空色すきっぷ さん プロフィール

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空色すきっぷさん: 童話作家 安房直子さんが遺した景色
ハンドル名空色すきっぷ さん
ブログタイトル童話作家 安房直子さんが遺した景色
ブログURLhttp://douwa-awa.seesaa.net/
サイト紹介文童話作家安房直子さんの作品を中心に、童話・児童書などをご紹介していきたいと思います。
自由文童話作家安房直子さんの作品を中心に、伝え続けていきたい童話・児童書などをご紹介していきたいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2013/08/09 12:48

空色すきっぷ さんのブログ記事

  • 貧乏絵かきと不思議な猫のお話『春の窓』
  • 『春の窓』小さな町に売れない絵かきがいました。部屋のストーブの燃料も買えないほど貧乏なのです。ある日のこと、寒さを凌ぐために毛布にくるまっていますと誰かがドアをたたきました。出てみると、そこには一匹のまだらの猫が立っていました。猫を飼うとお金をかけなくても暖かくなると言う猫の提案で絵かきはこのまだらの猫を飼うことにしました。寝るときは猫をだいて、絵を描くときには襟巻きがわりにしたり。それでもやっぱ [続きを読む]
  • 『だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ』
  • 『だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ』働き者だけれど友達がいない一人ぼっちのだんまりうさぎ。毎日一生懸命畑仕事をして、疲れたら寝転がって雲を見て、日が暮れると家に帰り、黙ってごはんを食べて、夜になったら星を見ながら眠るのが日課です。ホコリを被った電話は一度も鳴ったことがありません。ある朝のこと、大きなカゴを持ったうさぎがやってきました。カゴの中のくるみ餅を畑の野菜と交換して欲しいというのです。だんま [続きを読む]
  • くまの楽器屋さんと寒がりうさぎ『はるかぜのたいこ』
  • 『はるかぜのたいこ』一匹のうさぎがやってきました。うさぎはセーターの上にオーバーを着て、厚い靴下の上にブーツを履いていました。おまけに手袋と襟巻き、マスクをしていました。そして熊のお店の前に来たとき「はっくしょん」と大きなくしゃみをしました。気づいた熊はお店の中から大きな声をあげました。「おや、誰かと思ったら寒がりうさぎさん」熊は寒がりのうさぎのために大きなたいこを持ってきてあげました。あったかく [続きを読む]
  • 黄泉の国へのお使い『白いおうむの森』
  • 『白いおうむの森』みずえは毎日スダア宝石店にやってきました。お店のゴムの木にとまっている白いおうむに会うためです。みずえはずいぶん前からこのおうむに言葉を教え込もうとしていました。それは一度も会ったことのない、姉妹の名前でした。みずえが生まれる少し前に、別の世界に逝ってしまったのです。知っているのは写真に写った姿だけ。いつしか、みずえは会ってみたいと思うようになりました。それがだめなら、手紙を書い [続きを読む]
  • 真面目で正直者の青年に込めた思い(見習いコック:島田しまお)
  • 世渡りの下手な青年『海の館のひらめ』の主人公、島田しまおは真面目で働き者の青年ですが、貧しく学歴もなく、人に取り入るのが下手な不器用な人間です。料理を作ったり、食べたりするのが大好きで一人前の料理人になりたいと人の嫌がる仕事も喜んでしていました。しかし、料理学校も出ていなく、上司や先輩のご機嫌取りも出来ないしまおはいつしか同僚や後輩にまで先を越され、ずっと下働きのまま。馬鹿にされたり怒鳴られたり、 [続きを読む]
  • 不思議なひらめと正直者の見習いコックのお話『海の館のひらめ』
  • 『海の館のひらめ』島田しまおは、アカシヤというレストランで働いている青年。料理人になりたくて十六歳からこのレストランで働いていますがもう六年ほどになるというのにいつまでも下働きのままです。それでもしまおは、人の嫌がる仕事も真面目にしてきました。しかし、正直者で融通が利かなくて人のご機嫌取りが下手なしまおを他の料理人は馬鹿にし意地悪な言葉を投げかけるのでした。もう辞めようと思ったある日のこと、不思議 [続きを読む]
  • 亀からもらった不思議な時間『だれも知らない時間』
