magamin1028 さん プロフィール

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magamin1028さん:  magaminの株と歴史の雑感
ハンドル名magamin1028 さん
ブログタイトル magaminの株と歴史の雑感
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/magamin1028/
サイト紹介文株と戦前の昭和史について考えます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供327回 / 365日(平均6.3回/週) - 参加 2014/01/20 00:20

magamin1028 さんのブログ記事

  • ヒトラー 「わが闘争」 を読む 7
  • 総力戦思想というものがある。日本も昭和に入って、金持ちと貧乏人が分裂した社会では、日本の総合力が発揮できないということで、国家が民衆の生活にまで手を突っ込むような、準戦時体制みたいなものになった。年金などの社会保障は、その淵源を戦中に発する。  ヒトラー... [続きを読む]
  • ヒトラー 「わが闘争」 を読む 6 国家社会主義運動
  • ヒトラーというのは、超一級の思想家だ。「わが闘争」を誠実に読めば、そのような結論に至るしかない。  ニーチェ哲学というものがある。 天才ニーチェ。 世界を相対化する者。 フーコーもウェーバーもニーチェの哲学のスカートのすそをちょっとめくったというレベルだろう。ニーチェでさえ自分の哲学を断片の言説でしか表現できなかった。ニーチェの哲学を一言で言えば、近代世界の主要な価値観を相対化すれば、強い意志の支 [続きを読む]
  • 生涯未婚率30%の原因について
  • 50歳までに一度も結婚しない日本人が30%いるという。これはある種の選別だと思う。私は25年ほど前は帝国大学上位校にいっていたが、当時の部活の先輩同輩後輩もれなくみんな結婚している。出来る男というのは、女づきあいが苦手だとしても、女の方が放っておかない。  私はブルーカラーの底辺会社に20年ほど勤めているのだが、下層階級としか表現できないような職人気質のやつも多数知っている。一見チンピラみたいなん [続きを読む]
  • ヒトラー 「わが闘争 民族主義的世界観」 を読む 5
  • 私はファシストではないが、この本のすばらしさというのは認めざるをえない。ヒトラーとは、超一級品の思想、リアルな歴史観、懸絶した言語能力、を併せ持つ怪物だね。   ヒトラーの言語能力のすばらしさをいくつか上げてみよう。第一次大戦ドイツ敗北時の責任ある政治家について、ヒトラーはこのように語る。 「世界大戦で無益な犠牲となったすべての死者を念頭におくならば、そしてまた、われわれが今日直面している無限の惨 [続きを読む]
  • ヒトラー 「わが闘争」 を読む 4
  • ヒトラーの「世界に冠たるアーリア人」なる概念が意味不明で、ここがヒトラーの突っ込まれるところではあると思う。ヒトラーは悪人だろうから、その論理の最も弱い環を拡大して貶めようという考え方はありえる。ヒトラーの悪口を言っておけば安全だということだろう。  馬鹿が。  私はこのような思考法は選択しない。   「わが闘争」を読む限り、アーリア人というのはユダヤ人のアンチテーゼだね。ユダヤ人が世界を征服しよ [続きを読む]
  • ヒトラー 「わが闘争」 を読む 3 
  • ヒトラーの哲学思想というのは間違いなく一級品だ。ニーチェレベルだ。同じ内容にもかかわらず、ニーチェの思想ははよくて、ヒトラーの思想はダメだという論理は成り立たない。  ヒトラーの哲学が一級品だというのはしょうがない。歴史上の悪人の思想が、善人の思想を凌駕しているというのは残念ではあるのだけれど、事実だから認めざるをえない。  では、ヒトラーの歴史認識というのはどうだろうか。「わが闘争 第10章 崩 [続きを読む]
  • ヒトラー 「わが闘争」 を読む 2
  • ヒトラーは狂人で、これに騙されたドイツ人は馬鹿みたいなイメージというのはある。日本も同じで、戦前の日本人は、馬鹿かキチかその両方かということになりがちだ。  本当にそうなのだろうか?   「わが闘争 第6章 宣伝の目的」 にこのようにある。     「しかし民族がこの遊星の上で自己の生存のために戦うならば、ヒューマニティーとか、美とかの考量はすべて無に帰してしまう。というのは、これらの観念はすべて [続きを読む]
  • ヒトラー 「わが闘争」 を読む 1
