佐渡 譲(じょう) さん プロフィール

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佐渡 譲(じょう)さん: シムーン第二章 〜乙女達の祈り〜
ハンドル名佐渡 譲(じょう) さん
ブログタイトルシムーン第二章 〜乙女達の祈り〜
ブログURLhttp://simoun2.blog.fc2.com/
サイト紹介文特撮映画『円谷プロ』の元映画マンのブログ。[オリジナル小説][詩][現役時代の秘話]など
自由文特撮アニメ系の業界にいた経験から、頭に浮かんだアイディアやプロットを文にしてるだけのものです。
映画やアニメの元になる下書き程度の作品なので、小説と言うにはほど遠かろうと思っています。
文で表した映像?だと思って気楽に読んで下さい。読者の頭の中で絵になっていれば幸いです^^

作品へのコメントは下記までお願いいたします。メールの方は丁寧にご返信いたします。 
nawasijp@yahoo.co.jp
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供154回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2013/12/10 16:44

佐渡 譲(じょう) さんのブログ記事

  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (16)
  • 「人魚姫か〜」「深い海からきた幼い人魚姫は、溺れかけていた男の子を助けた。仲良くなった二人はよく海で一緒に遊んだ。そして、大きくなっても友達でいようと約束した。でも、大人になった男の子は、人間社会で暮らす内に人魚姫の事などすっかり忘れてしまった。ある日、彼の所に一人の少女がやってきた。けれども少女の海のような蒼い髪は、彼が憎んでいる敵の民族の印だった。勘違いした男は少女に銃を向けて「お前の国に帰れ [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (15)
  •  目が覚めた時には、もう陽は西に傾きかけていた。 野々村は物置から取り出してきたシャベルをケンタとマコトに差し出した。 言われなくとも、彼が何を頼もうとしているのかすぐに分かった。「すまんが頼む」 そう言って野戦病院の裏手を指差した野々村の顔はげっそりとやつれていた。 野々村が指差した場所はやや低い台地になっていて、かってはオホーツクの海を照らす灯台が立っていた。 ケンタとマコトは、白いシーツに包 [続きを読む]
  • ゴジラを書く!
  • 円谷プロダクションのスタッフだった私にとって「ゴジラ」は長い間のあこがれであり、タブーでもあった。怪獣映画が全盛期だった頃の特撮は、多分に朝鮮戦争やベトナム戦争の報道資料を参考にして製作されていたと記憶している。しかし、急速に進化してゆく兵器の性能や破壊力は次第に怪獣を凌駕し、怪獣を主人公にした特撮の映像描写は困難になった。如何なゴジラでも、近代兵器で固めた軍隊には歯が立たずに木っ端微塵となり、映 [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (14)
  •  それから医師と看護師と、患者の死との闘いが始まった。 野々村は一時も手を休める事なく、交互に赤ん坊と少女の手当てを続けた。 小此木は足に巻いた包帯から血を滲ませながら、診察台の間を行ったり来たりした。 ケンタとマコトはそんな医師と看護師をただ黙って見守るしかなかった。 何もできない自分たちをとっても無力に思った。「君たちは疲れてるだろうし、空いてるベッドで休んでいたまえ」 そう野々村に言われても [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (13)
  •  野戦病院にたどり着いたのは夜もだいぶん更けた頃だった。 野々村は、重い足を引きずりながら帰ってきた一行に驚いて言った。 「どうしたんだ!何かあったのか?」「すみません野々村先生。途中でロシアの戦闘機に襲われました」「救急車が大破してしまって、仕方なく引き返すしかなかったんです」 ケンタとマコトはいきさつを野々村に話した。「そうか…小此木君が患者をかばって怪我をしたのか」「赤十字のマークを付けてる [続きを読む]
  • ゴジラと戦争(核)と日本人
  • ゴジラに演技をつける円谷英二監督庵野秀明監督「シンゴジラ」の大ヒットで、世代を超えた人気を証明したゴジラほど息の長いキャラクターはいない。だがゴジラは、1954年の東宝映画で生まれたのではない…それ以前に、日本人とは切っても切れない深い縁の中から生まれた。私が故 円谷英二社長に初めて会ったのは、う〜んと若い頃の事だった。当時の円谷プロは、東宝から独立してTV界に乗り出し「ウルトラQ」や「ウルトラマン」をヒ [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (12)
  • 戦場では兵士よりも民間人の犠牲者の方が多い「聞こえやしねぇよ。怒鳴っても無駄だって…マコト」「でも、やる事が無茶苦茶すぎやしねぇか?あいつら」「無茶苦茶も何も…動くものは撃つのが兵隊だからな」「俺はあんな兵隊にはなりたかねぇよ」「やつらもよっぽど焦ってんだろうな…それより車だ」「あぁ、見に行こう。ケンタ」※ 戦闘地域では、何よりもまず相手の目となるものを潰す事が優先される。なので、自分達を見ている [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (11)
  • 「威力偵察なんじゃね…相手の戦闘力を探るための」「本気で日本を守る気はないって事なのか?」「ギリギリまで戦力を消耗したくないんだよ…あいつらだって」「そりゃまぁ、アメリカ本土はとっくの昔に壊滅してるし、兵隊も残り少ないだろうしな〜」「もうあいつらには帰る家もなけりゃぁ、待っている家族もいない。ロシア軍の兵隊だっておんなじさ」「そんなになってまで、どうして戦おうとするんだろうな」「ただ最期まで生き残 [続きを読む]
  • 幼女戦記 〜合理主義社会の落し穴〜
  • 徹底した合理主義を貫いて出世した管理職のエリートサラリーマンが、所帯持ちの無能な部下をリストラする。だが、妻子を養う前途を絶たれた部下の恨みを買って、駅のホームから突き落とされ、電車に敷かれて死ぬ事となった。そこで謎の存在Xにまみえ、信仰心のない罰として別世界に転生させられ、記憶を保ったまま幼女戦士として悪戦苦闘する。この作品で注目されるのは、別世界の戦争に投げ込まれた彼=幼女個人の矛盾と、国家の [続きを読む]
  • 核保有国は世界から尊敬されているか?
