対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニック さん プロフィール

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対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニックさん: 如実知自心
ハンドル名対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニック さん
ブログタイトル如実知自心
ブログURLhttp://d.hatena.ne.jp/ipt-therapist/
サイト紹介文摂食障害、慢性うつ病の対人関係療法、愛着関連の改善のマインドフルネス対人関係療法。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供57回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2013/08/07 05:54

対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニック さんのブログ記事

  • [愛着障害]愛着の傷つきからの回復に必要なこと
  • 愛着の安定性は自己認識と対人関係性の相互作用により形成されるため、虐待やネグレクトなど愛着トラウマの既往があったとしても、自分の愛着関係について情緒豊かで首尾一貫した説明を行う能力を身につけることで、獲得安定型に変化することができます。愛着の安定性は、例えば、父親との関係性では安定型だけど母親との関係性ではアンビバレント型というように関係の対象によって異なりますし、同じ関係性でも時間の経過によって [続きを読む]
  • [心理療法]自分自身との関係を改善する心の姿勢とは?
  • 心の中でわき起こり、そして消えていく、さざ波にすぎない思考や感情を現実と思いこみ、それらを消し去ろうと闘いを挑むことで、私たちには苦悩が生まれます。 苦しみの原因は1つしかない。それは現実と理想を比較することである。現実が望みや欲望と合致した場合、私たちは満足する。しかし、そうでない場合、私たちは苦しむことになる。当然のことながら、現実が私たちの理想と100%合致する確率はないに等しい。苦しみが遍在 [続きを読む]
  • [愛着障害][摂食障害]完璧主義と自尊心の束縛から抜け出す
  • 『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』に、自尊心と摂食障害の関係、自尊心と治療の効果の関係について書いてあります。 一方、「自尊心」はかなり低くなっています。「自尊心」の低い人は、第8章でご紹介する認知行動療法から脱落しやすいと言われていますが、「自尊心」の高い人はそれだけ病気も軽症で治療にも乗りやすいということでしょう。「自尊心」が低い人は、病気そのものが難しい状態にあるだけでなく、治療もなかな [続きを読む]
  • [愛着障害][対人関係療法]孤独感と居場所のなさ
  • 『孤独感の根底にあるもの』で、「物事が上手くいく「はずだ」という思い込み」が孤独感を生み出す奥底にあることを見てきました。 他者を前にしているか否かにかかわらず、孤独感は自分がそこに所属していないという感覚から生まれる。(中略)私たちの心の空洞は、現実的にそう感じる必要がない場合でも孤独を感じることがある。ネフ『セルフ・コンパッション』金剛出版 孤独を感じること、つまり、他者との結びつきが感じられ [続きを読む]
  • [対人関係療法]孤独感の根底にあるもの
  • 私たちは自分の思い通りにならないことに対して「憤り(イライラ)」で対処しようとしてしまいますよね。 自分自身や人生の好ましくない側面に注目したとき、私たちはしばしば恐怖や怒りを感じる。欲しいものは手に入らず、なりたい自分になれないなど、私たちは人生のコントロールできない側面に対して無力さと欲求不満を感じる。(中略)たとえば、景気の悪化によって職を失うなど、自分の責任ではないことによってつらい体験を [続きを読む]
  • [対人関係療法]対人関係療法とセルフ・コンパッション
  • 『自分と向き合うこととセルフ・コンパッション』で、『セルフ・コンパッション』で紹介されている3ステップ・ワークは批判的な思考を無くそうとするのではなく、「慈しむ」という動機をもって行う必要があることを解説しました。「慈しみ(loving & kindness)」は「関係性」の中にしか生まれず、「関係性」は全体性、あるいは相互依存性でもあるからです。その観点からみると自分自身との関係も、対人関係(二者関係)も同じで [続きを読む]
  • [摂食障害]「当事者・ご家族向けの講演と質疑応答の会」のご案内