  • 文庫本で200ページほど読んだのだけれど、ヒトラーは狂人でもないし、馬鹿でもないね。   ドイツにおいて、「わが闘争」は禁書になっている。禁書になるほどのパワーがあると考えていいだろう。インパクトのある部分を以下に紹介する。  「国家の権威、民主主義、平和主義、国際的連帯、等は、われわれの場合はいつもほとんど固い純粋の教義的観念になった公然たる概念である。すなわち一般の国民生活に必要なものの判断が [続きを読む]
  • 映画 「GANTZ:O(ガンツ:オー)」のネタバレ解説
  • GANTZ:Oはけっこう面白かった。 なにがどう面白かったのかを分解してみる。  ポイントは、主人公の「突き抜けた正義感」と、ぬらりひょんの評価点の100点だ。そして、この二つの条件をどのようにつないで話を収束させるかということにある。巨大ロボットとか、7回クリアの凄腕大阪メンバーとかは場を盛り上げる脇役みたいなものだ。ガンツファンなら、この辺の設定をぐだぐだ話すのは楽しいかも知れないが、私は別にガンツフ [続きを読む]
  • 日本はどのように秩序を維持しているのか
  • ヨーロッパの秩序体制は、神とか正義とか人権とかそのような確定した概念があって、その明確な概念を中心とした概念体系が人間を覆っているというのはあるかもしれない。日本の秩序というのは、もう少しゆるい感じだろう。  結論から言うと、「本音と建前」ということになると思う。日本人は、建前によって日本の秩序は維持されているが、本音ではこの秩序は仮想ではないかと思っているのではないだろうか。  例えば民主主義と [続きを読む]
  • 日本下層民の実態
  • 教育があって社会的な地位にある人が社会的なルールを守るというのは当たり前。問題は、日本の下層民がどのようにルールを守っているのかということだ。  私の会社では、忙しい時には派遣を使うときがある。ほとんど人数あわせの最低賃金で働く人たちだ (私も基本的には彼らと変わらないのだけれど)。 彼らが全然ダメ人間かというとそうでもない。「仕事」だから最低限の事をやらなくてはならないという矜持はある。派遣同士に [続きを読む]
  • ニーチェ全集を読む 28 「権力への意思」
  • ニーチェの言う「権力の意思」とは何かって、分かってきた。この世界には細分化された同種類の力的なものが溢れていて、力同士が互いに互いを同化しようと争っているという。このような争いが、さまざまな位相、物質だったり、細胞だったり、人間だっり、認識だったりという全ての位相で行われているということだろう。世界が力の相克だとするなら、善と悪、神、正義、平等、人権、そのようなものは意味がなくなる。例えば、「正義 [続きを読む]
  • ニーチェの「権力への意思」とは何か ニーチェ全集を読む 28
  • 「権力への意思」とは何かというと、概念を確定する力的なものだと思う。これだけ言うと何のことだか分からないだろう。  概念を確定する力というのは至る所にある、というかこの世界にはこの力しかない。至る所に概念を確定しようとする力はあって、それぞれの力同士が、互いに同じ領域で概念を確定しようと争っているという。プラトンが正義の概念を確立したのは、概念を確定しようとする力同士の争いに決着がついたからだとい [続きを読む]
  • ニーチェ全集を読む 27 「認識としての権力への意思」
  • ニーチェの言う「権力への意思」とは何か。 認識を確定する力みたいなものだと思う。これだけいうとよくわからないと思うので、例をあげてみる。  いつも水曜日にする仕事があったとする。これを火曜日にやってもいいんじゃないかと思って、ある日実行したとする。うまく火曜でもやれるじゃんみたいなことになった。その仕事を火曜日にするようになったら、そのうちその仕事を火曜日にしなくてはいけないような脅迫的心情を抱く [続きを読む]
  • 死後の魂は存在するか
  • 10人の人間がいるとして、10人それぞれの意識があるだろう。10パターンの意識があるのなら、10人の死後10個の魂があるだろう。   このような言説があるとする。当たり前の事を合理的につないでいるように見える。しかし、これを当たり前の論理の流れだと認識するためには、一定以上の意志力みたいなものが必要なのではないだろうか。  10人の人間がいるとしてって、本当に10人? 10人の人間に本当に10の意識 [続きを読む]
  • ニーチェ全集を読む 26 「権力への意思 新しい価値定立の原理」
