にわ さん プロフィール

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にわさん: 2.8
ハンドル名にわ さん
ブログタイトル2.8
ブログURLhttp://niitenhachi.jugem.jp/
サイト紹介文こどもからおとなまでの様々な純愛模様。同級生〜年下攻が多めです。15歳以上推奨。
自由文のんびりやってます。
好きなものは純愛・年下攻め。色々幅広く書いてみたいです。
現在公開中のシリーズは社会人先輩後輩の日常「栗原くんの恋人」、同い年カップル「青春コロリ(完結済)」、シリアス多めな美形高校生×教師「ミニマム(完結済)」、不良御曹司×奇人転校生「羊のオヴロ」、ボクサー×セコンド「落城びより(完結済)」です。他短編もきまぐれに更新しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供14回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2013/10/22 23:13

にわ さんのブログ記事

  • 続・バカと恋仲
  • 短編『バカと恋仲』の続きです 冷えた朝の空気に当たりながら、人波の途切れたホームの一角でスポーツ紙を広げて電車を待っている。5号車右側の扉前に立つ人間は俺以外に誰もいないが、数メートル距離を置くと同じように電車を待つ人が列をなしていて、何とはなく視線を向けると多くの乗客が不自然なほど一斉に顔を背けた。 彼らが俺のことを奇異に思っていることは十分理解している。俺がもしあの中の誰かと逆 [続きを読む]
  • ニイテンハチノニ
  •  とある住宅地の端の端、赤いポストが立っている十字路の一角に、二件の一般住宅が並んで建っている。通りから向かって右側の青い屋根の一軒家から一人の青年が出てきて門に手をかけたタイミングで、隣接する赤い屋根の家の玄関が開き、よく似た背格好の青年が出てきた。二人は視線を交わし、挨拶をするでもなく道路に出て同じ歩幅で歩きだす。  青い屋根の家から出てきた青年は蜂森八重太(はちもり・やえた)、赤い [続きを読む]
  • ごあいさつと第三回アンケート結果まとめ
  • 新年明けましておめでとうございます。もう1月が終わろうとしているなかで遅ればせながらのご挨拶失礼いたします。 昨年は更新に時間を割くことが出来ず、折を見て執筆は続けて参りましたが、結果的に公開出来た作品は5つだけでした。 2017年も個人的に激動の年となりそうなので、目標は欲張らず、あくまで『ブログ閉鎖しない』というこの一点に絞っていきたい所存です。 通年このようなペースにも拘わらず、拍手やコメ [続きを読む]
  • 栗原くんの恋人_『唇と罰』
  •  敬介さんが持ち歩いているプラスチックボトルは親指くらいのサイズで、彼はふとした瞬間にそれを取り出し、人差し指の先で救い取ったバームを唇に塗る。たとえば赤信号が変わるまでの待ち時間であるとか、喫煙所を出てから俺がコーヒーの空き缶を捨てて戻ってくるまでの間であるとか、休日の朝、洗顔を終えて少しばかり眠気を覚ましたその瞬間に。敬介さんの唇は乾燥しやすく、この季節になると特にひどく荒れる。一端の社 [続きを読む]
  • タクミトセノ_6
  •  波に合わせて揺れるクルーザーの上でゆっくりと深呼吸する。遠くの方からモーター音が聞こえ、遊覧船が滑るように渡航していくのが見えた。まるであちら側とは流れていく時間が異なるように、ここはひどく静かだ。湖畔には午前中に立ち寄った土産物店や神社が見える。土産物屋の二階にはレストランがあって、ここで獲れるマスだのワカサギ料理が食べられるらしいのだが、一番人気は地元産の牛を使った牛めし定食らしい。ちなみに [続きを読む]
  • 不公平な幸福
  •   俺はこれまでどちらかといえば優等生だったはずだ。部活も勉強も精いっぱい努力してそれなりの成果を上げたし、規則にも従って生きてきたつもりだ。だから久しぶりに会った友人の恋人が同性だったというシチュエーションにどう対応したらいいのか見出すことができないのは、学校で教えてくれなかったせいであって、俺が無能だからではない。  高校時代の友人である高梨健吾(たかなし・けんご)は当時から自由奔放と [続きを読む]
