ミチ さん プロフィール

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ミチさん: 筆記
ハンドル名ミチ さん
ブログタイトル筆記
ブログURLhttp://nakatukuni.exblog.jp/
サイト紹介文信義(シンイ)の二次小説です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供48回 / 222日(平均1.5回/週) - 参加 2013/09/30 14:28

ミチ さんのブログ記事

  • 近況報告&表紙
  • お久しぶりです。思いのほか、多忙時期が長引いておりまして、子の夏休みに突入しつつも大きな仕事の締切が8月12日という先の見えない生活を送っています。5月にいただいたコメントも一部しかお返事できておらず、すみません!励まし、いたわりのコメントもいただき、読むと疲れも癒される思いです。本当にありがとうございますm( _ _ )m6月には出したかった同人誌。表紙のイラス... [続きを読む]
  • ウンスノート 10枚目 ―百年前ノ漆
  • 「10枚目」遠い千年の昔、伝説の名医華佗は、内臓の病、外傷、毒傷から長患いの持病まで、あらゆる病を治した。とりわけ手術では「神の手」を持つと称された。麻沸散を使い人を眠らせ、切開し、内臓を取り出して治療したと言われている。その頃、天下統一を図っていた曹操は、激しい頭痛に悩まされていた。それを華佗は、わずか数鍼で治してしまう。曹操は腕に惚れ込み、典医にと望んだが... [続きを読む]
  • ウンスノート 9枚目 ―百年前ノ陸
  • 「9枚目」つわりのせいもあってか、うまく眠れない。こういうときは、無理に眠らなくてもいい。横になっていれば、睡眠の70%の休息をとることができる。あの人も、寝るのが趣味みたいな人だったって聞いたことがある。私を拐ってからは、ぼんやり寝ているところなんて、見たことがなかったけど。数日間眠り続けたこともあったというけど、ストレス性の睡眠発作だろうか?もしく... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いずる20 ―ヨンと乳飲み子―
  • 横たわって自分の腕を枕にして、ソッパジを履いてゆるく胸帯を結んだウンスが、薄く目を開ける。ヨンの姿を見ると、身体を起こし、髪がゆるやかに肩から胸へと落ちる。「テマンとチュンソクが、届けに参りましたよ」微笑みながら膝をつき差し出すと、ウンスは目を開いて、手を差し伸べる。抱きとりながら、涙の跡のある顔をしげしげと見て、指でそれをぬぐいながら、「あらあら、ずいぶ... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる19 ―チュンソクとテマン、勤しむ―
  • 「さぶっ」晩春の暖かさも、岬の突端では吹き飛ばされてしまうようで、チュンソクはぶるりと身体を震わせた。わずかに飛沫の混じった空気が、余計に身体を冷やしている。「来ねえなあ」夜目はきく方だが、遥か遠くの黒い水平線まで船影はない。船戦の経験もあるチュンソクは、ここ数日は東からの風が強く、船の到着は早くて明日の夜半だろうとおおよその見当をつける。そうなると、こんな場所にいるだけ... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる18 ―二度目―
  • 「いいから、船影が見えるか、さもなければよほど剣呑な兆候でもなければ、岬にいろ」いいな、とヨンが念を押す。イェ、とチュンソクはわずかに残念さをにじませた声で答えると、くるりときびすを返して、小走りにまた来た道を戻っていった。チュンソクが来たのはもう二度目で、一度目は藪に野犬かと思ったら狸が出たと報告に来て、今度は何かに驚いた海鳥の群れが夜の空で騒いだと知らせに来た。... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる17 ―テマンの子守―
  • 「ね、どうしたの。何が嫌なの」ウンスは、自分自身が半べそをかきながら、小屋の中をうろうろと歩き回っていた。腕には先ほどから泣き止まないミョンソンがいる。乳もよく飲み、お腹は膨れ、ゲップもし、濡れて気持ちの悪いところもなく、熱もない。ただうまく眠りに入れないのか、抱いても揺らしても、ぐずぐずと泣き続ける。ウンスはもう一度、お腹を触診したり、口の中を見てみたり、手... [続きを読む]
  • ウンスノート 8枚目 ―百年前ノ伍
