magamin1028 さん プロフィール

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magamin1028さん:  magaminの株と歴史の雑感
ハンドル名magamin1028 さん
ブログタイトル magaminの株と歴史の雑感
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/magamin1028/
サイト紹介文株と戦前の昭和史について考えます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供332回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2014/01/20 00:20

magamin1028 さんのブログ記事

  • 表現力を磨きたい人は漢詩を読めばいいと思う
  • 表現力って、結局意味の強弱だと思う。だらだら喋っていても、ここぞという時に強烈な表現をはさんでいけば、話は全体として締まってくるだろう。何が強烈な実際的な表現なのかというと、漢詩というこもの行き着く。歴史のフィルターというのは人智を超える。  杜甫の、「茅屋(ぼうおく)の秋風の破るところとなるの嘆き」という詩がある。内容としては、台風のせいで、家の屋根に乗っけていた茅が飛ばされて、その茅を近所の悪ガ [続きを読む]
  • 漢詩を読む 杜甫 贈衛八処仕
  • 20年ぶりに友達の家を訪ねたら、友達は結婚していて、子供も何人もいて、杜甫のところに可愛く挨拶に来たという詩なんだけど。  いずくんぞしらん二十載  重ねて君子の堂に上らんとは  昔別れしとき君いまだ婚せざりしに  児女たちまち行をなす  いぜん父の友を敬して  我に問う「何れの方よりきたるや?」と    子供って可愛い。昔の友達の尋ねて、そこの子供に「おじさん、どこからきたの?」なんて聞かれたら、 [続きを読む]
  • 或いは出師の表と為り  鬼神も壮烈に泣く
  • 或いは出師の表と為り  鬼神も壮烈に泣く と文天祥の「正気の歌」にあって、そう言えば諸葛孔明ってどんなんだったかなと思い、本棚をひっくり返し宮川尚志の「諸葛孔明」をひっぱり出しもう一度読んでみた。劉備が孔明に会いに行って、孔明が語るところなんだけれど、このようにある。   「その巖阻(がんそ)を保ち、西、諸戎を和し、外、孫権に結び、内、政理を修め、天下変あらば、将軍みずから益州の衆をしたがえて、もっ [続きを読む]
  • うちの子供が学校で漏らしちゃったと言うんだよね
  • ウチの次男は小学5年の男の子なのだけれど、学校で大きいほうを漏らしちゃったというんだよね。トイレに駆け込んだのだけれど、間に合わなかったらしい。昭和育ちの私としては、これ、かなりまずのではないかと思った。私の子供のころなんて、学校のトイレで大きいのをすることすら、かなりの冒険だったから。いわんや漏らすをや、だよ。子供に聞いた。  「漏らして大丈夫なの?」  「だいじょうぶってなにが?」  「まあ、例 [続きを読む]
  • 天上と人間(じんかん)と
  • 李 煜(り いく)の浪淘沙(ろうとうさ)が、もしインテリの常識みたいなことになると、ここぞという時につまらないことを言ったとしても、「天上と人間(じんかん)と」と付け加えると、ちょっとはつまらない言説も救われるということもありえるよね。例えば、「今日は雨が降りそうだったけど降らなかったよね」 などという発話があったとする。もうこれだけだと、全くつまらないのだけれど、、「今日は雨が降りそうだったけど降ら [続きを読む]
  • 漢詩を読む 李 煜(り いく)937-978 浪淘沙(ろうとうさ)
  • 浪淘沙(ろうとうさ)  ひとり 欄にもたるるなかれ  限りなき江山  別るるときは容易にして見(まみ)ゆる時は難し  流水 落花 春去れり  天上と人間(じんかん)と    とまあこのような詩がある。言葉の意味はそれぞれ分かるのだけれど、「春去れり」から「天上と人間と」というところへの繋がりが分からない。分かるようで全く分からない。  そこでこの詩の作者である李 煜(り いく)という人物を調べてみる。李 [続きを読む]
  • 文 天祥 正気の歌 3
  • よく思うのだけれど、誰もが永遠に生きようとしていないか? お金が大事だなんていうことになっているけれど、永遠に生きようとするからお金が大事になってはくるのだろう。こういうことを言うと申し訳ないのだけれど、ちょっと頭が足りないんじゃないかと思う。  永遠に生きるなんていうことはありえない。人類史上延べ何人の個人が存在したのかは知らないけれども、誰一人として生物としての人の時間限界を超えて、何百年も生 [続きを読む]
  • フーコーのパノプティコンについて
