芳野達司 さん プロフィール

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芳野達司さん: 究極の娯楽「古典音楽の毒と薬」
ハンドル名芳野達司 さん
ブログタイトル究極の娯楽「古典音楽の毒と薬」
ブログURLhttp://beethoven.blog.shinobi.jp/
サイト紹介文本と音楽について格調低く語る
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供171回 / 365日(平均3.3回/週) - 参加 2014/01/04 16:11

芳野達司 さんのブログ記事

  • カラヤン、ウイーン・フィル、"ばらの騎士"
  • カラヤン指揮ウイーン・フィル他の演奏で、R・シュトラウスの「ばらの騎士」を聴きました(1982、83、84年、ウイーン、ムジークフェラインザールでの録音)。先週に視聴したC・クライバーの演奏は比類がないと思われましたが、このカラヤン盤も素晴らしい。音質そのものに関しては、セッション録音であるこちらのほうが精度が高いし、豊かな残響も味わうことができます。映像がないぶん、音で勝負。歌手陣のなかでモルとホーニクと [続きを読む]
  • 河野真有美、"IL CONCERTO VIA LATTERA"
  • 河野真有美さんのプロデュースによる「IL CONCERTO VIA LATTERA」コンサートに行きました(2017年7月23日、南長崎、ひびきホールにて)。加地笑子(ソプラノ)保川将一(バリトン)河野真有美(ピアノ)3名とも最初の数曲はいまひとつエンジンが温まっていない感じを受けました。メンデルスゾーンのピアノ・ソロあたりから本来の持ち味であろうものが出てきたように思います。河野さんのピアノはタッチが柔らかく、全ての音が丸み [続きを読む]
  • ロストロポーヴィチ、チャイコフスキー"悲愴"
  • ロストロポーヴィチ指揮ロンドン・フィルの演奏で、チャイコフスキーの交響曲6番「悲愴」を聴きました(1976年10月、ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音)。「悲愴」は、チャイコフスキーの後期のシンフォニーのなかで最も好きな曲です。中学生のときは、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団の疑似ステレオのレコードを、それこそ毎日のように聴いていました。だけど5番と違って、まだ聴き飽きていない(笑)。この曲の終楽 [続きを読む]
  • ハンガリー弦楽四重奏団、ベートーヴェン"5番"
  •  ハンガリー弦楽四重奏団の演奏で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲5番を聴きました(1953年11月、パリでの録音)。 この曲の1楽章の第1主題が昔から好きで、ときどき取り出します。最初に聴いたのはスメタナ四重奏団によるもの。DENONのレコードで、一時期はやったPCM録音です。日本コロンビアがNHKの要請で開発した世界初のデジタル録音、というふれこみでした、確か。家の安価なステレオ装置でも音がいいと感じたのは、気のせい [続きを読む]
  • C・クライバー、ウイーン国立歌劇場、"ばらの騎士"
  • カルロス・クライバー指揮ウイーン国立歌劇場・他の演奏で、R・シュトラウスの「ばらの騎士」を観ました(1994年3月、ウィーン国立歌劇場でのライヴ)。指揮者をはじめとして、当時のオールスター・キャストによる舞台。まず、ロットがいい。元帥夫人の、自身の老いについての嘆きは、このオペラのひとつの大きなテーマです。ロットは姿かたちといい、歌い回しといい、風格たっぷり。そして匂い立つような気品があります。1幕最後 [続きを読む]
  • ロストロポーヴィチ、チャイコフスキー"5番"
  • ロストロポーヴィチ指揮ロンドン・フィルの演奏で、チャイコフスキーの交響曲5番を聴きました(1976年10月、ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音)。正直言いますと、5番はチャイコフスキーの交響曲のなかで、苦手な曲です。若いころに聴きすぎたせいかもしれない。5月にバッティストーニの指揮で実演を聴いたときは、途中からなんだか照れくさくなりました。ですが、「全集モノ」は基本的に全部聴かないとすまない質なので [続きを読む]
  • インバル指揮 東京都交響楽団演奏会、"大地の歌"
