magamin1028 さん プロフィール

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magamin1028さん:  magaminの株と歴史の雑感
ハンドル名magamin1028 さん
ブログタイトル magaminの株と歴史の雑感
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/magamin1028/
サイト紹介文株と戦前の昭和史について考えます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供345回 / 365日(平均6.6回/週) - 参加 2014/01/20 00:20

magamin1028 さんのブログ記事

  • 凡庸とは何か
  • 結論から言うと、凡庸とは、この世界がこのようにあるのは当たり前だと考えるような思考パターンのことだろう。この世界の当たり前のところを、美しく雄大に表現することが、価値があるとされた時代もあっただろうが、凡庸の黒い波は、そのような古い価値をかなり侵食していると思う。  この傾向は、第一次世界大戦以降に顕著になり始めた。 小説と映画という近代表現形式は、現代において凡庸との戦いみたいなことになっていて [続きを読む]
  • ハイデガーを読む 6 「存在と時間」 第1篇 第4章
  • 「存在と時間」は岩波文庫で全4巻で、2巻目に突入した。だんだん理解してきたよ。やっぱり私って、やれば出来るやつなんだなー。   人間は、この世界に生まれて、そのうち世界を認識するようになる。普通に考えると、人間は、他からの教育と自らの知性や理性によって世界を理解するようになる、ということになる。これをハイデガーは逆に考える。人間存在には、そもそも世界を認識する枠組みが与えられているというわけだ。初期 [続きを読む]
  • 映画 「白雪姫殺人事件」 を観る 評点 3.6
  • 悪くないと思った。正直、最後ちょっと泣いちゃった。  ミステリーとしては、話の整合性が取れていない。美姫が被害者を車に残して電車に駆け込んだ時に、被害者はまだ生きていたわけで、条件が最初に与えられていれば美姫が犯人ではなく別に真犯人がいるということは簡単に明らかとなっていたであろう。  事件は、マスコミとツイッター情報で盛り上がって、美姫が犯人であるということで展開していって、警察というのはほとん [続きを読む]
  • 大沢在昌 「涙は拭くな、凍るまで」 を読む 評点 3.0
  • 評価すべき点は、驚くほど読みやすいということ。内容というのはたいしてない。主人公のサラリーマンが、小樽でロシア人のチンピラと知り合って、稚内にいるそのチンピラの彼女へに伝言を頼まれて、稚内でその彼女に会うと、彼女はすぐロシアマフィアにさらわれて、ロシア人のチンピラと主人公で彼女を助けるみたいな、ただそれだけ。それで文庫本で400ページだから。 主人公が、小樽から稚内まで行くのに高速バスに乗るのだけれ [続きを読む]
  • ハイデガーを読む 5 「存在と時間 デカルト」
  • ハイデガーは、デカルトをダシに近代世界観を相対化しようとしている。この世界がなぜこのようにあるのか、不思議に思ったことはないだろうか。あらゆるものに、なんと言うか角度みたいなものがついていて、その角度に従って行動していかないと、なんだかお馬鹿さん扱いされてしまうと言う。出来るヤツは、その角度を当たり前のようにこなして平然としている。一体それは何事かと思う。   ハイデガーのデカルト解析によると、デ [続きを読む]
  • ハイデガーを読む 4 「存在と時間 道具存在」
  • ハイデガーの解説書とかを読むと、道具存在というものがよく出てくる。道具存在というのは、ハイデガーの中心概念と言うわけではないが、ハイデガーの分かりやすいところではあるだろう。そのような判断で、ハイデガーの解説書にもしきりに取り上げられているのだと思う。  ハンマーの存在論。  簡単に考えた場合、ハンマーが手元にあって道具存在で、人間は道具存在を使う特別な存在みたいな。  これは違うな。これでは存在 [続きを読む]
  • 何かを確信させる力について
  • 私たちは、いろいろなことを確信しながら日々を生きている。民主主義や人権という理念みたいなものから、仕事をしなくてはいけないとか、物は大事に使わなくてはいけない、みたいな日常的なことまで、確信の種類は様々だ。社会常識内の確信を持つ限り、これは別に問題ないのだけれど、常識外の確信を持ったりすると「おかしい」扱いされたりする。  よい確信というのは、この世界では特に称揚される。夢をもって頑張って、ついに [続きを読む]
