宮澤 さん プロフィール

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宮澤さん: 信州読書会
ハンドル名宮澤 さん
ブログタイトル信州読書会
ブログURLhttp://ameblo.jp/123oncloudnine/
サイト紹介文長野市で毎週読書会を開催しています。
自由文長野市で毎週読書会を開催しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供44回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2014/01/26 19:17

宮澤 さんのブログ記事

  • カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』読書会のもよう(2017 7 28)
  • 2017.7.28に行ったカーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。『気の触れた夏を、生きのびて』「あたしたちはみんな、多かれ少なかれ閉じ込められているんだ。あたしたちはそれぞれいろんな具合に生まれてくるんだが、それがどうしてなのかはわからない。でもいずれにせよ、あたしたちは閉じ込められている。(中略)そしておそらくあたしたちはみ [続きを読む]
  • 武者小路実篤『愛と死』読書会もよう(2017 7 21)
  • 2017.7.21に行った武者小路実篤の『愛と死』読書会もようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。『見ることと描くこと』私は、この小説を読んで、印象派の画家ルノアールとモデルの話を思い出した。ルノアールは近所のある少女をモデルにして、絵を描いた。彼女が少女でなくなった後も、晩年まで何作も彼女をモデルにして絵を描いたという。モデルと画家の間にスパークするものがなければ、作品は生命を得ない。 [続きを読む]
  • 大江健三郎『個人的な体験』読書会のもよう(2017 7 14)
  • 2017.7.14に行った大江健三郎さんの『個人的な体験』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちらです。私も書きました。『死の欲動《 Θάνατος 》』障害をもって生まれた赤んぼうから、逃げたいという鳥(バード)は、やめていたアルコールに手をだし、なおかつ、かつて暴力的に処女を奪った大学の同級生、火見子の家を転がり込む。現実逃避に傾いていた鳥(バード)には、この時点で、自殺フラグが立ってい [続きを読む]
  • フランツ・カフカ『変身』読書会のもよう(2017 7 6)
  • 2017.7.6に行ったフランツ・カフカ『変身』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら。私も書きました。『毒虫現象とホロコースト』事業に失敗して、父親は、ボケたふりをし、母親は喘息を装い、妹は女子高生という身分に甘え、それぞれ無力感をまるだしにして生きていた。グレゴールがクソ真面目で責任感の強い性格であるのをいいことに、家族は、一切を彼の気合いにおまかせしたのだ。彼も、ヒロイズムから、五年間 [続きを読む]
  • アルベール・カミュ『異邦人』読書会のもよう(2017 6 29)
  • 2017.6.29に行ったアルベール・カミュ『異邦人』読書会のもようです。メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。『世界の優しい無関心』アラビア人に一発目と二発目に間を置いて、残りの四発を撃ち込んだことは、明確な殺意があると思われるが、それでも、無期懲役がいいところで、情状酌量の余地がある。では、なぜ、ムルソーは死刑になったのか?ここが、この作品のテーマである。第二部の裁判では、ムルソーの『 [続きを読む]
  • 夏目漱石『こころ』読書会のもよう(2017 6 23)
  • 2017.6.23に行った夏目漱石『こころ』ツイキャス読書会のもようです。メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。『私は★淋しい★人間★death』先生もKも故郷を捨てた孤独な人たちである。だからこそ、彼らは、憂世の儚さを痛切に感じるのである。殉死というのは、薄志弱行なる魂を、永遠に連なるものとして生かそうとする営みである。死の道だけが残された自由だと悟った先生は、時代遅れのやりかたに新しい意義を [続きを読む]
  • 大岡昇平『野火』読書会のもよう(2017 6 16)
  • 2017.6.16に行った大岡昇平の『野火』のツイキャス読書会の模様です。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。『男がみな人食い人種であるように、女はみな淫売である』人間というのは、尊厳を大切して生きることもできると同時に、畜生以下の卑劣さにも堕する生き物である。英語で言えば、尊厳は、dignityである。この言葉は、indignation(怒り)という言葉と関係があるのだ。個人の尊厳が、人間が人間たる本 [続きを読む]
  • トルストイ『二老人』読書会のもよう(2017 6 8)
  • 2017.6.8に行ったトルストイ『二老人』読書会のもようです。岩波文庫の『トルストイ民話集 人はなんで生きるか?』所収メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。『死の刹那まで、愛と善行をもってその年貢を果たす』お金がなければ巡礼には行けない。また、神に呼ばれていなければ、巡礼には行けない。そういうことを書いた宗教小説だと思った。厳格な自己規律を守って暮らしているエフィームに比べてエリセイは [続きを読む]
  • 岡本かの子『鮨』読書会のもよう(2017.6.2)