  • インバル指揮、東京都交響楽団の演奏会に行きました(2017年7月16日、池袋、東京芸術劇場大ホールにて)。マーラー:交響詩「葬礼」マーラー:大地の歌コントラルト アンナ・ラーションテノール ダニエル・キルヒ 「だがこの大地はいずこも春ともなれば花を咲かせ新たな緑に覆われる! 限りなくそして永遠に蒼く遥かな彼方はかがやく!永遠に・・・永遠に・・.」 交響詩「葬礼」は、「復活」交響曲の下書きとして、1888年に書か [続きを読む]
  • 井出よし江 ピアノ・リサイタル
  • 井出よし江さんのピアノ・リサイタルに行きました(2017年7月15日、銀座、王子ホール)。バッハ:フランス組曲2番モーツァルト:ロンド イ短調ベートーヴェン:ソナタ31番シューマン:幻想小曲集 op.111ブラームス:幻想曲集 op.116独墺の本流を時系列に並べた演目は、想像以上の手ごたえがありました。バッハは流麗。終始なめらかな音を紡いで、広がりのある音楽を作り上げていました。この蒸し暑い中、一服の清涼感をもらいまし [続きを読む]
  • アルバン・ベルク四重奏団、ベートーヴェン"1番"
  • アルバン・ベルク四重奏団の演奏で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲1番を聴きました(1980年6月、スイス、セオンでの録音)。ベートーヴェンが最初に書いた四重奏曲は、屈託の少ない、涼しげな音楽。16曲(大フーガを別とすれば17)すべてがいいようもなく素晴らしいけれども、1番は、技術的にはすでに完成されているように思います。アルバン・ベルクSQのベートーヴェンの演奏は、バラ売りではいくつか持っていましたが、ようやく [続きを読む]
  • カラヤン、チャイコフスキー"4番"
  • カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で、チャイコフスキーの交響曲4番を再び聴きました(1976年12月、ベルリン、フィルハーモニーでの録音)。この曲を知ったのは中学生のとき。友達から教わりました。勧められるまま、このカラヤンのレコードを買い、聴いて夢中になりました。気がつけば、その日のうちに4回針を通していました。いまでもそのLPは持っているのだけれど、レコードはご無沙汰しています。1楽章は豪壮。すべての楽器 [続きを読む]
  • バーンスタイン、マーラー"3番"
  •  バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル、クリスタ・ルートヴィヒのメゾソプラノ、他の演奏で、マーラーの交響曲3番を聴きました(1987年11月、ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホールでの録音)。これは、バーンスタインによる、この曲の3度目の録音(2回目はウイーン・フィルとの映像)。最初のもニューヨーク・フィルとでした。これもじつにいい演奏で、隅々にまで目が行き届いたばかりではなく、若きマーラーの霊 [続きを読む]
  • 河野智美、ギター・リサイタル
  •  河野智美さんのギター・リサイタルに行きました(2017年7月1日、銀座、王子ホールにて)。彼女のギターを聴くのは2度目。ただ、最初は新年会の喧騒のなかで聴いたので、詳しいことは覚えていないのです。それから2年近く、こうして本格的なリサイタルという形で聴くことができたのは、僥倖です。【バッハ・リサイタル】無伴奏ヴァイオリン・ソナタ3番「ゴルトベルク変奏曲」からアリア「シャコンヌ」コラール「主よ、人の望みの [続きを読む]
  • 恩田陸、"蜜蜂と遠雷"
  •  恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読みました。「三次予選で弾くはずだったクライスレリアーナ。もう弾くことはない、弾かなくていい、間違えたらどうしようと心配することもない、あのフレーズ。執拗にそのフレーズは頭の中で繰り返された。舌打ちしつつ、何度も繰り返す自分のイメージも。落ちた。俺は落ちたのだ」。これは、日本で開催されたピアノの国際コンクールを舞台に、4人のピアニストが抱く思惑を描いた長編小説。2段組み [続きを読む]
  • ハンガリー弦楽四重奏団、ベートーヴェン"3番"
  •  ハンガリー弦楽四重奏団の演奏で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲3番を聴きました(1953年10月、パリでの録音)。幸せな音符たちが賑やかに天空を舞うようなこの音楽、ベートーヴェンの作品のなかでももっとも魅力的な作品のひとつ。ハンガリーの演奏は、とてもイキイキとしています。あくせくと仕事に追われる身でありながら余暇の時間に、こうしてじっくりと耳を澄ますと、ささやかなシアワセに包まれずにはいられません。録音 [続きを読む]
