STR さん プロフィール

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STRさん: LINER NOTES
ハンドル名STR さん
ブログタイトルLINER NOTES
ブログURLhttp://waraibanashi.com/
サイト紹介文横浜での出来事。横浜で出会った変わった人々。神奈川の楽しみ方。プラス地元福岡の思い出を綴ってます。
自由文日常におきたおかしい出来事やちょっと笑える出来事を、小噺風に書き綴ってます。『ホント?これ』という内容が多いですがすべて実話です。(ひとつだけ作り話があります。)実話ですがかなり脚色してるのも事実です。博多から札幌を経て2016年4月からは横浜編がスタートしました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供97回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2013/09/18 12:17

STR さんのブログ記事

  • 665発目 適当の話。
  • 同年代くらいのオッサンが集まって、なにやらプライベートな話をしだした。あるパーティー会場の丸テーブルの一つだ。 やれ、子供の受験がどうだとか、やれ親の介護がどうだとか、やれ嫁さんにはもう何年も触ってないとか。 傍で聞いていた俺は、心の中で唾を吐いた。「けっ、どうでもいいわ!」 すると、一人が自慢げにこう語りだした。 「いやあ、40を過ぎたくらいから料理にハマりましてね。」 休みの日に [続きを読む]
  • 664発目 奇妙な話。(真相は究明できるのか?)
  • THE DOORSの名曲の一つに「strange days」という楽曲がある。直訳すると「奇妙な日々」だ。その日の私はまさに「Strange Day」だった。 月に一度ではあるが、東京の日本橋に取引先の訪問のために訪れることがある。 地下鉄銀座線の「三越前」という駅で降りて、総武線の新日本橋駅方面へてくてくと歩いて向かう。 頭上を首都高速1号線が走る、大きな幹線道路の手前、本町交番の裏に小さな公園があり、そこは昼 [続きを読む]
  • 663発目 詩的な話。
  • オレには大きすぎるよ 大きすぎて見えないよ オレには大きすぎるよ 大きすぎて届かないよ 本当に良いものかどうか 見極める力も無いのに 本当に価値があるのか 判断する気も無いのに 大きすぎるんだ 日本の絶景百選? え?百?百選? 百もあるんかい! 本当に絶景かどうか 分かったモンじゃねえ オレには大きすぎるよ ベストヒット200?& [続きを読む]
  • 662発目 春の風からの贈り物の話。
  • 西新宿は春の風に吹かれていた。 高層ビル群の間を駆け抜けるように吹いてくる風が頬をなでる。心地よい時間だった。 左手に新宿中央公園を見ながら、ヒルトン東京の交差点を成子坂方面へ向かう。 外国人観光客と思しき団体がカメラを手に写真撮影をしていた。 カメラマン役の男性がファインダーを覗き込みながら、空いたほうの手で右端の人を、もっと左に寄って〜みたいな仕草で全員をレンズに治めようとしている。&n [続きを読む]
  • 661発目 東京の話。
  • とにかく、我々地方出身者にとって、眩しいほどの輝きを常に放ち続ける、憧れ中の憧れ。それは「東京」だ。 いやいや、俺はずっと地元だし、東京に対して憧れなんかねぇよ!という人も少なからずいる。それは私も認識している。 しかし、そうではなく、大まかな世の中の流れが東京を中心にしていることを認めてしまっている、ということも含めて、それは「憧れ」なのだと思う。 おそらく、日本中のどこを探しても「日本 [続きを読む]
  • 660発目 痛い話。
  • 山梨への日帰り出張を終え、ようやく最後の乗換えを終えたときだった。 地下鉄中山駅には出発を待つ列車がすでに到着していた。地下鉄グリーンラインだ。 私はガラ空きの車内で、出入り口に近い座席を確保し、腰を下ろしてホッと一息ついた。 発車時刻が近づくにつれ車内には人が増えてきたが、まだまだ満員というほどではない。むしろガラ空きに近い。まばらだ。 列車後部の出入り口から一人の青年が乗り込んできた。 [続きを読む]
  • 659発目 20代もすぐに終わる話。
  • 思春期はたいていの人が10代で迎えるものだろう。 かつて、フラワーカンパニーズというバンドは彼らの楽曲「深夜高速」の中でこう歌っていた。 「10代はいつか終わる。生きていればすぐ終わる」 でも、あの頃ボク等は、10代は永遠に続くもんだと思っていた。 だから恥ずかしい思いをしたら、死ぬしかないと勘違いしたりもした。 あれは、確か高校2年生の夏休みだった。 思春期真っ盛りのボクは自分で購 [続きを読む]
