マーキュリー2世 さん プロフィール

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マーキュリー2世さん: 心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究
ハンドル名マーキュリー2世 さん
ブログタイトル心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究
ブログURLhttp://neuropsychology.seesaa.net/
サイト紹介文心理学、神経科学(脳科学)などに関する面白い研究情報を掲載するブログです。
自由文「癌になりにくい統合失調症、ダウン症候群、アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症、ハンチントン舞踏病」や「誕生日に死亡するリスクは通常より高い」など面白い研究に関する記事ばかりですよ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供46回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2013/11/21 15:06

マーキュリー2世 さんのブログ記事

  • 物ではなく経験をプレゼントした方が対人関係が良くなる
  • 物を買うより経験を買う方が幸せになれるといわれます(Van Boven & Gilovich, 2003)。では、ギフト(贈り物)の場合はどうでしょうか?ギフトでも相手に物をあげるより経験をあげる方が効果的なのでしょうか?ところで、ギフトの役目はなんといっても、贈る者と受け手の人間関係を円滑にすることにあります。したがって、今回ご紹介する論文では、ギフトが対人関係の強さに与える影響を「物ギフト」と「経験ギフト」で比較検証しまし [続きを読む]
  • チョコを食べると笑顔の認知力が上がる
  • チョコを食べるとハッピーになるだけでなく、他者の笑顔の認知力も向上するという研究があります。また、魚醤油を飲むと、幸福感が低下、嫌悪感情が強まり、他者の嫌悪顔の認知が素早くなるという結果も得られました。つまり、何を食べる/飲むかで表情認知力は変わるというわけです。相手の表情(から伝わる情動)を理解しようと思ったら、当該情動を引き起こすような飲食物を摂取すれば、相手のことがよりよく理解できるかもしれま [続きを読む]
  • ナルトレキソンで音楽が楽しめなくなる
  • ナルトレキソンという薬で音楽を楽しめなくなるという研究があります。ナルトレキソンとは、オピオイド受容体拮抗薬(アンタゴニスト)のことです。ナルトレキソンは特にオピオイドμ受容体に対する拮抗作用が強いことから、音楽が楽しいのは部分的にはオピオイドμ受容体への作用が原因だと考えられます。Mallik, A., Chanda, M. L., & Levitin, D, J.(2017). Anhedonia to music and mu-opioids: Evidence fro.. [続きを読む]
  • 右角回が瞬きの回数を制御する
  • 瞬きの回数は人によって違います。1分間に数回しかしない人もいれば、何十回もする人もいます。この個人差はどこからくるのでしょうか?今回の研究は自発的な瞬きの回数を制御する脳部位として、右角回の関与を指摘した論文です。Nakano, T. (2017). The Right Angular Gyrus Controls Spontaneous Eyeblink Rate: A Combined Structural MRI and TMS Study. Cortex, 88, 1.. [続きを読む]
  • 他者を助けるとポカポカ暖かく感じる
  • 他者に対して利他的に振舞うと、周囲の環境がポカポカと暖かく感じるという研究があります。これは、他者に優しくすることで、相手との心理社会的距離感覚が縮まることが原因(の1つ)です。なお、本研究は比較的寒い環境で実施されていたので、気温が通常か暑い場合に同様の結果が得られるかどうかは不明です。*前日(2017年1月29日)投稿した際は「他者を助けるとポカポカ暖まる」という題名でしたが、それだと自分の身体が暖かくな [続きを読む]
  • 外国経験は人を非道徳的にさせる
  • これまでに訪れた外国の数が多いと、非道徳的になるという研究があります。これは多くの外国を訪問することで、道徳というのは絶対的なものではなく、相対的なものだという信念が強まることによります。Lu, J. G., Quoidbach, J., Gino, F., Chakroff, A., Maddux, W. W., & Galinsky, A. D. (2017). The dark side of going abroad: How broad foreign experi.. [続きを読む]
  • 痛みの後は甘い食物を食べる量が増加する
  • 身体的痛みを感じた後に、甘い食べ物を食べる量が多くなるという研究があります。ダイエット
    するならできるだけ痛みを感じない生活が望まれます。Darbor, K. E., Lench, H. C., Carter-Sowell, A. R.(2016).
    Do People Eat the Pain Away? The Effects of Acute Physical Pain on Subsequent Consumption of Sweet-Tasting Food. PL.. [続きを読む]
  • 消去法は合理的思考を促進する
  • 今回は、選択することで意思決定するよりも、他の選択肢を排除することで意思決定する「消去法」を用いる方が熟慮を促進するという研究です。論文著者は、直接選択する課題から消去法による選択をする課題に切り替えることで熟慮処理が促される現象を課題タイプ効果(task-type effect)と名付けています。Sokolova, T., & Krishna, A. (2016). Take It or Leave It: How Choosing versus Rejecting Alt.. [続きを読む]
  • スパイシーな食物を食べるとリスク追及行動が強まる
  • 人間(少なくとも中国の大学生)には、スパイシーな味が好きな人の性格に関してリスク追及特性が高く感じられ、スパイシーな味が好きな人は実際にリスク追及傾向が高く、スパイシーな味の食物を食べた後にリスク追及行動が強まるという研究があります。Wang, X., Geng, L., Qin, J., & Yao, S. (2016). The potential relationship between spicy taste and risk seeking. Judgment & .. [続きを読む]
  • 透明身体錯覚でも、身体サイズの錯覚が物体の大きさ知覚に影響する
  • 透明脚の所有感錯覚で感じた身体が大きければ物体が小さく感じ、反対に小さい身体を所有していると感じると物体が大きく感じるという研究があります。身体の大きさ(知覚)が視覚世界の知覚に影響することが知られていますが、それには身体(の一部)が目に見えるものであるという知覚は必要ないということです。本研究は透明人間錯覚とバービー人形錯覚を組み合わせた実験です。透明人間錯覚については、私の管理する別のブログ『緘黙 [続きを読む]
  • 幸せ全開の人は交渉事で搾取されやすい
  • 自分は今、最高に幸せだよということを他者に全開にしていると、ネガティブな情報をシャットアウトする奴で、世間知らずだと思われやすく、交渉事で搾取する相手として選択されやすくなるという研究があります。Barasch, A., Levine, E. E., & Schweitzer, M. E. (2016). Bliss is ignorance: How the magnitude of expressed happiness influences perceived naiv.. [続きを読む]
  • 見つめられると信じてしまう
  • 見つめられると真偽がよく分からない発言でも信じてしまう、あるいは目をそらして話されると信じられなくなるという研究があります。また、相手が目をそらして発言するよりも直視で発言する方が「信じない」という回答をする場合の反応が遅くなるという結果も得られています。Kreysa, H., Kessler, L.,& Schweinberger, S. R. (2016). Direct Speaker Gaze Promotes Trust in Truth-Ambiguous Sta.. [続きを読む]
  • 精神科医の表情認知力に関する調査
  • 精神科医の表情認知能力を調べた研究があります。精神科医が心理療法志向なのか精神薬理学志向なのか、成人精神科医なのか児童青年精神科医なのかといった違いの影響も調べています。Dalkıran, M., Gultekin, G., Yuksek, E., Varsak, N., Gul, H., Kıncır, Z., Tasdemir, A., & Emul, M. (2016). Facial emotion recognition in psychiatrists and i.. [続きを読む]