  • ハイデガーを読む 4 「存在と時間 第1部第1篇第1章」
  • 価値体系には越えられない限界があるという。 例えば、医学というものを考えてみよう。  この前 日経新聞に、痴呆症の薬の開発難航、という記事があった。記事によると、痴呆症というのは、脳内にある種のたんぱく質が堆積することによって発症すると考えられていて、このたんぱく質を取り除くのが難しい、と言うようなことが書いてあった。痴呆症はある種のたんぱく質が原因なんだそうだ。  本当にそうなのだろうか。  物 [続きを読む]
  • ハイデガーを読む 3 「存在と時間 序論第2章」
  • よくわからないな。現象学の説明のところがわからない。現象学自体は理解しているつもりだったけど、ハイデガーの説明がわからない。わからなさ過ぎて、現象学とは何かを忘れた。木村敏を読み直さなくてはいけない。  分かったところを、メモみたいな感じで。 西洋存在論のあり方というのはプラトンに始まると、ハイデガーもそのように考えている。西洋存在論というのは、別に難しい話ではなく、「あるものはある、ないものはな [続きを読む]
  • ハイデガー 「存在と時間」 を読む 2 序論第1章
  • ハイデガーやばい。1日で50ページしか読めなかった。もうちょっと飛ばしていかないと。  ハイデガーの「現存在」という概念は、存在を認識する存在という意味で、これを人間存在と考えることが多いという記憶がある。今考えてみると、これ、あまりよくないと思う。犬やネコだって存在を認識しているだろう。犬が他の犬を発見した時のあのはしゃぎぶりを見れば、犬は存在感の強弱を認識しているのは明らかだ。存在論的に、人間だ [続きを読む]
  • 民進党は、もうだめだと思う
  • 安倍総理が総力戦とか言っちゃって、着実にウイングを左に伸ばしてきた。民進党は、その地盤が侵食されても抵抗できない。民進党のメインスポンサーは連合で、すなわち大企業の正社員だ。大企業の正社員というのは、今となってはある種の既得権益者であって、明らかに労働者の代表ではない。安倍総理が総力戦を呼号しているのに、民進党は、正社員も守ります派遣社員も守ります、などという全くとぼけきった、哲学の欠片もない論理 [続きを読む]
  • 映画 「神さまの言うとおり」 を見る 評点 3.2
  • 見た感じそう悪くはないなと思った。人が死ぬことで自分が生きていることを実感するような共通の感覚を持つ主人公とアンチヒーローとの対決というのが一貫していて、映画自体に統一性はあるよなと思った。邦画の娯楽作品として及第点だろうと判断した。  ところが、ヤフー映画での評点が、2.37という。これは異常に低いだろう。理由として、女性の支持が得られなかったというのがあると思う。ヒロイン候補の二人があっさり殺され [続きを読む]
  • 西洋哲学最後のチャレンジ ハイデガー 「存在と時間」 を読む 1
  • 今から25年前、二十歳ぐらいの時か、「存在と時間」を読んで玉砕した記憶がある。普通に考えると、存在と時間というのは別個にあって、存在自体を問題にすることに意味があるのか、ということになる。全く自明のことをどのように問題にするのか? これは問題にしようがないわけで、さてどうするか。  存在というものは問題に出来ないのだけれど、存在感というのは問題に出来るのではないだろうか。  例えば、私の実家というのは [続きを読む]
  • 人は変われる ニーチェ全集を読む 32 「諸民族の幼年時代」
  • 「諸民族の幼年時代」はニーチェが17歳の時に書いたものだ。内容は、二流の社会学者が書いたような感じで、才能のキラメキというのは全く感じられない。この思想が、若き日のニーチェ? どこを引用してもひどい。例えば「諸民族の宗教は、はじめ彼らの心のうちに、彼らの父なる神を喜ばせたいという願いから始まった」とある。 あらゆる価値観の転換を呼号したニーチェの、若き日の言論がこれだから。父なる神というキリスト教くさ [続きを読む]
  • 哲学とは何か ニーチェ全集を読む 31 「アンチ.クリスト」
  • 西洋には哲学があるのに、東アジアには何故哲学がないのかって昔よく言われた。日本に体系としての哲学がないのは、日本が遅れている証拠みたいな。今でもどこかで誰かが言っているかもしれない。  しかしそもそも哲学とは何なのか。何故近代西洋哲学は、当たり前の事を細かくしつこくゲシュタルト崩壊するまで繰り返すのか。  近代以降、人間の精神世界において精神と物質の分離というものが進んできた。物質と精神。質料と形 [続きを読む]
  • 海堂 尊 「プレイズメス1990」  評点 3.0
