漢方1日1歩 さん プロフィール

  •  
漢方1日1歩さん: 漢方1日1歩
ハンドル名漢方1日1歩 さん
ブログタイトル漢方1日1歩
ブログURLhttp://ameblo.jp/youdoutoudou/
サイト紹介文今日から臨床に役立つ漢方1日1話
自由文先哲がつないでくれた伝統医学「漢方」をより多くの悩める患者さんに役立てるための日々の研鑽備忘録です。傷寒論やその他先哲の書物から臨床に有用な文言を抜き出し応用していくことが目的です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供149回 / 365日(平均2.9回/週) - 参加 2013/10/20 21:30

漢方1日1歩 さんのブログ記事

  • 認知症と漢方
  • 日本漢方は口訣漢方と揶揄されることもありますが、口訣は臨床に非常に役立ちます。先哲から現代の口訣まで漢方1日1歩が現代語訳し一部わかりやすように改編してお伝えします。 認知症には昼は帰脾湯または清心連子飲。夜は六味丸  (香月牛山) 高齢化に伴って認知症は増加の一途である。漢方のみで認知症をコントロールするのは無理だが現状より少しでも改善させる方策が漢方にはある。その意味で帰脾湯、清心連子 [続きを読む]
  • 本当の漢方処方能力見抜いてますか?〜亀井南冥〜
  • 本日は先哲命日初めてこのブログをご訪問の方は是非日常診療カテゴリーもご覧下さい。  亀井南冥は1814年4月21日に死去している。永富独嘯庵の一番弟子で、夭逝した師匠に変わり遺児を五島候に出仕するまでに立派に育て上げた。亀井南冥は儒者としてあまりに優れていたため医としては埋没している感があるが極めて有能な漢方医であった。儒者としての亀井塾では3奪と言って簡単に言えば①身分②学歴③年齢を一旦ご破算にして [続きを読む]
  • マシンガンを下さい
  • 何とも物騒なタイトルだが、片田舎の私の診療所に「マシンガンを下さい!」と言う患者が来た。今風の若者であったが話を聞くと友達が飲んで良かったからマシンガンをくれとの事である。頭をフル回転したらツムラ麻子仁丸(マシニンガン)のことであった。確かに麻子仁丸は便をマシンガンのように次々出すのだが(^∇^) 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • ちょこっと中医学 心
  • 私は日本漢方だが中学の知恵をいつも拝借している。 心は血脈・神志を主りその華は顔にあり血脈を満たし舌に開竅する とある。西洋医学との関連から脈や心臓機能はうかがえるが、神志と舌は独特な概念である。味覚と構音も心の作用とある。使用したことはないが構音障害に心に効く酸棗仁や龍眼肉などが有効なのかもしれない。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 下痢に下剤を用いる
  •  大黄は下痢疾患の最重要生薬で大柴胡湯や大承気湯は下痢疾患にも頻用する。下痢に下剤を用いることを 通因通用 というがこれが理解できると漢方医として1段ステージが上がったと考えてよい。応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 男性不妊症
  • 香月牛山(1656−1740)は4月12日に死去している。古方全盛時代にあって後世派として異彩を放った人物である。彼は男性不妊に日本で初めて言及した。 子供がない原因は多くは父の陽気不足であり、母の血不足にばかり原因を求めるのは誤りである(漢方1日1歩意訳) 当時すべて母体のせいにされていた時代背景でこう喝破した香月牛山の先見性が伺われる。子供は現在でも授かりものであり、不妊治療は漢方が効 [続きを読む]
  • 当帰芍薬散の腹診の奥義
  •  当帰芍薬散に限らず瘀血の圧痛点には特徴がある。これは押さえると上・下・腰などの方向に響くのである。稲葉文礼(?-1805)の『腹証奇覧』では当帰芍薬散の腹候で これを按じて痛み腰背に徹する と表現している。重要なことだが見過ごされていることが多い。繰り返しになるが瘀血の圧痛点は放散する圧痛であり胸脇苦満とは明らかに異なるのである。 応援 お願いいたします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 産後女性最大の試練