  • 核戦争を背景にした小説を書いたら、みなさまからたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございました^^現代世界は、核兵器を保有する国々がその独占を図る為、他の国々に「核兵器の保有を禁ずる」規制を儲けている状態です。その根本にあるのは、人類の悪しき慣習である「力による支配」であり、文明が進歩しても未だに変っていない陳腐なものです。すなわち、力さえあれば人々を支配できる。支配者は人々の尊敬を受ける [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (10)
  • 「はいっ!お役に立てるなら…でも、僕たちには任務が」「部隊の方には、僕から連絡を入れて代わりの要員を寄こしてもらう…心配はいらないよ」「分かりました。行きますっ!」 自分たちは何の役にも立たない…としょげていたケンタとマコトは、野々村に頼まれた事がうれしかった。 早速、ロシア人の赤ん坊と母親、それに少女を担架に乗せて救急車の中に運んだ二人は野戦病院を後にした。 稚内の病院まで国道238号線を走って約3 [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (9)
  • 「えっ、先生は本州の被爆地には行かれなかったんですか?」「行く準備はしたんだけどね…あっと言う間に放射能濃度が致死量に達してしまって、中止命令が出たんだ」「全滅するのが早かったですもんね〜」「それが現代の核兵器の破壊力だよ…だから、ナマの被爆症患者を診るのは初めてだ」「そうですか〜…で、どうなんですか?」「分からんが、やれるだけの治療はしてみる」 そう言って、野々村は看護師の小此木とともに、赤ん坊 [続きを読む]
  • この世の不思議
  • なぜ議員と言う種族はこうも過ちを犯すのだろうか?(笑)この世の不思議この世には 不思議な事実があるそれは 過ちを犯しても 天罰がないと言う不思議だ人は過ちを咎めるが 神は誤った人を罰しはしない人は誰でも この世に生まれてまもなく 過ちを犯す両親を困らせ 煩わせては その人生を奪ってしまうそして 大人になっても なお過ちを重ねながら生きるもし神が 過ちを犯した一人一人を 咎めていたならばその内 人類 [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (8)
  • 「せんせ〜ぇ…野々村せんせ〜ぇっ!」ケンタはドアを叩いた。「おぅっ、どうした。また怪我したのか?佐藤君…まだ、戦闘も始まってないのに」 そう言いながら、建物の中から眼鏡をかけた人の良さそうな医師が出てきた。 野戦病院は宗谷岬の一角にある元は燈台守の住居跡を利用して作られていた。 幸いにもここには自家発電機があり、井戸水をポンプで汲み上げる水道と、プロパンガスの設備が整っていた。 他の町や村の建物は [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (7)
  • 広島の原爆で負ったIII度熱傷。人体深く熱線が達するとこうなる。「ふ〜ん…そりゃぁ、見られたもんじゃなかっただろうな〜」「きっとサハリンでも同じ事が起きたんだろうな…で、これからどうする?ケンタ」「とりあえず、野戦病院に連れて行くしかないだろう」「野々村先生んとこか…だけど、女の子はとても動けそうもないぞ」「塹壕の中に弾薬を運搬する猫車(一輪車)があったよな。マコト」「それに乗せて運ぶ訳か?…そりゃ [続きを読む]
  • この世界の片隅に 〜封切3カ月後もヒット中の秘密〜
  • 『この世界の片隅に』(こうの史代:漫画 片渕須直:監督)と言うアニメ映画が日本の映画賞を総なめにした。さほど目立たない作品にも拘らず、大ヒットした「君の名は」や「シンゴジラ」を押しのけて堂々の栄冠に輝いた。驚いたり、がっかりされた方も多いと思うが、元映画人だった自分はそれを予測していたし、当然の結果だと思った。戦争を題材にした作品と言うと、反戦・平和をテーマにしたどこか政治色の強いものが多く、近年 [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (6)
  • 水を求めて飛び込んだ人々の死体で川は埋まった (8月6日 広島)「お前、ロシア語できるんか?マコト」驚いたケンタが言った。「あいさつだけだけどな…親父がプロのスキーヤーだったから、ロシアにスキーに行った事もあるよ」「へぇ〜…そりゃぁ、知らなかったなぁ」 ロシア語で話しかけられた母親は少し安心したのだろうか。 ケンタとマコトに赤ん坊を見せながら、何かを懸命に訴えかけてきた。「何を言ってるか分かるか?マコ [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (5)
