荒ぶる脳筋 さん プロフィール

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荒ぶる脳筋さん: 夢の続き
ハンドル名荒ぶる脳筋 さん
ブログタイトル夢の続き
ブログURLhttp://asgard1490.blog.fc2.com/
サイト紹介文ネクソン提供のMMORPGアスガルドを題材にした長編小説を執筆しております。
自由文現在セカンドシーズン
ChaosTrigger〜天神復活と破滅の魔道書〜
を執筆中です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 1日(平均182.0回/週) - 参加 2013/12/31 20:23

荒ぶる脳筋 さんのブログ記事

  • Prelude:Beginnings of rebellion for "ZERO"
  •  まだ自分の立場が分かっていないこの人形は、ちゃんと言ってやらないと分からないらしい。だが、せっかく教えてやったというのに、死に掛けの彼はヘラヘラと壊れたように笑い出したではないか。「適当言ってんじゃねーよ・・・。俺様がハデスだぞ。そうだよな、ルネア?」「ま〜だわからねえのか。」弱々しく問いかけて来た声にルネアは何も返すことはしなかった。それどころか、もう興味もないといったところか。視線すら注ぐ事 [続きを読む]
  • Last Episode:Outside of Lie
  •  悪神の野望に打ち勝ち、人間達が絶望を砕き希望を拾い集めて世界へ戻っていった後、激戦が繰り広げられた聖地はそれまでの激闘が夢だったかのような静けさに包まれていた。マヴガフによって破壊しつくされ、荒れ果てた石造りの肌に風が吹き抜けていく。その場所に観測を終えて一人降り立った男。彼は静かにその中を歩き、その中に残骸を見つけて歩み寄るとじっとローブの中から見下ろす。「何故このような場所で寝ている、シャニ [続きを読む]
  • 7話:エピローグ
  •  邪悪がはらわれた道を眩しい太陽が照らし、何事もなかったかのような穏やかさがある。かもめの声が聞え、風がざわめく中を歩いていくとすぐにアンドラスたちを見つけることが出来た。「シャニー!無事だったのね!」巨体とその腕の中に守られる熾天使の姿を見つけたアンドラスの顔にぱっと笑顔が浮かぶと、彼女はだっと駆け出してきた。シャニーも誰もが無事あったことにその口元が安堵に緩む。「アンドラス!フェンネルはどうな [続きを読む]
  • 6話:英雄達の祈り
  • 「いいよ。シャニー。悪さをする奴はばーんとぶっ飛ばしちまいな!」早速祈りを捧げ始めたのは、大陸の正反対に位置するスオミの魔術師達。蘇った大賢者リュミエの下に集まった魔術師達は光に祈り、思い浮かべるのは夢見た未来。彼らの夢を愛弟子に託すリュミエの顔は確信に満ちていた。彼女は、自分達が支えれば必ずやってくれると。「シャニーさん、今度は私があなたを守る番です。どうかこの祈り、届いて!」幽閉されていた時に [続きを読む]
  • 5話:黒の魔道書
  • 「そのままそこにいな!ぶっ潰してやる!ダイモニオン・エムブエム、ペンタクルフェイス2オープン!」今まで開放してきた黒き魔道書のインデックスをひとつ展開することにした。マヴガフから紫紺が天へと吹き上がり、悪神界ダイモニオンへと注がれる。それそのものが巨大な魔法陣となって構成されたダイモニオン。その方陣の頂に設置された柱にまたひとつ紫焔が灯り、理の命を受けて光ったペンタクルはマヴガフへ紫電を落としてマ [続きを読む]
  • 4話:絶望と言う名の協奏曲
  • 「くそったれ、とんでもねえ化け物とまた戦うことになっちまうとはな!」2年前も巨大な悪と戦った。もうあれが最後だと思ったのに。蘇った、いや真に目覚めてしまった巨悪から今度こそ世界を守るためにゲイルがシャニーの先を駈ける。立ち止まることは許されない。今ここで自分達が食い止めなければ、永遠の絶望がどこへ逃げようと世界中を包むことになる。「だけど私たちなら絶対に勝てる!行くぞ、ハデスの武器が絶対的な力なら [続きを読む]
  • 3話:目覚める暗黒竜
  •  森を駆抜け洞窟に飛び込み、その暗い坑道を駆け上った先。一気に晴れた視界に飛び込んだ閃光はルケシオンの燦々とした太陽の光ではない。目の前で禍々しく光り浮かび上がる魔法陣の前に立つ一人の男。「マヴガフ!やめろ!」韋駄天を飛ばして一足先に階段を昇りきったシャニーが怒鳴る。魔法陣から噴き上がる邪悪な風に、まるでマントのようにスーツをなびかせる男はついに現れた役者達に口元を喜ばせると振り向いた。「ようやく [続きを読む]
  • 2話:光の集結