  •  江戸時代出産後は産後の肥立ちをよくするために7日間「産椅」という椅子に座らされていた。勿論迷信で弊害が多く出産後女性には大変な苦痛であった。この7日間のせいで足がしびれたり、足の血行障害のために歩行困難になったものがあったという。この病態に 芍薬甘草湯 が良いと小島有卿がその著書に書いている。現在はない病態の発症機序だが私はお寺で正座を長時間しなければならないという老婦人に予防で芍薬甘草 [続きを読む]
  • 産後のトラブルと漢方
  • 芎帰調血飲は産後のトラブルには非常によく効く。私は高齢者にも芎帰調血飲を頻用する。ポイントは 真綿のような腹候 である。高齢者と産後はあまり結びつかない気がするが出産後から50年たっていても産後は産後である。中には本当に20代の出産後からの不調が50年ぶりに改善した芎帰調血飲著効例がある。 応援 お願いいたします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • ちょこっと中医学 肝
  • 私は日本漢方なので中医辨証論治はできない。でもお知恵をちょっと拝借している。 肝は疏泄・蔵血を主り華は爪にあり筋を満たし目に開竅する とある。これに基づき筋肉の痙攣や目の疲れ爪疾患に応用されることがある。特にこの疏泄という考えが非常に重要である。多くの愁訴を持つ患者が柴胡剤を使用するだけでみるみるよくなることを経験する。これがある種の疏泄であり古人は気がのびやかに枝を伸ばすのにたとえている [続きを読む]
  • 牛車腎気丸と目のかすみ
  •  牛車腎気丸は八味地黄丸に牛膝・車前子を追加したものである。牛膝はいったん置いといて車前子を考えると車前子には 清熱利湿・滲湿止瀉・清肝明目 作用がある。八味地黄丸を使いたいような病態で目がかすんだりするときにはエキスでは牛車腎気丸を使用するチャンスがあると思う。またツムラのエキスでは八味地黄丸に比べ附子の量が多い。これも使い分けで重要なポイントである。 応援 お願いします。にほ [続きを読む]
  • アレルギー性鼻炎の西洋薬との併用
  •  アレルギー性鼻炎の抗アレルギー薬は有効薬が多く発売されているが、患者の満足度は総じてい低い傾向がある。その最大の理由が抗アレルギー薬は大なり小なり鼻粘膜を乾燥させる方向に向かうという事である。この乾燥により症状が悪化したり、薬の効力が落ちることが多々ある。この悪循環を緩和するのが清熱滋潤作用を有する 辛夷清肺湯 である。小青竜湯ばかりにスポットライトが当たるがもう少し使用されてもよい気が [続きを読む]
  • 1+1=2?
  • 1+1=2が成立するのは算数の試験だけである。生薬の効能も1+1=2とはならない例えば 柴胡+升麻は升提柴胡+黄芩は少陽正面柴胡+芍薬は疏肝解鬱 などとなる。この1+1=∞となる生薬対の事を薬対という。応援 お願いいたします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 五苓散と苓桂朮甘湯の違い
  • 五苓散と苓桂朮甘湯は茯苓・朮・桂枝が共通である。朮の含有量は同僚だが 茯苓(五苓散 3g 苓桂朮甘湯 6g)桂枝(五苓散1.5g 苓桂朮甘湯 4g) とかなり異なるこの違いが大きい。五苓散の茯苓はあくまで水毒の1生薬だが、苓桂朮甘湯は主役である。また桂枝は五苓散は四苓湯を動かすためのエンジンだが、苓桂朮甘湯では気をコントローする重要な任務を担う。そういう意味でこの方剤は桂枝茯苓丸と相通ずるもの [続きを読む]
  • 山本巌漢方大量投与への批判
  • 山本巌はエキス製剤は常々 必要十分量かつ必要最小量 と言っている。当たり前のことである。なおかつ『傷寒論』処方は少量でも効果があることが多く後世方は大量を要するとも付け足しておりまさにこのとおりである。しかし今の山本巌漢方はエキスは3倍量使うという間違った考え方だけが独り歩きしている気がする。勿論3倍量必要な病態もあるが、すべての病態では決してない。 応援 お願いいたします。にほ [続きを読む]