  • 658発目 陰口を言われる話。
  • 気になる女性に対する男性のとる態度は大きく分けて二つに分かれる。 一つは、相手から嫌われないようにしようと、紳士な振る舞いで接し、レディーファーストや荷物を持ってあげるなどの行動でポイントを稼ごうとする。言葉遣いも紳士然としており、決して女性に対して「お前」とは言わない。もちろん呼び捨てにもせず、基本的に女性の話にきちんと耳を傾ける。そうすることで更にポイントを稼ごうとする。 彼らのほとんどは [続きを読む]
  • 657発目 現代も宿場町だという話。〜後編〜
  • 月曜日の夕方、私は約束どおり彼らを訪ねて彼らの自宅に行きました。 リビングに通されると、見知らぬ男性がソファーに座ってました。男性はすごく太っていて、まるで相撲取りのようでした。 通り一遍の挨拶をし、お父さんが現れるのを待ちました。 しばらくすると、お父さんとお母さん、それと長女がリビングに現れました。 「悪ぃな、こんなとこまでわざわざ来てもらってよ。」 お父さんは、そうして隣に座る太 [続きを読む]
  • 656発目 現代も宿場町だという話。〜前編〜
  • それは今から20年以上前の事でした。 埼玉県と東京都の県境から少しだけ東京都に入った所に、古い住宅がありました。 そこには夫婦とそして長女が同居していました。長女は私より少し年上で、当時は中学校で国語の教師をやっていました。 私が彼らと知り合ったのは、とある住宅展示場でした。 決して、彼らの自宅からは近くない場所にあった展示場に、当時の私は勤務していました。 ですから、来店されたときにいただ [続きを読む]
  • 655発目 噛み合わない話。
  • カナブーンというバンドがある。 楽曲は聴いたことがないが、名前だけは知っている。 「KANA-BOON」と表記するそうだ。 彼らを知ることになったきっかけは、一つのニュースだった。 周知の読者も多いと思う。 女優の清水富美加がこのバンドのメンバーと不倫をしていたというニュースだ。 ロックバンドと女性タレントの不倫が立て続けに起きたことで、「オレもバンドやろうかな?」と思ったヤツは意外と多いので [続きを読む]
  • 654発目 その名前に偽り有りな話。
  • 子供たちにせがまれて公園を訪れたのは、よく晴れた土曜日の午後だった。 晴れているとはいえ、少し肌寒く、それでも公園を訪れている人は少なくなかった。 空いているベンチをみつけ、腰を下ろし、持ってきた小説を広げた。 隣に座るマスクをした女性が話しかけてきた。 「もしかしていっちゃんのお父さんですか?」 いっちゃんは私の娘だ。 「はい、そうです。」 マスクを外した女性は満面の [続きを読む]
  • 653発目 振り回される話。
  • 足元に頭上からゴムボールが落ちてきた。 てんてんてん、と少し跳ねた後、向こう側に転がって行った。 何気なく近づいてみる。 青いボールだった。 しゃがんで、その青いボールを拾ってみた。 ボールをもったまま見上げるが、そこにはボールより少し薄い色の空が広がっているだけだった。どこから飛んできたのだろう?と不思議に思う。青いボールを見つめてみるが、そこにその答えが書いている訳でもなく、ましてや答 [続きを読む]
  • 652発目 南米の話。
  • 何かを話し始める前に 「面白い話があるんだけどさぁ」 と言う人の気が知れない。 その後に続く話が面白かったためしがないからだ。 しかも、その話が自分の体験談ならまだしも、誰かに聞いた話しだったり、又聞きの又聞きだったりするもんだから、より一層、面白くない。 「ねえねえ、聞いてよ。昨日さ面白い話聞いたんだけど。」 「どうした?」 「ナオちゃんって知ってる?」 「知らん。」&nbs [続きを読む]
  • 651発目 速い話。
  • 同僚と事務所の近くで酒を飲み交わした。 話題は多岐に渡り、とはいえ、そのほとんどは上司や会社に対する愚痴めいたものではあったが、それなりに有意義な時間を過ごした。 それぞれの住まいは横浜駅から電車で30分以上離れているため、10時前ではあったがお開きとなった。 さて、そうなるとまだまだ飲み足りない気がして、更に言うと、私の自宅への終電まではまだまだ2時間近く時間がある事も手伝って、更に更に付け [続きを読む]
  • 650発目 たとえ年配の女性でも、助けようとする話。
  • ガード下に軒を連ねていくつかの店舗が鎮座している。人通りも少なく、陽もあたらないため薄暗い。 手前から3件目の中華料理屋だけが営業中で、それ以外の店舗はシャッターを下ろしていた。 それぞれの店舗の前には幅1mくらいの歩道があり、車道との境に等間隔でコンクリートの柱が立っている。 コンクリートの柱はおよそ50センチくらいの幅があるため、店舗の前はより一層、暗さが増している。 柱の影からこちら [続きを読む]
