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小さな物語 https://blog.goo.ne.jp/nikosan58

普通だと思ってる僕がいる。でも普通じゃなくて、普通ってなんだろう?そんな僕とか私のお話し…。

小さないい事、ちょっぴりの幸せ、欲張らないからほんの少し手に入ります様に…そんな小さな物語がかけたらいいな〜と思っています。

niko
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2014/01/15

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  • ふつうの僕と〜ふたりの思いと桜の木⑧

    普通の僕はここにいる普通じゃない僕もここにいるどっちも同じ僕で…僕の思いはひとつなんだ。桜の木に、僕は体を預けるように両手をまわした。思いよ届け〜そして、あなたの力を貸して欲しい…う、み、さ、ん僕が始めて心から好きになった「あなた」は、この世の人ではなかった。だけど、あの時、確かに僕たちの心はひとつになったんだ。住む世界は違くても、僕たちは光の中でつながっているんだ。お願いだ。もう一度僕に力を貸して欲しい〜もう一度「あなた」を感じたいんだ。僕の足に何かが触った気がした。いやっ違う僕の足にしがみついてるのか?ああ〜帰ってきたんだね。お帰り〜みっこちゃん!そして、優しく僕の背中を触る手を感じた。お帰り〜みっこちゃんのママ!「さあ〜時間があまりないので急ぎましょう」「お世話をかけてすみません」「お兄ちゃん、ありがとう...ふつうの僕と〜ふたりの思いと桜の木⑧

  • ふつうの僕と〜母と娘と再会と別れ⑦

    普通の僕は、なんでここにいるか?それは、たぶん、普通じゃない僕があなたとあなたとあなたに呼ばれたから〜?そこは、とても大きなお寺様だった。「さあ〜行くわよ!」「はいっ!」僕がひとりだったら絶対に入って行けなかった?なんて言ったらいいか分からないし?あ〜こんな時に心強いのが、この美子さんなんだなあ〜この人がいるから、今の僕がいる!って言っても過言ではない、、、たぶん!それはそれは立派な本堂に通されて、由緒正しそうな仏様の前「あの〜こんなの初めてで、拝んだ方がいいですか?手を合わせる?」「そうねっ!手ぐらい合わせたら」南無南無ナムナムナム〜「お待たせしました。」これまた、立派な住職さんがやってきた。体格といい、声のトーンといい、何も悪いことしてないけれど、悔い改めないといけないような雰囲気で、思わず、手を合わせて深...ふつうの僕と〜母と娘と再会と別れ⑦

  • ふつうの僕と〜みっちゃん見っけた!⑦

    ふつうの僕は普通じゃないとしてもそれはそれで生きていこうと思うんだ。あなたのために…今日の太陽が夕日に変わり沈もうとしていた。オレンジ色に染まる西の空は美しく…小さな女の子とお母さんは、ベンチに座りその夕日を見つめていた。お母さんの手は、優しく女の子の頭に置かれ、何やら楽しそうだった。「あのさあ〜このタイミングでジャムパン?せめてコーヒーくらいあったかくてもいいんじゃない!」「そのパン高かったんですよ!美味しいでしょ?」「そそう確かに美味い!でもさあ〜夕飯にしては寂しくない?この時間ならさあ〜もっとさあ〜ねえ〜」モグモグクチャクチャゴクゴク…美子さんはうるさい!「わかりましたよ、終わったらご飯奢りますよ!ビール付きでっ!」「ええ〜そんな事言ってるわけじゃないけどさあ〜そうなの?じゃ2杯目のビールは自分で払うは〜...ふつうの僕と〜みっちゃん見っけた!⑦

  • ふつうの僕と〜おばあさんの願い⑤

    ふつうの僕は、貴方に会うためにいるここにいる。ふつうの僕は、貴方の声がききたくてだからきっとここにいるんだ。ふつうの僕じゃない僕に会うために…あなたはいた。「ちょっとちょっとお〜もっとしっかり持っててよ!そっちそっちだってばあ〜手を引っ張ってよ!いい?」「こっちですか?はいっ!腕が通りました。次は?」「今度はね、身体を横にするよ、せーのうよっこらしょっと!そうそう体押さえててよ!」「動かない人の着替えって大変だなあ〜ふー」と浪人君「役に立つはよ!めったにできない経験してんだから、これも人生勉強って事よ!」と、美子さんもうかれこれ30分は、すったもんだした状態が続いてる。どうにかやっと、寝たままのおばあさんの腕が着物の袖を通った。そこからは早かった。美子さんの腕の見せ所?「ええ〜とっ!左前?それとも右?行きてる時...ふつうの僕と〜おばあさんの願い⑤