  • パノプティコンとは何かというのは、ウィキでも読めば直ちに明確になる。私はパノプティコン自体を問題にしようとは思わない。フーコーが何故パノプティコンなる概念を導入しようとしたのかということを少し考えてみたい。  現代社会において、犯罪を犯せば刑務所に入るというのは当たり前だと思われている。しかしそもそも刑務所とはなんなのだろうか、犯罪とはなんなのだろうか。日本でも、近代以前の江戸時代にも刑務所的なも [続きを読む]
  • 文天祥たまらん 正気の歌 2段目
  • 文天祥の「正気の歌」って、現代においては右翼の色が着いていてリベラルの人は食わず嫌いということもあるかもしれない。正気の歌を真っ直ぐに読めば、右とか左とか関係ないのは明白だ。  文天祥は感じた。この世界の正気というエネルギーは時において物質に凝固する。思いは叶う、という現象を越えて、思いは厳然たる物になる。中国の歴史上、強い思いはどのような物となったのか。文天祥はこのように書いた。   斉にありて [続きを読む]
  • 漢詩を読む 文 天祥 正気の歌 1
  • 人が時代によって持ち上げられて、そして真理を観るということはありえると思う。現代日本は何十年も平和で、全くクソみたいな時代が継続しつつあるのだけれど、長い未来には真理が再び顕現するということもありえるだろうと思う。  文 天祥 正気の歌 天地に正気あり(天地には正気がある) 雑然として流形を授く(様々に物に形を付与する) 下れば即ち河岳となり(地においては川や山となり) 上れば即ち日星となる(天においては [続きを読む]
  • 漢詩を読む 李商隠(り しょういん) 811-858
  • 琴瑟(きんしつ)  琴瑟 端なくも五十弦  一弦一柱 華年を思う (きんしつという弦楽器は弦が五十ある 五十ある弦のまさに一つの弦、その弦を支える一つの柱 使い込んであるそれぞれを目前に感じるたびに かつての華やかだった時を思い出す)  荘生の暁夢 胡蝶に迷い 望帝の春心 杜鵑(とけん 意味ホトトギス)に託す (荘子の胡蝶の夢 夢で胡蝶になるか胡蝶が私の夢を見るか 古代の望帝がホトトギスに生まれ変わり  [続きを読む]
  • 漢詩を読む 白楽天(772-846) 「琵琶行」
  • 琵琶行は白楽天の有名な詩らしい。漢詩の素養とか全然ないから、そんなことは知らなかった。読んでみると、ただただすごいと思った。明治以前の教養というのは漢文だったということなのだけれど、これはありえる選択だったとしみじみ思う。明治以降は、西洋論理優先ということになったのだけれど、これもよしわるしだろう。では「琵琶行」 軸を転じ 絃を発す 三両声 (琵琶の軸や絃を調整しながら 三度琵琶をかき鳴らす) 未だ [続きを読む]
  • 日曜日の過ごし方
  • 朝の8時に起きてみる。子供達に朝ごはんを作ろうと思って台所に行った。卵焼きが二切れ皿においてあった。 妻が弁当でも作ったのかと思って、「ママー」と呼んでみてもリアクションなし。そういえば、昨日小学5年の次男の子供バスケの試合についていくと妻が言っていたような記憶がある。ママの寝室をのぞくと、妻も次男もいなくて、小学2年の次女が一人で寝ていた。あらかわいいと思って、次女のほっぺたをこすると、寝返りを [続きを読む]
  • ソフィストと哲学者の違いについて
  • ソフィストと哲学者の違いについて、とあっさり書いてみたのだけれど、結構深刻な問題だと思う。   納富信留(のうとみのぶる)の「哲学の誕生 ソクラテスとは何ものか」を読んだのだけれど、納富信留なる人物はかなり優秀だと思った。Wikipediaによると、元国際プラトン学会会長らしい。国際プラトン学会なるものがどのようなものか全く知らないのだけれど、プラトンの言説に対する誠実な態度から、彼のプラトン基礎研究という [続きを読む]
  • 「哲学の誕生」という本を読む
  • ソクラテスの話なんだけど。普通に考えちゃうと、ソクラテスというのはプラトンの対話編にしか登場しない、だから横溝正史の金田一 耕助みたいななものかと思っていた。  でもそうでもないんだね。  紀元前4世紀初頭のギリシャにおいては、ソクラテス文学というジャンルが存在していたらしい。紀元前5世紀末、ペロポネソス戦争でのギリシャの混乱、アテネの敗北などによって、紀元前4世紀初頭のアテネはきわめて微妙な状況 [続きを読む]
  • 言論では絶対負けない
  • 議論で負けるということはありえない。揚げ足さえ取られないように注意すれば、最低でも引き分けには持っていける。要は、強い気持ちと首尾一貫した論理、これのみだ。長い人生の中では、相手が強敵で旗色の悪くなる時もある。そういう時は、自分の信じる正義というものを前面に押し出すだけ。これで最低でも五分五分に持ち込める。まあ、嫌われたっていいじゃないの。強い気持ちでオープンマインド。これを貫けば、特定のヤツに遠 [続きを読む]
  • 年をとっても文学への意欲だけは薄れない
