青い鳥 さん プロフィール

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青い鳥さん: 美術めがね
ハンドル名青い鳥 さん
ブログタイトル美術めがね
ブログURLhttp://artscope.blog.fc2.com/
サイト紹介文絵画、版画、写真などジャンルを問わず、首都圏で今見たい展覧会をご紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供40回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2013/11/08 21:32

青い鳥 さんのブログ記事

  • これぞ暁斎!世界が認めたその画力
  • 伊藤若冲(1716〜1800)、曾我蕭白(1730〜1781)など江戸時代の絵師が注目されていますが、幕末から明治に活躍した河鍋暁斎(1831〜1889)の経歴はユニーク。6歳から2年ほど歌川国芳(1798〜1861)のもとで浮世絵を学び、その後、狩野派に師事して伝統的な日本画を学びます。通常は何十年もかかる修業を19歳で終え、さらにあらゆる流派を研究。仏画から戯画までさまざまな画題を、さまざまな技法で描き上げ、ひとりの絵師の作品と [続きを読む]
  • マティスとルオー展
  • 20世紀最大の宗教画家と呼ばれるルオー(1871〜1958)と、色彩の魔術師と呼ばれるマティス(1869〜1954)。それぞれに個性を際立たせるふたりの画家は、パリの国立美術学校でともに学んでいました。指導にあたったのは、聖書や神話を題材とした幻想的な作風のギュスターヴ・モロー(1826〜1898)。ふたりの個性を巧みに引き出したといいます。卒業後もマティスとルオーは、1906年からマティスが亡くなる前年の1953年まで、手紙のや [続きを読む]
  • N・S・ハルシャ展 −チャーミングな旅−
  • 力強い色彩で水玉や網目が無限に増殖する草間彌生(1929〜)の世界に対し、インド現代美術界で活躍するN・S・ハルシャ(1969〜)は、やわらかな色彩でモチーフを反復して描きます。画面いっぱいにたくさんの人を描いても、同じ人は二人といません。表情、しぐさ、衣服など全て異なる人々が、世界の縮図のように描かれます。故郷である南インドのマイスールを拠点に、人物や動物、宇宙などのモチーフをユーモラスに、またシニカルに反 [続きを読む]
  • 田沼武能肖像写真展 時代を刻んだ貌
  • 写真家田沼武能(1929〜)は、東京・浅草生まれ。小学3年の時に中国と戦争が始まり、中学2年になると軍需工場に駆り出され、教室での勉強など無きに等しかったといいます。私の青春は、戦争と敗戦の混乱で埋まっているとも。サンニュース社に入社した田沼が「藝術新潮」の嘱託として、日本画の巨匠横山大観の撮影をすることになったのは、21歳のとき。以降、フリーランスになってからも、数えきれないほどの人物写真を撮り続けてき [続きを読む]
  • 日本画の教科書 東京編
  • 開館50周年記念特別展として、日本画の名品を惜しげもなく公開している山種美術館。創立者である山崎種二が、戦前戦後を通して同時代の画家たちを支援し交流しながら、コレクションを形成してきた山種美術館だからこその展示です。「日本画の教科書」と題することができるのも、その自信の表れといえるでしょう。さて、どんな名品に出会えるでしょうか。<会期:2017年2月16日(木)〜4月16日(日)> 日本画の魅力といえば、花鳥 [続きを読む]
  • 草間彌生 わが永遠の魂
  • 「世界で最も影響力のある100人」(2016年・米タイム誌)に日本人で唯一選ばれた草間彌生(1929〜)は、日本が誇る不世出のアーティストといってもよいでしょう。1957年に渡米し、作品だけでなく、「ハプニング」と呼ばれるパフォーマンスでも話題に。帰国後も、ロンドンのテート・モダンやパリのポンピドゥ・センターでの個展を成功させ、2012年のルイ・ヴィトンとのコラボレーションでは、ニューヨーク5番街にあるルイ・ヴィトン [続きを読む]
  • ティツィアーノとヴェネツィア派展
  • ルネサンス期のイタリアにおいて、素描を重視したラファエロ(1483〜1520)、ミケランジェロ(1475〜1564)などフィレンツェの画家たちに対し、ティツィアーノ(1488/90〜1576)を筆頭としたヴェネツィアの画家たちは、色を重視したといわれます。水の都ヴェネツィアで描かれた、豊かな色彩と光の表現にあふれた作品群を、東京都美術館で見ることができます。<会期:2017年1月21日(土)〜4月2日(日)> 海に囲まれたヴェネツィ [続きを読む]
  • オルセーのナビ派展
