ちゃみ己堂 さん プロフィール

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ちゃみ己堂さん: 若原正己の絵手紙日記
ハンドル名ちゃみ己堂 さん
ブログタイトル若原正己の絵手紙日記
ブログURLhttp://ameblo.jp/3491mw/
サイト紹介文自作の絵手紙に俳句をつけて、さらに思い思いのエッセイをつづる。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2013/10/13 16:57

ちゃみ己堂 さんのブログ記事

  • 夏の服とは移動性高気圧
  • 高気圧に覆われると天気が晴れ、低気圧が近づくと天気が崩れるのは今や常識だ。その気象学の分野で高気圧・低気圧という概念を提唱したのは、19世紀のイギリス人学者フランシス・ゴールトンだ。彼は進化論の提唱者チャールズ・ダーウィンの従弟で、今では「優生学」の提唱者として悪名が高い。天才は天才を産むことが多いので天才の家系が生まれる。同時に知能の低い家系もあり、そこで生まれる子の知能は低い、という事情に乱 [続きを読む]
  • 苗売の今年も歩道せばめをり
  • 近年、狭い庭で作物を育てている。ちょっとした葉物野菜と胡瓜、トマトが主なもので、ほかにズッキーニ、オクラなどだ。去年はゴーヤにも挑戦してみた。最近の温暖化のせいか、北海道でも南方の作物が取れるようになった。しかし、5月の低温には気を付けなければならない。 数年前のことだ。5月初旬に勢い込んでトマトと胡瓜の苗を植えたが、その後すぐに急激に気温が下がり、せっかくの胡瓜の苗が全滅したことがある。前 [続きを読む]
  • カタクリの花おきゃんでも拗ね上手
  • カタクリは山野に自生する多年草で、春一番に赤紫色の可憐な花をつける。跳ね返った花弁がおきゃんな感じがするし、拗ねているようにも見える。こんな可憐な花の根から片栗粉を採るのだ。食料にするには大量のカタクリを掘り返さなければならず、いまでは天然の片栗粉は使われていないだろう。市販の片栗粉は大部分はジャガイモの澱粉だ。 この絵は、野生のカタクリではなく、栽培種のキバナカタクリだ。野生種のカタクリは [続きを読む]
  • 空気入れすこすこすこと風光る
  • ようやく春になり、北海道も自転車の季節だ。いつの間にか、地下鉄駅の自転車置き場が満杯になっている。 遅まきながら、約半年間活躍の場がなかった自転車に空気を入れる。すこすこすこと。 俳句のオノマトペは難しいが、    鳥わたるこきこきこきと罐切れば  不死男にあやかって、「すこすこすこ」とやってみたが、やはりオノマトペは難しい。 [続きを読む]
  • 耕して眼鏡を換へて文庫本
  • 今年は雪が多く、雪解けが遅かったがようやく狭い庭の雪も融け、耕して作物の種を蒔き、苗を植える時期になった。耕すといえば本格的に聞こえるが、実はスコップで30分くらい耕すだけの作業だ。 昨年と同じようば作物を植えるか、少しは変化をつけるか、あれこれ考える。広い畑があれば好きなものを自由に植えられるが、そうはいかない。 定年後10年もたち、今や晴耕雨読の生活なので、作業が終われば読書だ。しか [続きを読む]
  • 手を引く子石を蹴る子や新学期
  • 4月に入り各地で小学校や中学校の入学式が行われる。新入生の多くは最初は親に付き添われて学校へ行くが、そのうち近所の上級生に連れて行ってもらったり、場合によっては一人で学校へ通う。 何事も挑戦だ。いつまでも親に付き添ってもらうわけにはいかない。一人で学校へ行くときは、よく路傍の石を蹴りながら行ったものだが、今でもそうした光景を見かける。しかし、最近では入社式にも親が同伴したりするという。親離れ [続きを読む]
  • 図るよる前に踏み出せ春休み
  • 卒業式や終業式が終わると春休みだ。新学期を前にやりたいこと、やらねばならぬことが満載だ。時としてやりたくないことも多々ある。でも、あれこれ考えるよりもまず第一歩を踏み出すことが大事だろう。 小学校、中学校のころを思い出すと、新学期前には新しい教科書が手に入る。多くはまっさらな新品の教科書だ。それをめくって眺めるのが楽しみだった。時として上の兄弟からのお下がりの教科書の場合もあった。なぜかその [続きを読む]
  • 響き合ふ夢ゆめユメや卒業子
  • 孫の卒業式に出た。一学年2クラスの小規模校なので、卒業生は総勢約60名。壇上に一人ずつ上がり、マイクの前で堂々と希望や夢などを述べてから、校長先生から一人づつ卒業証書を授与される。僕らの小学校の卒業式は、子供の数が多かったから一クラス50人から55人、中規模校でも5クラスあったので卒業生が約300名。とても一人一人壇上に上がって卒業証書などもらえない。学年の代表が、右総代として一人だけ校長先生か [続きを読む]