  • 三田こころの健康クリニック新宿では、摂食障害ホープジャパン代表の安田真佐枝さんをお招きし、平成29年7月30日(日)に摂食障害の『当事者・家族向けの一般講演と質疑応答の会「〜摂食障害の疑問に答える〜」』を開催します。 【講演会と質疑応答】○摂食障害から回復への10の段階〜まず気持ちを理解しよう〜○参加者からの質問  摂食障害は育て方/育てられ方の問題?  ただ痩せたいだけ?ダイエットすると摂食障害になる [続きを読む]
  • [対人関係療法]愛着の自動操縦状態から抜け出す
  • 両親や祖父母、兄弟姉妹、あるいは教師などから与えられる批判や評価は、私たちの中に内面化された記憶として残ります。とくに両親からの批判は、子どもの恐怖と不信を生み出し、完璧でなければ親から拒絶されるという不安な未来を思い描くだけでなく、他者は自分を批判するものだという信念を作りあげます。思春期から青年期に感じられるこのような状態は、不安や恐怖、抑うつや身体化などの生きづらさや対人関係の問題などを生み [続きを読む]
  • [心理療法]甘やかすことと厳しくすること
  • ゴールデンウィークも終わり、日常のリズムに戻っても何となく気分が乗らないと感じたりしていませんか?気分が沈む、ゆううつだ、やる気が起きないなどの抑うつ感は行動不活発を引き起こし、ますます抑うつ感が強まるという悪循環をつくり出します。『生活習慣病としてのうつ病』では「生活不活発病」と表現されています。三田こころの健康クリニック新宿で、何人かの患者さんに話しているように気分が沈んでも、ゆううつでも、や [続きを読む]
  • [心理療法]自分で取り組む愛着の修復
  • 摂食障害からの回復だけでなく、不安やうつ状態からの回復にも「セルフ・コンパッション(自慈心)」の重要性がいわれるようになりました。「セルフ・エスティーム(自尊心)」が評価の蓄積によって形成されるのに対し、「セルフ・コンパッション(自慈心)」は、自他の評価に関わりなく自分自身と向き合う「心の姿勢」を意味するとされています。「自尊心」や「自己肯定感」の陥穽については『自尊心という名の落とし穴』で説明し [続きを読む]
  • [対人関係療法]ネガティブ・マインドとの対人関係
  • 抑うつや不安などのネガティブ・マインドは、もともと私たちの心の中に存在するものです。私たちの精神(マインド)は、ネガティブ・マインドを現実とみなすので、ネガティブ・マインドという敵と闘い、支配しようとし、「全か無か」の二分法的思考にはまり込んでしまいます。このような闘い(葛藤)によって、ネガティブ・マインドは自分ではないものとして分離(スプリッティング)され、弱まるどころか力を持つようになります。 [続きを読む]
  • [愛着障害][摂食障害]摂食障害と愛着のデーモンと向き合う
  • 『摂食障害の謎を解き明かす素敵な物語』の第6章「象徴〜飢えをメタファーとしてとらえる」に日本の昔話が紹介されています。『素敵な物語』をお持ちの方は読んでいただくとしてこの話は「お団子(だんご)コロコロ」という題でネットで読むこともできます。『素敵な物語』は、深く自分の心の中を探ってみることを勧めます。 このお婆さんは食べものを追いかけることで、地下に隠れているかのように暮らす、貪欲でとてつもない食 [続きを読む]
  • [対人関係療法]自己内対話と対人関係
  • 『不安性の苦痛と向き合う』で書いた「不安な思考」との向き合い方ができるようになってくると次のステップでは「健康な部分」と「病気の部分」の対話に取り組みます。取り組みは具体的には『摂食障害の部分と健康な部分の対話1』と『摂食障害の部分と健康な部分の対話2』に書いたので参照していただくとして「自己内対話」を勧めるのは、「自己志向」を高めるプロセスで必要な「どんな自分も認めることができる(自己受容)」に [続きを読む]
  • [うつ病・気分障害]不安性の苦痛と向き合う
  • 三田こころの健康クリニック新宿でも対人関係療法による治療を行い「気分変調症」が良くなったあとに「不安障害」が出てくることを以前から不思議に感じていました。『対人関係療法でなおす 気分変調性障害』にも『慢性うつ病の精神療法』にも不安についての記載が無いだけでなく、「気分変調症」の治療はしているけど改善経験のある医師もいらっしゃらないため、この数年、答えが得られずに悶々としていました。『不安のメカニズ [続きを読む]
  • [摂食障害]過食症の不安とアレキシサイミアの治療
  • 失感情症と訳されることの多いアレキシサイミアには 自分の感情(情動)への気づきの欠如 感情の言語化の障害 内省の乏しさ などの特徴があるといわれています。加えて上記の特徴を持つアレキシサイミアでは ネガティブな緊急性に対する衝動性(感情不耐による不適応的行動) 他者への共感能力の欠如 があることも近年の脳科学の研究で知られるようになってきました。自分および他者の心を知るためには自分とは一歩離れ [続きを読む]