ねりま さん プロフィール

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ねりまさん: 宇宙、日本、練馬
ハンドル名ねりま さん
ブログタイトル宇宙、日本、練馬
ブログURLhttp://amberfeb.hatenablog.com/
サイト紹介文映画やアニメ、本の感想を徒然と書いております。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供115回 / 365日(平均2.2回/週) - 参加 2013/12/19 21:09

ねりま さんのブログ記事

  • 兵士たちの顔――『ハクソー・リッジ』感想
  •  『ハクソー・リッジ』をみました。前評判に違わぬすさまじさ。以下感想。 もはや周囲の状況も分からぬほどの土煙。横たわる無数の死体。その風景を形容するには、地獄という言葉がふさわしい。互いが互いを殺し合い、生と死の境界とが容易く溶け合う場所に、生者と死者とのあいだに、彼はいた。1945年、日本、沖縄。銃を手に取らないと誓った男が、なぜその地獄に身を投じたのか。そして彼の行為はいかなる意味を生み出したの [続きを読む]
  • アニメの外へ――辻村深月『ハケンアニメ!』感想
  •  辻村深月『ハケンアニメ!』を読んだので、感想を書き留めておこうと思います。 『ハケンアニメ!』はアニメーション業界で働く女性を主人公にした連作短編。プロデューサー、監督、アニメーターと、立場の違う三人を主人公に据え、同じ時期に「覇権」を争ったアニメをめぐる物語が語られる。本書が刊行されたのは2014年8月。同じくアニメ業界を舞台にした傑作『SHIROBAKO』放映開始が同年9月末だから、奇妙な共時性を感じもす [続きを読む]
  • 不死身のフィクション――『LOGAN/ローガン』感想
  •  『LOGAN/ローガン』を字幕版でみました。前評判の高さに偽りなしの傑作ではなかったかと思います。以下感想。 リムジンのなかで横たわる男。そのリムジンから、めぼしいパーツを奪い去ろうとする奴らが数人。横たわっていた男は流石にたまりかねそれを止めに入る。銃声。しかしその銃声は、男の命を奪いはしなかった。かつてウルヴァリンと呼ばれた不死身の男は、その不死身さにまかせて強盗どもを八つ裂きにする。ミュータン [続きを読む]
  • 2017年5月に読んだ本と近況
  • 生きている。先月のはこちら。2017年4月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬印象に残った本2 (メディアワークス文庫)作者: 野崎まど出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2012/08/25メディア: 文庫購入: 2人 : 64回この商品を含むブログ (35件) を見る 1冊選ぶなら野崎まど『2』。これで大層満足してしまって、しばらく野崎まど作品を読んでないんですがぼちぼち『know』を読もうかなという気持ち。a [続きを読む]
  • 「いま」としての未来――『メッセージ』感想
  •  『メッセージ』(原題:Arrival)を字幕版でみました。テッド・チャンの手になる原作「あなたの人生の物語」はトップ2のおかげで既読で結末と仕掛けは知ってたわけですが、大変楽しかったです。というか、この「結末を知っている」ということ自体が極めて「あなたの人生の物語」的であるなあ、という感じですが、はい。とりあえず以下感想。 それは来るべくして彼女のもとにやってきた。やってきたのは彼女のうちよりやってき [続きを読む]
  • 異形の物語――『夜明け告げるルーのうた』感想
  •  『夜明け告げるルーのうた』をみました。すげえもんをみせていただいたという気持ち。以下感想。ネタバレが含まれます。 ときは現代場所は日本、寂れた漁師町・日無町。人を喰うという人魚の伝説が残るこの町は、巨大な岩によって朝の日差しが遮られ、巨大な影が落ちる。そこに暮らす少なくない住民にとって、あるいは中学生の少年カイにとって、そこは暗くさびれた場所だった。だからカイは現実ではなくヴァーチャルな世界― [続きを読む]
  • 空虚に至る旅――『91Days』感想
  •  Netflixで『91Days』をみていまして、数週間くらい視聴が滞っていたのですが今日一気に最終回までみました。以下簡単に感想を書き留めておきます。 1920年代、アメリカ。第一次世界大戦後、自動車の爆発的な普及に象徴されるように、大衆消費社会が全社会的に展開した時代。そうした消費文化の光のなかで、闇もまた一層深くなり、そこに獣たちがうごめく。禁酒法によって巨大な市場を得、闇に生きる獣たちもまたこの世の春を [続きを読む]
  • 不完全な神とその可能性――野崎まど『2』感想
  •  野崎まど作品を刊行順にぐいぐい読んでいくぞキャンペーンが順調に進行しておりまして、本日ついに『2』に至りました。いや刊行順に読んだのマジで正解でした。以下感想。 俳優志望の地味な青年、数多一人。超有名劇団のオーディションを通過し、その一員として認められたかに思えたのも、つかの間、その劇団は解散に追い込まれてしまう。時季外れのオーディションに訪れた、ある一人の女性の完璧な演技によって。唯一彼女の [続きを読む]
  • 2017年4月に読んだ本と近況
  • 今年度の目標は、生き延びることです。先月のはこちら。2017年3月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬印象に残った本[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)作者: 野崎まど,森井しづき出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2009/12/16メディア: 文庫購入: 6人 : 252回この商品を含むブログ (105件) を見る 特に印象に残っているのは野崎まど『[映] アムリタ』。野崎まど強化月間が開始されま [続きを読む]
  • 吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』メモ
  •  吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』を久方ぶりに再読しましたので、メモを残しておこうと思います。 本書は、日本近代における「盛り場」に着目し、そのなかで働く機制とその変遷をたどることで、我々がいかなる歴史性のなかに生きているのか、それを浮き彫りにしようとする試みだといえる。それまでなされてきたいわゆる都市論の議論に対する本書の新規性、特筆すべき視角は、盛り場を人びとによ [続きを読む]
  • 運命を知る/選ぶこと――『龍の歯医者』感想
  •  Amazonプライムビデオでようやく『龍の歯医者』前後編をみまして、めちゃくちゃよかったです、はい。以下感想。 彼の国には龍が住まうという。古の契約により人と共に在るその龍は、現代――少なくとも銃や艦船やらの近代兵器が用いられるほどには「現代」――においても、戦争のゆくえを左右する力を持っていた。その龍の唯一の弱点は歯。その歯を虫歯菌から守る異能の集団が、龍の歯医者。日々虫歯菌と戦う彼らだったが、 [続きを読む]
  • 2017年3月に読んだ本と近況
  • 新年度もがんばるぞい。先月のはこちら。2017年2月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬印象に残った本日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ作者: 牧野智和出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2015/04/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 1冊選ぶなら 牧野智和『日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ』。みなさん読んで。いやこれマジでぶっとぶので。読んだ本のまとめ2017年3月の [続きを読む]