ねりま さん プロフィール

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ねりまさん: 宇宙、日本、練馬
ハンドル名ねりま さん
ブログタイトル宇宙、日本、練馬
ブログURLhttp://amberfeb.hatenablog.com/
サイト紹介文映画やアニメ、本の感想を徒然と書いております。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供116回 / 365日(平均2.2回/週) - 参加 2013/12/19 21:09

ねりま さんのブログ記事

  • 吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』メモ
  •  吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』を久方ぶりに再読しましたので、メモを残しておこうと思います。 本書は、日本近代における「盛り場」に着目し、そのなかで働く機制とその変遷をたどることで、我々がいかなる歴史性のなかに生きているのか、それを浮き彫りにしようとする試みだといえる。それまでなされてきたいわゆる都市論の議論に対する本書の新規性、特筆すべき視角は、盛り場を人びとによ [続きを読む]
  • 運命を知る/選ぶこと――『龍の歯医者』感想
  •  Amazonプライムビデオでようやく『龍の歯医者』前後編をみまして、めちゃくちゃよかったです、はい。以下感想。 彼の国には龍が住まうという。古の契約により人と共に在るその龍は、現代――少なくとも銃や艦船やらの近代兵器が用いられるほどには「現代」――においても、戦争のゆくえを左右する力を持っていた。その龍の唯一の弱点は歯。その歯を虫歯菌から守る異能の集団が、龍の歯医者。日々虫歯菌と戦う彼らだったが、 [続きを読む]
  • 2017年3月に読んだ本と近況
  • 新年度もがんばるぞい。先月のはこちら。2017年2月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬印象に残った本日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ作者: 牧野智和出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2015/04/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 1冊選ぶなら 牧野智和『日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ』。みなさん読んで。いやこれマジでぶっとぶので。読んだ本のまとめ2017年3月の [続きを読む]
  • 最強無敵ゴリラ無双――『キングコング: 髑髏島の巨神』感想
  •  『キングコング: 髑髏島の巨神』を2D字幕版でみました。いうことなしの最強で最高。以下感想。 1944年。南太平洋。そこは戦場だった。鉄の翼が空を裂き、互いに鉛玉を打ち合う。そんななか、米軍機と日本軍機が相打ちを演じ、それぞれのパイロットは同じ島へと不時着する。おそらく彼らは知らなかった。そこが未知の島であることを。だから殺し合いを続けた。そしてそのさなか、彼らは知る。そこに人類を遥かに凌ぐ巨大な神 [続きを読む]
  • 月光の如く――『ムーンライト』感想
  •  試写会で『ムーンライト』をみました。強烈な余韻を残すいい映画だったと思います。以下、感想を書き留めておきますが(公開前にもかかわらず)特にネタバレ等へと配慮はしませんのでご容赦を。 三つの名があり、三つの貌がある。リトル、シャロン、ブラック。アメリカ合衆国でアフリカ系アメリカ人として生を受け、生きる男の人生。三つの時間を切り取って、その孤独で、しかし静かな情熱を秘めた生を語る。 『ラ・ラ・ラン [続きを読む]
  • 国立新美術館「ミュシャ展」に行ったよ
  •  えー先日国立新美術館で開催されているミュシャ展に行きました。(公式ホームページ:ミュシャ展) 平日だっつーのになかなかの人の入りだったので、これは土日はかなり厳しい感じなのではとか想像してびびりました。それはともかく感想めいたものを書いておこうと思います。 このミュシャ展の目玉は海外で全部揃いで公開されるのは初という「スラヴ叙事詩」20点で、ミュシャが何者なのかとかそういう知識を抜きにして、この [続きを読む]
  • 私の知らないあなたの物語――『響け!ユーフォニアム2』感想