  • 19世紀末のパリ。ヘブライ語で預言者を意味する「ナビ派」と称した、若き芸術家のグループがありました。新しい絵画を模索した、ボナール(1867〜1947)、ドニ(1870〜1943)、ヴュイヤール(1868〜1940)などの画家たちです。オルセー美術館のナビ派コレクションから約80点を集め、ナビ派の芸術を日本で初めて本格的に紹介する展覧会が、三菱一号館美術館で開かれています。<会期:2017年2月4日(土)〜5月21日(日)> 折りしも [続きを読む]
  • DAVID BOWIE is デヴィッド・ボウイ大回顧展
  • 1947年1月8日に生まれたデヴィッド・ボウイは、69歳の誕生日である昨年1月8日に新アルバム「★(ブラックスター)」を発売。その2日後の1月10日にこの世を去りました。70歳を迎えるはずだった2017年1月8日から天王洲・寺田倉庫G1ビルで始まった大回顧展は、2013年に英国のヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が企画したもの。世界9ヶ国を巡回し、日本での開催となりました。<会期:2017年1月8日(日)〜4月9日(日)> 特長 [続きを読む]
  • 日本画の教科書 京都編
  • 開館50周年を迎えた山種美術館の記念特別展として、京都画壇を代表する名品が勢ぞろいしています。竹内栖鳳(1864〜1942)、上村松園(1875〜1949)、福田平八郎(1892〜1974)など、「日本画の教科書」というタイトルにふさわしいラインアップ。特に、山種美術館の代名詞でもある竹内栖鳳「班猫」(1924)は、このような機会がないとなかなか目にすることができません。<会期:2016年12月10日(土)〜2017年2月5日(日)> 「班 [続きを読む]
  • 小田野直武と秋田蘭画
  • 1774年、ドイツ人医師クルムス原著のオランダ医学書「ターヘル・アナトミア」を杉田玄白らが訳し、「解体新書」として刊行しました。その挿絵を描くことに抜擢されたのが、当時25才、秋田藩の小田野直武(1749〜1780)。原書の銅版画を小田野が写しとり、その下絵に基づいて木版で刷られたといいます。徳川吉宗が洋書の輸入を緩和したことから、ヨーロッパの学術・文化を研究する蘭学が盛んになっていた江戸時代半ば。江戸に上り、 [続きを読む]
  • クラーナハ展 500年後の誘惑
  • 冷めたまなざしと白い肌。小ぶりな乳房と少女のようにも見える肢体。クラーナハ(1472〜1553)が描いた女性像は、ボッティチェリ(1445〜1510)やラファエロ(1483〜1520)といったイタリア・ルネサンスの画家たちのふくよかな女性像に比べると、どこか不健康で妖しい雰囲気をまとっています。ドイツ・ルネサンスを代表する画家、クラーナハ。特異のエロティシズムと評される一癖ある作品群が、国立西洋美術館に集結しています。< [続きを読む]
  • 拝啓ルノワール先生
  • この秋、交流のあった二人の画家に注目した展覧会が開かれています。ひとつは、フランスのアルルで2ヶ月をともに暮らしたゴッホ(1853〜1890)とゴーギャン(1848〜1903)の作品を比較しながら鑑賞できる、東京都美術館のゴッホとゴーギャン展。さらに三菱一号館美術館では、ルノワール(1841〜1919)と、晩年のルノワールに師事した梅原龍三郎(1888〜1986)の作品を、周辺の画家たちの作品とともに見ることができます。<会期:2 [続きを読む]
  • ゴッホとゴーギャン展
  • オランダ生まれのゴッホ(1853〜1890)と、フランス・パリに生まれ、ペルーで子ども時代を過ごしたゴーギャン(1848〜1903)。1888年の秋、ふたりは南フランスのアルルで共同生活をおくっていたといいます。その年の12月、衝撃的な幕引きを迎えるまでは…。街を歩いていたゴーギャンに剃刀を持ったゴッホが走りより、その場では何もないまま立ち去りますが、気持ちのやり場を失ったゴッホは、自らの左耳を切り落とすのです。共同生 [続きを読む]
  • 速水御舟の全貌
  • 燃え上がる炎と舞い飛ぶさまざまな色の蛾を描いた、速水御舟(1894〜1935)の「炎舞」(1925)。蛾が焼き尽くされるようにも、昇華するようにも見え、情念すら感じるこの作品は、山種美術館の代名詞ともなっています。山種美術館の開館50周年記念特別展として、速水御舟の初期から晩年にいたる作品約80点を見ることができます。 東京に生まれた御舟ですが、22歳頃から京都近郊の修学院にこもって制作に没頭します。24歳のときに描 [続きを読む]
  • 田沼武能・熊切圭介・齋藤康一写真展「時代の風貌」
  • 教科書で見知っている志賀直哉、川端康成といった小説家や、ブームを巻き起こした小津安二郎、大島渚などの映画監督。さらに、映画「シン・ゴジラ」で首相官邸の壁に掛けられていた絵の作者でもある片岡球子。昭和の時代に文化を創りあげた人物たちの肖像とじっくり向かい合える写真展が、ノエビア銀座ギャラリーで開催されています。<会期:2016年9月5日(月)〜11月4日(金)> 会場には、24枚の肖像写真が並んでいます。一番古 [続きを読む]