  • はじめに/更新履歴
  • ご注意ください。ここは私「にわ」の創作文章を置いているブログです。男性同士が愛し合う、同性愛がメインテーマです。直接的な過激描写はない(つもり)ですが、作風としては15歳以上の方推奨です。全てよくあるオリジナル設定。ここに書かれているものは脳内の妄想であり、実在の人物、場所、施設、商品等とは一切関係ありません。法律や歴史的事実を捏造している場合がございます。苦手な方はブラウザバックかクローズしてい [続きを読む]
  • 小説総合もくじ
  • >>2.8_好きな「攻」キャラクターアンケート集計結果やコメントは今後の創作の参考にさせていただくことがございます。 読み切り短編↑ で目次へ。気まぐれに更新。<以下連載もの。タイトル で作品別目次へ。>『栗原くんの恋人』社会人。後輩×先輩。マイペースなゆったり恋愛風景。『青春コロリ』不器用な高校生カップルの青い春。【本編全十二話完結】『ミニマム』美しい生徒と若年教師の不 [続きを読む]
  • うそをつくひと
  • 「あぁっ。疲れた」 近衛凛ノ介(このえ・りんのすけ)は天井に向かってそう叫ぶと、ベッドにどさりと腰を落とし、雑な手際で襟からネクタイを引き抜いた。つい先ほどまで同じホテルのパーティの会場で華やかに笑って見せていた顔の眉間には縦皺が寄っている。「セリちゃんセリちゃん、マッサージしてよ」 甘えた声を投げかける相手は、この部屋に入ってすぐに脱ぎ捨てられたジャケットを拾いブラシをかけていた秘書、芹山(せり [続きを読む]
  • ブックマーク_後編
  • ←中編 職員室から教室へ戻ってきた本治の額に何かが当たり、弾けた。シャボン玉だった。見ると奈津が窓枠に腰かけ、外に向かってシャボン玉を吹いていた。「怒られるぞ」「んー?」 奈津は声をかけた本治に向かって、小さなシャボン玉を大量に吹き付けた。本治の体にぶつかった透明の玉は次々と割れて、せっけん液に戻った。「濡れた・・・」「いいじゃん。シャボンも滴るいい男」 奈津は悪びれなく、鼻歌を歌いながらストロ [続きを読む]
  • ブックマーク_中編
  • ←前編へ 栞が本治と同じ時間に登校し、下校し始めてから一カ月経った。今ではわざわざ職員室で頼まなくても、美術室には朝早い時間から暖房が入っているという。部活後は本治が部室を出ると必ず栞が校門で待っていて、野球部の仲間とはそこで別れて二人で帰宅する。 栞の首には本治があげた今年二本目のマフラーが巻かれている。本治が巻いているものとは色も柄も違うが、弟手製のマフラーだ。今のところなくさずに毎日使っ [続きを読む]
  • ブックマーク_前編
  •  この短い話の主人公として選ばれた東本治(あずま・もとはる)は、とある高校の野球部に所属する二年生である。高校球児として平均的な身長と体重、一目で部活動を当てられる五分刈り頭に日焼けした肌、これといった特徴のない日本男児の見本のような顔立ち。本治について知る者が彼を語るとすれば、「ごく普通」としか形容しようのない容姿よりも、その性格に関する情報が主体となるだろう。 本治は生まれ持った「菩薩のように [続きを読む]
  • 羊のオヴロ_第十八話『ドルソ』
  •  これが本物に忠実なデザインなのだとしたら、平安時代の貴族はきっと荷物を担いで全速力で走り回ることなどなかったに違いない。そう潮に確信させるほど、光源氏の舞台衣装は大島を肩に担ぎあげて疾走することに向いていなかった。いっそすべて脱ぎ去ってしまおうか、という考えがよぎったとき、背中の方から大島が声をかけてきた。「どこに行く」「あ!?いや、どこって、あー、とりあえずタクシー拾って店に、オルコに行きます [続きを読む]
  • 天使が落ちる穴
  •  大晦日の夜までずれ込んだ道路工事の仕事を終え、一人暮らしのアパートにくたくたの体で帰宅した。今年の年末は天候に振り回されたせいもありスケジュールが狂いがちで、ろくに疲労も抜けないままギリギリのところでなんとか納期に間に合わせることが出来た。もう何年もこのような生活を続けていて、現場でもベテランの域に差し掛かっているというのに、どういうわけか年末には決まって忙殺されてしまう。もし俺が現場を取り仕切 [続きを読む]