Kazutaka さん プロフィール

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Kazutakaさん: 通勤読書ログ
ハンドル名Kazutaka さん
ブログタイトル通勤読書ログ
ブログURLhttp://cliones.chobi.net/wp/
サイト紹介文毎日の通勤電車で読んだ本、見た映画、聞いた音楽やネットで見たサイトを"適当〜"にレビューしています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供66回 / 365日(平均1.3回/週) - 参加 2014/01/01 01:01

Kazutaka さんのブログ記事

  • 「檻の中の子」 トリイ・ヘイデン
  • 選択性無言症の研究を専門にする心理学者トリィが紹介された15歳の少年ケヴィン。彼は8年間一言も発せず、ひたすら何かに怯えていた。養護施設のセラピールームで会った彼は机の下に椅子を盾にもぐり込むとそこから一歩も出ようとはしなかった。施設の人々は彼をZoo Boy(動物園の少年)と呼んでいた。誰もが彼を回復の見込みが無いケースとして絶望視していたが、愛情を持って忍耐強く接するトリィに、やがて少年は心を開き言 [続きを読む]
  • 「グリード ハゲタカ4」 真山仁
  • サブプライムローン問題に端を発し、未曾有の金融危機に発展しつつあるアメリカ。その混乱はアメリカ有数の名門企業・アメリカンドリーム社をも巻き込んで行った。ハゲタカファンド・サムライキャピタルを率いる鷲津政彦は、この機に乗じ、アメリカンドリーム社の買収を目論む。しかし、市場の守り神と呼ばれる投資家サミュエル・ストラスバーグが鷲津の行く手に立ちはだかり、激しい攻防へと発展していく。鷲津はアメリカンドリー [続きを読む]
  • 「営業零課接待班」 安藤祐介
  • 法学部を卒業した真島は、IT商社の法務課に採用され上手くやってきたのだが、入社4年目に営業一課へ異動。真面目だけが取り柄で小心者の真島にはまったく合わない職種だった。それから3年、あまりの成績の悪さに会社から退職勧告を突き付けられる。ここが潮時と退職を決意した真島だが、どういう訳か専務取締役営業本部長・井岡から直々に声が掛かり、新設の営業零課へ配属されることに。営業零課が掲げた計画は、「接待営業で [続きを読む]
  • 「猫のパジャマ」 レイ・ブラッドベリ
  • SF、私小説、恋愛、ハードボイルド、ブラックユーモアなど新旧取り混ぜ雑多な作品を詰め込んだ短編集。表題作「猫のパジャマ」は、道路の真ん中で身繕いをしていた子猫を轢いてしまいそうになった2台の車に乗った男女が、どちらが子猫を引き取って保護するかでもめる話。ちなみに ” cat’s pajamas ” というのは1920年代に流行った、素晴らしいものを形容する言葉らしい。そんな言葉は死語かと思ったが、2004年に公 [続きを読む]
  • 「月に捧ぐは清き酒 鴻池流事始」 小前亮
  • 戦国武将・山中鹿介の息子・新六は生まれて間もなく、鴻池村の叔父に預けられた。新六7歳の年に、新六は父の顔を一度も見ることなく父を戦場で失う。同年に鴻池を領有する荒木村重が信長に反旗を翻したことにより、鴻池村は戦場と化す。新六は14歳で元服の儀を行い、それを期に刀を捨てる決意をする。武士の子は武士として生きるのが当たり前の時代であったが、戦争の悲惨さを味わい、師匠である叔父の遺言 「血筋にこだわるな [続きを読む]
  • 「思い出のマーニー」  ジョーン・G・ ロビンソン
  • 家族を亡くしたアンナは、ロンドンのプレストン夫妻に引き取られた。ブレストン夫妻は我が子のようにアンナを大事にするのだが、アンナは一向に心を開いてくれず、何事にも無気力で友だちもできない有様だった。そんなアンナを心配したミセス・プレストンは、アンナをひと夏、海辺の田舎町で暮らす旧友に預けることに。そこでも近所の子供たちとは上手く行かず、一人になりがちなアンナであったが、海辺の大邸宅に住むマーニーとい [続きを読む]
  • 「ミニミニ大作戦(1969)」 ピーター・コリンソン
  • 原題:The Italian Job監督:ピーター・コリンソン主演:マイケル・ケイン、ノエル・カワード、マーガレット・ブライ、トニー・ベックリー、ベニー・ヒル日本公開:1970年1月製作国:イギリスジャンル:犯罪、カーアクション、コメディー大泥棒のチャーリー(マイケル・ケイン)は刑務所出所早々、組織のボス・ブリジャー(ノエル・カワード)の指令で、イタリア・トリノに運びこまれる400万ドルの金塊強奪を計画することになる [続きを読む]
  • 「悦ちゃん」 獅子文六
  • 悦ちゃんはおませでしっかり者の10歳の女の子。少々口は悪いが、愛らしい存在だ。悦ちゃんは母を病気で亡くし、父の碌さんと二人暮らし。碌さんは貧乏作詞家。のんびり屋でいささか頼りないなが、とにかく人が良い。そんな碌さんのところに再婚話が舞い込んだ。相手は金持ちのお嬢さんで、とびきりの美人ときたものだから碌さんは大喜びなのだが、悦ちゃんは全然面白くない。なぜって、この女は結婚したら悦ちゃんを寄宿舎のある [続きを読む]
