Book Surfer さん プロフィール

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Book Surferさん: 教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ハンドル名Book Surfer さん
ブログタイトル教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ブログURLhttp://book-surfer.blog.jp/
サイト紹介文小学校と中学校に子どもを通わせている親です。読書から得られた発見や視点を中心に書き綴っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供140回 / 365日(平均2.7回/週) - 参加 2013/12/23 09:23

Book Surfer さんのブログ記事

  • キャスターの教科書〜キャスターという仕事
  • キャスターという仕事 (岩波新書) [新書]国谷 裕子岩波書店2017-01-21 発売から少し時間が経ってしまったが,素晴しい本を読むことができた。 中学校教師である私は,クローズアップ現代の一部を視聴させて,生徒に議論させるという流れの授業を社会科で何度か実践したことがある。   池上彰さんの番組は,すべて「分かりやすく説明してしまう」もので,授業には使えないが,「議論のための余韻を残す」クローズアップ現代の [続きを読む]
  • 教育の逆説〜新しい学力
  • 新しい学力 (岩波新書) [新書]齋藤 孝岩波書店2016-11-19 教育学部のどこかの授業で, 日本の歴史の中で,特に優秀な人材がたくさん輩出され,社会の変革に大きく貢献できた世代は,どのような教育を受けてきたのか? という課題を追究してもらうとする。  どのような答えが想定できるだろうか。>明治維新を成し遂げた人々は,「学力」ということでいえば,徹底的に「素読」を中心とした伝統的な教育を受けた人々である [続きを読む]
  • 「元号」の意味と意義を学ぶ〜ジュニアエラ
  • ジュニアエラ 2017年 03 月号 [雑誌] [雑誌]朝日新聞出版2017-02-15 「新しい元号ができる」という特集が掲載されている。 ジュニアの政治への関心を高めるになるだろうか。 「元号」はいつから使われ始めたか? 「元号」で最も多く使われている文字は何か? 最も長く続いた「元号」とは? 最も短い時間でかわってしまった「元号」は? 私の関心は,新しい元号のスタートになりそうな 2019年の出生率は上昇するか? オリ [続きを読む]
  • 国の政策が正しいとは限らない〜がんばらない生き方
  • がんばらない生き方 (中経の文庫) [文庫]池田 清彦KADOKAWA/中経出版2012-02-24 「がんばらない」というカテゴリーの本が十分に存在意義を果たしている理由については,わざわざ語る必要もないだろう。 「がんばる」ことに先にあるものが,必ずしも「望んだもの」であるとは限らないことは,人生の先輩に聞けばいくらでも体験談を教えてくれるはずである。 「がんばる」基準として最も怪しいのは,国が政策として用意した「がん [続きを読む]
  • 舒明天皇か,蘇我蝦夷か〜日本史のなぞ
  • 日本史のなぞ なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか (朝日新書) [新書]大澤真幸朝日新聞出版2016-10-13 奈良県明日香村の小山田遺跡で,新たに石室への通路跡が見つかり,飛鳥時代最大級の方墳であると発表された。被葬者は,当時の最高権力者である舒明天皇か蘇我蝦夷に絞られたということだ。 舒明天皇は,蘇我入鹿を切り,蝦夷を自刃に追い込んだ中大兄皇子の父である。 「大化の改新」「明治維新」などは,外部からもた [続きを読む]
  • 仕事量を上げるための絶対法則〜スピードシンキング
  • スピードシンキング―頭に9つの「劇的ショック」が起きる! [単行本]鷲田 小弥太三笠書房2003-04 私の教師生活をふり返り,20代から今まで,それぞれの時期に全力を傾けてきたことを挙げてみる。 20代は部活動の指導。  30代前半は学年主任としての仕事。 30代後半は実践研究の発表と教育委員会での指導主事のとしての仕事。 40代は教科の実践研究。 もう始まっている50代は,何に全力を傾けるべきだろう。 「たくさん書く [続きを読む]
  • 「生きた言葉」の虚妄性〜ポスト・モダンの左旋回
  • 増補新版 ポスト・モダンの左旋回 [単行本]仲正 昌樹作品社2017-01-25週刊ダイヤモンド 2017年 2/25 号 [雑誌] (弁護士・裁判官・検察官 司法エリートの没落) [雑誌]ダイヤモンド社2017-02-20 佐藤優氏によるブックレビューから,読んでみたいと思った1冊が「ポスト・モダンの左旋回」です。 自分にとって印象的な経験だけ抜き出して言語化したもののうち,たまたま他人を共感させたものが「生きた言葉」として響くことはあるだ [続きを読む]
  • ポジティブ・シンキングの罠〜決戦!関ヶ原