  • 「8枚目」息子に関しては、傷口もふさがり、消毒も基本的に必要ないだろう。父親に関しては、消毒を継続。一時的に化膿が見られた箇所があり、セファレキシンを一週間投薬。断薬後も悪化はなく、経過良好。最近は言葉でのコミュニケーションも順調。基本的には高麗の方言だと考えればいい。ものの名前など元国由来のものが多く、戸惑うが単語の暗記だから問題なし。受験勉強の女王健在。... [続きを読む]
  • ウンスノート 7枚目 ―百年前ノ肆
  • 「7枚目」妊娠していると言われた。計算をしてみた。計算はあっている。どうしよう!!!!!「ねえ、ちょっとお父さん」ウンスの母親が少し興奮した様子で、紙を見せる。「これ、これ!」落ち着きなさい、と父親が疲れた声で言う。どうしよう、どうしよう、と母親は自分のことのように繰り返し読んでいる。「この紙... [続きを読む]
  • ウンスノート 6枚目 ―百年前ノ参
  • 「テジャンってのが、あの人みたいよね」母親がつぶやくと、まだわからないが、どうやらそのようだ、と父親が言う。「書かれた時期もさまざまですし、一人が書いたともわかりませんから、同様の表記の“あの人”でも同じ人をさしているとは限りませんよ」ソファの背もたれに身体を預けて、じっとしていた男性が、急に言葉を挟む。そうよねえ、と言いながら、母親はもう一枚手にとっ... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる16 ―それぞれの道行き―
  • 「あー、面白かった! 見たあ? あのヨンの顔!」二手に分かれて、互いの姿が見えなくなった頃、馬車の中からくすくすと思い出し笑いの声とともに、投げられた声に、思わずジホが手で口元を押さえる。「あんまりからかうもんじゃないよ」マンボ姐が、くくっと笑いながらも、ハヤンを諌めると、いやああいつも意気地がねえよ、とマンボ兄が横から口を出す。「やっちまう機会なんていっくら... [続きを読む]
  • シンイ視聴時期アンケート結果発表 その2
  • さて、アンケート結果まとめの後半です。シンイの初視聴時期について知りたくてやったアンケートですが、思いのほか多くの方に「シンイを見たきっかけ」と「二次創作を読むようになったきっかけ」についても教えていただけました!私にはほんとに興味深かったので、まとめてみましたので、よかったらおつきあいくださいませ。【シンイを見たきっかけ】一番多かったのは、やはり偶然の方でし... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる15 ―芝居の一座―
  • 「ね、ちょっと、なんかたまってるんじゃないの? すと、すと…、なんて言うんだっけ?」箱馬車の布簾を手で持ち上げて、中からハヤンが横を進む馬上のウンスに尋ねる。「ストレス、です」ウンスは藍の野良着に頭には笠をかぶって男装しているが、外の景色を眺めながらで、表情は明るかった。問われるままに、ウンスが答えると、ハヤンはそうそう、それ、と手を叩く。屋敷に隠れこもっ... [続きを読む]
  • シンイ視聴時期アンケート結果発表 その1
  • 皆様、アンケートへのご協力、ありがとうございました!ふとした「みなさん、いつごろからシンイを見てるんだろう?」という疑問でしたが、たくさんの方にお答えいただき、なんだかすっきりした気持ちです。ブログとかって、もちろんコメント欄での交流はたくさんあるんですが、基本的にこちらが見られる立場、読み手の方の姿は見えづらいんですよね。私はどちらかというと、お届けする相手の姿をイメージで... [続きを読む]
  • ウンスノート 5枚目 ―短刀の練習ー
  • 「5枚目」慣れない筆の練習で、日記を書き始めたけれど、毎日のようにあの人のことを書いている気がする。案の定、今日も書いている。今日は短刀の使い方の練習した。この間、身を守るためにとテジャンが私に短刀を渡してくれたから、少し扱いに慣れたいと思って中庭で振り回していたらあの人が現れた。赤の少し飾り模様のついた、綺麗な短刀を渡された。最初に渡されたの... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】火、狩人10
  • 「ならば」チェ・ヨンはウンスの背中に声をかける。ウンスはわけもなく、慌てて背筋をそらすように伸ばした。「すまぬが、もう一杯」わかったわ、と振り返ると、チェ・ヨンが自分をじっと見つめて、空になったジョッキを差し出している。よく見れば、汗なのか泥埃と混じりあった汗が顔に浮くように張り付き、手は傷だらけだ。その薄汚れた風体の中に、目だけがやけに澄んでいる。... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる14 ―新米アッパと白い肩―