  • 『だれも知らない時間』漁師の良太はおばあさんと二人暮らしの元気な若者。貧乏だけれど毎日忙しくて、網にあいた小さい穴を繕う時間もないほど。ある日、貧乏暇なしでやりきれないと嘆いていると、大きな亀と出会ったのです。もう亀は二百年も生きていました。それでも、あと百年も命が残っているのです。最近では大きな体を動かすのがおっくうになって眠ってばかり、見る夢も同じで飽き飽きしていました。暇が欲しいという良太に [続きを読む]
  • 海にギターを預けてきました。『海からの電話』
  • 『海からの電話』音楽学校の学生、松原さんはギターを持って海に行きました。誰ひとりいない海辺の砂浜に買ったばかりのギターを置いて、ほんの少し、たった五分か十分昼寝をしたのです。はっと目を覚ますと、もうギターは壊れていました。ギターの弦、六本すべてが切れていたのです。「だれだ!こんなことをしたのは」誰もいないはずの海辺で松原さんは大声で怒鳴りました。すると、思いがけず近くから、小さな声が聞こえました。 [続きを読む]
  • 味の小人がくれた魔法と大切な約束『魔法をかけられた舌』
  • 『魔法をかけられた舌』突然の不幸で父さんのレストランを受け継いだ洋吉。怠け者だった洋吉は評判だった父の味の秘密を知ることなくひとりぼっちになってしまいました。「何もかもおしまいだ」そう思った時、コックの身なりをした小人が立っていました。それは食料品の倉庫になっている、地下室の番人をしている小人でした。店を売ってしまおうかという洋吉に、たった一つ大切な約束を守ってくれるならと、とびきりの魔法をかけて [続きを読む]
  • いなくなった羊の国と不思議なトルコ帽『ライラック通りのぼうし屋』
  • 『ライラック通りのぼうし屋』ライラック通りにある古い帽子屋。無口な店主は職人気質で注文の仕事は少しだけ、あとは自分の好きな形の帽子ばかりを作って楽しんでいました。それが奇妙なものばかりで買い手がつかないので、いつも奥さんにお金の事で文句を言われていました。ある夜更けのこと、帽子屋がまだ仕事をしていると、不思議なお客様がやってきました。それはジンギスカン鍋にされそうなところを命からがら逃げてきた一頭 [続きを読む]
  • 真夜中の列車の女の子たち『サリーさんの手』
  • 『サリーさんの手』上京したばかりのれい子は、線路沿いの部屋を借りました。北向きで日当たりが悪く、電車の振動や騒音も気になりましたがお金が貯まるまでの我慢だと借りることにしました。れい子は人形を作っている工場に勤めています。サリーさんという金髪で青い目をした布の人形です。サリーさんの手だけを作るのがれい子の仕事です。手の形に断たれた布をミシンで縫うだけの日々。いつの間にか人形の手を作っていることすら [続きを読む]
  • 数奇な宿命で結ばれた娘と鹿のお話『天の鹿』
  • 『天の鹿』鹿撃ちの名人清十郎さんはある日不思議な鹿に出会いました。見事な角をもつりっぱな牡鹿でした。鉄砲の引き金を引こうとする清十郎さんに牡鹿は言いました。「ここを通してくれ。そのかわりに宝物をあげるから」と。清十郎さんには三人の娘がいました。縁談話がある長女のたえ、次女のあや、そして三女のみゆき。娘たちに宝物を持って帰ったらどれほど喜ぶだろう。宝物があるという鹿の市へ清十郎さんは鹿に乗って行きま [続きを読む]
  • 黒マントを着た黒猫が教えてくれた素敵なこと『ひぐれのお客』
  • 『ひぐれのお客』裏地やボタンを売っている小さなお店のお話。ある冬の初めの日暮れ時、めずらしいお客様がやってきました。真っ黒いマントを着た、緑の目をした真っ黒い猫。猫のマントは上等のカシミヤです。寒がりの猫はマントにつける裏地を探しにやってきたのです。赤色の裏地を付けたいと言う猫に店主の山中さんは裏地を選んであげるのですが…。赤と一口に言ってもきっと思い浮かべる色は人それぞれでしょう。太陽の赤、炎の [続きを読む]
  • はた織りの青年が求めた憧れの果て『銀のくじゃく』
  • 『銀のくじゃく』ある南の島に、腕の良いはた織りの若者がいました。寝食を忘れるほどに仕事熱心で、いつもはた織りの新しい模様のことを考えていました。藍色の大きな蝶や、空の星、青い空ばかりか、いつしか目に見えない夢や悲しみ、歌なんかを布の中に表現してみたいと思うようになっていました。月も星もないある夜、黒ずくめの老人が訪ねてきました。「ぜひ、あなたに織って頂きたいものがあるのです」と。それは心を動かされ [続きを読む]