  • 通導散の脈
  • 矢数各の著書を見ると通導散の脈は  細実 であると書いている。瘀血があり血行不良があるので脈が細くなるという。私は脈診に自信がなくこの細実というのがよくわからなったがある時通導散が効いた症例を経験して逆算して細実というのを理解した。山本巌が常々「患者が先生や」と言われていたそうだが私の脈の習得はいつも患者に教えてもらっている。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 唯一の生薬
  • 安中散は桂枝・良姜・大棗・延胡索・甘草・縮砂・茴香・牡蛎からなるが特に良姜・延胡索・縮沙・茴香」はエキス製剤では安中散にしか含まれていない。特に延胡索は生理痛に欠かせない生薬で私は桂枝茯苓丸や当帰芍薬散に合方している。私はコタローの安中散カプセルとオースギの安中散顆粒を用いている。コタローはカプセル剤であり、オースギは1回1gであり合方にはもってこいである。応援 お願いいたします。 にほんブロ [続きを読む]
  • 吉益東洞のライバル
  • 本日漢方先哲誕生日初めてご訪問の方は是非日常診療カテゴリーもご覧下さい。  永富独嘯庵は、1732年3月10日生まれであり夭逝したが日本漢方に確固たる軌跡を残した大偉人であり、師の山脇東洋(1705−1762)からその才を最も愛された男である。 豊臣秀吉が近習に「自分が死んだら天下を取るのは誰か?それは黒田官兵衛である。」と語ったとされるが、吉益東洞も「もし自分が死ねば、独嘯庵が医の先頭に立って後進を導 [続きを読む]
  • 屏風で風を防ぐ
  •  玉屏風散はその名の通り、屏風を立てて風邪を遮るように衛気虚を改善する効果があり風邪をひきやすいなどに用いる。その構成生薬は 黄耆白朮防風 と単純であるが効果的である。しかし今の日本には屏風のある家庭が少なく屏風を立てて・・・と言われてもピンとこない。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 四物湯を利かせるコツ
  • 四物湯の祖は金匱要略の芎帰膠艾湯で芎帰膠艾湯から阿膠・艾葉・甘草を除くと四物湯になる。エキスではツムラが四物湯当帰・川芎・芍薬・地黄それぞれ3g なのに対し 芎帰膠艾湯当帰・芍薬4g・地黄5g・川芎3g と四物湯部分が増量されている。ほかの生薬が邪魔にならなければ補血薬はある程度の容量依存性が認められており芎帰膠艾湯の方が効きがよい可能性がある。 応援 お願いします。に [続きを読む]
  • 補血薬に何故当帰?
  • 補中益気湯には当帰が入っている。補気薬に何故?と思うかもしれないが 少量の補血薬を入れると補気の効果が増す という理論によるらしい。構成生薬には一つとして無駄がない。しっかり見つめるとまた方剤の違った側面が見えてくる。 ※勿論当帰の本来の作用を加えたい意図もあります。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 伝家の宝刀「陰虚」
  •  気は見えない。しかし存在する。電子レンジと電気と同じである。電気は見えないがそれが電子レンジという見える機能を発現させている。気には推動温煦固摂気化防御各作用があるとされている。私は中医ではないが、このくらいは言えるようにしている。臨床上使用するかは別として中医学の知識はあった方がよいと思う。ただ一つだけ言えることは中医で1流の先生は日本漢方の先生と話をする際にはあまり理論を持ちださない。陰虚を [続きを読む]
  • 穴はないですけど?
  • 五行理論では5蔵は5竅(穴)に開竅している。 肝ー目心ー舌脾ー口肺ー鼻腎ー耳 舌の先の所見で肝に効く方剤を投与して著効することはしばしばである。古人の観察眼に照らし合わせて事実であり臨床上は非常に参考になる。ただ舌には穴はない・・・と思う。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]