  • 「ああ、大丈夫だから、そう、脇に手を入れて、がしっと持ち上げちゃって」寝台の上で、服を脱がせたまま置いてある赤ん坊を目の前に、ヨンは立ちすくんでいた。そっと横抱きで持ち上げようと手を差し伸べると、背中にウンスの声が飛ぶ。ヨンはぎょっとしたように振り返り、ウンスを見た。「まことに、そのような持ち方で…?」もう首が座ってるんだから、大丈夫だってば、と言いながら... [続きを読む]
  • ウンスノート 4枚目 ―百年前ノ弍ー
  • 「4枚目」昨夜より、微熱、下腹部痛、軽い嘔吐感あり。軽い風邪、もしくは胃腸風邪か。すでに三週間が過ぎようとしている。精神的なストレスから来る、体調不良かもしれない。奥さんが、粥のようなものを煮てくれたけれど、あまり食がすすまなかった。早く体調を直したく、親子の消毒作業後、横になる。自分が具合が悪くなっている場合ではない。が、あまり自分を責めぬよう心がけよう。今は休むしかな... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる13 ―しばしの休息―
  • 「今日は宿に入ります」ヨンがそう告げると、ウンスはふうと安堵して、わずかに肩の力を抜いた。追っ手を警戒して、二日の間、人目を避けて宿にも入らなかったが、産まれて半年たたぬ赤ん坊をかばいながらの野営はあまりに不便が多く。それでもウンスは以前のようにあけっぴろげに不満を口にはしなかった。―やはり数え切れぬほどの苦労をなされたゆえ…。ヨンのいる高麗に戻ってから、... [続きを読む]
  • 次の更新日&アンケート所感
  • おーい、みんな集まれ〜! トクマンが声をかけると、それぞれにくつろいでいたウダルチたちはぞろぞろと柱の前に集まった。「よーし、皆集まったな! プジャンより話があるそうだ」トクマンが一歩下がると、チュンソクがうなずいて前に出る。「まず、更新の日程について、一つ皆に知らせておく。このぶろぐとやらの管理者は、明朝より、きゃんぷとやらに出立する。よって週はじめ、ヨン…... [続きを読む]
  • ウンスノート 3枚目 ―百年前ノ壱ー
  • 「3枚目」キ・チョルの手を逃れて(判読不可)に入ると、一度現代のソウルの町に出られた。連れ去られた直後なら大喜びだったと思う。でもあの時は、一刻も早く戻ることしか考えられなかった。氷功を受けたあの人のために、病院へ走り、医療用具をかき集めて、全速力で(塗りつぶし)に戻った。なのに。何がいけなかったんだろう、どうすればよかったんだろう。もとの時間に戻るためには、何が必要... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる12 ―荷馬車に揺られて―
  • 「イムジャ、またこのような…」ヨンは眉をひそめて小声でつぶやくと、馬を寄せて身を乗り出し、荷馬車の穀物袋によりかかり、布にくるまれた赤ん坊を胸に、うとうとと目をつむっているウンスの乱れてソッパジの見えているチマのすそをなおしてやる。色褪せた紺色の上下はひどく粗末なものだったが、夫を持つ女の着るもので、ヨンはそれを来ているウンスが目に入るたびに、そこはかとなく緩む口元をそのたびにぐ... [続きを読む]
  • 【シンイ二次】緑いづる11 ―身代わり―
  • 「おーい、テホグン! こっちの道でいいのかあ?」外で、エジが尋ねる声がする。いつもより、少しばかり高いテホグンの声が、右手に折れる太い方の道だ、と答えているのが聞こえた。チュモはもう何度目になるか、箱馬車の窓の布簾を持ち上げて、外をのぞく。自分の乗る箱馬車を取り囲むように進む、三十ほどの騎馬が見える。初夏の緑の濃い街道を、のんびりと揺られていると、いつもなら眠気が... [続きを読む]
  • ウンスノート 2枚目―コリョの歯科衛生について覚書―
  • 「これは紙が違うようですね」とウンスの父親が言うと、さっきのはボールペンだったけど、これは筆書きよ、と付け加える。男性は、最初に申し上げましたが、本当にさまざまな形のものが混在しておるんですよ、と繰り返す。「こちらの紙は高麗時代のものであると、調査の結果わかっています。しかし書かれているのはハングルです。まあ、古紙当時の墨を使用して、年代測定詐欺を働くといのは、よくあ... [続きを読む]