  • 「おぉっ!自衛隊さんよ〜…いいところに来てくれた」「あんたらの持ってる銃でこいつらを殺やっちまってくれよ」 漁師たちはケンタとマコトを見るなりそう言った。「だめだっ!」ケンタは即座に拒否した。「なしてだめなんだ?」「捕虜は連れて行って尋問する規則になっている」「どうせ最後には殺すんだろ…なら、手っ取り早く殺っちまおうぜ」「だめだと言ったらだめだっ!規則を破ったら俺たちが処罰される」「第一そんな事を [続きを読む]
  • この世はシネマ劇場
  • この世はシネマ劇場物語の出だしはこうだっ!善政を布いて 人々に慕われた 黒人の王が退き地下深くに住んでいた 魔獣の群れが 地上に躍り出た金色の頭をした魔獣の王が 帝国を作って地上を支配し 世界は闇に包まれて 多くの人々が 虐げられて泣いたその時 神の啓示を受けし 一人の勇敢なる騎士が民衆とともに 魔獣の王と 帝国の悪に立ち向かったいいね〜 ♪これは「ロード・オブ・ザ・リング」 みたいになるのかな? [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (4)
  • 漁具…魚はまだしも人を突くのはやめましょう(笑)「あぁっ!」「な…ちょっと状況的にマズくね」「うん…あいつらだいぶん気が立ってるみたいだもんな〜」「だろ…放っといたら虐殺が起きる事態になりそうだもんな」「どうする?ケンタ」「どうするったって…止めるしかないんじゃね」「だよな〜…殺っちまったら国際法違反になるもんな」「まぁ、世界が終わった今になって、国際法も何もないもんだけどな」「でも、ヤッパ人間と [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (3)
  • 「で、中東で米軍を支援していた陸上自衛隊や、南沙諸島の哨戒任務に着いていた海上自衛隊も巻き込まれちまった」「日本中がパニックになってたよな〜」「日本どころか世界中がパニくってたよ」「ホント…俺たち以外はみんな終わったんだよな〜」「あぁ、その俺たちも遠からずに終わりだけどな」「なぁ、ケンタ…いくつぐらいまで生きていられると思う?」「さぁな〜…パーチンが来なかったとしても30くらいがギリギリじゃね」「だ [続きを読む]
  • 恐竜の王者「ティラノサウルス」滅亡の謎を解き明かす
  • 巨大な身体と大きな頭。鋭い牙と時速50キロで地を駆ける足。高い知能を持ち、グループで役割分担をして狩猟を行なった肉食獣。その狩りは人間さながら罠を張って待ち伏せし、追い込んで囲い込み、或いは崖の上に獲物を追い詰めて追い落としたりしました。白亜紀時代の昔、生態系の頂点に立っていたティラノサウルスは、今のホモサピエンス同様、当時の地球上に君臨する王者でした。一般的には、恐竜達は6400万年前に地球に衝突した [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (2)
  • 「すげぇ〜っ!あっちこっち燃えてんじゃん…サハリン」「あぁ、トライデント核ミサイルの破壊力ってハンパねぇらしいからな」「これじゃぁ、もう誰も生き残っっちゃいないだろうなぁ…サハリン」「住民全部が死ぬって事はないさ…何人かは生き残ってんじゃね」「そう言えば、どれくらい生き残りがいるんだろうなぁ…ロシア人」「さぁな?…でも、あれからず〜っとアメリカと同じように衛星放送やってるからな…ほら」「あ、本当だ [続きを読む]
  • 地球年代記 〜カルマ〜 第7話 「人魚姫」 (1)
  • ※ この小説はフィクションであり、実在の国、団体・組織、個人とは何ら関係はありません。 厚い灰色の雲が垂れ込めたオホーツクの海はどんよりと濁っていた。 宗谷岬から見る対岸のサハリンは、靄が掛かっていてまったく見えなかった。 双眼鏡を手にした佐藤ケンタは、塹壕に積まれた土嚢の間から身を乗り出して海を見ていた。 土嚢に小銃を立て掛けて、塹壕の壁にもたれていた山下マコトが声を掛けた「なぁ、ケンタ…パーチ [続きを読む]
  • 青春の傲慢
  • 青春の傲慢人が走っていくので 僕は歩いた人が動き回るので 僕はじっとしていた人が目覚めたので 僕は眠ることにした人が捨てていったので 僕は拾い上げた僕の人生は 何もかもがあべこべでそんな訳で 人は僕に見向きもしないそんな訳で 僕はいつも一人でいられたそれなのに 時々僕の真似をする おせっかい者がいて僕をしばしば あわてさせるみんなと一緒に やっていればいいものをわざわざ 僕をとがめ立てしにくるそん [続きを読む]