  •  一方、その“ネズミ”は必死になって世界を包むように描かれた魔法陣を前に、たった一人で魔法を放ち続けていた。この線を少しでも途切れさせれば、なんとかなる。「イアの光よ!聖火となりて汚れし魂を呼び覚ますこの契りを裁きたまえ!」杖を構えると、白き聖光を召喚して魔法陣へと投げつける。悪を感知した光はペンタクルを構成してぼうっと燃え上がり、聖なる炎が悪を炙る。だが、炎はまるで闇に飲み込まれるかのように消え [続きを読む]
  • 1話:決意の聖痕
  •  錬金艇に乗って一路ルケシオンへと急ぐシャニーたち。決戦を前にして体調が万全と言うわけではなく、レイはせっせと激戦で傷ついた仲間に治療を続ける。彼の治療を受けながらも、シャニーの視線をずっと東の空を見つめる。「もうすぐ、もうすぐ帰るよ、みんな・・・!」故郷の事も全て思い出し、その故郷に今巨悪が居座っている。仲間達のことが心配で、心配で。居ても立っても居られない様子である。治療が終わるや否や窓辺へと [続きを読む]
  • 9話:暗黒の飛翔
  • 「アァ〜クセェ、クセェ!芝居はようやく終わったかァ?!」突然に穏やかな空気をかき乱す、神経を逆撫でる好戦的な声。一気に戦場へと引きずり戻された者達は一斉にあたりを見渡し始める。「その声はマヴガフか!どこだ、どこにいる!」拳を握り締めて構えを作りながら相手の気を探り怒鳴るゲイル。だが案の定、この場にあの禍々しいマナはなくて、刺すような鋭い眼光が天空の遥か彼方から突き刺してくる。「テメェらが想定どーり [続きを読む]
  • 8話:帝の帰還
  •  ようやくに光が巻き起こした旋風が吹き収まり、あたりに視界が戻ってくる。あれほどの閃光がルアス城の中を拭きぬけたというのに、収まると何事もなかったかのようだ。「やったか!?!」だが間違いなく、アストレアがアルトシャンを射抜いていた。地面にうつ伏せに倒れるアルトシャンの姿を見下ろすゲイルだが、次の瞬間彼は拳を握り締めた。何とアルトシャンの手が動いたではないか。「な、なんてこった!くそっ、まだ完璧な状 [続きを読む]
  • 7話:復活と創造
  • 「って・・・シャニー・・・。」ふいにしたから聞えてくる声。はっとして見下ろすと、弱々しくダガーを握ろうとする自分の腕を引く手。「アンドラス?!大丈夫?!」うっすらだが、失われたと想った蒼の瞳が見上げてきている。すぐに声をかけ、レイに治療を頼もうと外される視線を、アンドラスは強く引きとめた。「お父様は・・・死ぬつもりだわ。ハデスの血を・・・なくすために。だから血の浄化をしようとした・・・。」娘だから [続きを読む]
  • 6話:血と死
  •  大剣を地面に叩きつけ、砕き割る。まるで、彼女達の想いをもこうなるのだと見せ付けるかのように。迸る雷閃。刀身に走るマナが開戦を告げ、振り下ろされるとシャニーに襲い掛かる。「なかなかやるな!」牙をむく雷を機敏な身のこなしで避けながらアルトシャンへ何とか近づこうとする。シャニーの動きを褒めながらも、アルトシャンも次々大剣を振るいまるで雷撃の壁の如く降り注いでなかなか近づけない。「さすが五賢刃を倒してき [続きを読む]
  • 5話:あるべきのために
  •  ついに足音が止まった。感じる気配はまっすぐこちらを見つめている。そっとまぶたを開き、振り向けばそこにはあの蒼の瞳が見つめてきていた。「来たか、希光。待っていたぞ。」だが、その眼はやはり戦いに来た武人の眼差しではない。それでもアルトシャンは大剣を握りなおすとシャニーへ見せ付けるように大きく振りかざす。「アルトシャン!どうしてあなたは!」身構えはするものの、ダガーを握ることもなく問いかける。あくまで [続きを読む]
  • 4話:最後の会議
  •  静かに町を見守るアルトシャン。くまなく町を見下ろす眼差しは鋭くて瞬きさえしていないかのようだ。町の中で戦火が上がる様子も無く、彼はただひたすらに来るべき時を待つ。「戦闘音が途切れたな・・・。この様子だと親衛隊が敗れたか。」先ほどまで城内から聞えてきていた金属のこすれあう音や錬金術の炸裂する音がぴたりとやんで、心を震わせる静寂が訪れていた。報告はない。つまりは、もはや親衛隊の一人残らず倒されたとい [続きを読む]
  • 3話:強行突破
  •  弾き飛ばされるキュレック。直後襲い来る剣を拳で跳ね飛ばす。キュレックを扱い始めて3年だが、やっぱり拳のほうが何かしっくり来る。「くそったれ!俺が背面を取られるとは!」だが、そんなことを言っていられる状況ではなかった。ついにルアス城門までたどり着いたゲイル達だったが、親衛隊と案の定激突したのだ。さすがに親衛隊と言うだけあって今までの連中とは違う。ゲイルもまた背面を取られて、もう少しで槍に貫かれると [続きを読む]
  • 2話:激突