  • 649発目 若い人に通じない話。
  • 真っ黒なビニール袋を肩に担いで、歩いているおじさんがいた。 秋葉原駅前の広場のところだった。 昼の3時ごろだったので人影はまばらだったが、それでもそこにいる人たちは、そのおじさんに注目していた。 「あの袋には何が入ってるのだろう?」 そんな疑問を口に出せずに、ただ見守る、そんな雰囲気だった。 どこからともなく制服を着た警官が集まってきて、おじさんを取り囲んだ。 「お父さん、 [続きを読む]
  • 横浜駅SF
  • 大正4年にこの世に誕生した横浜駅は、100年以上たった今日にいたるまで一度も工事が終わったことがない。 このため、世間では「日本のサグラダファミリア」と呼ばれているそうだ。 もっとも、私が横浜に越してきて1年が経過しようとしているが、いまのところ横浜駅を「日本のサグラダファミリア」と呼んでいる人に一人も会ったことはないのだが。 ただ、そういわれてみれば随分前に出張で横浜に来たときはJR改札前 [続きを読む]
  • 648発目 すごく短い話。
  • 横浜駅の地下、改札の近くに金髪の少女が二人立っていた。いわゆるギャルだ。 私の目の前でキョロキョロと不審な動きをする老婆が、ギャル二人に近づいて行った。 遠めに見ても明らかに狼狽してるのが分かるほど、おどおどした様子で老婆はギャルに話しかけた。 「ハ、ハロー」 あああ、ばあちゃん、その子たちは日本人だよ。 ギャルたちは私のところにいても聞こえるくらい、はっきりとした [続きを読む]
  • 647発目 誰かと間違われる話。
  • 寒波がどうとかで、ここ数日の横浜は寒い日が続いた。 だが、北海道での暮らしに慣れている私にとってはどうってことのない寒さだった。 それでも、その寒さが嘘だったかのように今日は晴れて暖かかった。 雲ひとつない青空は道を行く人々すら笑顔にさせるし、遠くに見える富士山も心なしか堂々として見える。 気温も10度を超え、日中であればコート無しで歩いてもまるっきり寒さを感じない。 こうゆう [続きを読む]
  • 646発目 信じられすぎる話。
  • 「カタツムリのカラを取っても、ナメクジにはならんとよ。」 息子と風呂に入っている時に、彼が唐突にそう言ってきた。 「え?そうなん?」 私は思わず聞き返していた。まさかこんなに早く嘘に気づかれるとは・・・ 「うん。今日 学校で読んだ本にそう書いてあった。」 私は彼が今よりも小さい頃に、ナメクジと宇宙人の話をよく聞かせていた。彼がグズグズ言って、なかなか寝ようとしなかった時には、必 [続きを読む]
  • 神の子
  • その子は生まれた時に母親が出生届を出さなかったため、戸籍を持たなかった。母親は学校に行かせる金も惜しんだ。男をとっかえひっかえしながら覚醒剤におぼれ、子供を日常的に虐待した。虐待と育児放棄のダブルパンチだったその子は、母親が連れ込んだ男をナイフで刺して14歳の時に悪夢のような家を飛び出した。 戸籍を持たないその子は博史と名乗った。知的障害の家出少年である小沢稔に近づき、彼の戸籍を利用して家を借り [続きを読む]
  • 645発目 佐野元春の話。
  • 改札を抜けると強い風が吹いていた。 冬の冷気を含んだその風は、ボクの首筋をなでて行った。 コートの襟を立て、肩をすくめた。 両手をポケットに突っ込む。 駅前の広場は、それでも日当たりがよく過ごしやすいためか割と多くの人が行き来している。 だが良く見るとその誰もがコートの襟を立ててそこを通り過ぎていく。 「gee bap a du daまだちょっとだけ眠たいぜ」 広場のスピーカーからか [続きを読む]
  • 644発目 中年の話。
  • 自分がオッサンかどうかは、年齢だけでは判断できないということが分かった。口では「いやあ、俺たちオッサンはさあ・・」などと言っているが、心の中では「まだまだ若い」とか「俺が若い頃の46歳に比べれば俺の方が若い」などと根拠のない自信を持っていたりする。 だが、違う。 いや。 違うということに気づかされた。そう。俺は自覚したんだ。 オッサンだと自覚した事件〜ファイル①〜昔から愛用していたブルー [続きを読む]
  • 643発目 初詣の話。
  • 明けましておめでとうございます。 関東の方は行列がお好きなんですか? 年が明けたので、家族で近所の神社へ参ってみました。 自宅から歩いて15分ほどのところです。 年末くらいから近所の方々は地元に帰省するからなのか、街はひっそりと静まり返ってる。 あ、帰ると返るをかけた訳ではないですよ。 小さな神社だし、おみくじも売ってないかもねぇ、なんて与太を飛ばしながら神社への道のりを歩いて [続きを読む]