  • モードとインテリアの20世紀展
  • 2016年は、ポーラ美術館、三菱一号館美術館、世田谷美術館で、ファッションをテーマとした展覧会が開催されましたが、また新しい切り口のファッション展が始まっています。今回、パナソニック汐留ミュージアムに展示されているのは、世界的なデザイナー森英恵を生んだ島根県石見地方にある、島根県立石見美術館が所蔵する国内屈指のモードコレクション。ファッションがめまぐるしく変化した20世紀に焦点をあて、その流れをインテリ [続きを読む]
  • ダリ展
  • サルバドール・ダリ(1904〜89)の名前は誰もが一度は耳にし、ぎょろりとした目とくるんとカールしたひげを持つ独特の風貌を思い浮かべるのではないでしょうか。そして、作品に描かれた砂浜を思わせる黄色い大地や、ぐにゃりと折れ曲がった時計などの奇妙なモチーフも。国立新美術館に集結しているのは、故郷のスペインからパリ、アメリカへと進出した、少年時代から晩年まで約250点に及ぶ作品群。めくるめくダリの世界にどっぷり [続きを読む]
  • 朝井閑右衛門展 空想の饗宴
  • モダン東京と呼ぶにふさわしい、関東大震災から復興を果たした1930年代の東京。そんな時代の空気を感じさせる1枚が、朝井閑右衛門(1901〜1983)の「丘の上」(1936)です。神奈川県立近代美術館所蔵の傑作を、練馬区立美術館で見ることができます。<会期:2016年9月18日(日)〜11月13日(日)> 500号の大画面には、一角獣の獣面をかぶった道化師を中央に、楽器を奏でる3人の男性とダンスを踊る3人の女性、7人の饗宴が描かれて [続きを読む]
  • 鈴木其一 江戸琳派の旗手
  • 琳派といえば、京都の絵師、尾形光琳(1658〜1716)の「燕子花図屏風」を思い浮かべます。金地の大画面に、緑青と群青で表現された燕子花のみが大胆に配置され、強く印象に残ります。琳派のグラフィカルな構図と金箔を使った装飾的なスタイルは、クリムトなど海外の芸術家にも影響を与えたとか。光琳から100年後、江戸の町の酒井抱一(1761〜1828)が光琳に傾倒し、江戸琳派として琳派を再興。さらに抱一の弟子の鈴木其一(1796〜1 [続きを読む]
  • ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち
  • キャプテン・クックの大航海の時代から、未知なる植物は人々の憧れ。新種の植物を追い求める「プラントハンター」が、命を懸けて世界中を探検し採集しました。今、日本で最も注目されているプラントハンターといえば、幕末より150年続く花と植木の卸問屋、花宇の五代目、西畠清順(1980〜)でしょう。年間50万キロ以上に及ぶ距離を移動し、海外諸国と240トン以上の植物を取引しているといいます。そんな西畠が集めたウルトラな植物 [続きを読む]
  • ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち
  • 日伊国交樹立150周年ということで、今年は、ボッティチェリ、カラヴァッジョからポンペイの壁画に至るまで、イタリア美術を堪能する恩恵に浴しています。そしてこの夏、国立新美術館で見ることができるのは、選りすぐりのルネサンス期ヴェネツィア絵画。特に、高さ4メートルを超えるティツィアーノ(1490頃〜1576)の大作「受胎告知」(1563〜65頃)は、サン・サルヴァドール聖堂の祭壇画を持って来てしまったというから驚きです。 [続きを読む]
  • 木々との対話 再生をめぐる5つの風景
  • 展示室に足を踏み入れたとたん、木の香りに包まれ、穏やかですがすがしい気持ちになります。國安孝昌(くにやすたかまさ)、須田悦弘(すだよしひろ)、田窪恭治(たくぼきょうじ)、土屋仁応(つちやよしまさ)、舟越桂(ふなこしかつら)、木を素材とした彫刻やインスタレーションに取り組む5人の作家の展覧会が、東京都美術館開館90周年記念展として開催されています。<会期:2016年7月26日(火)〜10月2日(日)> 白木を見た [続きを読む]
  • メアリー・カサット展
  • アメリカ、ペンシルヴァ二ア州の銀行家の家に生まれたメアリー・カサット(1844〜1926)は、パリで絵の勉強をしたいと父親に告げたとき、「お前が死ぬのを見るほうがましだ」と言われたといいます。反対を押しきり21歳で渡仏したものの、国立美術学校は女性を受け入れておらず、ルーブル美術館で模写をして勉強する日々であったとか。先進的であったと思われる欧米においても、女性が画家になることには偏見のある時代だったのです [続きを読む]