  • NISSAY OPERA 2017、プッチーニ"ボエーム"
  •  「NISSAY OPERA 2017」のプッチーニ「ボエーム」を観ました。園田隆一郎の指揮、新日本フィル、伊香修吾の演出(2017年6月24日、日比谷、日生劇場にて)。演出は全体的にオーソドックスでしたが、最初と最後にスパイスをきかせていました。音楽が始まる前、ミミの墓標が舞台に浮かび上がり、友人たちが花をささげます。そして最後、ミミが死んでみんなが驚愕しているところへ、いきなりミミのベッドが地下に下降し消滅します。そ [続きを読む]
  • カラヤン、プッチーニ、"ボエーム"
  •  フレーニのソプラノ、パヴァロッティのテノール、カラヤン指揮ベルリン・フィル・他の演奏で、プッチーニの「ボエーム」を聴きました(1972年10月、ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会での録音)。このディスクは昔からとても評価の高い演奏ですが、初めて聴きました。いままでは手持ちのセラフィン盤やショルティ盤を聴いてきましたが、満を持して(?)こちらを入手。ミミは、テバルディも素晴らしいけれど、フレーニも [続きを読む]
  • 嘉目真木子 ソプラノ・コンサート
  •  嘉目真木子さんのソプラノ、武田朋子さんのピアノによるコンサートに行きました(2017年6月17日、銀座、CHANELネクサスホールにて)。嘉目さんはいま、飛ぶ鳥を落とす勢いの歌手だと伝え聞いていたし、演目は日本歌曲なので、このコンサートにとても期待をしていました。果たして、期待通り、いやそれ以上の素晴らしいコンサートでした。美しいメロディーが日本語と相俟って、なんとも言えない深くて幽玄な魅力を湛えていました [続きを読む]
  • ズスケ弦楽四重奏団、ベートーヴェン"4番"
  •  ズスケ弦楽四重奏団の演奏で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲4番を聴きました(1977年、ドレスデン、ルカ教会での録音)。この曲は初期の弦楽四重奏のなかでは、もっともシリアスな音楽。悲劇的な色調を纏わせながらも、若々しい熱気に満ちた音楽であります。1番から6番まで、どれもそれぞれ魅力的だけれども、完成度の高さにおいては、この4番が一段、秀でているかもしれない。いままで何種類かのディスクを聴きました。ゲヴァン [続きを読む]
  • 伝ラインハルト・カイザー、"マルコ受難曲"
  • FB友達の廣瀬さんのご案内で、伝ラインハルト・カイザー作曲、バッハ編纂による、「マルコ受難曲」公演に行きました(2017年6月11日、保谷こもれびホールにて)。この日に行われた「マルコ受難曲」のバージョンは、バッハが1743〜48年頃に演奏したもので、原曲に対して、ヘンデルの7つの独唱曲と、バッハのコラール2曲を加えたものとなっているとのことです。なので、同じ「マルコ」といっても、今年の4月に淀橋教会で行われたPabl [続きを読む]
  • 牧阿佐美バレヱ団、"ドン・キホーテ"
  • 牧阿佐美バレヱ団による、「ドン・キホーテ」公演に行きました(2017年6月10日、文京シビックホールにて)。これは理屈抜きに楽しめる舞台であって、2時間まったく飽きることなくバレエの世界を堪能しました。予習することができなかったので、ミンクスの音楽を聴くのはこの公演が初めて。とてもわかりやすく、リズムも直線的なものなので、踊り手はやりやすいだろうと推測しましたし、音楽そのものも色彩に富んだ楽しいものでした [続きを読む]
  • ルチア・ポップ、シューベルト"歌曲集"
  •  ルチア・ポップのソプラノ、アーヴィン・ゲージのピアノで、シューベルトの歌曲集を聴きました(1983年11月、ロンドン、アビー・ロード・スタジオでの録音)。ポップは大好きな歌手。今更ながら早世が惜しまれます。生で聴けなかったことは痛恨の極みですが、それを言っても仕方がありません。そのかわり、録音をわりと多く残してくれました。それは私にとって、宝のなかのひとつです。さて、この歌曲集、すべてがいい演奏。ポッ [続きを読む]
  • 鶴野紘之 ヴァイオリン・コンサート
  • 鶴野紘之さんのヴァイオリン、大貫瑞季さんのピアノによるサロンコンサートに行きました(2017年6月8日、末広町、フィオーレ・フェリーチェにて)フォーレ ヴァイオリン・ソナタ2番ブラームス ヴァイオリン・ソナタ3番イザイ ワルツカプリス鶴野さんのヴァイオリンは、深く抑揚をつけた、力強いものでした。とくに中低音は、目の前に座っていたこともあり、松脂が飛んでくるのではないかというほど鋭く切り込んでいました。フォー [続きを読む]