  • ふつうの僕と〜少女とおばあさんと④

    ふつうの僕は悲しければ泣く楽しければ笑う僕は…ふつうの僕なんだから「みっこちゃん眠くなったから〜寝るね。」僕の足にしがみついていた小さな女の子は、僕の手からお人形を受け取り、目をこすりながらお婆さんが寝ているベットに潜り込んだ。そして小さな少女は消えた。「ごめんごめん!ちょちょっと、こういうの久し振りだったから、私としたことがって言うかあ起こしてくれる。手を引っ張ってよ、ヨイショどっこいしょっと!」美子さんが、我に帰った。「何日位たってるのかなあ?」「おそらく、ゴミ捨て場に出てきた時くらいかな?」「冬で良かったわねえ」と、美子さんは手を合わせていた。「さあ〜始めましょう。私達に何か伝えたいはずでしょ!」もう、最近の美子さんは僕の思う先を読むからすごい、相棒と言うよりマネージャーか?段取りがいいと言うか、すでにベ...ふつうの僕と〜少女とおばあさんと④

  • ふつうの僕と〜一緒に遊んだ仲間と③

    普通でありたい僕はあなたと話せるなら…普通の僕じゃなくてもいい…と、思うんだ!「で?ボールを取ろうとして庭に入った?そこでカーテンの隙間からお婆ちゃんを見た?なんでのぞいたの?」救急車を見送った後に、僕は警察の人に2回目の質問と2回目の説明をしていた。同じように、美子さんも、みっこちゃんの友達の彼も!「ボール投げって、こんな夜遅くに?貴女も?一緒に?なぜ?」「ってえ〜私がおばさんだからってボールで遊んじゃ行けないってわけ?」「いやいやそんな事ないですが〜ただねえ〜」美子さんは相当機嫌が悪い!「ただ?ただ何よ!私達は見つけてあげたのよ!かわいそうにひとりで動けずにいたのに、ほんとかわいそう」美子さんは、ううう〜涙なくして泣いていた。さっき分かった事だが、みっこちゃんの友達の彼は、大学受験に失敗した浪人生で、この際...ふつうの僕と〜一緒に遊んだ仲間と③

  • ふつうの僕と〜あなたをみっけた僕と!②

    僕はあなたを知らない!だから友達にはなれない僕はふつうの僕だから〜あなたの世界には一緒に行けないんだ!「も〜いいかい?」「ま〜だだよう」「も〜いいかい?」「……」「美子さんみっけたあ〜」小さな声で僕が言った。「はいはい!やっとみつかったあです。隠れるのも疲れるわ〜ところで、あたしが最後?いい加減でやめようよ!もう何時だと思ってんの?夜中の2時だよ!」プンプン!かなりご機嫌斜めになっている美子さんが、ゴミ捨て場の裏から這い出て来た。もう、かれこれ2時間以上も「かくれんぼ」は続いてて…確かに僕も疲れた。最初はけっこう楽しくて、笑い声もしてたけど、今は皆んなが無言だった。かくれんぼのメンバーは、僕と美子さんと、お人形さんとみっこちゃん、それにみっこちゃんのお友達?の彼と4人プラスお人形みっこちゃんのお友達の彼に「合わ...ふつうの僕と〜あなたをみっけた僕と!②

  • ふつうの僕と〜小さな小さな女の子と①

    何だろう?頭の中で何かがぐるぐるまわってる?ような普通の僕に何かが入ってきた。イヤだ!僕は…普通の僕でいたいんだ。「あのね、この子はね、みっこちゃんっていうんだあ〜」「かわいい名前だね」「うん、さんにんめの子なんだよ」「そっかあ」寒い冬の夜だった。「ゴミ出し頼むわよ〜じゃ〜いってくるね〜」と、母が温泉旅行に出掛けた夜だった。僕は、寒いから出たくなかったけれど、母さんが帰ってきた時のことを考えて…出た。朝のゴミ収集には間に合いそうもないので、夜のうちに出しておこうってことだ。なんだよ〜今日に限って段ボールもあるんかい!最初のゴミ袋を持って、ゴミ収集所へ行きカラスよけの網の中へ入れた。「さむっ!よっしゃ〜あと一回で終わるぞ〜寒いよう〜」つて振り返ってギョッとした!誰?何か?3歳?いや!4歳?くらい?はんてんを着てお...ふつうの僕と〜小さな小さな女の子と①

