ベテラン弁護士が離婚、借金、相続争い、会社のもめごと、交通事故や保険事故を小説の形でまとめています。
東京新橋でマチ弁をやってます。 今年の猛暑で引きこもりになった時間を使って小説を執筆し、この台風でブログデビューです。 自然に従順に生きてます。
小説七のエピソードはほぼ自ら経験した事件を基にしています。実際に担当していた当時は、人間の「悪意」にのぼせて、結構うんざりしていたものですが、今となっては自分…
小説は続きますご一読下さい「矢口先生は、警察博物館をご存知ですか?」「確か、銀座のはずれというか京橋辺りにありますね。中に入ったことはありませんが」「私は何度…
小説は続きますご一読下さい「そういえば、亡くなったお父様が由美のことを『身元の確かな人物だ』とおっしゃっていたというのは、間違いないですか?」 「警察の偉い方…
小説は続きますご一読下さい矢口は改めて称賛の眼差しを直子へ向けたが、彼女から返ってくる目線が思った以上に強くドギマギしてしまう。そのため、あわてて目線を斜め上…
小説は続きますご一読下さい「お陰様で、税理士法人も無事解散を致しまして、今は個人事務所として弟と力を合わせて頑張っています。お客様にとっては法人だろうが個人だ…
小説は続きますご一読下さい一方、この起訴について「週間文朝」以外のメディアは「証拠が希薄すぎる」とこぞって批判的であり、まるで自分たちが「法の支配」の具現者の…
小説は続きますご一読下さい十五 エピローグ 結局、由美は殺人罪で逮捕起訴された。 現在の戸籍制度では、過去の戸籍変更に関する申請書は一五〇年間保管されており(…
小説は続きますご一読下さい要するに、お前の言った一般論は確かによくできたストーリーだけど、それじゃ魔女裁判と変わらないだろ。特定の個人の指弾のために世間様を味…
小説は続きますご一読下さい矢口は全貌が掴めたが、それを確たるものとしたかった。これも、あいまいさを好まない法律家の性かもしれない。 「それじゃあ、俺も一般論な…
小説は続きますご一読下さい海藤はニヤニヤしながらビールを飲んでいるだけでなにも釈明をしないので、矢口が続ける。 「ネタ元は警察か?」 二村薫の復讐劇を知ってい…
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