  • 現在私は、47歳のおやじ。職業はトラック運転手で、4人の子持ち。若いころは、女の子にもてたいとか、人から評価されたいとか、美味しいものを食べたいとか、そういうのもあった。しかし消え去った。年とともに、あらゆる意欲が失われていく中、文学に対する情熱だけはなくならない。  本当にありがたいことだと思う。  導火線に火がついたのはいつだったのだろうか。中学2年の時にカフカを読んだときか、小学3年の時にル [続きを読む]
  • 家父長的な思考にこだわる男は結婚しにくいだろう
  • 父親が権威を持つという家父長的な制度は、現代日本においてかなり崩壊していると思う。家父長制度というのは、社会的バックアップと父親の絶対的収入という条件によって満たされるものだ。現代日本でこれらの条件を満たせる家族というのは多数ではないと思う。女性の社会進出が明確に進む中、生活していくのに夫婦で稼ぐ合理性というのは否定できない。  家父長制度が維持できないのなら、どうなっていくのだろうか。 そもそも [続きを読む]
  • この世界は認識できない
  • 20世紀という時代では、科学が発達すればあらゆることがわかるようになると思われていた。楽観的だったと、今さらながら思う。  この程度のペースで科学なるものが進歩したとしても、わからないであろうことが多すぎる。意識とはなんなのか、生物の進化とはなんなのか、このあたりを全く答えらないのだから話にならない。結果、現代がなぜ国家なるものによって覆われているのか、歴史の発展は存在するのか、ということから、現 [続きを読む]
  • 漢詩を読む 「楚辞」 招魂について
  •   魂よ帰り来れ 南方は以って止まるべからず  ( 楚辞 招魂 )  そして日本の話。 靖国神社の前身というのは、長州の招魂祭的なものだったと記憶している。故郷を離れて死んだ人間の魂は、再び故郷に戻ってくるべきだという、このちょっとねっとりとした観念というのは日本にありがちだとは思う。ここでいう魂とは、論理的な死後の認識ではなく、一体性も怪しい情念みたいなものだろう。  楚辞(そじ)は中国戦国時代の [続きを読む]
  • 漢詩を読む 杜甫 712-770
  • 杜甫の「春望」がまたすごい。国破れて山河あり、っていうやつ。   唐が全盛期の時、玄宗皇帝が楊貴妃に耽溺している間に安禄山の乱がおこって、長安の都がひっくり返されたっていう内乱状態が存在した。  杜甫はこの経験をてこに、強力な言説を展開した。その一つが、「春望」だ。  国破れて、というこの続きを見てみようと思う。      国破れて山河あり      城春にして草木深し      時に感じては花に [続きを読む]
  • 漢詩を読む 王 之渙(おう しかん) 688-741
  • 漢文とか漢詩とか、興味ある人なんて極めて少数だと思う。 私は、子供のころから文学好きだった。ただどうしても西洋文学、西洋哲学みたいなことになった。この世界を知るには西洋の文学を知る必要があるだろう、みたいな強力なバイアスがあったのだろう。30年以上、西洋文学みたいなものを読んでみて、こんなことを言うと傲慢みたいなのだけれど、西洋の論理構成みたいなものはだいたい分かった。私程度の人間が理解できるのだ [続きを読む]
  • 漢詩を読む 駱賓王(らくひんのう) 640-684
  • 此の地 燕丹に別る (このち、えんたんにわかる) 壮士 髪 冠を衝く (そうし、かみ、かんをつく) 昔時 人 すでに没し (せきじ、ひと、すでにぼっし) 今日 水 なお寒し (こんにち、みず、なおさむし)    この漢詩をじっくり読む。そうすると思い出すべき歴史がある。そおそお、あれあれ、伝説のテロリスト荊軻(けいか)。 毒の塗られた短刀で秦の始皇帝を殺そうとした、何度もいうけど、伝説のテロリスト。 荊軻が [続きを読む]
  • 漢詩を読む 「曹操」
  • 西洋哲学もだいたい分かってきた。もういいかげん、いいだろう。ここからは漢詩をメインに読んでいきたい。    老驥 櫪に伏するも 志は千里に在り (ろうき、れきにふするも、こころざしはせんりにあり)  烈士の暮年、壮心、止まず(れっしのぼねん、そうしん、やまず)  曹操の詩。 老驥は年とった馬、櫪はかいば桶。  たまらんよね。様々な熱い思いの積み重ねをギリギリの言葉で濃縮したような、その感覚がたまらない [続きを読む]
  • シン.ゴジラ を観る
  • シン.ゴジラをレンタルでみたけれど、いまいちだと思う。シン.ゴジラはかなりの興行収入だったらしい。戦闘シーン自体はどうということもないわけで、おそらく政府と官僚のあり方みたいなもののリアルさが評価されたのだと思う。政府首脳がちょっと頼りなくて、優秀な官僚がそれをフォローするみたいな感じだったのだけれど、そういうのがリアルを醸し出してよかったのだろうか。 しかし、あの優秀とされる官僚の説明口調がひどす [続きを読む]