  • まったく関係ないこと
  • 童話に関係ない完全な独り言です。姉を泣かしてしまった。お姉ちゃんは「ごめん」と言っていたけれど、悪いのは私だ。私の性格が変わってるから、私の気持ちが、心がおかしいからなんだと思う。ずっと、小さい頃から人とのコミュニケーションが上手くできなくて、自分の思ってることが上手く伝えられなくて、相手に嫌な思いさせてきたと思う。どうすれば、他の人みたいに上手く交流できるのか、自分なりに考えてやってみたけれど、 [続きを読む]
  • フジファブリック『若者のすべて』
  • 『若者のすべて』2007年11月7日リリース”真夏のピークが去った〜”で始まるこの曲。夏の終わりと最後の花火、切なさといろんな葛藤がありながら、ちょっと前向きに変わっていこうかなと思ってるような、夏の暑さよりも、私には爽やかな空気感を感じさせてくれる曲。時々、「何年たっても色あせない曲」なんてフレーズに出会うけれど私にとってこの曲がまさに何年経っても色あせない曲です。フジファブリックを知るきっかけになっ [続きを読む]
  • 桜林の番兵みみずくと桜の精のお話『緑のスキップ』
  • 『緑のスキップ』みみずくは桜林の番兵です。桜林に怪しいものが入らないよう見張りをしています。ある時、満開の桜の下にいた桜色の着物を着た女の子と出会いました。「あたし、花かげちゃん」それは桜が散ったら消えてしまう桜の精でした。それから、みみずくは花かげちゃんの番兵になりました。周りが夏や秋になってもここだけは桜の季節が終わらないように。何かが花かげちゃんをさらって行ってしまわないように。かわいい花か [続きを読む]
  • せんせい、早く「ひみつ」を取り出して下さい!『鳥』
  • 『鳥』夏の夕方、腕が良いと評判の耳のお医者さんの診療所に聞いてはいけなかった「ひみつ」を日が沈むまでに大急ぎでとって欲しいと一人の少女がかけこんで来ました。その秘密とは少女が好きになった少年は魔法をかけた実を食べて人間になった鳥で、その秘密を誰かが知ってしまったら日が沈むと少年は鳥に戻ってしまうのだというのです。少年に実を食べさせた魔法使いは少女に言いました。「あんたが話を忘れられるか、腕のいい耳 [続きを読む]
  • オレンジ色の自転車に乗った少女たち『花のにおう町』
  • 『花のにおう町』オレンジ色の自転車に気づいたのは秋の始めでした。ハンドルもペダルも全てが黄色っぽいオレンジ色で乗っているのは可愛らしい女の子。そして、この自転車を見かけるときには決まってこの時期になるとどこからともなく漂ってくるあの甘い香りもするのです。これは、なんのにおいだったかな…。このにおいを吸い込むと胸の中に隠してあるバイオリンがすすり泣くように鳴りだすのです。胸の中のバイオリンってどんな [続きを読む]
  • 東京ヤクルトスワローズ☆リーグ優勝!
  • リーグ優勝から一夜明けて、朝早くにコンビニに行ってスポーツ紙を数種購入。今日は買ってきたスポーツ紙や、YouTubeでビールかけの様子を見たりして優勝の余韻に浸って終わってしまった。2001年、当時の若松監督の言葉を選手として聞いていた真中さんが2015年監督になってその言葉を再現した。「ファンの皆さん、優勝おめでとうございます!」この言葉を選んだのはごく自然なことだったんだろうと思う。当時を知っている [続きを読む]
  • 安房直子さんのこと(プロフィール)
  • 安房直子さん私が安房直子さんを知ったのはこちらにも書いているように中学生の時でした。でも、あとになって小学生の時、学校の図書室で『北風のわすれたハンカチ』や『天の鹿』なんかを読んでいたことに気づいたのです。物語の中に没頭してしまったら書いた人なんて関係なくなってしまいますもんね。今では安房直子さんの作品は、学校教材で取り上げられることが多いようですので物語は知ってるけど…誰だっけ?っというかたも多 [続きを読む]
  • 風鈴がうるさいと葉書が届きました。『秋の風鈴』
  • 『秋の風鈴』ある日のこと、貧乏な絵かきの「僕」の部屋にこんな葉書が届きました。「おたくの風鈴がうるさくて夜ねむれません。 あたし達は、もう長い間寝不足なのです。 夏のあいだは、がまんしていました。 でも、もうそろそろとりこんでくださったらいかかでしょう。」毎日、良い気持ちで聞いている風鈴の音がうるさいだなんて考えてもみないことでした。あの音が気になって眠れずにいる人がいるなんて。絵かきは古いアパー [続きを読む]