  • 決戦!関ヶ原 [単行本(ソフトカバー)]葉室 麟講談社2014-11-19 自信と過信との明確な線引きは難しいのだろうが, 本当の失敗を歴史上多く目にしてきた国では,より慎重になりやすい ということを,短所とだけ捉えたがる人間が後悔する日は,きっとやってくる。>直政が口端に笑みを浮かべた。 三成は己の算術に誤りがないと信じている。つまり,いったん出した答えが,知らぬ間に変わっているとは思わないのだ。 ――白い碁 [続きを読む]
  • 自分の中の「違和感」を消さない努力を〜質問力
  • 最高の結果を引き出す質問力:その問い方が、脳を変える! [単行本]茂木 健一郎河出書房新社2016-11-12 組織の中には,「そこが怒りのツボなの??」と思わずひいてしまうような,ちょっと変わった人が若干名いるのではないだろうか。 「そこ,ちょっと違うんじゃないか」と感じることがあっても,たいていの人は我慢してしまうか,こだわるエネルギーと時間の無駄を考慮して,「感じなかったことにする」ことが得意なのではないだ [続きを読む]
  • 新しい大学入試問題〜最高の結果を引き出す質問力
  • 最高の結果を引き出す質問力:その問い方が、脳を変える! [単行本]茂木 健一郎河出書房新社2016-11-12 しばらく前にはやっていた「質問力」ブームが,一定の周期に従ってまた戻ってきたようだ。 そもそも質問をするには,相当の能力が求められる。 「そんなことも知らないのか」と思われるのではなく, 「そんな素晴しい疑問をもっているのか」と思ってくれるような質問が思い浮かぶ子どもを育てたい。 大学入試問題は,採点官 [続きを読む]
  • 一元化の過ちを繰り返さないために〜愛国と信仰の構造
  • 愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか (集英社新書) [新書]中島 岳志集英社2016-02-17 自称「愛国者」たちの行動によって,国が滅びかけた経験をもっている国民は,「愛国」という言葉にとても敏感であるべきだろう。 「国を愛する」とはどういうことか。 「外国を愛する」こととどう違うか。 これを,親と他人に置き換え,たとえてみることはできない。 無理矢理,教師の立場で,自分の子どもと学校で預かっている子ど [続きを読む]
  • 政治家に必要な資質能力とは?〜文藝春秋2月号
  • 文藝春秋 2017年 02 月号 [雑誌] [雑誌]文藝春秋2017-01-10 小池知事と立花隆の対談で,立花隆が小池知事の約10年前の論文での政治家・小沢一郎観に感心していることが紹介されている。また,小池百合子を「過小評価」していたとの反省も述べている。 政治家に欠かせない資質とは何か。 政治理念を持っていること。 政局を読んで行動できること。 この2つが強いリーダーシップを発揮するのに役に立つことはわかる。 「思 [続きを読む]
  • 戦前と変わらない官僚の出世パターン〜常識から疑え!山川日本史
  • 常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 下 「研究者もどき」がつくる「教科書もどき」 (Knock the Knowing) [単行本(ソフトカバー)]倉山 満ヒカルランド2014-03-10 戦前に官官接待が必要だった理由がよくわかる部分を引用します。>当時,軍で出世するために一番大事なことは何かと言うと,大蔵省から予算を取ってくることでした。とくに陸軍では,大蔵省主計局の官官接待に全力をあげていました。これで出世した官官接待の名手 [続きを読む]
  • ディスインフォメーション〜週刊東洋経済
  • 週刊東洋経済 2017年1/28号 [雑誌] [Kindle版]週刊東洋経済編集部東洋経済新報社2017-01-23 佐藤優氏のコラムで述べられた米メディアの稚拙で血迷ったような情報操作の意味が, とても際立って見えるようになった。 そもそも,大統領選挙の御下劣な悪口合戦は,野次で大事なことが聞き取れない昔の日本の国会にも似て, 政治って本当に品がない仕事だと宣伝していたようなものだった。 権威を失墜させることが意味をもつのは [続きを読む]
  • ソ連が参戦しないと考えた理由〜昭和の戦争
  • 昭和の戦争 日記で読む戦前日本 (講談社現代新書) [新書]井上 寿一講談社2016-06-15 1945年4月14日,外務省は海軍に対して,日ソ中立条約不延長通告にもかかわらず,ソ連が参戦してこないと考えた理由を説明した。 説明の内容が記された高木惣吉海軍少将の日記によれば,>第一に「国内疲弊」>第二に「厭戦熱旺盛」>第三に「大義名分に欠く」>第四に「日本を圧迫して米側に追遣るよりも,大陸に引付けて米に向かわしむるを利 [続きを読む]
  • スチームボートは去って行くか?〜カエルの楽園
  • カエルの楽園 [単行本]百田尚樹新潮社2016-02-26>わしももう年老いた。そろそろツチガエルたちも,自分たちのことは自分たちで守ってほしいと思っている 新大統領からこういう一言は飛び出すだろうか。 国民の支持を集めようと躍起になってきた人物から,他国の国民の幸福を願う言葉は発せられるだろうか。 ラストベルトの人々から支持を受けることの意味は,決して小さいものではないと思われる。 国民の半数から支持を受け [続きを読む]