  • ふつうの僕と〜生き返った君と ⑥

    ふつうの僕は普通に生きている。だから…悔しくて泣く事もあるそれでも普通に生きていれば…喜びもあって笑顔になる。ふつうの僕に…素晴らしい出会いが待っていた。あれから季節が何度かかわって、ポカポカとした日差しがありがたい春になっていた。相変わらず僕は、いつもの病院のこのベンチに座ってて、いつもの物を待っていた。「ほらよっと!今日はコンビニのコーヒーだからね〜感謝してる?」「わあ〜ありがたいです。」桜がそろそろ満開か?っていうくらいのポカポカ陽気の中だけど〜あったかいコーヒーが嬉しかった。そしていつもの甘い甘いジャムパンがいい、すごくいい!「今日はさあ〜あんパンもあるよ!奢ったでしょう〜感謝の気持ちを忘れるな〜」「美子さんには、いつも感謝してますよ!わかるでしょ?この食べっぷり」そして、ふた口でジャムパンを平らげ、珍...ふつうの僕と〜生き返った君と⑥

  • ふつうの僕と〜過去をなくした君と ⑤

    僕は覚えているおんぶした時のお母さんの背中僕は覚えているつながれた手があったかいって事あの時この子が言ったんです。「お母さん、お月様がね、僕たちと一緒に歩いてるよ」「お母さん、僕たちが止まるとお月様も待っててくれるね。」「お母さん、あそこへ行ってみる?」「そうだね行ってみようか!」って、私が言ったんです。だからあの子は私の手を…お母さんの泣き疲れた目からは、もう涙はこぼれてこなかった。その優しい目の先に眠る、わが子だけを愛おしげに見つめているだけだった。「だからこの子には、すべてを忘れて今から生きて欲しいんです。」「私が、この子の記憶を連れて、あの月まで持っていきます。お手伝いしてもらえますか?」それは、ふたりの再会の後、安心して眠りについた君を見つめながらの僕たちの会話だった。お母さんは、ずっと君の手を握って...ふつうの僕と〜過去をなくした君と⑤

  • ふつうの僕と〜生きている君と ④

    僕は普通に生きていたいんだ。時間も静かに流れればいい時計の針もゆっくりでいい君と長く一緒に居られるからね。ふつうに僕たちは生きて行こう〜君の声をはじめて聞いたのは病院の中だった。「母さんが待ってる。駅のホームで僕が来るのを待ってるんだ!だから行かなくちゃ!」君は、まだたくさんの医療器具に繋がれていたのに起きようと必死だった。「大丈夫だから、僕が代わりに行ってくるよ!お母さんを連れてくるからね」こうして、僕と君とおばさん、じゃなくて美子さんと普通の関係じゃなくなったんだ。「君の名前は?」「星です。」そして、僕と美子さんと女の人と3人でホーム外れのベンチに座っていた。ホームの屋根が途切れ、太陽が当たってありがたかった。まるで親子が日向ぼっこしてる?何時間も美子さんと2人で、ベンチのはじとはじに座ってる姿は、どう見て...ふつうの僕と〜生きている君と④

  • ふつうの僕と〜言葉を見つけた仲間と ③

    僕は、ぼくのままここにいた。ふつうの僕は、ふつうに生きている。何日も何ヶ月も何年も、普通にここにいる。そして…ふつうの僕は、ふつうの大人になった。あれからどれだけ季節が変わったのだろう!太陽の光が心地よく当たるベンチに座って、僕は缶コーヒーを、じゃなくてコンビニのカップコーヒーで、手を温めていた。暖かい日差しの中で、小さい子供達が走り回りその楽し気な笑い声が聞こえてくる。ときおり大人達の「あぶないよ」「静かにしなさい」って声がまざった。そうかあ〜今日は日曜日かあ〜!「よっこらしょっと」の声とともにベンチに座る僕が跳ねた!「あんたオーバーでしょう、私の体重じゃこのベンチはビクともしないわよ!」ガハハァーって美子さんだ!飽きもせずにジャムパンが〜と、思ったらクリームパン?ジャムパンと形が違ってる。「最近さあ〜パンの...ふつうの僕と〜言葉を見つけた仲間と③

  • ふつうの僕と〜言葉を思い出した君と ➁

    僕はなぜここにいるのだろう?って思う事がある。たぶんここにいる意味があるのだろう!っと思うだから僕はここにいる。もう何本の電車を見送ったのだろう?もうすぐ西日に変わる時間になっていた。僕が座っているホームのベンチから、まっすぐその先、ビルとビルの間の隙間に彼が立っているのが見えた。その彼に僕は今日も手を振って立ち上がった。帰るよ!って合図を送った。何日が過ぎたのだろうか?3日?4日?毎日僕は、この駅のホームに通ってこのベンチで一日を過ごしている。そろそろ駅員さんの質問攻めにあいそうだ!と、思って立ち上がった時…その声は聞こえた。「お待たせしました。」かすかに、か細い声が、確かに僕の耳に届いた。周りを見渡しながら「どこですか?」と、つい大きな声で僕は叫んでいた。どこ?どこにいるんだ?電車がまた一台ホームに入った。...ふつうの僕と〜言葉を思い出した君と➁

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