何でなんだろう幸せの願うのか傷つけたいのかずっと好きにはなれない自分の中の一部にぎり潰しても復活し続けるんだろう諦めたいのか諦めたくないのかこれからも続けるのか線引きは自分にしかできないことなんだろう [続きを読む]
  • monochrome
  • 目隠しの世界その手に触れたいと思いながら差し出された手を取れずにその口から名を呼んで欲しくてそらした視線と向けた背君の目にはどんなふうに映っていただろうこんな僕は好きだよ真っ黒な中に浮かび上がる君は幸せそのもので眩しくて温かいのに独りよがりな感情は僕を追い越していく手探りの世界この感覚だけが頼りだというのに日々両手は塞がっていくその笑顔に陰りが見えるのは騒がしい心の裡では気付けない君を襲うずしりと [続きを読む]
  • Hello World
  • 何もかも捨てたいのに何もかもで出来ている自分この世界が見捨てたのは自分の方ではなかったようだこのままこの声が君に届かないまま今のまま何も変われない今日を装う重なり合う哀しみの途中手繰り寄せるように君が僕を呼ぶから今のまま何も変わらない今日が綻ぶ言葉にできなかった全部が張り裂けてあふれだす時には何もかもが変わってしまった後で何もかもが後戻りを許しはしない作ったものを壊すのは作り出すよりずっと容易い何 [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第6章 4
  • >>04 ……俺でもわかる。  どんな事件現場も、あの時とは比べ物にならなかった。  脳が自己修正する程の惨状は、多くの人間の正気を奪い去った。多くの人間の心に消えない傷を残した。その傷は、忘れさせまいとたまに疼くのだ。  血の匂いがする。あの時と同じ匂いだ。  槙田は眩暈がした。ぐにゃりと風景が歪む。 「大丈夫か?」  気付くと千野が槙田を支えていた。 「あぁ、……すまない」  槙田は口を押さえながらそう返 [続きを読む]
  • 四季
  • 真っ白な冬を溶かして真っ赤な春がやってくる上手に隠したつもりでも果たせない約束とともに真っ赤な春がやってくる年月を重ねるたびに赤黒くなるその色は真っ青な夏を嫌う真っ青な夏を憧らし色を失った秋がやってくる拾い上げた命が震えあの日を特別にした人が色を失った秋を連れてくる記録できないあの人が記憶から消えていく秋むき出しになる本能色を失った秋をかどわかし真っ白な冬をつくりだすその命を今日も喰らい自分の番を [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第6章 3
  • >>03 基本的に、水無瀬が気を配って後方支援をしていたのは野々宮 一だった。桐島 直と比べてしまうと、どうしても能力的に衰えを感じる。比較的年齢の高い彼は、年々能力が低下している。経験が彼を支えてはいるが、戦闘員として職務を実行するのは、そろそろ限界だという能力検定の結果も報告を受けている。最終的に戦闘員からの引退決定を下すのは、監視役の2人だ。野々宮の存在は、槙田班にとって安定材料でもある。誰より [続きを読む]
  • 詩集「π」
  • この存在の軽さ明けない夜のような遺書 憎しみが消えない正当化したい言い訳 諦めきれない理想論 背中に張り付いている正論 絶望を引き連れて希望が笑う自分が自分として生きている未来 進む勇気もなければ引き返す道もない立ち止まることを許されず グルグルと円を描く垂れ下がる蜘蛛の糸 群がる人々を見上げながら足早に息を切らしながら グルグルと円を描く グルグルと円を描く自分が自分として選び取った過去 振り返るたびに息 [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第6章 2
  • >>02「そろそろいっかな」  桐島が腕時計を見ながらそう口にしながら立ち上がった。  地下道を移動中。運転は槙田班とは無関係な警備部の警官がしていた。彼が座っていたのは一番前の席だ。隣には誰も座らなかった。斜め後ろには槙田。その後ろには千野。アレクセイ、野々宮兄妹と続く。水無瀬は運転席の隣へ座っていた。作戦開始時刻の調整を、現地の隊と無線連絡をとっている。槙田は作戦の最終確認をしていた。ちらりと桐島の [続きを読む]
  • クローゼットの中で眠っているのはきのうの私