  • 鳥雲に穢土と浄土を残しつつ
  • 3・11の東日本大震災から6年がたち、慰霊の行事が各地で行われた。政府は避難住民の帰還事業を前のめりに進めているが、社会基盤の整備も遅れ帰還できない状況がたくさん残されている。 なんといっても放射能の除染が進んでいないことが大きい。地震と津波によって国土が荒廃しても穢土という言葉は使わない。東日本大震災の一番大きな問題は東電福島第一原子力発電所がメルトダウンしたことによる放射能汚染だ。 [続きを読む]
  • 枕とのしばしの対話春浅し
  • 3月に入っても北海道はまだ寒い。日の出るのが早くはなってきたが、まだまだ春浅しだ。「春眠暁を覚えず」は孟浩然の漢詩から来たもので、本当は春の暁に寝るのは気持ちの良いことのはずだが、どうも眠りが浅く、朝早く目覚めてしまうことが多い。多分年のせいだろう。 ヒトの睡眠・起床という一日のサイクルを作っているのは脳の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンだが、日中の強い光を浴びるとそのメラトニン [続きを読む]
  • 春寒やバス管持ってみたものの
  • 下手の横好きで、リコーダーを習いだしてはや5年。もともと音痴気味なので一向にうまくならないが、頭の体操、指の運動だと思って続けている。当初はソプラノ管とアルト管だけだったが、次にテナー管が欲しくなり、ついにバス管まで購入した。ソプラノ管とテナー管、アルト管とバス管は同じ運指だが、当然大きさが違うのでなかなか操るのが難しい。武骨な指にはソプラノ管は小さすぎてなかなか操作がうまくいかないし、かといっ [続きを読む]
  • 百千鳥トーストチンと焼きあがる
  • トースターが古くなったので新品を買いに行ったら、アラジン社のおしゃれなトースターに出会った。アラジン社といえば、あの灯油ストーブが有名で、まさかトーストを製造しているとは知らなかった。アラジン社の灯油ストーブは、「暮らしの手帳」が絶賛した石油ストーブだ。それまでの国産のポータブル灯油ストーブは、不完全燃焼のせいか匂いがひどく、炊き続けると頭が痛くなったが、アラジン社の製品はほとんど匂いがせず人気 [続きを読む]
  • 堅雪に顔のぞかせる墓石かな
  • 太宰治の『津軽』の扉に「7つの雪」が載っている。こな雪、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、みず雪、かた雪、そして氷雪だ。演歌の名曲『津軽の女』にも使われている。 昔、エスキモー(イヌイット)には雪の呼び名が非常にたくさんあるという話題があった。確かに「屋根の雪」、「道端の雪」、「軒下の雪」などなど「〜の雪」を別々の独立した言葉で表すらしい。しかし、それを含めても巷間伝わるように200種類もないらしく [続きを読む]
  • スキー術捻転荷重思ひ切り
  • 今年初めてのスキーに行った。去年の4月に大腸がん摘出の大手術をやったのであまり無理はできないが、どうやら「昔取った杵柄」で、無事滑ることができた。 今のカービング・スキーは昔の長いスキーと違って操作が簡単。容易に曲がるが、かといって長いこと慣れてしまった昔のスキー術から抜け出せないので、本当のカービング・スキーの良さを生かした滑りにはならない。でも、この日は好天で空は晴れ上がり、前日の積雪で [続きを読む]
  • 大寒や空気の壁にぶつかりぬ
  • 地球温暖化が叫ばれているが、今年の冬は結構寒い。大寒に入ると空気が固く感じ、頬にあたると痛い。特に高気圧に覆われ、放射冷却で晴れ上がった朝は格段に冷え込む。 ところで、高気圧・低気圧という気象上の概念を見出したのは誰だろうか。調べてみると、指紋を発見したイギリスのフランシス・ゴールトンだという。進化論のチャールズ・ダーウィンのいとこで、19世紀後半に活躍した学者だ。自分もダーウィンと並ぶ「天 [続きを読む]
  • 大吉をあまねく子らに初御籤
  • 決して信心深いほうではないが、新年には初詣をし初御籤をひく習慣がある。財布にしまっていた去年の神籤を所定の場所に縛って収め、今年の分を一年間財布にしまっておく。今年のおみくじはなんと「末吉」だった。 去年の御神籤は「小吉」で「病危うし、医者を選ぶべし」とあったが、その通りとなってしまった。大腸がんを手術で切除して無事成功し、ようやく健康を取り戻した。さて、今年はどんな年になるか、末吉ならぬ末 [続きを読む]
  • 逆さ独楽ひょいとりきまず立ちにけり