  • 2017.6.2に行った岡本かの子『鮨』読書会のもようです。信州読書会のメルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。『鮨は没落していく現象の核心である』(引用はじめ)子供は、ふと、日頃、内しょで呼んでいるも一人の幻想のなかの母といま目の前に鮨を握っている母とが眼の感覚だけか頭の中でか、一致しかけ一重の姿に紛れている気がした。もっと、ぴったり、一致して欲しいが、あまり一致したら恐ろしい気もする。( [続きを読む]
  • 織田作之助『夫婦善哉』読書会のもよう(2017.5.19)
  • 法善寺の水掛不動2017.5.19に行った織田作之助『夫婦善哉』読書会のもようです。信州読書会メルマガ読者さんからいただいた感想文はこちら私も書きました。「日本の家制度にあらわれたる夫婦善哉の形式」蝶子は、芸者としては、たぐいまれなる素質をもちながら、ダメ夫の柳吉に、稼いだものすべてを捧げてしまう。そして何度も、柳吉に裏切られる。一方、柳吉の頭にあるのは、実家のことである。長男で、家を継ぐべき立場だったの [続きを読む]
  • 太宰治『きりぎりす』読書会のもよう(2017 5 11)
  • 2017.5.11に行った太宰治『きりぎりす』読書会のもようです。青空文庫はこちら信州読書会のメルマガ読者の皆さんも大勢感想書いてくれました。ありがとうございます。メルマガ読者さんの感想文私も書きました。「但馬のばかが、また来ましたよ(笑)」夫を日陰の生活で支えていたほうが、この小説の語り手の妻は、幸せだった。夫の作品の高潔な品位は、妻の献身があってこそ、成立していたと、彼女は信じ切っていた。彼の初期の代 [続きを読む]
  • 吉村昭『桜田門外ノ変』読書会のもよう(2017 5 5)
  • 2017.5.5に行った吉村昭さんの『桜田門外ノ変』の読書会の模様です。信州読書会メルマガ会員の皆さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。「政治史は、意志の歴史である」大老 井伊直弼を襲撃した水戸藩士の斬奸趣意書には「外国の圧力におびえた幕府が、不当な条約を朝廷の意向を無視して独断でむすんだことは、国体をそこなう大失態である。」という内容が記されていた。日米修好通商条約への違勅調印や将軍継嗣問題をめぐ [続きを読む]
  • 夏目漱石『三四郎』読書会のもよう(2017 4 28)
  • 2017.4.28に行った夏目漱石の『三四郎』のツイキャス読書会のもようです。信州読書会メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。『それ程浪漫的な人間じゃない。僕は君よりも散文的に出来ている。』よし子は、兄である野々宮さんにわがままで困らせる。野々宮さんは、そんなよし子を愚物扱いしながらも、十分に、甘やかしている。彼がマッド・サイエンティストであれば、よし子のことなど一顧だにしないであろうが [続きを読む]
  • 梶井基次郎 『檸檬』読書会のもよう(2017 4 20)
  • 2017.4.20にツイキャスで行った梶井基次郎の『檸檬』の読書会のもようです。皆さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。「檸檬になる日は、もう来ない」何かをなそうと思えば、日々のパンに生きるしかない。もはや、叶わなかった儚い憧れに思いを馳せるのは、非合理だ。「こっちが気恥ずかしくなるわい」『檸檬』を、初めて読んだ高校生の時分の私は、レモンを爆弾に見立てるという青臭いアイデアを、ふん、と笑いとばした。侮 [続きを読む]
  • アンデルセン『人魚姫(人魚のひいさま)』読書会(2017.4.6)
  • 2017.4.6に行ったアンデルセンの『人魚姫(人魚のひいさま)』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら青空文庫版の『人魚姫』私も書きました。「さかなフレンズ あなたは、さかながお好きですか!?」人魚姫(以下さかな女)のばっばは、語る。さかなフレンズは、死んだら、海の泡になってしまう。フレンズには、魂がないから300年の寿命で、全て終わりなのよ、と。愛し合うものたちだけに、不滅の魂があ [続きを読む]
  • 村上春樹 『騎士団長殺し』読書会のもよう(2017.3.22)
  • 発売から1ヶ月経ったということで村上春樹さんの最新長編小説『騎士団長殺し』読書会を再度行いました。信州読書会メルマガ読者の皆様から頂いた感想文はこちら私も書きました。『どろんとした、奥が見えない目』(引用はじめ) 僕ははじめて河合先生にお目にかかりました。(中略)初対面の印象は「ずいぶん無口で暗い感じの人だな」というものでした。いちばんびっくりしたのは、その目でした。目が据わっているというか、なん [続きを読む]
  • 村上春樹『騎士団長殺し』について
  • 村上春樹さんの『騎士団長殺し 第一部 第二部』を、本日、気合いで、読了しました。(7時間)あらすじは、肖像画を書くのが職業の「私」が妻と別居し友人の父である高名な日本画家のアトリエに住みはじめ、屋根裏部屋で、『騎士団長殺し』という不思議な絵を見つけます。その絵にまつわる謎が解けていくとともに、別居中の妻との関係を見直されていくと、まあ、ざっくり、こんな話です。『愛とは何か?』『夢の中にも責任がある [続きを読む]
  • 夏目漱石『二百十日』読書会のもよう(2017.2.11)
  • 阿蘇を旅した圭さんと碌さんの会話ですすむ小説。落語の台本のようだった。圭さんというのは『坊っちゃん』ように、無鉄砲で真っ直ぐな人物として描かれている。夏目漱石の作品を続けて読んでいくと気がつくが、二人の道中は、『こころ』の先生とKが房総半島を旅したシーンとよく似ている。圭さんは豆腐屋主義を標榜している。藩閥政治や資本家、華族を攻撃しているところを見ると、圭さんは、明治末期の社会主義に影響を受けたと [続きを読む]