  •  『響け!ユーフォニアム2』をみました。あらゆる創作物には、それと出会うのに最も適したタイミングというものがあり、すなわち出会うべきとき、出会うべき場所で出会うことが最も重要なんではないかと思うのですが、僕にとっては今この時この場所こそがまさにそのような場所であったと、そう強く思います。以下感想。あなたのことを知るために 雪のちらつく空模様。微風。学校、おそらく校門の近く。そこに佇む少女が一人。 [続きを読む]
  • 黄昏に響く――『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』感想
  • Amazonプライムビデオでちまちま『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』をみていました。以下感想。 列車とバイクのサイドカーに運ばれて、軍服の少女は辺境の街に降り立つ。彼女の名は空深カナタ、街の名はセーズ。最早徴兵制があるわけでもないのに、あえて彼女が軍に志願したのは、喇叭を習いたいからだという。彼女が着任した街、セーズはヨーロッパ風の街並みの雰囲気を感じさせるが、どうやら我々の生きる現代とは異なる世界らしい [続きを読む]
  • 2017年2月に読んだ本と近況
  •  2月は序盤に体調崩してマジで死ぬかと思いましたが、なんとかやっていけました。 先月のはこちら。 2017年1月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬印象に残った本金属バットの女 (HJ文庫)作者: ちゅーばちばちこ,ryuga出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2015/09/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 印象に残っているにはちゅーばちばちこ『金属バットの女』。なんとなくこの本に思いを馳せてぼ [続きを読む]
  • ふたつの夢のゆくえ――『ラ・ラ・ランド』感想
  •  『ラ・ラ・ランド』をみました。オールタイムベスト級の衝撃。以下の感想にはネタバレが含まれますが、未見の方はインターネットなどやっている場合ではなく一刻も早く映画館に行ってください。というわけで以下感想。 アメリカ西海岸、ロサンゼルス。おおよそ百年のあいだ、多くの若者たちが夢を追ってそこにやってきた。あるものは夢をかなえ、あるものは夢破れ、あるものはそこで生き続け、あるものは去ってゆく。そして夢追 [続きを読む]
  • 青春の語りかた――『アース・トゥ・エコー』感想
  •  Huluでみた『アース・トゥ・エコー』が存外によかったので感想を記しておきます。 アメリカ、ネバダ州。高速道路の建設のため、立ち退きを迫られた人びとは町を離れなければならなくなった。親友と呼べるほど心通わせた3人の少年たちもまた、家族とともに街を離れ、それぞれに別の場所で暮らさなければならない。引っ越しの前夜の思い出作りに、不審に故障したスマートフォンが指し示す地点まで、3人だけで冒険を試みること [続きを読む]
  • 『GANTZ:O』感想
  •  Netflixで『GANTZ:O』をみまして、大変よかったので感想を書き留めておこうと思います。 奥浩哉『GANTZ』の所謂大阪編を3DCGによってアニメ映画かしたのが『GANTZ:O』。物語の途上の挿話なのにも関わらず、この映画単体でみてもまったく問題ない構成になっていてそれがまず上手い。原作はずいぶん前に途中まで(おそらく大阪編あたりまで)読んだっきりで、どんな改変が行われているのか細部までは把握できていないのですが [続きを読む]
  • 去りゆく女、留まる男――『イノセンス』感想
  •  先日久しぶりに『イノセンス』を見返しました。実写版攻殻も控えていることですしせっかくなのでこの機会に感想を書いとこうと思います。 人形遣いをめぐる事件の末に、草薙素子が失踪してから4年。全身サイボーグの男、バトーは未だ公安9課で電脳犯罪に対処する日々を過ごしていた。そんななか、ロクスソルス社製のガイノイド、ハダリが暴走し使用者を殺害する事件が発生する。事件の裏に陰謀の可能性をかぎ取り捜査に乗り出 [続きを読む]
  • ちゅーばちばちこ『金属バットの女』感想あるいは一つの空虚
  •  先日信頼できる男として知られる景浦氏からちゅーばちばちこ『金属バットの女』を託されまして、ばっと読んだんですけども、ネット上の感想をざらっとあさった限りではどうもイマイチぴんとくる感想がなくて、この作品がこうも語られていないというのはこの作品にも信頼できる男にも失礼であろうという気持ちから、このほど僕が拙いながらも拙いなりに言葉を尽くしてみようとこうして筆をとった次第です。以下感想。 べらぼ [続きを読む]