  •  帝都へと続く中央街。既に非常事態宣言が発令された町の中は騎士でいっぱいだ。襲い来る槍をゲイルとメルトの二人で打ち崩していく。「ゲイルッ、この先アルトシャンの親衛隊との正面衝突になる。気を抜くなよ!」今まで潜り抜けてきた戦場が、絶体絶命のこの強行突破を可能にしてくれる。だがメルトはそれでも警告を止めない。市中の騎士など、序の口に過ぎないことを知っている。「ここまで気を抜くもんか!シャニー、絶対に離 [続きを読む]
  • 1話:動き出す闇
  •  いそいそと暗い廊下を走る漆黒のローブ。辿り付いた部屋にノックを軽くすると返事を待たず中へ入る。中は広大な空間。先が闇に溶け込むその部屋いっぱいに描かれた魔法陣の前に目当ての人物がいた。「マヴガフ様、お伝えせねばならないことがあります。」マヴガフの持つダイモニオン・エムブレムと呼応するように光を放つ魔法陣。手を離せない状況だが、マヴガフは配下の登場に不敵に口元を吊った。見上げてやれば、そこには焦燥 [続きを読む]
  • 8話:捨て駒
  •  香り高い茶が部屋の中の邪悪をさらに強く彩る。静かに香りを楽しんだマヴガフはそっと口元へ運ぶと、机の上に置いたダイモニオン・エムブレムをその細い目で見下ろして不敵に笑う。「マヴガフ大司教、教団の者の配置が完了しました。」そこに運ばれてきた報告に、彼はにっと口元に野心を滲ませると魔道書をしまう。そろそろ、全てが揃い、動き出す時。メインショーの司会にとっては腕がなるというもの。「そうですかそうですか。 [続きを読む]
  • 7話:託された無血の剣
  •  それからどれだけ経っただろう、いや実際にはほんの数分の話かもしれない。はっとするアンドラス。自分だけが幸せになるわけには行かない。涙を拭うとさっと立ち上がり、今も愛を確かめ合う二人のもとへ向かう。「お前は私を同士と言ったな・・・。あれだけ憎んできた私を。」ゲイルの眼差しにきっと阿修羅としての鋭い視線が切れ上がる。まるで別人のような、赤く光りだしそうな怒りの目。シャニーを後ろに隠して、ナックルを握 [続きを読む]
  • 6話:存在価値
  •  全てが収まった・・・光が生み出した烈風は収まり、爆風や崩壊音が再び耳に飛び込んでくる。おかしい、死んだはずなのに何故聞える?その時だ、体を襲う激痛。間違いなく自分は生きている。はっとしてアンドラスは目を開けた。「あ、あなた・・・!」誰かの背中に乗せられて引きずられていた。視界がようやくにハッキリしてくると彼女は堪らず声を上げる。自分と同じ華奢な体格のシャニーが、自分と同じように傷つき血が滴る腕で [続きを読む]
  • 5話:Conviction wings
  •  突っ込んでくるアンドラスの剣が月光に光る。退路を立たれたシャニーは逃げ場を失い、振り下ろされた剣をサイドステップで避けると、ゲイルウイクを唱えて一気に距離を開けた。「くそっ・・・どうすればいいんだ。10分しかないんじゃ・・・?!」倒すわけには行かない相手をどうやって説得して外に連れ出せば言いと言うのか。策など練らせないと言わんばかりの斬撃に加えて、大きく足元が揺れ跳ねる。「10分?そんな時間も必 [続きを読む]
  • 4話:さまよえる騎士
  •  深夜、ここがルアスかと疑いたくなるような静寂が辺りを包んでいる。水の滴りひとつ聞こえることのない不気味な空間には、機械が唸る音だけが小さく響く。その中をシャニーたちはカムフラジュで隠れ、シャニーが先頭を歩いてトラップを警戒しつつ進んでいた。「錬金術研究所も二度目の潜入か・・・。」辺りを見渡しながら拳を握りなおすゲイルがポツリと漏らす。1回目に潜入した時と特段変った様子はないが、こんなに静かだった [続きを読む]
  • 3話:粛清者
  •  錬金術の結晶、記憶の書で転移した先、果たしてここはどこなのだろう。だが、周りの装飾品があからさまに魔界の代物であり、ネクロ教の関係であることは分かる。「ち、アンドラスの野郎、ドブネズミみたいな真似しやがって。」今はまだ生かしておいているが、それにしても腹が立つ。人形の分際で神に意見するとは。やはり虫唾の走る熾天使の血は争えないと言うことか。「ま、あいつに何が出来るってな。そんなことより次だ、次。 [続きを読む]
  • 2話:闇を喰らう蛇
  •  翌日、アンドラスは何事もなかったかのように軍務についていた。とは言っても、父の計らいか最近は資料を運ぶだけの軽い任務が多い。「ルネア様、ご依頼の資料をお持ちしました。」それでも今日はどっと疲れた。ルアス城から正反対の場所にある司法院への配達だったからだ。目的の人物の部屋にノックする。いつもすぐに返事はないのだが、今日はいつまで経ってもない。「ついに目覚めたのか・・・。だが、まだ足らぬ。」中から確 [続きを読む]