  • この世界は何故このようにあるのかと不思議に思ったことはないだろうか。  現代世界を確定した価値とは何かというのを、突き詰めて突き詰めていくと、西洋ではプラトンの正義論、東アジアでは孟子の性善説ということになる。思索する個人は最後に問われる。  性善説を信じて、この世界を受け入れるか、性善説を拒否して、この世界を再編成するか。  性善説を拒否しながらこの世界でよろしくやろうというような考え方は成り立 [続きを読む]
  • 未来を予言する方法について
  • 普通に考えれば、未来は予言できない。最高の知性といえども、精密な予言というもの出来なかった。カント、ヘーゲル、マルクス、などもことごとく失敗している。   ただ一人だけ例外がいる。それがプラトンだ。  プラトンは「国家」という書物の中で、社会というものは、名誉制国家、金持ち支配制国家、民主制国家、僭主制国家、という順番で堕落していく書いている。近代のヨーロッパや日本は、実際にそのような過程の歴史を [続きを読む]
  • 「頭がいい」とはどのようなことか
  • 現代においては、「頭がいい」とは「頭の回転が速い」ということに還元される。  頭の回転を早くするためには、実はコツみたいなものがある。リアルというものは、観念と物質というものが分ちががたく結びついていると思うのだけれど、このリアルから観念のみを取り出して思考すると、思考のスピードが劇的に速くなる。物質という重りを切り離した観念が空を飛べるようになった、みたいなことになる。  すなわち、「頭の回転が [続きを読む]
  • 墓について
  • 私は現在47歳、4人の祖父祖母、父母全て死んでいる。故郷は岡山県の田舎なんだけれど、現在は神奈川在住。岡山に帰ることもないと思う。ただ墓だけがある。  あれなんなんだと思う。  墓参りなんかしないが、墓の管理料とかいって、3年に一回3万の請求が来る。さすがの私も、おじいさんおばあさん、父母の骨の行き場所がなくなってしまうのも忍びないような気がして、何万か払ってしまう。こんなの、大きい枠組みの霊感商法だ [続きを読む]
  • ニーチェ全集を読む 25 「権力への意思 道徳の批判」
  • 「権力への意思 317」 分かったり分からなかったりするような。 「つねに人間の中等品を尺度として測られるなら、、、」  そういえば、近代以降の道徳というのは、中産階級をターゲットとして設定されていると言えなくもないよね。誠実、信用、勤勉、正直、みたいな通俗道徳が結局は近代国家の原動力だったというのは間違いないところだ。日本もそうだったし、ヨーロッパも同じだ。  実際に労働をする場合には、小回りがき [続きを読む]
  • ニーチェ全集を読む 24 「権力への意思 宗教の批判」
  • 日本は西洋国家以外でいち早く列強に参加した。現代中国の明らかな勃興を見れば、日本は東アジアの伝統の歴史的言説をてこに、自らを持ち上げたということは明白だろう。ところが、昭和以前はその辺が曖昧だった。西洋の真似をする、とにかくなんでも真似をするというのが流行というか、一つの価値であったというのは記憶に新しい。  今から考えると、馬鹿どもが西洋の価値を過剰に評価する一方で、東アジアの伝統的価値を地道に [続きを読む]
  • 北朝鮮について思う
  • 北朝鮮がミサイル発射実験を継続して、米韓は共同軍事演習をやっている。中国は、北朝鮮を挑発するべきではないと言う。日本はアメリカ寄りだろう。  中国が北朝鮮を全くコントロールできないとするなら、トータルで考えれば、中国の言い分が一番整合性があるだろう。多くの人が、中国が北朝鮮を何とかしろと思っているだろうが、そもそも北朝鮮というのはソ連の衛星国家だったし。北朝鮮という国家は冷戦の遺物なんだよね。   [続きを読む]
  • ニーチェ全集を読む 23 「権力への意思 第2書」
  • 「権力への意思 202」にこのようにある。 「頽廃の大仲介者たるプラトンは、道徳の自然性を理解しなかった最初の一人である」  プラトンは何と何を仲介したのかというと、文脈からして、ユダヤ教とキリスト教だろう。私はニーチェを読む前から、プラトンの言説こそがキリスト教時代を伏流し、近代ヨーロッパを巨大な文明として持ち上げたと思っていた。ニーチェが私と同意見だったとは心強い。  では東アジアは何の言説によ [続きを読む]
  • 小説という表現形式はもうダメだと思う
  • 近代以前に起源を持つ芸術はいけるだろうが、近代以降に起源を持つ表現形式というのは、もうダメだと思う。具体的にいえば小説、映画、などだ。現代は、かつてのように様々な価値観が優劣を競うというものではなく、多くの価値観は対等だというようになりつつある。だから、明らかに優位な価値観というのは数えるほどしかなくなっている。小説家は数少ない優位な価値観に話を収束させようとするから、読んでる途中で筋が分かっちゃ [続きを読む]