  • 今日もニーチェを読もうと思って、出勤前に鞄にニーチェ全集14の文庫本を入れたと思ったのだけれど、電車の中で取り出してみたら、海堂 尊 「プレイズメス1990」  とあるんだよね。妻の読みかけの本と間違えたなという。ショックだよ。天丼を注文したら、スナック菓子が出てきたみたいなものだ。でもしょうがない、文字中毒だから、一日何も読まないというわけにはいかないし、一日、通勤時間、休憩時間、トラックの時間待ちの [続きを読む]
  • 書きながら考える
  • 書きながら考える。 人権という概念がある。人間は他の動物以下の生物とは違って特別の存在だ、という前提があるのだろう。では人間と動物とを隔絶させているものとは何か? 動物は情動のみの世界に暮らしているが、人間は情動と、情動を表現するところの論理性との二元論の世界に暮らしているという、そのあたりにあるのではないかと思う。では人間の論理性、言葉を使って考える、というのはどこから来たのか。一番簡単な答えは [続きを読む]
  • ニーチェ全集を読む 29 「偶像の黄昏」
  • ニーチェ、最晩年の著書。  論旨は明快だ。  ニーチェを読んでもよくわからないという人も多いと思うのだけれど、普通の視点ではなく、ニーチェの視点から読むようにすればいい。近代以降、メジャーな思考においての世界解釈は、論理と情動とか、合理と情念とかのように二元論になっている。このような構造から、情念を合理性でコントロールするべきだという啓蒙思想も生まれてきたりする。  ところがニーチェは、論理世界と [続きを読む]
  • センセイはまだとらわれているんだ
  • デブの食べ物にたいする執念というのはすごい。すごいからデブなのだろうけれど。例えば、焼肉ならどこどこの焼肉屋のなんとかのカルビみたいに、こだわり満載銘柄指定だから。私なんかは、焼肉だったらどこでもいいんじゃないの? 安楽亭でいいんじゃないの? なんて思ってしまうのだけれど、こだわりは譲れないらしいよ。  そもそも個別の店やメニューにこだわるというのがよくない。はっきり言って一線を越えている。肉質なん [続きを読む]
  • 石の思いは
  • こだわりを持って生きている人っている。周りの人からは、理解不能の変人扱いされがちだろう。このような人は、何らかの思いが特定の物に凝固してしまっているのだろう。他人からは、その物を合理的に推定できないから、理解不能扱いされるわけだ。それぞれの趣味を持つ変人ごとに集まってコミュニティーが出来るのだろうけれど、彼らは互いに理解しあっているのだろうかと思う。思いが同じ物に凝固しているとしても、そこに至った [続きを読む]
  • 恋愛って何だったのか
  • 今47歳なのだけれど、若いころは恋愛もした。大学の時好きな女の子が出来て4年間追いかけ回した。ストーカーみたいなことをやると嫌われるから、一応好きだということだけは伝えて、2週間に一度ぐらい電話する関係を4年間。その間に彼女は、彼氏を2回ほど変えた。そんなことにもめげず、最終的には彼女に「自分の好きな人は実はそばにいたんだ」と思わせる状況に持っていけた。童貞だったのだけれど、何回かやらせてもらったら、私 [続きを読む]
  • 坂口安吾 「古都」 評点4.8
  • 安吾の戦中の自伝小説というのはすばらしい。近代以降の日本文学最高峰だろう。「古都」は青空文庫にもあるから読んでみたらいいと思う。 安吾が戦前に京都に下宿していた時の素朴な人たちの人間模様みたいな話だ。素朴な人というとなんだかいいように聞こえるのだけれど、救いようのない人といったほうが正確だろう。欲望と思い込みを抱えて、社会の底辺に張り付いているような人たちだ。この欲望と思い込みが、彼らの世界観を支 [続きを読む]
  • 精神医学を見直した  「分裂病と他者」 木村敏 を読む 3
  • 精神科って適当なことを言って、、手探りで薬を出しているだけかと思っていたけれど、真摯に人間存在の本質を追求しようという人もいるのだなと全く感心した。この木村敏なる人物はすごい、同じ医者でも、養老猛司とはえらい違いだね。  近代世界というのは二元論になっている。論理の世界と、情動の世界と。だから、情動を論理で制御しろみたいなことになりがちだ。木村敏はこの二つの世界の間に、「あいだ」なる世界を導入する [続きを読む]
  • 時代の雰囲気というヤツ  「分裂病と他者」 木村敏  3
  • 木村敏の「あいだ」の概念の導入というは、これ結構すばらしい。人間にも、生物的な精神的基礎構造みたいなものはあるだろう。その基礎構造の上に、人間としての世界観がのっているとして、その間に何らかの変換機構みたいなものを設定することは、合理的な発見だと思う。二元論だと、正常とされる人間は説明できるけれど、分裂病などの特殊ケースが説明できない。  この「あいだ」というのは何かというと、分かりやすく言うと誰 [続きを読む]