  • 「旅する女」 小松左京
  • 北山杉の村、京都・中川集落で偶然出会った見知らぬ和服の女。その女に「新さん」と呼びかけられた啓介の口から出た言葉は、思いもせぬ「勢以さん」という言葉だった。いったい何が...「昔の女」より表題作「旅する女」を含む10編の短編集SFの大家・小松左京さんの作品なのでSFかと思ったのですが、全然違いました。若干オカルト的な味付けの作品もありますが、タイトル通り「女」をテーマにした純文学作品集。各作品共主 [続きを読む]
  • 「円卓」 西加奈子
  • こっこ、こと渦原琴子は8歳、小学3年生。渦原家は大家族。狭い3LDKの公団住宅に、祖父、祖母、父、母、三つ子の中学生の姉達とこっこの8人で住んでいる。こっこは聡明な少女だ。そして孤独に憧れる変わり者。そして口が悪い。こっこは眼帯をして一人体育の授業を休んでいるクラスメートの女子に孤独の匂いを嗅ぎ取って憧れる。その晩、円卓(渦原家の食卓は中華料理屋からもらったの円卓なのだ!)を囲んでの夕食の席でこっ [続きを読む]
  • 「紙の月」 角田光代
  • 単調な専業主婦生活にこんな筈じゃなかったと不安を感じた梨花は、変化を求め銀行務めを始めた。梨花の仕事は外回りで、お客様が出し入れするお金を預かったり、金融商品を勧めたりと言った営業職であった。梨花はお客様の受けが良かった。長話に付き合い、日常のちょっとした頼みごとを聞いてくれる梨花は、特にお年寄りに人気があった。夫との仲はぎくしゃくしていたものの、この時期、梨花は自分の生活に満足していた筈である。 [続きを読む]
  • 「ゴサインタン 神の座」 篠田節子
  • 東京郊外の豪農の跡取り息子として何不自由なく育った結木輝和にとっての唯一の悩みは嫁の来てがないことであった。40を目前にした輝和は、最後の手段とばかりに、集団見合いで出会ったネパール人カルバナ・タミと結婚に漕ぎ着けるのだが、日本の生活習慣とかけ離れ、一向に日本語を解せぬ妻に程なく失望する。一方カルバナは病を治したり、失せ物を見つけたりと不思議な能力を示し始め、生き神として称えられ始める。そして、カ [続きを読む]
  • 「リカ」 五十嵐貴久
  • 妻子持ちの42歳会社員の本田はごく平凡な男だが、悪友に誘われ、少しばかりの刺激を求めて始めた出会い系サイトにはまっていた。これまでに知り合った女性はネット上の交際だけであったが、「リカ」を好ましく思った本田は現実に会うことを考える。しかし、本田は気付いていなかった、「リカ」が極めて危険な偏執的ストーカーであることを...この作品、もっとシリアスな作品かと思ったのですが...リカがもうそれはとんでも [続きを読む]
  • 「爆撃聖徳太子」 町井登志夫
  • 中国統一を果した隋。更なる勢力拡大を図る隋皇帝・煬帝の次なる狙いは朝鮮半島。そして朝鮮諸国が陥落すれば、次に狙われるのは倭国。倭国にただ一人、この世界情勢を正しく読み取った男がいた。男は厩戸皇子、後の聖徳太子であった。しかし、この作品に登場する厩戸皇子は、そうした聡明な面もあっさり吹っ飛ぶ変人である。突然、「うるさあああああい」と叫び出すは、転げまわるは、正気とは思えない言動を繰り返す。当然、朝廷 [続きを読む]
  • 「パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記」 田丸公美子
  • イタリア語通訳界の横綱・田丸公美子さんがユーモアたっぷりに語る通訳事情とイタリア人考察。イタリア仕込みの下ネタもふんだんに交えた痛快エッセー集。「嘘つきは通訳の始まり」田丸さん曰く通訳とは外国語が流暢に話せればできると考えている人が多いが、とんでもない間違いで、まず一般常識もふまえて日本語がきちんと話せることが基本である。そのうえでの外国語能力。その次に必要なのが何を隠そう、即座に嘘をつく能力も含 [続きを読む]
  • 「花戦さ」 鬼塚忠
  • 花人・池坊専好と茶人・千利休。戦国の世に生まれた二人の天才芸術家は互いに才能を認める友人同士であった。千利休は時の天下人・豊臣秀吉に仕える身であったが、己の美学を貫いたが為に、秀吉の怒りを買い、死に至る。そして、それだけでは収まらない秀吉が、更なる罪無き犠牲者を専好の身辺に出すに至り、専好は秀吉との対決を決意する。花を武器に秀吉に挑む専好。いかなる戦いになるのか!?千利休については「利休にたずねよ [続きを読む]
  • 「地下鉄に乗って」 浅田次郎
  • ある日真次は奇妙な感覚にとらわれ、地下鉄・永田町駅からの階段を昇ると、そこは自分が生まれ育った町、兄が自殺した30年前その日の新中野駅だった。真次は兄の自殺を防ごうと、兄を探すのだが...戦後一代で財を為した事業家・小沼佐吉。佐吉の長男・昭一は父の傍若無人振りに常日頃から対立していたが、父とのケンカの末に家を飛び出したある日、地下鉄に飛び込み自殺してしまう。そんな父を忌み嫌う二男の真次は家業を継が [続きを読む]