  • いつからだろう私が私のままでいることを不安に思うようになったのはこのままの私が見る世界が思うことが考えることが導いた答えが投げかけた言葉繰り返される選択失敗したくないのにもう、失敗したくないのにあの時みたいな失望感を2度と味わいたくはないのに不意にすべてが間違いのように思える途方もない勘違いに気付いて服を脱ぎ捨てる様に今の自分を捨てて着替えるのだ伸ばした手が掴んだ服に緊張しながら腕を通す似合ってい [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第6章 1
  • >>01 たいした時間がたったわけでもないのに、久しぶりに自分のデスクに座りながら、今までと同じような風景に槙田は少し懐かしささえおぼえる。翌日には公安からの拘束が解かれ、新たな任務として9ゲート東への応戦をするように命じられ、秋月のオフィスから元の自分のデスクへと戻ってきていた。秋月とは1度連絡を取ったが、寺尾センター長に関する話はしていない。綾瀬とは連絡さえ取れていない状況だった。秋月に確認してみ [続きを読む]
  • ご馳走
  • カナシミにナイフを入れてフォークで突き刺したら塩味の効いたそれを口に運ぶ苦くて吐き出しそうになるそれをモグモグとかみ砕きながら少しでも小さくして飲み込んでいく喉元で悪あがきするそれをグラスに入ったカクゴで押し流すそれでも僕は泣くんだろう君のことをおもって僕の為に泣くんだ終わりのない欲望正しくなんかない汚すのは僕だろう正しくなんかない胸に浸み込むような甘い言葉で汚すのは僕だイトシサにナイフを入れてフ [続きを読む]
  • 春の唄
  • 暖かい風が舞上げる花びら掴めそうで掴めない君と引き換えにたくさんのものを失ったとしてそれでもいいと思ったそんな僕を君は欲しがったりしないけどそれでいいと思える事の凄さを今更とてつもなく実感してバカみたいに驚いているんだよ僕と引き換えに君が何を失うなんて考えてもみなかったそんな僕を君は許そうとしていたのかなそれがどんなに深い愛情なのか今更とてつもなく実感してバカみたいに涙が止まらないよ春を引き寄せる [続きを読む]
  • 不知火
  • 残酷な結末に半殺しな闇夜か細い呼吸を繰り返す呪文を呟く君の笑った顔が見たい君の色君の香り君に会いたいな静かすぎる朝味のしない食事小さな世界を照らすように駆けずり回るよ今日も生きることは食べること生きることは働くこと君がそう言ったから期待はずれな今日も小さな世界を照らすようにたまに塩味な食事静かすぎる夜過酷な現実に生殺しな暗夜敗北と挫折のループ生きることは寿命を削ること生きることは死んでゆくこと魔法 [続きを読む]
  • 更新情報
  • HP更新情報novel : 「神様は賽を振らない」 第5章 upコチラ↓(黒猫図書館HP)より、ご覧いただけます。 5章の手直し完了しました。のろのろ更新、すみません(汗にほんブログ村Web小説 ブログランキングへ [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第5章 5
  • >>05 デスク。イス1脚。ベッド。目に入ったものはそれぐらいしかない。ホテルよりも生活感のない部屋だと綾瀬は思った。確実に1人暮らしな1Kの部屋には、使用感のまるでない狭いキッチンに、備え付けの小さな冷蔵庫。デスクの上にはノートパソコンが乗っているだけだ。自分の部屋も物が少ない方だと思っていたが、比べ物にならない。  ただ、必要以上に鍵の数は多い。4つの鍵は山根の手によってすべて施錠されていた。 「し [続きを読む]
  • frictional heat
  • それぞれの痛みそれぞれの世界それぞれの変化それぞれの過去それぞれの未来枯れない涙がこぼれるたびに信じたかった何かが壊れて逝くよそれぞれの不安それぞれの迷いそれぞれの是非それぞれの怒りそれぞれの牢獄被害者面して泣くたびに知らずに加害者だった自分に正しかった筈の何かが心を潰して逝くよそれぞれの正義それぞれの悪夢それぞれの歪みそれぞれの行先それぞれの叫び摩擦を噛みしめるたびに優しい何かに血が滲んで逝くよ [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第5章 4