  • 明けましておめでとうございます。 全く宗教心はないが、毎年正月には神社に参拝し御神籤を引くのが習慣になっている。去年は「小吉」で、健康運は「病の恐れあり、医者に頼むべし」とあった。案の定、思いもよらぬ大腸がんになってしまった。今年は「末吉」でどうなることやら。一病息災でのんびり行こうと思う。逆立ち独楽は、ひょいと逆立ちする。それにならって力まず肩の力を抜きつつも、軸をぶらさずに生きたいものだ [続きを読む]
  • 採血を待つ間のクリスマスツリー
  • 今年は思いもかけず大腸がんを発症し、大手術を受けた。5年前の膀胱がんの転移ではなく、新規のがんが大腸にできたらしい。膀胱・前立腺・尿道の全摘手術の後形成した「回腸導管」があることと、以前行った胆のう摘出手術のための癒着で、手術は結構難しかったらしい。 手術後の定期検査は最初は一か月後、そして3か月後、6か月ごとだ。そのたびに問診、触診、血液検査と画像診断がおこなわれる。今のところ転移もないよ [続きを読む]
  • 冬の雲穿てば一条の光
  • 先週に引き続き、北海道の天候について。 日本海側と太平洋側で全く天気が異なるが、それは日本全体にも言える。日本海側の冬は曇天が多く雪が降るが、太平洋側の冬は晴天が多く、雪はめったに降らない。 札幌はその中間で、晴れた日は気持ちの良いくらい晴れ上がるが、曇りの日は深く暗雲が立ち込め頭が押さえられる。雪は多い時で一晩で一メートルを超す。 頭の上にかぶさる冬の雲に槍で穴をあけて一条の光が欲 [続きを読む]
  • 着ぶくれて雲と大地のはざまかな
  • 北海道の冬の天気は大きく太平洋側、日本海側、オホーツク地方、そして内陸の気候に分けられる。日本海側はどんよりとした雲に覆われ雪が多く、太平洋側はカラッと晴れた日が多い。内陸は寒さが一段と厳しい。 札幌の冬空は、日本海側に近く、曇天で雪が多いが場合によっては太平洋側と内陸の天気で日もあるからっと晴れ上がり気温の低い日もある。曇天の日の早朝散歩は頭から雲に覆われ、重たい気分で大地をさまよう。 [続きを読む]
  • だぶつきしカーディガンのんびり老いる
  • ヒトの寿命は最大で約120歳だという。普通はそこまで至らずに病気や事故でなくなる。最近は栄養事情もよくなり100歳を超える人が増えているが、120歳を超えることはほとんどない。「鶴は千年亀は万年」とはいかずとも、どうしてヒトは140歳や200歳まで生きられないのか。 実はヒトの老化や寿命に関する学説はたくさんあるが、また全員を納得させる説明はないらしい。寿命を決めている遺伝子がるという説、そ [続きを読む]
  • すぽんすぽん狭庭に小振り大根引く
  • 春から作り出した庭の野菜、夏野菜も終わった狭い畑に秋大根を播く。その収穫が終わる前に今年の札幌は大雪になってしまった。雪が解けた後、あまり大きく育たなかった大根を収穫した。ミニトマト、胡瓜、ズッキーニ、サラダ菜、二十日大根、インゲンなど毎年作る作物も結構よくできて、夏の間はほとんどサラダ用の野菜を買うくこともなく、新鮮な野菜を毎日食べることができた。冬になると野菜が高くなるが、野菜は必需品だ。 [続きを読む]
  • 大綿の蒼さ薄れる薄暮かな
  • 大綿とは雪虫のことで、正式な名前はトドノネオオワタムシという。カメムシやアブラムシの仲間で、北海道では晩秋に一斉に飛び出して大量に舞い雪虫と呼ばれる。うかうかすると口に飛び込みそうなほどだ。雪虫が飛べばそろそろ初雪が降る。 トドノネオオワタムシの特徴は多数あるが、面白いのが二つある。一つは単為生殖をすること。つまり、ある時期には有翅のメス個体しか出現せず、雌だけで子供を産むこと。もう一つは季 [続きを読む]
  • 荻の風しなやかに行くレトリーバー
  • 今、盲導犬として活躍している犬種は長毛のゴールデン・レトリーバーが圧倒的に多い。主人に従順でおとなしく、体も大きいのでその仕事に向いているのだろう。幼犬のころから訓練して、盲導犬として働くが、緊張の連続の生活なのでストレスも多く、あまり長期間現役として働けないらしい。もともとレトリバーはイギリスで作られた猟犬で、その名の通り猟銃で撃った鳥を回収する(レトリーブ)するために開発された犬種だ。撃たれ [続きを読む]
  • 新蕎麦の幟や健気過疎の道
  • 「地方創生」だの「一億層活躍社会」などという一見それらしい掛け声が飛び交っているが、実態はその逆で特に地方は疲弊する一方だ。その最たるものは北海道のJR路線廃止問題で、現状は深刻な様相を呈している。国鉄の分割民営化当初から、人口密度が低い上に、広大な面積をカバーする北海道JRは赤字が見込まれていたが、国は全く支援の方策を講じてこなかった。何が地方創生なのか。 北海道は蕎麦の一大産地で、各所に [続きを読む]