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吉川三国志を1記事2000文字程度で、ペースメーカー的にアップします。一緒に読みませんか。

青空文庫で吉川三国志が公開されました。 1記事2000文字程度で、ペースメーカー的にアップしますが、一緒に読みませんか。

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2013/09/18

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  • 宝剣_02

    三 阿斗を甲の下に抱いて、趙雲が馬にまたがると、墻の外、附近の草むらなどには早、無数の歩兵が這い寄って、 「この内に、敵方の大将らしいのがいる」 と、農家のまわりをひしひしと取巻い…

  • 宝剣_01

    一 曹仁の旗下で、淳于導という猛将があった。 この日、玄徳を追撃する途中、行く手に立ちふさがった糜竺と戦い、遂に糜竺を手捕りにして、自身の鞍わきに縛りつけると、 「きょう第一の殊勲…

  • 母子草_02

    三 しかし、張飛の力も、無限ではない。結局、一方の敵軍を、喰い止めているに過ぎない。 その間に、なおも、玄徳を目がけて、 「遁さじ」 「やらじ」 と、駆け追い、駆け争って来る敵は…

  • 母子草_01

    一 于禁は四日目に帰ってきた。 そのあいだ曹操は落着かない容子に見えた。しきりに結果を待ちわびていたらしい。 「ただいま立ち帰りました。遠く追いついて、蔡夫人、劉�jともに、かくの如…

  • 亡流_03

    五 この日、曹操はよほど大満悦だったとみえ、さらに、蔡瑁を封じて、平南侯水軍大都督とし、また張允を助順侯水軍副都督に任命した。 ふたりは深く恩を謝して、自国の降服を、さながら自己の…

  • 亡流_02

    三 左右の人々はおどろいて玄徳を抱きとめた。 「死は易く、生は難し。もともと、生きつらぬく道は艱苦の闘いです。多くの民を見すてて、あなた様のみ先へ遁れようと遊ばしますか」 と、人々…

  • 亡流_01

    一 渦まく水、山のような怒濤、そして岸うつ飛沫。この夜、白河の底に、溺れ死んだ人馬の数はどれ程か、その大量なこと、はかり知るべくもない。 堰を切り、流した水なので、水勢は一時的では…

  • 新野を捨てて_02

    三 曹操はなおその総軍司令部を宛城において、情勢を大観していたが、曹仁、曹洪を大将とする先鋒の第一軍十万の兵は、許褚の精兵三千を加えて、その日すでに、新野の郊外まで殺到していた。 …

  • 新野を捨てて_01

    一 百万の軍旅は、いま河南の宛城(南陽)まで来て、近県の糧米や軍需品を徴発し、いよいよ進撃に移るべく、再整備をしていた。 そこへ、荊州から降参の使いとして、宋忠の一行が着いた。 …

  • 蜂と世子_03

    五 孔明は、ねんごろに話した。 「むかし、春秋の時代に晋の献公の夫人には、二人の子があった。兄を申生といい、弟を重耳という」 例話をひいて、劉�gに教えるのである。劉�gは、全身を耳…

  • 蜂と世子_02

    三 呉の国家は、日ましに勢いを加えてゆく。 南方の天、隆昌の気がみなぎっていた。 いま、呉の国力が、もっとも力を入れているのは、水軍の編制であった。 造船術も、ここ急激に、進歩…

  • 蜂と世子_01

    一 呉はここに、陸海軍とも大勝を博したので、勢いに乗って、水陸から敵の本城へ攻めよせた。 さしも長い年月、ここに、 (江夏の黄祖あり) と誇っていた地盤も、いまは痕かたもなく呉軍…

  • 鈴音_02

    三 「時なるかな!」と、孫権は手を打ってよろこんだ。 「いま、黄祖を討つ計を議するところへ、甘寧が数百人を率いて、わが領土へ亡命してきたのは、これ潮満ちて江岸の草のそよぐにも似たり——…

  • 鈴音_01

    一 孫高、傅嬰の二人は、その夜すぐ兵五十人をつれて、戴員の邸を襲い、 「仇の片割れ」と、その首を取って主君の夫人徐氏へ献じた。 徐氏はすぐ喪服をかぶって、亡夫の霊を祭り、嬀覧、戴員…

  • 呉の情熱_02

    三 この戦では、初め江上の船合戦で、呉軍のほうが、絶対的な優勢を示していたが、将士共に、 「黄祖の首は、もう掌のうちのもの」 と、あまりに敵を見くびりすぎた結果、陸戦に移ってから、…

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