株式会社の有限責任 ミナミの帝王1巻

今日はミナミの帝王第1巻「ワルの会社設立法」から株式会社の有限責任についてみていこうと思います。ミナミの帝王 1 [Kindle版]・あらすじミナミの金貸し萬田銀次郎は喫茶店で電話のあった客を待っていた。待っていると現れたその男は1千万以上するポルシェシルクのスーツ6

株主提案権 牛島信著「逆転 リベンジ」より「権利」

逆転 リベンジ (幻冬舎文庫) [文庫]今回は牛島信先生の小説「逆転 リベンジ」という短編小説集のなかにある「権利」という小説をご紹介しようとおもいます。この話では株主提案権を取り扱っています。あらすじ東亜物産の営業三部次長の片野公介（54歳）は出世や成功にしだい

短期消滅時効、時効の利益の放棄～ミナミの帝王第14巻

今回はミナミの帝王第14巻に収録されている「ツケの時効」を見ていこうと思います。短期消滅時効や時効の利益の放棄を取り扱った話です。あらすじある日、銀次郎はミナミのスナックに来ていた。店の客入りが悪いのでママに調子を聞くと、バブルが弾け客足がすっかり遠のい

共同不法責任～ミナミの帝王95巻

今回は共同不法責任を取り扱った、ミナミの帝王95巻に収録されている「犯人は誰や！？」を紹介したいとおもいます。あらすじ古橋健二（32歳）はパチンコ狂いだ。 パチンコのタネ銭が切れたときは金貸しの萬田銀次郎を呼び2、3万円借りる。銀次郎もこころよくかしてくれる

損害賠償、正当防衛～ミナミの帝王第18巻

今回は損害賠償や正当防衛を扱ったミナミの帝王第18巻に収録されている「セクハラの価格」を見ていこうと思います。あらすじ牧原印刷所で働く美人OLの中西光子。しかし最近、社長である牧原のセクハラにほとほと困っていた。ある日、社長と2人っきりで残業させられた光

不確定期限の期限～ミナミの帝王第18巻

今回は不確定期限の期限を取り扱ったミナミの帝王第18巻に収録されている・・・タイトルはそのまんまずばり「不確定期限の期限」を見ていこうとおもいます。あらすじクラブを経営する今田は銀次郎への借金の支払いを竹中という知り合いから近々返済されるよていの借金の

占有屋、抵当権使用者の引渡し猶予、有益費、留置権～カバチタレ第3巻

今回はカバチタレ第3巻に収録されている「その三十三 少しずつ、やがて大きく狂う歯車」「その三十四 大決意、受任宣言！」 この部分は3巻から4巻にかけて描かれている自動車ローンや競売物件の続きものシリーズなのですが色々な問題が複合的に絡み合っていて、それを

計画倒産、通謀虚偽表示等～ミナミの帝王第5巻

 今回は計画倒産を取り扱ったミナミの帝王第5巻に収録されている「整理屋VS銀次郎」を見ていきたいとおもいます。あらすじ萬田銀次郎の債権者である柳田という会社社長が、取引先だった会社（田沼鉄工所）の倒産によって金が返せなくなったと泣きついてきた。柳田の話から

危険負担～ミナミの帝王第71巻72巻

今回は危険負担や受領遅滞を取り扱ったミナミの帝王第71巻72巻に収録されている「盗まれた輝き」をみていこうと思います。あらすじミナミで宝石店を営む吉本は、セレブの奥様・紗里奈と商談がまとまり、1億円の宝石の売買契約を結んだ。納品日に紗里奈の屋敷を訪ねた吉本

制限行為能力者の取り消しと詐術～ミナミの帝王61巻62巻

今回は制限行為能力者の取り消しと詐術を題材にしたミナミの帝王61巻62巻の「ワルの借金返済法」を見ていきたいとおもいます。あらすじ借金取りから逃げ回るオンボロ人生の浜中は、中学の同窓会で再会した相川精一から合法的に借金を踏み倒す方法を聞かされる。それは浜