  • >>04「久しぶり!」  そうにこやかに言い放ったのは、行方不明な筈の寺尾センター長だった。  槙田は唖然として言葉が出てこなかった。何故この人がココに居るのか。表情を押し殺したが、探し回っていたこっちとしては、彼の笑顔に口元が引きつりかけた。  特に拘束されているわけではないらしい。彼は痩せているわけでもなく、薄汚れているわけでもなく、いつものようなラフな服装で、いつもと変わらない風貌のままそこに居た [続きを読む]
  • π
  • この存在の軽さ明けない夜のような遺書憎しみが消えない正当化したい言い訳諦めきれない理想論背中に張り付いている正論絶望を引き連れて希望が笑う自分が自分として生きている未来進む勇気もなければ引き返す道もない立ち止まることを許されずグルグルと円を描く垂れ下がる蜘蛛の糸群がる人々を見上げながら足早に息を切らしながらグルグルと円を描くグルグルと円を描く自分が自分として選び取った過去振り返るたびに息苦しくなる [続きを読む]
  • 終わりと始まりの一部始終
  • 太陽が沈む悲鳴のような音を立てながら熱い水蒸気で地球を覆いながら海の中へと溺れている水面を埋め尽くすように魚がぷかぷかと浮かぶそのうち海でさえなくなるのだろう屍と干上がった大地が残るだけ太陽が沈む受け入れた海は耐え叫ぶように音を立てながら熱い熱を撫でまわし黒くなり分かち合うように黙するぎゅっと抱きしめてぎゅっとしがみついて水面は波打つのをやめた喜怒哀楽がぷかぷかと浮かぶもう跡形もなく何もなくなって [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第5章 3
  • >>03未だに寺尾センター長は行方知らずのまま、3ヵ月が経過した。何の手がかりもないまま、周囲にはあきらめの雰囲気が出始めている。それでも槙田はあの寺尾が死んでいるとは思えなかった。同様に、秋月も捜索の手を緩めることなく捜査を継続している。  まるで手がかりもなく、死体も見つかっていない。あまりにきれいに消えていた。それは逆に不自然ではないかと槙田は考えていた。ただ、故意に隠れているような寺尾が危険な [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第5章 2
  • >>02 伝えたいことがたくさんある。  どんなに忙しくても、時間を作っては私の話を聞いてくれた。あなたはとても一生懸命で、私の理想の女性。  伝えたいことがたくさんある。  聞いてもらいたいこと。相談したいことも。  ねぇ、お母さん……。  私は間違ったことをしているんだろうか。  ゆっくりと歩きながら、綾瀬 円佳(アヤセ マドカ)は思った。白衣のポケットへ両手を入れるのは、彼女が考えをごとをしている時の [続きを読む]
  • 3行
  • おしらせ。ひとつ前の記事に3行だけ付け加えてupしなおしてます。すみません(汗) [続きを読む]
  • 神様は賽を振らない 第5章 1
  • >>01 警視庁の高官が相次いで殺された事件。4人目は警部補が殺害された。殺された高官の1人の息子である内田 秋生が、刑務所の中から刑務官である被疑者、宮浦 歩を操り4人を殺害させた。被疑者は4人目の警察官の兄だった。自分がISである為、普通である弟をずっと羨み、恨んでいた。人と違う事を気にして生きてきた彼は支配しコントロールしやすい相手と言える。  内田 秋生は、自分の存在をひた隠しにし自分を閉じ込 [続きを読む]
  • 更新情報
  • HP更新情報novel : 「神様は賽を振らない」 第4章 upコチラ↓(黒猫図書館HP)より、ご覧いただけます。 3章upが6月……、だいぶ間が空いてしまいました。なんとか4章の手直し完了しました。そろそろ第5章へ突入いたします。にほんブログ村Web小説 ブログランキングへ [続きを読む]
  • leap
  • それはあまりにも美しくそれは何よりもひたすらに美しく容赦のない残酷さと焼けるような優しさで全てを奪い去るようにして僕の心臓にかぶりついた何もかも失ったはずなのに全てが満たされてゆく夜を撫でるように揺さぶって滲んだおもいがクリアになる全てを描き孵るようにして僕の思考の上に立った何もかも言葉に成れないまま全てを露わにされてゆくそれはあまりにも美しくそれはなによりもひたすらに美しく狂おしいほどの正しさと [続きを読む]